2016年11月24日

【Crafts】 温かな手仕事と閑雅な家

2016083031_hsk_web_温かな手仕事と閑雅な家

夏休みも終わるころ、中津市街地にもくせい工舎のお家が出来ました。

住宅地にありながら、静かさや落ち着きを大切に

閑雅な雰囲気をもった、上品で温かなお家となりました。


2016083031_hsk_web_外観

日田土の漆喰とマットブラウンの瓦屋根。ゆったり平屋のお家です。
縦のラインが印象的な、品の良いデザインの木製の車庫。既製品のカーポートのように無機質な感じもせず木と漆喰のお家に良く似合います。
駐車スペースの、植栽ブロックのグリーンとウッドチップのコントラストも面白い。
同じく、縦ラインの門扉をくぐると、石畳と青々とした芝生が迎えてくれます。
ドア周りは一部土壁にし、アクセントを加えたデザインにしています。
三和土風の土間は、今回は炭入り。重厚感がありながら、輝度が抑えられているので、温かな品の良さを醸しだしています。


2016083031_hsk_web_玄関ホール
炭入りの三和土風土間を進むと、広々玄関ホール。
玄関のあがり口には、耳付天然木。その緩やかな曲線がシューズクローゼットまで続いて、三和土の黒に映えてとても贅沢な印象を与えます。
シューズクローゼットも、ご家族のご要望に応じオリジナルでお作りしています。
お施主様セレクトの木の薄い板を何層にも重ねた照明器具が、とても印象的。


2016083031_hsk_web_トイレ・手洗い場
手洗い場には、丸い木枠の鏡と、ころんとボール型のランプと立方体のウッドの組み合わせがステキな照明器具。
かわいいタイルがアクセントの漆喰の化粧壁に、うめこまれたステンドグラス。優しい灯りが雰囲気を温かなものにします。
トイレ内の、鏡付き木の収納庫も外国の物語にでてきそうな雰囲気。


2016083031_hsk_web_和室
お施主様が、民芸品などの手仕事をお好みなので、大窪建具さんがそれにあう細やかな細工の建具をつくりつけてくれました。
不思議な漆喰の色味が印象的な床の間。
色あせも毛羽立ちもない和紙畳に、足元ゆったり掘りごたつも。


2016083031_hsk_web_リビング
一番目を引くのは、四角いニッチ。こちらは、背面に砂鉄が入った漆喰なので、見る方向によって少しキラキラします。
黒い背景に映えて、飾られているお花の色が引き立ちます。
円い木のボールがかわいいランプシェードも、お施主様セレクト。
天然の耳付板を天板に贅沢に使った造りつけのテレビボード。扉の木目も楽しい。
ボックスを重ねたような階段収納を兼ねたロフトへのステップ。壁際の木の枝がなんとも良い味わいです。
建具の繊細な陰影が、古民家のようで、懐かしい雰囲気を演出します。


2016083031_hsk_web_キッチン
お施主様セレクトのシステムキッチン。その背面には、アイランド型の収納棚が造りつけられています。
横に細長い2つの窓から、グリーンが見えて切り取られた風景が絵のようです。
壁際のちょっとしたスペースを使って、収納も。


2016083031_hsk_web_水回りとロフト
水回りはLIXILを中心にお選びいただいております。
物干スペースに洗濯後すぐに出ていけて、ガラスが花粉やPM2.5から衣類を守ってくれます。
木の壁にド派手な色の・・・・これは何⁇ これは、クライミングホールド。
ロフトは、リビングの箱型階段からも上り下りできますが、このホールドを使って、本格的なボルダリングのようにも上り下りできます。
秘密基地に上がるまで大冒険!お子様もお友達も大喜びです。


2016083031_hsk_web_お部屋
紙と木でできた星形のペンダントライトが目を引くお部屋。黒い漆喰がお部屋をきりっと引き締めた印象に。
無垢の木をふんだんに使っているので、黒できりっとしながらも、柔らかな温かみがあります。
書斎スペースは広々耳付天然木の机!造りつけの棚も着いて、お仕事の間も木の気配を感じる空間です。


2016083031_hsk_web_お部屋_2.jpg
無垢の木をふんだんに使ったお部屋に、無垢の木でできたロフトベット。
毎日のおやすみとおはようが、秘密基地に出入りするようでちょっと楽しい。
なにより、壁紙を一切使用しない、木の清々しさに囲まれたお部屋は、素朴でシンプルで、とても贅沢な空間です。


2016083031_hsk_web_お部屋_3.jpg
これまた、耳付の大きな天然木の机が、窓側に堂々と配置されて贅沢な書斎。
窓一面の棚の中、射し込む柔らかな光が優し気な、落ち着きのあるお部屋になりました。



完成2016年8月下旬。中津市にて。


2016083031_hsk_web_末永くお幸せに

2016年9月 2日

Barrier Free(まど)かな家

201608_tkkr_web_バリアフリー。円かな家

2016年7月、宇佐市にバリアフリー仕様のお家が出来ました。

もくせい工舎では、十数年後のリフォームありきで

家を建てていませんので、そういった意味では

はじめから誰もが使いやすい仕様は、数十年後、

年齢を重ねた後でも、何も心配せずすみます。



こちらのお家の特徴は、「角」がないこと。

角がない、その円く穏やかな佇まいは

自然素材の心地よさと相まって

ありのまま、住む人・訪れる人を迎え入れてくれるような

懐の深いお家となりました(*^_^*)

201608_tkkr_web_外観
日田土の漆喰壁に、ベルエスパニカの瓦屋根。瓦の色はベルアイボリー。
その淡い色調の優し気な外観に、シックな引き戸が、上品な印象です。
お家の角は、丸みをおび、ジブリの映画に出てくる家のように、
漆喰の壁をさらに優しい雰囲気にしています。
玄関に上がる三和土風の土間には、かわいいムーミンのタイルも♪


201608_tkkr_web_玄関ホール・シューズクローゼット
シューズクローゼットにつづく、二つのアールが外国のお城や教会のよう。
段差のない造りが、いわゆる「日本のお家」っぽさをなくし、あかぬけた空間に。
収納力たっぷりのシューズクローゼットは、ご要望に応じたオリジナル。頼もしい限りです。
レトロなガラスがかわいい建具は、大窪建具さんの手づくり。
こちらも化学ボンド等を使わない、住む人にやさしい仕様。


201608_tkkr_web_水回り
水回りはLIXILの製品を中心にお選びいただいています。
トイレも、ゆったり広め。かわいいフクロウの手洗い鉢がいい味出してます(*^_^*)
お風呂も、ナチュラルな木目で、木の家にぴったり。もちろん機能的。


201608_tkkr_web_リビング
せっかくの無垢の木も、テカテカ塗装してはその力を最大限活かせません。
本気で自然素材の恵みを活かしたいと思えば、家はこうなります。
無垢の木の肌触り、漆喰の優しい陰影。家の素材が素直で素朴である事で、
こんなにも居心地の良い空間になります。
無垢の木は、年月とともに飴色にかわり、深みを増していきます。
お施主様セレクトの木とガラスの照明器具が、かわいいアクセントになっています。
小上がりになった畳スペースが、楽しい♪


201608_tkkr_web_キッチン
キッチンはWOODONE。機能の良さもさることながら、なんといっても無垢の木を使っているので
もくせい工舎のお家にぴったりです。
棚もご要望に応じて、大工さんが造りつけてくれます。


201608_tkkr_web_お部屋
各お部屋も、無垢の木にをふんだんに使った仕様。
木のもたらす癒し効果に、当たり前のように接して暮らせる。素朴だけれど、最高の贅沢です(*^_^*)



完成2016年7月下旬。宇佐市にて。


201608_tkkr_web_お幸せに

2016年8月13日

煉瓦使いのカワイイお家

201604_煉瓦使いのカワイイお家


宇佐市院内町に4月、もくせい工舎のお家が出来ました(*^_^*)

少し小高い場所にあり、緑の山々と眼下に見える鎮守の森が

涼しい風を運んできます。

201606_外観
日田土の壁に、ベルエスパニカという欧風のS型瓦。色味はベルクレイといいます。
窓の下には、レンガが埋め込まれていて、かわいらしいワンポイントになっています。
お庭をてがける実意園さんが、それに合わせて煉瓦で化粧壁をつくってくれているので
ものがたりに出てくるようなそんな雰囲気のあるお家になりました(*^_^*)


201606_玄関ホール
玄関のおしゃれなステンドグラスのペンダントライトは神戸のインテリアメーカーINTERFORM【インターフォルム】のAmelie【アメリ】。
INTERFOLMの照明器具は、どこかノスタルジックでもくせい工舎のお家でもよく選ばれているようです。
玄関右手には大収納のシューズクローゼットも。お施主様のご要望に応じ、自由にお作りしています。


201606_stm_水回り
古いガラスは、その質感のゆるみ具合がとても味わい深い♪
昔、おばあちゃんの家で土間から居間の方をガラス越しにのぞいたような、そんな懐かしさがあります。
トイレ前の手洗い場には、かわいい居眠り猫の手洗い鉢(≧▽≦)♪すや~って安心しきっている姿がなんともほのぼの♪
漆喰壁のアールも、しゃれていて、いい雰囲気づくりに一役かっています。


201606_stm_リビング
ロフトと勾配天井の効果で、ずっと広く見せるリビングに♪
漆喰の壁と。濃茶の梁がカフェのような趣にしてくれます。
手づくりの無垢の木のカウンター前には、かわいいムーミンのタイルも♪
ミルク色のペアのガラスのペンダントライトも、どこか懐かしく、可憐で、とても素敵です。


201606_stm_web_キッチン
キッチンはWOODONE。機能的なシステムキッチンですが
無垢の木を使っているので、もくせい工舎のお家にもぴったりです。
主に台所を使う方のために、高さもセレクト。棚もご要望に応じ造りつけます。
お子様の秘密基地、ロフトも!
しかも、はしごではなく、ロッククライミングのようによじ登っていくタイプ!
命名「ファイト一発型」!?」


201606_stm_web_和室・ウォ―クインクローゼット
和室の和紙畳の黒がシックな印象。香りの良いイ草と選んでいただけます。
和紙畳は、なんといっても毛羽立ちも色あせも心配いらないのが魅力です♪
ウォークインクローゼットも、今お使いの家具が無駄にならないよう、棚を配置。
ご要望に応じ、こちらも自由に大工さんがつくりつけてくれます。


201606_stm_web_お部屋
それぞれのお部屋にも、無垢の木がふんだんに使われています。
造りつけのロフトベットと二段ベットが、ちょっとウキウキする子供部屋も♪
ここで、スクスク健康的に!ご両親の親心がいっぱいです。



完成2016年4月下旬。宇佐市院内にて。


201604_stm_web_obi_おしあわせに

2016年6月13日

小さな公園前サクラサク・イエ

201603_kim_web_小さな公園前・サクラサクイエ

そのお家の目の前に、小さな公園があります。

公園には、子ども達が遊べる遊具と、桜の木。

お伺いした時期は、ちょうど桜のつぼみが

いよいよの春を告げるころ。

今年は引っ越しでお忙しかったお施主様も、

来年は満開の桜を見ながら

「もう一年か~」と、思いをはせておられるかもしれませんね(*^_^*)

201603_kim_web_外観
明るい赤の混ぜ葺きの屋根瓦、白漆喰の壁。見ているだけでウキウキとするような可愛らしい外観のお家です。
アイボリーの玄関ドアの周りは土壁。アイボリーのドアにすることで、通常なら淡い色の漆喰とメリハリがなくなるところですが、外壁に変化を持たせた
コントラストの面白い意匠になっています。


201603_kim_web_玄関ホール
玄関ホールにはミルク色のガラスシェードがお出迎え。
シューズクローゼットに続く二つのアールがワイナリーのような雰囲気です。本物の漆喰だから出せる不思議な曲線の丸み。
職人さんたちの手仕事なので、その鏝の当たり方で柔らかな味のある表情に(*^_^*)
明かり取りに埋め込まれたグリーンのステンドグラスも爽やかな印象です(・ω・)ノ


201603_kim_web_リビング
開放感のある勾配天井の空間に、赤いホーローの照明器具が目を引きます。
原田左研の漆喰も、本当の「自然」な材料。もくせい工舎も無垢の木にテカテカの塗装をしません。
だから、目に入る壁も床も、ごくごく自然な色合いと風合い。
不自然な材料を使わないから、目にも気持ちにも柔かい。「自然体」の似合う空間となりました(・ω・)ノ


201603_kim_web_キッチンとロフト
キッチンはWOODONE。使い勝手の良いシステムキッチンながら無垢の木を使っているので、もくせい工舎のお家にも良く似合います。
キッチン奥には憧れパントリー!これがあると心強い(≧▽≦)♪
取り外し可能なはしごを使って、ロフトにも昇れます。ちょっとした空間なのですが、この秘密基地はワクワクする♪
窓辺に大工さんが造ってくれた平机に本棚も♪お絵かきしたり、ゴロ寝して本を読んだりもよし。
・・・しかも、このロフト。自宅に居ながら、目の前の公園のお花見も出来ます (。-`ω-)☆


201603_kim_web_水回り
洗面所には、漆喰壁のアールとガラスの照明器具。灯りをともすと光の反射が不思議な文様を映し出します。
トイレもお風呂も、水回りはLIXILのものを中心にお選びいただいています。
ちなみに、ふくろうがチョコンと乗ったカワイイ手洗い桶。
これまでも、何件かのお家でも見かけますが・・・手づくりなのでちょっとづつ顔が違うのです(。-`ω-)☆
ウォーキングクローゼットも、今お使いの家具に合わせ、大工さんが設えてくれます。


201603_kim_web_お部屋
それぞれのおお部屋も、一切壁紙等を使いません。せっかくの自然素材の調湿機能を邪魔したくないこと。
そして、何よりもボンドなどの化学薬品を使いたくないこと。
だからお部屋は、自然のままの木をふんだんに使った清々しい空間になります。
健やかに楽しく暮らしてほしい。せっかく家を建てるのなら。
本物の自然素材に囲まれ、この木の家がご家族のかけがえない場所となりますように(・ω・)♪



完成2016年3月下旬。中津市にて。

201603_kim_web_桜が咲くたび、お家は誕生日をむかえる。おしあわせに

2016年4月18日

Natural=Unique

201603_yama_Natural=Unique

「私たちは、ひとりしかいない。

ステキな「個」を持っているんだから

大事にしなきゃいけない

「個」は 命あって 「個」なんです

沖縄・伊江島の【土の宿】・木村浩子さんの言葉。

脳性小児麻痺の影響で体の自由がきかないけれど

「人が好き 土が好き わたしが好き」な

笑顔の素敵な「おばぁ」です(*^_^*)

人間も自然の一部。

顔があり、体があり、見た目は似ていても

誰として同じ人などいない。

私たち人間が、「ひとりだけ」しかいないように

自然も、「ひとつだけ」。

そう、唯一無二だから「代わり」がない。

「かけがえない」のです。

そういった意味で、同じ職人さんが同じようにつくっても

木肌の模様一つ、漆喰の壁の陰影一つ

まったく同じものができない自然素材の家も、

やっぱり、唯一=Uniqueなのです(*^_^*)

201603_yama_外観
通りより少し小高くなった場所にお家があります。お天気の良い日は大きな青空をバックに気持ちが良い(・ω・)ノ♪
住宅地にありながら、表の大きな通りから少し入ったところにあるので静かで落ち着いた場所です。
白漆喰に、スペイン風のベルブラウンのなまこ瓦。
三和土風の玄関ステップとアイアンの飾りフェンスで、ドアまでのアプローチにワンクッションおけます。影の文様もなかなか楽しい♪


201603_yama_玄関周り
玄関ドアを開けると、ガラスキャニスターのようなかわいい照明器具。
シューズクローゼットへと続く漆喰壁には、アールが二つ並び、空間に奥行きと広がりを感じさせます。
シューズクローゼットの棚は、ご希望に応じて、お家の予算内で大工さんが造りつけてくれます。


201603_yama_水回り
水回りはLIXILを中心にお選びいただいています。
手洗い場のアールの漆喰壁と、ガラスのレトロな照明器具がノスタルジックな雰囲気。
木とアイアンでできたペーパーホルダーが、おしゃれです(*^_^*)


201603_yama_リビング
ロフトはありませんが、勾配天井の高さがぐんと空間を広く感じさせてくれます。
南向きの窓から挿す光が、無垢の木の床を優しく照らします。無塗装の無垢の木と漆喰の壁は、テカテカしないので、光のあたりが柔かい。
素材がテカテカした一般の住宅と違い、木の質感、漆喰の職人さんの鏝の跡が、空間をとても優しい雰囲気にしてくれます。
リビングの一角には、畳コーナーも。桜色の和紙畳。色あせも毛羽立ちもないのが魅力です(・ω・)ノ♪
大窪建具さんの、古ガラスのドアがしゃれてますね(*^_^*)


201603_yama_キッチン
一見アイランド型のキッチンですが、よく見ると違う(・ω・)ノでも、その雰囲気を残しつつ、キッチンとリビングか切り離された感じもしない(・_・)
よく考えられた意匠になっています。
お客様セレクトの、カラトリーがたくさんぶら下がった楽しい照明器具(≧▽≦)♪とてもユニークで個性的(*^_^*)


201603_yama_お部屋
ご家族のそれぞれのお部屋も、ふんだんな無垢の木と漆喰に包まれています。壁紙を使えば、色柄は自由ですが、壁紙を貼る接着剤はやっぱり心配です。しかも壁紙を貼ることで、せっかくの自然素材の調湿機能が落ちてしまいます。
パッと見た印象のインパクトは人工物には敵いませんが、それよりも「不自然な」ものをできるだけ使いたくないからです。
できるだけ、「自然に近いこと」が大切。だって、人間だって「自然」の一部だから(・ω・)ノ♪


最後に、また木村 浩子さんの言葉。

【人は土から生まれ 土に還る】という 言葉があるんです。

土がなければ 人間は 機械になってしまうような 気がして ならないし

人間は 自分らしく 生きることは 出来ないと 思っています。

もくせい工舎のお家が好きな方々は

きっと、「木と土と生きる」人たち。

本能的に、それらを愛してやまないから

自然に寄り添い、生きる「家」を選ばれたのではないかな、と思います(*^_^*)


完成2016年2月下旬。中津市にて。

201603_yama_自然は唯一無二。違っているからかけがえない。

2016年3月17日

悠然たる住処 宇佐市

悠然たる住処

お家の完成写真撮影時に、隣の元々お住まいのお宅を

片づけていらしたお施主様とお話する機会がありました。

「僕は、ずっとこの家でもいいんだけれど・・・」

「思い出がたくさんおありなんですね」

「そうね~、やっぱりねぇ・・・」



家とも、いつかお別れがくる。

その家での、楽しい思い出が多いほど

やはりお別れは切ないはず。



隣に建った、真新しい木の家が

年月とともに、かけがえなく思える。

そんな、家との「いい出会い」であってほしいと願います。
...
2016_n_外観
温かみのある色合いの甘木土の漆喰に、グリーンの瓦屋根。平屋建てのお家です。
広々としたウッドデッキが、より空間を開放的に見せてくれます。
物干し竿かけも、大工さんの手づくり。ちょっとしたことですが、「手づくり」がお家の雰囲気を変えます。
外付けの水道の、自然石の洗い鉢もなんともいい雰囲気。年月とともに苔むしたりしていくと一層味わい深くなりそう!



2016_n_玄関周り
玄関を開けると、ころんとした丸いフォルムの木のランプシェードがお出迎え。
玄関ステップから続く、三和土風の土間が、無垢の木の家の雰囲気にぴったり似合います。
レトロなガラスの建具を開ければ、余裕の収納力のシューズクローゼットも。
玄関から、和室の美しい建具が見えるのも空間を贅沢に魅せてくれます。


2016_n_和室
漆喰と和紙畳の組み合わせの清々しい和室。
畳は、香りの良いイ草畳か、色あせ毛羽立ちのない和紙畳かを選んでいただけます。
広々した漆喰の空間に、縁無しの半畳タイプの畳が並んで、「一味違う」印象。


2016_n_リビング
高い天井に梁が交差し、空間をより広く見せてくれます。
撮影時には家具がないので、アイランド型のキッチンだけに目が行きますが、ソファーが入り、テーブルが入りし、ご家族が「共に」過ごしたくなる場所になっていきます。
漆喰の壁は、職人さんたちの手仕事の跡がやわらかい。直線であっても手書きのような趣。
大工さんたちの手づくりの棚や、大窪建具さんのセンスが光る建具たち。
無垢の木に囲まれたリビングは、贅沢です。それは豪華さ云々ではなく、素朴さに心が満たされる贅沢感。


2016_n_キッチン
キッチンはおしゃれなアイランド型。WOODONEの無垢の木のキッチンなら、もくせい工舎のお家の雰囲気にも馴染みます。
背面の棚もご要望に応じ造りつけ。採光と採風を兼ねる小さな窓が、キッチンとリビングの良いアクセントになっています。
キッチンの奥には、広々パントリー。そのまま土間から勝手口へと出られるのも便利です。


2016_n_水回り
水回りはLIXILのものを中心にお選びいただいています。
トイレカウンターも、オリジナル。今回は洗面台も、無垢の木の耳付天板。白い陶磁器の手洗い器と、木製の鏡が、外国のお家のよう。
廊下には、お施主様セレクトのグリーンのモザイクランプ。お家のプライべートスペースも落ち着いた印象に。


2016_n_部屋
それぞれのお部屋も、無垢の木と漆喰。壁紙は使いません。壁紙によって調湿効果が落ちることと、何より接着剤を使いたくないから。
無垢の木の手触りは、素朴で素直です。
素直な素材に囲まれるから、住む人は心身も休まる。
「休」むのは、「人」が「木」のそばにいるから。
どうぞ、ご家族お健やかに。そして、お幸せに。



完成2016年1月下旬。宇佐市にて。


2016_木の家で末永くお幸せに。

2016年1月23日

森とともに生きる鬼舞う家

2015_mi_森とともに生きる。鬼舞う家

子供の頃見た神楽に心奪われ、

今も神楽舞をライフワークにされておられるご主人。

地鎮祭でも、ご自分で土地神様に報告したいと

自ら祝詞も挙げられました。

そんなご主人のお仕事は、森と木に関わること。

そう、常日頃から無垢の木に接し、その良さを知る人だったのです(*^_^*)



土と木と自然。

そして人の手からつくられるモノの温かさを愛してやまないご家族。

2015年10月。

上毛町に、そんなご家族のお家が出来ました(*^_^*)

ご紹介しますね(・ω・)ノ♪


2015_mi_外観
日田土の漆喰壁にストレートブラックの瓦。漆喰の目にもやわらかな質感とシックな瓦の色味が
凛とした潔さと、優しい雰囲気をあわせもつ素敵なお家になりました(*^_^*)


2015_mi_玄関ホール
自然素材のお家に良く似合う、三和土(たたき)風の土間。玄関外のステップから続くので中にも外にも一体感があります。
ドット模様のかわいい照明器具は、北海道の作家さんの作品。人の手からつくられた唯一無二のもの。もくせい工舎のお家と、同じです(*^_^*)
たっぷり収納できるシューズクロ―ゼットも♪こちらはご要望に応じ大工さんがつくりつけてくれます(・ω・)ノ♪


2015_mi_リビング
平屋建てですが、ロフトと勾配天井の効果で、実際よりずっと広く感じるリビング(・ω・)ノ♪
漆喰の壁は職人さんの手仕事なので、直線すら柔かい印象。白すぎない自然な色味も、心おだやかでいられます(*^_^*)
無垢の木、しかも杉はヒノキなどに比べ触った感じも温かい。
もくせい工舎では、建具にも化学系のボンドも塗料も使わないので、触れる度ホッとする感じがします。
お施主様チョイスのカワイイお家の照明器具。・・・・人の手によってつくられたものって、その場を和ませるというか、
独特のほんわかした雰囲気を醸し出すから不思議です(≧▽≦)♪


2015_mi_キッチン
キッチンはWOODONEのsu:iji(スイージー)。使い勝手の良さと、何より無垢の木を使ったデザインなので、
もくせい工舎のお家にもしっくり馴染みます(・ω・)♪
ご要望に合わせ、キッチンの棚も大工さんがお好みに合わせつくってくれます(*^_^*)
キッチンにいながら、リビングにもロフトにも子供部屋にも、配慮の行き届くレイアウトとなっています。


2015_mi_水回り
水回りはLIXILを中心に選んでいただいています( ̄▽ ̄)
トイレの漆喰は、松の葉で模様を描く「松葉びき」。トイレの腰板も床も、もちろん無垢の木を使います。
アパートにありがちな一見汚れに強そうな塩ビ系のシートは、隙間からの汚れや水分が入り、かえって悪臭の原因になることも(^▽^;)
木をふんだんに使う、しかも漆喰も使うことでトイレですらまったく居心地が違うΣ(・ω・ノ)ノ!
お部屋側からも廊下側からも出入りできるウォ―クインクローゼットは、こちらもお好みで棚をお作りします。
今ある家具に合わせて作れば、設置場所も新しい家具を買う必要も心配いりません(・ω・)ノ♪


2015_mi_部屋
「自然素材」「木をふんだんに」・・・。じっくり色々なものを見て、本当の無垢の木を見ていると、だんだん木の見方が変わってきます(・ω・)
本物の無垢の木、ありのままの素材の力、その活かし方。
本物に囲まれ、暮らしていくこと。それは、ささやかで、なおかつ贅沢で、とても大切なこと(*^_^*)
森と木を知り、手仕事の温かさを知る。
そんなご家族の、日々を共に過ごす
かけがえない"木の家"でありますように(・ω・)ノ♪



完成2015年10月下旬。上毛町にて。


2015_mi_木と土、そして人。素晴らしい出会いに感謝。

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