で、で、出た~‼‼

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


・・・出たんですよ、我が家に。
シロアリが。

実は去年も、羽アリを見て、
永家Tさんに、「紛れ込むこともあるから、2、3日様子を見て」と言われ、
出なくなったので、そのまま忘れていたシロアリ。

今年は天井に、二桁はいる!ヒェ~!

これは・・・ちょっと不味いぞ。

「紛れ込んだので」にしては、許容の範囲を超えている。

コロコロテープや、ガムテをモップに取り付け、
できるだけ駆除したものの、どうしたものか。

永家さんに聞くか?業者に頼むか?
いや、猫もおるし、どうしよう。

モヤモヤと寝付けぬまま(いつも寝てる場所にも出たので)、夜が明け、翌日。

私が相談したのは、人ではなく、
CopilotというMicrosoftのチャットAIでした。


私は、難しい話になると、頭がついていきません。

だから、AIに訊くときは、だいたい「小学生にもわかるように教えて」と伝えます。

すると、(悪く言えばタメ口、よく言えば)フレンドリーな応答が続く。

こちらも、物知りの友達に訊くように、緊張せず聞けるのは、なかなか良いです。


そのやりとりは、こちら!→【シロアリについて】チャットAIに訊いてみた

また、その中で教えてくれた、シロアリの生態については、別途【絵本風】にしてみました。

良ければ、『ぼくは、しろあり。』も、ご覧ください。

20250625_bokuhasiroari.jpg


今回、総じて思ったのは、もくせい工舎のシロアリ対策は、かなりしっかりしているということです。
(チャットAIに、多少のヨイショは付き物ですが、手放しで「しっかりしてる!」と褒められたので。)

それでも、紛れ込むことがあるのも事実で、
その際どうしたらよいのか、事細かく訊くことができました。

チャットAIの良い所は、どんな変な質問をしても、
嫌な顔一つされないことです。

ともすれば、気を害さないよう、つたなく言葉を選ぶうちに、

肝心かなめのことが、ズバッと訊けなかった!なんてこともありません。

直球で、「そうはいっても、実際問題、入って来てるし、不安なんだけど!」を吐露できます。

たいへん気が楽!

しかも、偏らない!まんべんなく、色々な方面から教えてくれる!
(訊いてもいない、スピリチュアルな意味まで教えてくれました。なんでも、"変化"や"新しい始まり"の象徴らしいです。
それでも、なるべく家には来ないよう願いたい。)

対ヒトだと、その人の知る限りのことしか出てこない。

その辺は、AIサマサマというか、本当に助かりました。


ちなみに、出てきたのはその日だけ。

翌日には姿を見ませんでした。

ただ、用心はしておきたいと思います。


どんなに誠意を尽くしたつもりでも、住宅業界はクレーム産業と言われます。

それは、家というものが高額すぎるから。

そして、営業時にはメリットばかりを強調されるから。
(反対を言えば、恋愛と一緒で、最初はイイとこしか、目につかなかったのかもしれませんが。)

しかし、そこに故意がなかったにしても、
お施主さまは、その家、その現場に、
誰よりも長く居る人。

設計した人より、工事をした人より、
ずっと長く現場にいて、現場の【実際】を知る人です。

高額な金額を払って、聞いていた話と違っても、
それは、瑕疵担保の範囲ではありません。

クレーム産業と言われると、お施主様=クレーマーのように感じそうですが、

実際は、「責任取れ!」と、無茶な言いがかりを付けているわけではなく、

ただ、高額な、「しっかり選んだつもりの家」で、
思いがけず起こったトラブルに
困って、不安でいるのだと思います。

まずは、その不安な気持ちを思いやり、
しっかりと納得いく、分かりやすい説明をして、
しっかり応対できる工務店かどうか。

そこが、「次に頼むときも」の感覚を産み、
他の人にも勧めたい、リアルな、草の根的な口コミにつながるのではと思います。


広告の世の中、SNSの世の中にあって、
草の根的口コミがどんなに心強いか。

全国チェーンのハウスメーカーではなく、

地域に根差して生きる工務店ほど、

それはどんなに、自らを鼓舞する【光】となるか。


知らない誰かの「イイね!」より、
知っている誰かが、嬉しそうに話す「いいんよ~」の方が、

心に響くし、実際に自分も行ってみたくなる。

それは、顔が見えない誰かの【バーチャル】ではなく、

正真正銘の、顔が見える【リアル】だからです。 



ちなみに、チャットAIも手放しでほめる、もくせい工舎のシロアリ対策。

明日まで、構造見学会で、実際にご覧になれます!

こちらも、ぜひぜひお越しください。

お前の家は俺のもの。俺の家もおれのもの。

ぼくは、しろあり。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

数回、シロアリのことを書こうと思います。

色々調べていたら、ちょっと膨大になりましたので、
まずは、その生態から。

・・・といっても、虫が苦手な方もおられるでしょう。

ましてや、シロアリなので、苦手どころじゃないかもですが、

主人公(?)のシロアリも、少々可愛らしくデフォルメして描いておりますので、

以下、良かったらお付き合いください。

20250625_bokuhasiroari.jpg
絵本風? 『ぼくは、しろあり』

こちら、折を見て、サイトの方に、
ことりの母さんの自由研究的な感じでまとめようかと思っています。

お楽しみに(⁉)


父ちゃんと天気予報と...その後 

大分・自然素材の家。もくせい工舎の相方

~ようやく、棟が上がりました~

二週間前から天気予報とにらめっこした父ちゃん。

そして、一昨日、ついに迎えた快晴の一日。

棟上げ前の作業も天気に邪魔されず、
当日は、雲一つない空の下、棟上げ、無事完了しました!

muneages.jpg

現場に集まったのは、若い大工さんたち。

皆さんキビキビと動きながらも、笑顔が絶えず
掛け声と笑い声が飛び交う、活気あふれる一日だったそうです(^^)

「楽しそうに仕事をしているなぁ」
と、つい頬がゆるむような、そんな現場の空気だと...。

柱が立ち梁が組まれて、家のかたちが表れてくるたびに、
現場にはちょっとした感動と高揚感が広がります。

大工さんたちの連携と手際の良さに父ちゃんも大満足。

帰ってきた父ちゃんの顔がとーっても嬉しそうでした\(^o^)/

これから少しずつ
この骨組みに"暮らし"が宿っていきます。

木々(ここ)ち良い"家づくり物語"の序章が始まりました!

遅ればせですが、上棟、おめでとうございました‼

晴れ待ちの家

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

アップした日付順に並ぶため、せっかく上げているのに、もったいないので。
近々に永家Tさんが書いた記事があります。こちらもぜひ!

『父ちゃんと天気予報と、雨の合間の夕焼け』
『今日は息子の、誕生日。』

ただ今、構造見学会待ちのお家があります。

構造見学会に至るには、ざっくり言うと、

【地鎮祭】→【基礎工事】→【上棟】→【断熱工事&大工工事の途中】

くらいの、進捗を必要とします。

基礎工事には、コンクリートが使われるのですが、

このコンクリート、一定の強度を出すには、
養生期間というものが必要になります。

もくせい工舎基礎工事

その養生期間も、晴れの日が続けば早いのですが、
雨だとなかなか進まない。

そういったわけで、養生期間が梅雨時にあたると、
進捗がお天気次第で、なかなか読めないことになります。

つまり、構造見学会を●月の上旬くらいで!と思っていても、
お日様マークが天気予報に見えないと、告知のタイミングも取りにくいという訳です。

そのヤキモキする様子を、永家Tさんが書いた(近々アップ予定の)記事→こちら!

さて、その構造見学会。

  • 構造見学会の参考・完成時
  • 構造見学会の参考・工事中
  • 完成すればこんな感じの、その壁の【内側】をみるような見学会

完成見学会ほど、華やかではない。

あたりまえですが、完成した状態や雰囲気、つまり【見た目】が気に入って、
中身の【構造】を、確認される。

この流れがほとんどでしょう。

一方で、もくせい工舎の構造見学会を見て、

「見ても、あまり意味なかったな」と思う方は、ほぼ、いないのではないでしょうか。

構造見学会ってこんな感じ

それは、目に見える部分、【表向きの、上辺の】に対する

見えない部分、【内面や、本音】といったものを知るからです。


本漆喰の塗り壁で、見た目にもカフェのような

無垢の木と漆喰で建てるもくせい工舎の自然素材の家・外観

はたまた、ジブリ作品に出てくるような、

無垢の木と漆喰で建てるもくせい工舎の自然素材の家・外観

雰囲気の優しい、もくせい工舎の外観ですが、

それと同じくらい、いや、それ以上に、
力を入れているのは、見えない部分への配慮なので、

構造見学会では、その伝えたいことを、

構造見学会で伝えたいこと・サーモウール

そのまま、直に見てもらえる。

説得力があるから、「来た意味」「見た意味」に繋がるのだと思います。


どんな人にも、長短あるように、
どんな工務店にも、長短はある。

そして、それらは、見方により、
長所が短所に、短所が長所にもなる。

その見方とは、お施主様と建てる側の相性による、とも言えます。


どんなことにも【長短あり】、そしてそれには【相性】もあるという観点から、

もくせい工舎こそが、これを読んでくださってる方の【ベストの選択】かは、私には分かりません。


ただ、ここまで、【中身】【中身】と、口酸っぱく言う工務店を、

ここまで、ディープな自然素材の家を、多数派だとは思えない。


それは、かつて、代表の永家さんが、家族のアレルギー体質に思うことがあったように、

本当に、色々な事情があって、

【本物の自然素材の家】を望まれている方にとっては、切実なことなのではないでしょうか。


そして、新築の家と言えば、新築のアパートのように、

新品の壁紙、新品の備品から、

真新しい、化学薬品の臭いがプンプンするような、

そういったイメージが凝り固まっている方からすれば、

全く思ってもいなかった【The 木の家!】であり、

本物の木の家

【This is 木の家!】であるだろうと、そこは、忖度なしに思います。


構造見学会のお知らせの準備も整っています。

【その時】が来ましたら、またお知らせしますので、
お楽しみに!

自然素材のもくせい工舎の家はその内面まで美しい家です

今日は、息子の誕生日。

大分・自然素材の家。もくせい工舎の相方

予定日を過ぎてもなかなか出てこない。
これはもう...じっと待っても仕方がない。
大きなお腹を抱えて、階段の上り下りに、庭仕事にいそしんだ日々。

そんな私の必死さとは裏腹に、
まるで「まだ今じゃない」と言わんばかりのマイペースでこの世にやってきた彼。

「純粋に子供だった頃。」
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この時すでに、"我が道をゆく"予兆はありました(^^)

病院での出産に心折れた私は、つぎこそはと自宅分娩を希望。
(下の娘は自宅分娩でした\(^o^)/)

あの頃は、親としても未熟で、今思えば息子にとっては「初めての親育て」でもあったのかもしれません。

「家族のイベントでは」
son2.5.png
ひげをつかまれてもニコニコ。
優しさが前面に(*^^*)

やがて"守る"立場から"見守る"立場に。
気が付けば、背中を追いかける存在になりつつあります。
たまに驚かされることもあるけれど、
自分の道をしっかり歩いているようで、頼もしいかぎり。

「何を考えているのかは、本人のみぞ知る」
son3.png

生まれてきてくれて、ありがとう。
そして、これからも元気に、自分らしく!(^^)!

父ちゃんと天気予報と、雨の合間の夕焼け

大分・自然素材の家。もくせい工舎の相方

無精者の相方、久々の投稿です。

ここ2週間ほど、父ちゃんが朝から晩までずっと見つめていたのは、空でもなく、図面でもなく――
天気予報アプリでした☁️

というのも、土曜日が棟上げ。
できたら、できたら、一週間せめて五日、雨をさけたい!
雨が続く予報に、父ちゃんの目が真剣そのもの。

「あ、雨マークが消えた!...いや、出た...」

もはや、天気予報との真剣勝負。
建築業あるあるなのか、父ちゃんの個性なのか。
相方は静かに見守ります(笑)

一喜一憂の父ちゃんを他所に
しょんぼりした空気の中、雨の合間にふっと、空が開けて、
夕日が差し込みました。

それが、こちらの一枚☟
45618.jpg

一瞬の晴れ間!

父ちゃんがが見つめていたのは、きっとこんな"奇跡のタイミング"だったんだろうなぁ。

ホスピタリテる?

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


なんと、また鬼の霍乱か。先般、入院いたしておりました。

数年前と同じような、えぐられるような激痛が、
肋骨の内側や、背中に走る。

白湯を飲めば、その刺激で悲鳴をあげ、
寝返りも打てず。

また、変な腫瘍でもできたのか?と思い、
前回同様、胃腸科のある個人病院に伺ったのです。

前回のこともあるので、先生も「念のため」と、次に大きな病院へ紹介してもらい、
そこでも、「前回のこともあるので」で、更に大きな病院へ。

大きな病院ほど、紹介状なしには受診できないので仕方ないのですが、

前回と全く同様の、【個人病院】→【中堅病院】→【地域の大病院】と回る羽目に。
(レントゲン撮って、CT撮って。その精度は変わっても、やってることは余り変わらないので、
診察的には、逆マトリョーシカみたい。)

この出費を少しでも抑えたいご時世に、
あっちでもこっちでも、そこそこの受診料をとられるのは、正直、結構キツイもの。
(致し方ないのですが・・・。)

原因は、それほど大したことなく、手術もなし。
断食と投薬だけで、経過観察のための入院となりました。


前回も、なんとなく感じていたことですが、
病室の空気、というか空気感・・・が、なんかいいような。

それもそのはず、

珪藻土?

病室の壁、これ、珪藻土なんでは?

珪藻土?
(病院の壁が珪藻土なのか気になったのは、おそらく少数派であろうと思います。)

天井や床材などは、一般的な素材なのですが、壁だけ珪藻土のようです。

この一部分だけでも、雰囲気や空気感が全く違う!

寒々しくない、硬くない!

珪藻土より、漆喰の方が好みですが、

漆喰と珪藻土

この一部分だけでも、こんなに違うのか!というのが、驚きでした。

忙しい看護師さんに「これ、珪藻土ですか?」と聞くわけにもいかず、
それどころでもないし、気にもしていないでしょうから、
確かめようがなかったのですが、

触った時の、多孔質な手ざわりは、おそらく間違いないと思います。


話は変わって、入院中のエピソードを。

大部屋入院だったので、部屋は、患者さんの入れ替わりがあります。

数日の入院のうち、おとなりに、おばあさんが別室から、移ってこられました。

眠ったまま、ベッドごと移動されてきたので、
最初、寝たきりの方なのかと思っていました。

なんと、御年101歳。

車いすや、排泄、食事の介助はいるものの、お耳も遠くないよう。

私は、普段から活舌も悪く、声も通らず、
若い人にも、スマホにも、聞き返される状態なので、

特に、こちらから話しかける機会も(勇気も)なかったのですが、
数日おとなりにいて、思うことがあったので、書きたいと思います。


101歳・・・。1924(大正13)年生まれです。

誰と同じ年なのか気になって調べたら、

なんと、力道山!

あと、「人間だもの」の相田みつをさん。

尊敬してやまない吉本隆明さん(吉本ばなな氏の父君)
越路吹雪さん、高峰秀子さん、京マチ子さんと、そうそうたる大女優の名もズラ~っと。

更に、こちらは、ご存命。今なお、現役で活躍中の、藤城清治さん。
ステキな、影絵の、ステンドグラスと見紛うばかりの切り絵を生み出されています。

つまり、そういった方たちと同級生であり、
そういった時代を生きてこられたわけです。

終戦時だって、21歳かそこらの、娘さん。
時代的に若くして、すでに「お母さん」となっていた可能性もあります。

あの大変な時代を、もう、一人の大人として、
へたしたら、子を守る親として生きていた人。

何ということだろう。

そのおばあさんに声をかける勇気もなく、
こそっと調べて、驚嘆の声を飲み込むしかなかったのです。


その、おばあさん。

隣にいると、何度となく「何歳~?」と言われている。

食事の介助中に、飲み込むのがゆっくりなのか、
時間が空くたびに、そう問われる。

入れ替わり立ち代わり、食事の度に
「何歳~?」
「もう、覚えてねぇ~?」

・・・うわ~、これ、私だったらイヤだな~。

大人になって、そこそこのオバちゃんになって実感したことですが、
外見はどんどん年老いてきていても、

中身の「わたし」は、物心ついたころからの延長線上にいる気がするのです。

例えるなら、車でもロボットでも、何でもいいんだけれど、

その外見だけは、どんどん年季が入って、ぼろくなってきて、

でも、その運転している「わたし」は、経験値だけが上がっているような。

だから、中身の「わたし」は古くなっているつもりもないのに、
外見だけどうのこうの言われる。

・・・年取っちゃ、いかんの?

古くなっても、「わたし」は「わたし」。

「何歳?」「何歳?」と、毎回聞かれるのは、
「うるさいわい!」と言いたくもなります。

おばあさんが、どう思っていたかなんて分からない。

けれど、ある人にだけ、違ったのです。


オムツを替えの時、皆さん「●●さ~ん、替えますね~」と一様に声を掛けます。

「・・・ん~。」だいたい、こんな返事。

ところが、数日隣にいると、
唯一、おばあさんがお礼をいう看護師さんがいました。

「・・・悪いねぇ。ありがとう。」

「全っ然!」

その女性の看護師さんは、私にとっても、とても信頼できる人でした。

こちらを、不安にさせないというか、
くだらないことを聞いても、オールオッケーというか、
モヤっとさせないというか。

うまく言えませんが、人を、上にも下にも置かない。
非常にフラットで、見下したり、差別しない。馬鹿にしたり、からかったりしない。

まっすぐ、看護している。

そういう印象を持っていたのです。

「・・・おばあちゃん、人を見る目があるなぁ・・・」と、
夜中に数回目を覚ましては、
そのやり取りを、こっそり聞いて、思っていたのでした。


病院のことを、英語でHospital(ホスピタル)といいます。

この頃、病院に限らず、ホスピタリティという言葉も、よく聞きます。

ざっくり言えば、「ひとを思いやり、大切にし、気持ちよく過ごしてもらうための心遣い」でしょうか。

ひとを思いやることができるのは、
ミラーニューロンや、オキシトシンなどのホルモンの影響も大きく、

ストレスフルで、常に寝不足だと、そんな余裕もなくなってしまうのかもしれません。


ただ、住み慣れた家を離れ、家族と離れ、近所の親しい人とも離れ、

あれほど大変な時代を乗り切って、下の世話を謝るおばあさんの隣にいて、

「いずれ通る道なんだよな、私も」と、思わずにはいられなかったです。


相手を、少しもモヤっとさせない。

あの看護師さんには、経験や肩書以上の、

看護に対する、まっすぐな「芯」のようなものを感じて、
とても、ありがたかったのでした。

思いやりをありがとう
↑こちらは、珍しく珪藻土を使った、もくせい工舎のお家

主婦あるある

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


突然ですが、【大沢たかお祭り】なるものをご存じですか?

「あ~、あれね!」と笑ってくれた方、ありがとうございます。

なんのこっちゃ、という方も良かったらお付き合いください。


今、【大沢たかお】と検索しかけると、ご本人より上位に【大沢たかお祭り】が出てくる状況。

詳しくは、動画などでも解説されていますが、ざっくり説明いたします。

大沢たかおさん演じる、映画『キングダム』の将軍・王騎。

主人公・信が憧れる、天下の大将軍です。

原作は原泰久さんの漫画で、同作の中でも唯一無二のカリスマ性を備えた人物で、
原作ファンだった私も、王騎の最期などは今でも心が揺さぶられます。

その王騎を実写版の映画で、大沢たかおさんが演じているわけですが、
その一コマを切り取って、主婦たちのあるあるが、大喜利のように連日投稿されているようなのです。

私はSNSをしないので、もっぱら見るのはYouTubeなのですが、
これが可笑しくて可笑しくて!

声をたてて笑うので、間違っても公共の場でなんか見れない。

残り1センチの麦茶を冷蔵庫にしまう夫に、
発熱した童(王騎は、信のことを「童(わらべ)信」と呼ぶので、わが子のことをこう書いているようです。)のために買ってきたポカリを、遠慮なく飲む夫に、

大将軍・王騎のように怒るものあれば、

脱水1分を待つ、王騎。
洗ったフライパンを冷蔵庫にしまいかけて笑うしかない王騎。

あ~、分かる~。
やるわ~、それ!のオンパレード!

いや~、ぜひ見て見てください。

笑って笑って、スッキリする!


ふと、友人の顔が浮かび、「こんなのがあったよ~」とLINE(SNSしないと言いつつ、LINEはSNSか?)すると、
ちょうど、少し元気がなかったようで。

「なんかめちゃめちゃ笑ったけん、スッキリした!」と返ってきました。

グッドタイミングだったようで、良かった良かった。
(私は、彼女が落ち込んでいるタイミングでいつも、どうでもいい笑えるものを送り付けるらしく。
「エスパーなん?」と言われましたが、もし落ちこんでるのを感じ取って、送ったものが【大沢たかお祭り】なら、そもそもどうなん?ってとこです。
笑えたんなら、良かったですけど。)



以前、もくせい工舎の土壁の家で、一日貸し切りCafeを開催した時に、
その一角をお借りして、ことりの母さんの貸本をしました。

自然素材の家のもくせい工舎・土壁の家カフェにてお待ちしております
※イベントは終了しております。

その中に、『#名画で学ぶ主婦業』という本がありました。

こちらは、旧ツイッターにて、色々な名画に、主婦あるあるを託したもの。

これも、秀逸で、共感しかなくて、可笑しくて可笑しくて仕方がない。

元々は図書館で借りた本でしたが、欲しすぎて手に入れました。

何回見ても、やっぱり可笑しい。

ヘタな落語より面白い。


そう、面白い。

面白い、おもしろい。

これ、顔がパァっと明るくなる様子を指す言葉。

疲れてても、落ちこんでいても、

誰かの日常のあるあるが、「私も~!」っていうだけで
これ程まで元気になる、不思議!


雑誌や何かで、誰かのステキ生活に「おぉ~」とは思うものの、

そういう情報が多すぎて、私などは疲れます。

「それに比べ、お前はどうだ」と、心だか頭だかの、誰かがツッコむのです。

大谷や真美子さんを見て、神々しすぎて、
消え入りたい、さえないオバちゃんの私がいるのです。
(「それに比べ、どうせ私なんて」のひがみ根性がチラ見えってやつです。)


でも、大沢たかお祭りしかり、主婦あるあるの可笑しさは、

さえない、でも愛しい誰かの日常であり、

私以外も、そうなんだということが、なんでこんなに私を楽にするんだろう!

面白くて、馬鹿馬鹿しくて、愛しい。

良かったら、ぜひ検索して見てください。

日頃の疲れが吹っ飛びます。

あ!でも、公共の場とかでは見ないでくださいね!
吹き出すんで!

主婦は最強

これか、これ以外か。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


「俺か、俺以外か」

これ、カリスマホストのローランドさんの言葉だそう。
(カタカナ多いな!)

「世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か。」といったのが全文のようです。
(これ実際聞いたら、私などは「ちょっと何言ってるかわかんないな」ですが。)


これを借りるなら、
「もくせい工舎か、それ以外か」?

・・・やだなぁ、そんなこと言うの。
奥歯がムズムズします。

広告をかくのだから、いかにもくせい工舎が他よりメリットがあるのかお伝えするのがキホン。

他に比べ、どんなに良いか。どんなに価値があるか。

ところが、
エライをつくれば、自動的にエラクナイをつくるように、

「健康に良い」を謳えば、それ以外は「健康に良くない」となり、

もくせい工舎を上げるために、他を下にするの?

いやいやいや、それはなんか違う。

  • 俺と括れば、俺以外ができる
  • 善と括れば、善以外ができる
  • 光ばかりに目が行くが、影の部分も月である
  • 私たちの目は、見たいものを、都合の良いようにしか見ていないのかもしれない。

そもそも、家に関しては、 「自然素材か、それ以外か」なんて言い方はできない。

多かれ少なかれ、どの家も木は使っている。

木を使っている以上、自然素材なのだから、どこも自然素材の家とも言える。
(使う量は違えども。)

自然素材の家

自然素材の家だから健康かと言えば、
自然素材の家に住んでも、風邪はひく。

自然素材の家に住めば、無病息災・不老不死!というわけにはいかない。

ただ、家が原因で病気になるというリスクは、
その純度が高いほど低くなるのかなとは思います。

不健康は分かりやすくても、【健康】という状態があいまいなように、
不幸は分かりやすくても、【シアワセ】は分かりにくい。人による。

人によるのに、
誰かのシアワセそうな生活=「もくせい工舎の家に住みさえすれば、あなたにも!」なんて、
とてもとても、私には断言できない。

ただ、言えるとすれば、何に対してお金を払うのかだと思います。

私には、とても気に入っている珈琲豆のお店があります。

そこの珈琲豆を、大事に毎日、少しづついただきます。

1回15グラムずつ、それを1日に2回。
つまり、1日30グラムです。

30グラム×30日で、一か月だと900グラム。

1か月に1回買うので、結構な量となり、取り置きしてもらっている市場で、
レジの人にギョッとされます。

でも、1日30グラムの楽しみなのです。

その珈琲豆屋さんは、個人でしているわりには価格が安く、
その辺の自家焙煎のカフェの半額ほどです。

それでも、そんなにウチは余裕がないので、
大事に、大事に、飲むのです。

そうなると、もう、うっかり他のカフェに入らなくなりました。

珈琲とケーキなんかついて、1000円近く払うなら、
そこの豆を買いたいのです。

つまり、同じお金を払うなら、「絶対これじゃないと!」というものに払いたい!


お家をどこで建てるか、迷われているのなら、今は建てなくて良いのではと思います。

「これでないと!」と思うものが、今の段階でないだけです。
焦らずいきましょう。

もくせい工舎か、それ以外か。

自然素材か、それ以外か。

それはともかく、
本当にこれだ!と思うものこそ、自分の判断での
「それか、それ以外か」になる。

いずれにしても、
本当にこれだ!と思うものに、心動かされる家に、大事なお金は払ってほしい。

珈琲豆どころか、何百万、何千万もする家。

誰かのシアワセに惑わされず、
アンテナの感度を上げていてほしいと、切に思います。

Good Luckです!

これだ!

こどもの日に

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


こどもの日に木の家を考える

この春、わが家から、「こども」がいなくなりました。

末の子が、20歳になったので、社会的には成人だけの世帯になったのです。


「子どもは、いずれ出ていくんだから」

家を建てるときは、そう言われ、そう思いもしていましたが、
・・・なんだろう。

・・・全然出ていくように思えないんだが。

親同様、ほとんど浮名を流すことなく、
色っぽい話もナシ。

そうなると、世間で言われるところの「子ども部屋おじさん」も他人事とは思えない。

第一、私の友人知人のほとんどが独り身で、
かくいう私も、そうだったので、
そういう可能性も十分ある。

世間一般の、ひと昔の、誰かの言う当たり前に、
ドロップしがちなことは血筋からもわかること。

今思えば、と思う点も多々あるのです。


わが家が、今の家に越して来た時、
上の子は高学年、下の子は一年生でした。

子ども部屋を、親の目の届くところで、いずれ仕切ってと考えていましたが、
年齢を考えると、合わなかった。
(赤ちゃんや幼稚園ならともかく、でした。)


4~5歳年齢が違えば、上の子はすぐ受験。
やっぱり一人部屋が必要になる。

仕切るにしてもお金がかかる。

カーテンだとちょっと・・・で、結局、上の子には、別の部屋を宛行ました。

今思えば、「ひとりになる」空間が、年齢が上がるほど大事なってくることを、
意識してなかったのだと思います。

ひとりになることで、考えが整理されたり、脳が休めたり。

下の子も、ひとりになりたい時は、ロフトに行っています。
(この点、ロフト作っていて良かったです。)


ああすればこうなる。こうすればああなる。

何でも、計画通りに、思った通りになれば、どんなに良いかと思います。

残念ながら、
「あれ?なんだか思っていたのと違う」ことも多い私。

そんな私じゃなくても、これほど先行きの見えない、

何年か先の計画なんて立てれない世の中にあって、

自分たちのことだって分からないのに、

子ども達のこと、ましてや家を建てることなんて、

なんの保証もなくて、考えられない人だって多いのではないかと思います。

こどもの日に考える

それでも、日々は続いていく。

こうして不安になっている今も、

その不安な親の後を、子どもはついてきている。

そして、不安でいても、どこかで生活はしていかなければいけない。

生きていく、家がいる。貸家だろうが、持家だろうが。


残した財産のつもりの「不動産」が、「負動産」なんて言われる日がくるのかは分からない。

ただ、わが子達を見ていると、

こういった木の家で育ったことを、「負」としてとらえているとは思えないのです。


いずれ、ローンが返せず・・・なんていうことを、想像しないわけではないけれど、

少なくとも、今、こうやって、木の家に暮らして、何とかやっている。

「どうせ、ダメかもしれんけ」と、諦めて、
カビだらけの、前のアパートにいるわけじゃない。

子ども達は、肺炎や気管支炎で入院することもなくなった。

喘息の薬も、青っ洟とも、おさらばした。

不安がないわけじゃないけど、こうして生きて、なんとかやっている。

こどもの日の木の家

親が選んだ場所が、子ども達の思い出の家になるんだとすれば、

親にできることは、

先のことは分からなくても、今できる最善を選び、
なるべく良い方向へ進もうとしてきた。

なるべく、子ども達を笑顔にできるようにしてきた。

そういう事実だけじゃないかと思うのです。

木の家とグットラック