完成見学会と、うそぶく場所

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


5/25(土)・26(日)豊前市にて完成見学会を開催いたします。
(お施主様のご厚意に、大感謝!です。ありがとうございます!)
5/25・26豊前市下河内もくせい工舎の自然素材の家完成見学会


もし直前に、完成写真が撮影できましたら《かけこみphoto》で、改めてお知らせ出来ればと思います。


さて、「豊前の求菩提山に向かう途中に、お家ができるよ~」と教えてもらったのが
3月の中頃。

必ず前もって、場所の確認に伺うようにしているので
その日も、しとしと雨の降る中、愛車で向かいました。

20240525_26_無垢の木と漆喰で建てる自然素材の家_もくせい工舎_豊前の現場_工事中外観
工事中の外観。玄関側

今回のお家は、非常にコンパクト。土地を最大限に使いつつ、
本当に必要なもの、大切なものを厳選し、創意工夫がつまっているお家。

20240525_26_無垢の木と漆喰で建てる自然素材の家_もくせい工舎_豊前の現場_工事中外観
玄関反対側から見る

マチナカの狭小地でも、もしこんな風な無垢の木と漆喰でできた自然素材の家が増えたら
どんなにか、ほのぼのしてて良いだろうと思います。

よかったら、ミニマムで、洗練されているのに
手づくりっぽい温かさのあるお家を見に来てください。

詳しくは→こちら!


さて、今回も《ついで》のお話付。

地図を確認していると、現場の近くに神社がある。

元々、求菩提の方にちょこちょこ足を延ばしていたので、
「あぁ!あの、通りから見える神社かな?」と思い当たる。

・・・それにしても、嘯吹?
なんて読む?

難しい字ですが、嘯吹(うそぶき)神社だそう。

ほら吹きならぬ、ウソを吹くのかと
大変な誤解をしてしまったのですが

そうではなく、古語の【うそぶく】からだとか。

口をすぼめてふ~っと息を吹くことで
罪や穢れを吐き出し、心身を正常に保つことが社名の由来だそうです。

注:以下、偏ったスピリチュアルの話がしたいわけではありません。「へ~」ぐらいで、気軽に聞き流してくださいませ。

最近、『一番大事な生き方は伊勢神宮が教えてくれる』(吉川竜実 著)という本を読んでいて
これがまた、色々おもしろい。

他の本の内容なども織り交ぜて、ざっくり言うと、

神道には、教祖も、教義もない。

縄文の昔から、自然とともに生きる日本人の生活の中にあって、

八百万の神のように、すべてに神が宿ると考える。

人間もそれにもれず、元々、そのままで完全でありパーフェクトな存在なのだから、

そこに修行も悟りもない。

ただ、日々過ごすうち、ストレスやネガティブな思いで
(ケ)枯れることもある。

それを正常(清浄)に戻すのが、神社の役割なのだとか。


なるほど、それでハライタマエ、キヨメタマエなのか。
大元から救いようがない、穢れたものだから清めるというより、元々そんなに悪くないんだからキレイに清める感じでしょうか。
『千と千尋の神隠し』に出てきた、オクサレ様を思い出します。きっかけがあれば、元の姿に戻るような。私は、そんな風に捉えました。



石牟礼道子さんの『椿の海の記』に、4歳のみっちん(石牟礼さん)
お父さんが何度も言い聞かせる言葉が出てきます。

「やまももの木に登るときゃ、山の神さんに、いただき申しやすちゅうて、ことわって登ろうぞ」

この感覚を忘れていなければ、水俣の豊饒な海に
誰があんな排水を流しただろうかと、『苦海浄土』を重ねて思ってしまう。

教祖もなく、教義もなく、それをとりたてて聖職という立場から教える人もなく、
うっかりすると忘れがちになるけれど、

【人間】対【自然】においても、【人間】対【人間】の間でも、
「やりすぎてはいけない」一線のようなものがきっとある。

それは、一定の心地よい距離を保ちながら、お互いを尊重し合う生き方のような気がして
なんだかうれしい気持ちになったのでした。

人間は、生まれつき罪深いのではない。

ときどき、汚れてしまうから、リセットやリフレッシュのために
こういった空間があるんだと思えて、気が楽になりました。


さて、その嘯吹神社です。

嘯吹神社

快晴のお天気も手伝って、スカーっと気持ちが良い!

広大すぎる神社ではないので、鳥居から社殿と敷地の全体が把握できます。

また、それらが綺麗に清められていて、とにかく気持ちが良い!

訪れたのは3月の中旬だったのですが、どこからか、ふわっといい匂いがする。

嘯吹神社

沈丁花が咲き残っていたのでした。うれしいなぁ。

嘯吹神社
(う~ん。ワタシの頭じゃ、よく分からん・・・。)

嘯吹神社
社名の由来が分かると、なるほどなぁ~と分かる石碑。

さて、こちらの嘯吹神社。

なんでも御朱印が有名らしい。

整理整頓も苦手で、忘れっぽい私は、
御朱印集めというものに縁がない。

色々見ていると、雨の日限定のものもあるようで、

結局、欲しくなって両方買っちゃいました。

嘯吹神社の御朱印・ウソ
難をウソにする。ウソという鳥。菅原道真公に関わる話なので、太宰府天満宮にもウソのお守りがあります。
蜂に襲われた道真公を、可愛がっていたウソが助けた!が由来ですが、「・・・それは、エサ目当てだったのでは?」と疑う私は、きっと穢れております。

嘯吹神社の御朱印・雨の日限定
ちょっと、み●をっぽい?ですが、へこんでる時、こんなん言われたら、うれしい。例え、ウソ?でも元気出ます。

そうそう。もし、こちらの神社に行ったら、御朱印のほかにぜひとも試してもらいたいものが。

嘯吹神社の南天紙絵馬

【南天紙絵馬】です。

社務所に置いてある、紙の絵馬(¥200くらいだったかな?違ったらスミマセン。)に悩んでいることなどを書いて
こちらの水に浸します。

これが、意外なほど良かった。

A5サイズほどの和紙のような紙に、油性ペンで書くのですが、

そこそこ考えをまとめなければ、入りきらない。
そりゃ、小さな字でびっしり書けばイケるかもですが、ペンも極細でなけれなムリっぽい。

考えをまとめて書く必要があるので、うだうだと愚痴にならず、

端的に、簡潔に書く必要がある。

そうすると、思いのほか、自分が悩んでいたことって
かいつまんで言うと、こういうことか!と目で見て分かる。

しかも、水に浸けると、じわじわその和紙が溶けていくのですが、

書いたのが油性ペンだからか、

自分の文字だけが、溶け残って、浮いて、
そしてゆっくりと、沈んでいく。

たった、これだけなのですが、

その溶けて沈んでいく様を、たった一人見守る作業は

ことのほか、心を軽くする。


いつだったか、自分の抱えるネガティブな思いを紙に書いて、

クシャクシャ~っとして、ポ~イ!っとゴミ箱に捨てると良いとか
聞いて、やってみたことがあるのですが、

捨てたゴミ箱から、なんだか消えない毒?が出てるような気持ち悪さがあって、
ゴミ出しの日まで落ち着かない感じがしました。

「捨てたところで、アンタの吐いた毒はここにおる~」とかなんとか言われてそうで。

ただ、水に溶けていくのはそれとは違って、
自分の心のなんだか堅い、凝り固まったものも、一緒に溶けていくようで
なかなか良かったのでした。

ワタシほど毒気が貯まった方もおられないかと思いますが、
よかったらお試しあれ。
見学会のついでに!と言いたいところですが、できたら落ち着いて毒気?を抜いてほしいところです。


その他、腰に効く要石あり。

嘯吹神社の要石

裏手にも、素敵な社殿あり。

嘯吹神社の社殿

嘯吹神社の社殿

ふらりと立ち寄って、心身を洗って?リフレッシュするのに
とても良い神社でした。

社務所で御朱印を頼んでいると、頭上を「ギャ~、ギャ~」と鳴いて鳥が行く。
「カラス??」と言うと、優しそうな社務所の女性が、「アオサギなんです。」と言う。

なんでも、卵も青いらしい。(落ちているのはかわいそうですが)

良かったら、頭上を気にしてみてください。子育て真っ最中かもしれません。

嘯吹神社の石鳥居


そうそう、見学会もぜひ!
というか、メインがこちら!

ご予約お待ちしております♪

卒業の日に

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先日、みやこ町のお家の撮影に伺いました。


1080_IMG_2007.jpg
うまいタイミングで、庭に花があれば、それを持参します。この日は、一重のヤマブキとピンクユキヤナギをプラスできました。
桜が咲く前に咲きだす、寒い時期にありがたい花です。

飾るための花を活けていると、遠くから音楽が聞こえる。

ゆずの『栄光の架橋』でした。

「・・・卒業式かな?それとも練習かな?」

静かなので、風に乗って聞こえてきたのかもしれません。

お客様の中にも、この前卒業式だった!という方が
いらっしゃるかもしれませんね。

私事ですが、わが家の次男坊もこの度高校を卒業しました。

小さいころ、発達障害の疑いがあるかもしれないと言われた子でした。

重度ではないからと、特別な療育をうける機会もなく、

もっぱら私が気に入りの絵本を何百回と繰り返し読んで、
出てこなかった言葉を、少しづつ覚えてきました。

ただ、所作や言葉、人との距離感に
彼独特な感じがあるので、違和感があったのでしょうか。

小学校時代には、一時期いじめの対象にもなり、
おだやかではあるものの、なかなかこれといった友人もできず。

母親としては、「ひとりでいること」は全く恥ずかしいことでも何でもなく、

たまたま親が選んだ土地で、同じ世代だからって
気が合う合わんは別の話で

本当に気が合う人なんて
少なくて

だからそんな人に会えたら超ラッキーなんだから
大事にしたらいい。

ひとりでいても、堂々としてる方が
カッコいいんや!

ひとりの時は、ひとりでできることを楽しんだらいいし、
みんなの時は、みんなでできることを楽しんだらいい!

・・・とか何とか、彼が決して
自分をみじめだと決めつけないように
声かけをしてきました。


小さな子のお世話をするのが好きな子だったので、
6年生になると、1年生の教室にちょくちょく顔を出して、遊んでいたようです。

他の6年生は、同学年の友達と外で遊んでいるのに
ちょくちょく(呼ばれもしないのに)顔をだす次男に

1年生の担任の先生が
「○○君、いっつも来てくれるんですよね・・・」と、
ちょっと困惑したように言われたこともあります。

・・・うん。先生のおっしゃりたいこと、よくわかります。

そりゃ、・・・なんで?と言いたくなるでしょう。

彼は、そんな空気が読めない。

同じ学年の子と一緒に遊ばんと、友だちおらんのかって思われる・・・。

とか、まず考えない。

よっぽど嫌な顔をしない限り、1年生の担任の先生の
微妙な表情なんて、まず気づかない。


ところがです。

その彼が小学校を卒業する時。

割と小規模な学校なので、
在校生が向かい合って並んで、手でトンネルをつくり、
その中を、卒業する6年生が通り抜けていくという伝統があります。

トンネルの入り口側に、5年生から並んで、
出口には、1年生が並びます。

雨の日だったので、出口もちょうど1年生の教室前でした。

出口側で写真を撮るべく、待ち構えていると、
出てきながら、ニコニコ笑顔の息子。

息子が通ると、何人も、何人も、
1年生が彼に抱きついています。

「▲▲さん・・・。」

ふと声をかけられて、顔を上げると、
あの1年生の担任の先生です。

「本当に、子ども達が、あんなに○○君を慕ってて・・・
本当になんて言っていいか、感激して・・・
ありがとうございました・・・」

と、ボロボロ泣いておられたのでした。

・・・いやいやいや!こちらこそ、なのです。

なんだかビミョーな感じだったのを、変だとか何とか言わず、
先生が見守っていてくれたから、
最後の最後で、こんなプレゼントを頂いているんです。

ありがたいのは、本当にこちらの方でした。


その次男が、中学を卒業する時。

同級生で、支援学校に行くことになった子がいました。

次男も「なんでかわからん。勉強も普通にできよった。」と言うし、
どういう経緯だったのかよく分かりません。

色々複雑な事情もあるようでしたが、
「大人になったら働いて、きょうだいを呼び寄せて
一緒に暮らす」と言っていたようなので、

よほどしっかりした子です。

その子が、この春卒業に当たり、
卒業生を代表してあいさつしていたことが
新聞に掲載されていました。

「成長を続け、自分らしく生き抜く

幸せな大人になります。」

・・・◇◇くん。

そんなこと、大人でも考えつかないよ・・・。

そんな言葉、まず出てこないよ・・・。

目標達成とか、夢の実現とか、
社会の役にとか・・・。

誰でも言いがちなことを超えて、
なんて核心に迫った言葉だろう。

彼がこの3年間、仲間たちと過ごしてきて
何を思い、考えて来たかは分からない。

ただ、かかえる境遇がどうあれ、

その人らしく生き抜いて、しあわせだと感じられる大人になるということは

人が生きる上での、本質をついているんじゃないか。

いい大人になった私でも、彼ほどの視点で
これほどの的確な言葉で、

みんなの前で堂々と宣言できるだろうか。

支援学校に行くよう勧めた先生が、この言葉の意味がわかるだろうか。


「◇◇くん、本当に賢いのは君かもしれない。」

本当に脱帽でした。適わない。


色々な子が、

回り道をしてでも、色々な景色をみてきた子が、

何かと何かをつなぐ、かがやく架橋となりますように。

幸せに生き抜ける、そんな世界でありますように。


虹の架橋


みなさん、ご卒業、本当におめでとうございます。


と(撮)りいそぎ!みやこ町!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


今週末、3/16・17開催のみやこ町での完成見学会。

その見学会場となるお家に、本日(!)撮影に伺いました。
(お施主様、ありがとうございます!)

だいたいいつも、見学会が近くなって撮影に伺うので、
もう明日!

ギリギリすぎて誰も気づかないのでは?と思うのですが、
たまたま見てるよ~って方がいらっしゃれば、と期待して。

もし良ければ、参考までにご覧いただければと思います。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場外観
小高い場所にあるみやこ町のお家。外観。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場外観
漆喰仕上げでスッキリした軒天。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場手洗い鉢
刷毛目がかわいくてニヤニヤが止まらん感じの手洗い鉢。・・・さて、どこにあるでしょう?

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場トイレ
木のトイレットペーパーホルダー!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場和室
見た途端、撮影用の本をたらふく持ってくればよかったと後悔!ごろ寝しながら本が読める、本好きにはたまらない和室!(・・・本を置くんじゃなかったらすみません。)

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場キッチン
ついててよかった、パントリー!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場お部屋
壁一面の木の机が、なんとも贅沢!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場リビング

お伝えしたいことはたくさんあるけれど、大急ぎにて、これくらいで・・・。

のどかな風景の、素敵なお家、ぜひ見に来てください!

ご予約はこちら!→みやこ町完成見学会
(ネット予約は、前日20時までの受付。他はお電話0120327892にてお問い合わせください。)

木の家でお待ちしています!

【おまけ】
そうそう、外観撮影中、なにやら垣根に赤い実が・・・。

ローズヒップ

・・・これ、ローズヒップかな?
もしかしたら、ノイバラがたくさん咲くのかもしれませんね!

春が楽しみなお家です♪

シメ。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


以前、『構造見学会とシュークリーム』という記事を書きました。

そこでシュークリームの歯ごたえについて熱弁し、
戸畑にあるマシェリさんのパイシューへの愛を語りました。

記事が埋もれぬうちに、
ワタシが忘れぬうちに、
書いときましょう。
(シメもシュークリームかい!って気もしますが
トシもトシですし、忘れかねんので。)



その、マシェリさんのパイシューが、こちらです!


202312_マシェリパイシュー.jpg

もう、普通のシュークリームにはあり得ない
皮に、角(笑)

202312_マシェリパイシュー_1.jpg

生地がふにゃふにゃしてないので、
箱に立てて入れても、崩れない頑丈さ!

今回撮影のために初めて切って断面を見てみました。

202312_マシェリパイシュー_2.jpg

あ~、こんなにクリームを奮発してくれて!

ありがとう、マシェリさん。


このパイシュー。

かじるとザクッ、ザクッ。

そして、ぽってりしたクリームがすぐに出てきます。

パイ生地も、ハラハラと儚げに落ちるのじゃなく、
バラバラと、常緑樹の葉のように
厚みのある音をたてて落ちていきます。

生地の小麦の味が、ハード系のパンのように
しっかりして、
バターの風味もくどさがなくて、
クリームも、優しいのに
生地に負けていない。

もう、書いててまた食べたい。
大好きなシュークリームなのです。

あいにく、遠い~。
北九州は、戸畑です。

小倉方面に買い物とか、
何か用事でもない限り、
なかなか買いに行けないのです。

その私的「ついで」候補になるのが
北九州市立美術館。

マシェリさんから10分強行った所にある、
森の中の、高台にある本館の方のお話です。

設計は、大分が誇る
有名建築家、磯崎新氏。


北九州で育った私は、特別企画展のあるなしに拘わらず

その建物と雰囲気に触れたくて
よく訪れていました。


その美術館の駐車場から、アプローチに向かうとすぐ
見えてくる一本の木があります。

北九州美術館の木

見上げると、特徴のある
双眼鏡のような外観の美術館の
すぐ入り口。

北九州美術館の木

この木は、四季桜。

北九州美術館の木

春と秋に花を咲かせます。

もう秋というにも遅い時期の写真ですが、
控えめな花が
枝先に少しだけ残っていました。

北九州美術館の木


何十年(!)も前から、ここにこの木があるのを見ていますが、

ソメイヨシノのように大きくならないのか

あまり大きさが変わらない。


枝ぶりも低く、ちょうど両手を広げたようになっているので

その内側に入っていくと
ハグされているような感じになる。

北九州美術館の木

人から触れられるのは少々苦手な私ですが、

この木の中にいるのは、とても心地が良い。

かわいがってくれた祖母に会いに来るような。

そんな【会いたい木】なのです。


Welcomeな木の歓迎を受けて、
急こう配過ぎる外付けのエスカレーターを上がっていくと
館内の正面ロビーに着きます。

特別企画展が行われていると、人も多く
ゆっくりするにはイマイチ。

何もない時ほど、美術館自体を満喫できる!


2階のカフェだって、混んでなければ
自由に、自分の好きな席に座れます。

北九州美術館のカフェ

いつ行っても、森の景色が素敵な場所ですが、
個人的には、紅葉の時期が一番。

色鮮やかで
キラキラきれいでうれしくなる!

北九州美術館のカフェ

そして、楽しみのスコーンセットをいただくのです。
(写真はスコーンとキッシュのセット。本当は、もう少し安いとうれしい・・・。場所代かなぁ。)


美術館には、さらにこんな場所も。

北九州美術館

B1のアネックスに続く通路。

北九州美術館

向こうには、北九州の街並みが見えます。

このガラス張りの反対側からは
森をおりて吹く風が清々しく

このまっすぐな渡り廊下を歩いていると、
なんだか不思議と
神聖な気持ちになるのです。

アネックスといわれる別館の扉を開くと
表れるのがこちら。

北九州美術館

アトリウムです。

北九州美術館

以前は、こちらに水がはっていて
キラキラ天井から降り注ぐ光に、

水面に映り込んだ柱が
本当に美しくて!

メンテナンスの都合なのか、
ここ数年は水がない・・・。

北九州美術館

水のあるとないとじゃ、えらい差なのですが
何か事情があるのでしょう。

それでも、人がいないと
本当にここは静か。

北九州美術館

とても落ち着くので、

つらい時、心を鎮めたい時
ふと立ち寄って

どんなに慰めてもらったか分かりません。


シュークリームに始まり、美術館。

皆さんにも、きっと大事な
場所があるのではないかと思います。


また食べたい、あの味。
また行きたい、あの場所。

また会いたい、何かや誰か。


小さな楽しみは、人をどんなに支えてくれるか分かりません。


新しい年が

また何かの

新しい【小さな楽しみ】に出会う一年とますように。

どんな人も、【小さな楽しみ】を奪われない
穏やかな日常を取り戻せますように。


1年間お付き合いいただき、ありがとうございました。

どうぞ、よいお年を。


構造見学会とシュークリーム

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


私は元来、食い意地と好奇心が旺盛なので

ちょっと遠出するときには、その場所に+α、
何か美味しいものや、おもしろいものがないか
ついつい探してしまいます。

特に躍起になって探しているのが
美味しいシュークリーム。

しかも、パリパリ!できたらザクザク!
ガリガリ、ゴリゴリしててもいいくらい。

それくらいの噛み応えのある、歯触りの楽しい
シュー皮でできたシュークリームが理想なのです。

今のところ、一番のお気に入りが
北九州市戸畑区にある、マシェリさんのパイシューでして

これはもう、パイの層の厚さ、
しっかりした噛み応え、味わいのある皮に、ぽってりしたクリーム。

私の理想通りのシュークリームなのです。
(↑これに関しては、また後日記事を書きます~。
今回のメインは、構造見学会の近隣エリアのことなので。)

・・・ただ、遠いのよ。如何せん、北九なのよ・・・。

なので、それに代わる、
「これで我慢するからいいもんね~」と言える
シュークリームを折にふれて探し求めているのです。

何店かそれらしいシュークリームを食べましたが、
今のところ、マシェリさん以上のお気に入りとはならず。
(あくまで、私の好みの基準です。)

それでも、《ことあるごと》に
諦めず探しています。

その《ことあるごとに》にヒットしたのが
今回の12/23・24の構造見学会。

場所は、大分県北を離れ
福岡県京都郡みやこ町での開催となりました!

なぜに、みやこ町?

もくせい工舎は、職人さん達に無理なくいい仕事をしてもらうため
県北近隣を主としています。

今回は、インターチェンジ近くに現場があったこと

そして何より、お施主様が
そのみやこ町から

遠く国東での見学会にお越しいただいたこと(!)

その思いに応えずして、どうする‼

・・・と、そんなご縁での開催なのです。

私は、みやこ町くらいは平気で
高速なしで行くのですが

せっかくなら、どこかに寄ってみたい。

しかも、今回の現場は
前にチェックしていた、シュークリームのお店からそう遠くない。

現場を確認ついでに、これはもう
寄るに決まっています。
(もはや、どっちが本命か分からん。)


目的のお店は、【こふれ】さん。

現場の詳細は、ご予約いただいた方だけのお知らせとなりますが、

だいたいの場所の感じは、こちら!

この辺_1.jpg

それで、そのお目当てのシュークリームがこちら!

2023_122324_kohure_1.jpg

表面に、香ばしいアーモンドダイスが乗っているので

食感としては、

カリッ!サクッ!ジュワ~!

皮の網目の中に、ぽってりとまで重くない、
わりとサラっとした感じのクリームが
しみこむというか、
浸食している感じ。

「なかなか好みであるよ」と頷きながら 
息子は食しておりました。

私的にも、かなり上位のシュークリームでした!
うっま~い!

そして一緒に買ったのが
シャインマスカットのタルト。

2023_122324_kohure_2.jpg

なんでも、タルトフェア?だったかで
なんと3種、各1500円のホールタルトが1000円のお試し価格!

シャインマスカットですよ?見切り品で売ってても
1000円くらいする!

そりゃ。買いますよ~。

こちらも、本当に1000円でいいのかな、
というお味。

私は、実は生クリームが苦手でして、
ケーキも何層にもなった、ふわっと口どけの軽い
複雑な味のケーキも、ちょっと食指に合わない。

タルトやパイシュー、がっしりした感じのチーズケーキなど
シンプルな素材で、
しっかりした食感を好みます。

だから、もしお好みが同じ路線でしたら
もしかしたら 気に入っていただけるかも?しれません。

どうでしょう。
構造見学会ついでに、シュークリーム。

あいにく、12/23・24とクリスマスに被ってしまうのが
気になるところではありますが

何か+αのお楽しみは、いいものです。

ぜひぜひ、【ついでのお楽しみ】と合わせて
今年最後の構造見学会にお越しくださいませ。

ご予約お待ちしております。

12/23・24の構造見学会。


10/28・29の!【かけこみPhoto】

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先日、10/28・29開催の完成見学会の会場となる
お家に撮影に伺いました。

実は、もくせい工舎では、見学会のお知らせやチラシが出る時点で、
現地の写真がないことが多いのです。

お家が完成して、広告でお知らせして、
完成見学会当日を迎えるには
数週間以上、引き渡しができません。

その金銭的、時間的なロスをなくし、
ご負担をなるべくかけないためです。
(ただでさえ、見学会のためにご協力いただいてますし・・・。
いつも本当にありがとうございます。)

今回は締め切りまで少し余裕がありましたので、
どんな感じのお家なのか
ちょっと知らせしたいと思います。

もくせい工舎の自然素材の家・外観

今回は、スマートでシンプル。
しゅっとした自然素材の家です。

もくせい工舎の自然素材の家・外観

三和土風土間も、色味が黒っぽく
スタイリッシュです。

もくせい工舎の自然素材の家・外観・軒天

軒天も漆喰仕上げ。

もくせい工舎の自然素材の家・玄関ホール天井

玄関ホールも。

クロスの白のような、きつい感じにならないのは
漆喰の優しい雰囲気だからです。

もくせい工舎の自然素材の家・リビング

リビングの天井も漆喰塗りで、明るめです。

もくせい工舎の自然素材の家・キッチン

いつもは、アールがかかったデザインが多いキッチンの
仕切り壁も、しゅっとまっすぐ。

もくせい工舎の自然素材の家・キッチン・漆喰

職人さん達が、手仕事で仕上げるので
漆喰の凸凹がなんとも、良い雰囲気です。

もくせい工舎の自然素材の家・廊下

漆喰天井と、明かり窓で
廊下が柔らかな光に包まれています。

もくせい工舎の自然素材の家・木の家のお部屋

間仕切りで、フレキシブルに対応できるお部屋。

もくせい工舎の自然素材の家・無垢の木

もくせい工舎では、無垢の木を無塗装で使っています。

それは、お家の呼吸を妨げないため。
自然素材の力を、十分に活かすため。

どうぞ、ツルツルテカテカしていない
自然の木に触れてみてください。

さらさらとした心地よい手ざわりを
気に入ってもらえれば幸いです。

見学会はご予約制となっています。

運動会や行楽など、色々目白押しの時期ではありますが、
運命を変える(?)出会いとなれれば、嬉しいです。

しつこい営業もいたしません。
どうぞご家族で、お気軽にお越しください。

ヌチドゥ、タカラ (いのちこそ、たから)

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


豊後高田市の玉津東天紅という小さな映画館に、
映画を見に行きました。

いつか行ってみたい映画館であったのですが、
なかなかご縁がなく。

今回、ようやく足を運べることとなりました。

見に行ったのは、『丸木位里 丸木俊 沖縄戦の図 全14部』という作品です。
(~8/16まで上映。13:30~。今回そのために、少し早めに記事を書いています。)

8/6の広島の原爆の日から、8/15終戦記念日のあたりで
大分県内の各ミニシアターで、先の戦争に関する映画が多く上映されているようで、
気になっていた作品もあり、どうしようかと迷っていたのでした。

最近YouTubeなどで、外国の方々が広島の平和記念資料館を訪れる動画が出てきて、
日本にいながら、私は何やっとんのかな?
と、ちょっと恥ずかしくなってしまったのです。

中でも『ひろしま』という作品は、数年前テレビ放映され、
録画しているにもかかわらず、見れていません。


『ひろしま』は原爆投下から8年後、
実際に原爆を経験した方たちがエキストラとして参加し、公開された映画です。

きのこ雲の下で、あの時何が起こっていたのかを伝える『ひろしま』。

実は、未だに録画を見れていません。

被爆した小さな男の子が、真夏だというのに
寒さでガチガチと震えるシーンがあるのですが

その子が、うちの次男坊の小さいころにそっくりで
怖くて、怖くて、見れないのです。
(映画館ならお金も払うし、向き合ってちゃんと見るかも?と思ったのですが
やっぱり無理だった・・・。)

情けないかな。私は、教科書で知る範囲に毛が生えた程度しか
沖縄戦のことも知らない。

だから、あの丸木位里、俊夫妻の目を通してみた
沖縄を、ちょっと見に行ってみようと思ったのでした。

丸木位里・俊夫妻の名は覚えていなくても、
絵は、見たことがある方が多いと思います。

私は、小学生のころ見た『ひろしまのピカ』という絵本の印象が強烈で
名前もよく記憶しないまま、
とにかく、こわい感じの絵!とだけ覚えていたのです。
(子どもの感想なので、こんなものです。しかも、私だし。)


絵に関しても、先の戦争に関しても、
知識のない私が、特に話せる内容などないのですが、
特に心に残った点が数点ありました。

中でも、読谷村の2つのガマの命運は考えさせられました。

読谷村に、米軍が上陸した時、
住民は二手に別れ、逃げました。

チビチリガマと、シムクガマです。

チビチリガマでは、集団自決(日本軍による強制集団死)
かたや、千人近くが生き残ったシムクガマ。

同じ集落の命運を分けたキーになるのは、

日本軍が同行していたか、
英語で交渉できる人間がいたか

たったそれだけでした。

あれ?なんで日本を守る日本軍と一緒にいて、
そちらが壊滅的な結果になるの?

そう思いたくなる。

しかし、沖縄で起こった実際は、そうじゃない。

日本を守るはずの日本軍に追い出されたり、
殺されたり、自決を強いられたり。

シムクガマには日本軍が同行していなかったうえ、
ハワイ移民帰りだった男性2人がいた。

いよいよアメリカ軍に殺されるとパニックになる住民に、
「アメリカは民間人には手を出さないと言っている」と伝え、
アメリカ軍と交渉したとのことでした。

ここに日本軍が同行していたら、こうはならなかったかもしれない。

当時の「正しき日本人」として、死を強制されたかもしれない。

つくづく思う。
誰かの言う、「正しい」って何なんだろう。


丸木位里、俊さん作の絵本に
『おきなわ 島のこえ』 ヌチドゥ タカラ<いのちこそ たから>というものがあります。

絵本では、つるちゃんのお母さんのセリフとして出てくる言葉。

「ワラビンチャー、ヒンギリヨー。
(こどもたちよ、にげなさい)
ヌチドゥ、タカラ」
(いのちこそ、たから)

映画の中では、強制集団死で
愛する身内に手をかけざるをえなかった少年が

日本軍による命令で、凄惨な殺し合いの中、
自分のお母さんが発した言葉としてでてきたように記憶しています。
(違っていたらスミマセン。)

(死ぬのはいつでもできる。)
こどもたちよ、にげなさい。

いのちこそ、たから」


何かの「正しさ」を強制されそうな時。

空気を読んで、従わねばならぬように思う時。

そこに「否」をつきつける誰かがいる。

それで助かる命がある。


人間が、人間として生まれ、
次の人間を育てること以上に
大切な役目などない。

それは、産み育てるだけでなく、

血のつながりのあるなしに拘わらず、

守り、育み、次につなげていくことでもある。

誰かの親になるとかだけでなく、

後から来る子ども達のために
スクスク生きやすい世界をつくることでもある。

残念ながら、そうでない時、
勇気を出して、私は言えるだろうか?

「こどもたちよ、にげなさい。
いのちこそ、たからなんだから」と。

戦時中でもない、今の世で
子ども達が(あるいは、かつて子どもだった大人たちが)、何かに強いられるように
命を絶ってしまう

その「正しさ」[こうあるべき」は、平和なこの時代にも
あるんじゃないか。

そう考えてしまいました。

〇〇7 住宅展示場より愛をこめて

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先日、とある住宅展示場で
一日限り、夕方から
《超自由見学会》なるのものが開催されると知り、
ちょっと出かけてみました。

予約なし、セールストークなし、アンケートなし。

セールストークNGのタグを下げていれば、
余計な営業を心配せずに
誰でも自由に見ることができる。

わが家は、持ち家ですし、2軒目などは夢の又夢。
それでも、今どきの住宅展示場に行ってみる良い機会。
(エラそうに言ってますが、ただの興味本位です。)

○○7ならぬ、スパイのような気持ちで
家族に無理を言って
単身大分に向かったのでした。

中央の受付で、一応名前などを書き
(住所名前も書かないで良いかと思っていたのですが、中央受付では必要だったみたい)
赤いNGタグをもらい首から下げました。

資料請求などすれば、Amazonギフト券1000円分がその場でプレゼント。
大いに心が揺れたのですが、一応スパイ(?)なので遠慮しました。

全部で13社。錚々たる有名メーカーばかり。

その中で特に見たいと思うところから見て、
追々時間の許す範囲で見て回ることにしました。
(結局、後半駆け足で全部見れた)

残念ながら写真不可だったので、「たぶん、あの住宅展示場かな?」というところの
公式サイトをご覧になって、
一緒に行ったような気持ちで、ご想像をお願いします。

個人的に印象に残ったのは、13社中、3社でした。

私的ランキングでは
1位・・・・ 藤〇建設さん
2位・・・・S△K△Iさん
3位・・・・谷Ⅲ建設さん
(2位、3位は、ほぼ差がありません。字を一部変えておりますので、ご想像ください。)

一番最初に見たのが、S△K△Iさん。

外壁の黒板にでかでかと
「無添加住宅」とあり、体に悪いものは使わないとのことでした。

外に、無添加住宅専用の漆喰の袋も置いてありました。

入ると、わりと空気は良いような。

漆喰、なのですが
もくせい工舎のそれとは、ちょっと違う感じ。

輝度が高く(白が眩しすぎる)、質感も珪藻土と水紙を足した感じ。

原田左研の漆喰の方が、気孔が多そうな印象。

可愛くて「おしゃれ、おしゃれ」なデザインのお家でした。
(私にはちょっと、気後れする感じで・・・。)

谷Ⅲ建設さんは、どこかの社長さんか
大物政治家か?といった感じの家。

それでも、木の使い方、空間の扱い方は、とてもセンスが良く、
漆喰や無添加といった(自然素材押しの)セールスポイントなしの中でも、

清々しい「木」を感じる家づくりでした。

13社中、その3社以外は、
残念ながら印象に残らなかったのです。
(個人的な好みも多々あります。すみません・・・。)

会社名を言われても、その中身の違いを思い出せない。

どれも高級マンションや、高級ホテルのようで、
ワイングラス片手に、パーティーするような、

ホームシアターで、大型犬と
革張りのソファでくつろぐような、

とにかく、そこに、「この私」が生活している景色が全く浮かばず。

すごいな、ゴージャスだなとは思うものの、
住みたいとは思わず・・・。
(私、屋上にジャグジーとか要らん・・・。)

見てると、さっき行った所と
何が違うかも区別できず、

なぜかだんだん、ぐるぐるしてきて
気持ち悪くなる始末。

湿気の多い日で、外で休むにもスッキリせず。

この気持ちの悪さが、もしかしたらなくなるんでは?と
一回見たのに、再び藤〇建設さんの家に駆け込んだのでした。

・・・・わ~、なんか全然他と違う。

さっきも応対してくれた女性が
「あれ?どうしました?」と声をかけてくれたので

「・・・いや、なんか見てたら
ちょっと気持ち悪くなって・・・。

なんか似たり寄ったりで・・・。」
って言った途端、爆笑されました。

「あ~、なんか分かる気がします!
そうですよね、うんうん!」

年齢も近そうな感じで、その方自身も、藤〇建設で家を建てたとのこと。

シレっと見学者のフリはしてますが、
私も木の家は好きなので、ちょっと話が合う感じだったのです。

その方も「こういう家って、なんかいいんですよねぇ。
それが何かってうまく言えないんですけど。」

そう、なんかうまく言えないけど
自然素材の家って、なんかいい。

口先とか情報とかデザインとか表面のこと以上に、
腑というか、内臓感覚というか、
動物的感覚で良い感じ。

かたや、私的印象に残らなかった家と共通していることがありました。

1,家が広すぎる上、間取りが複雑すぎる
2.インテリア含め、ゴージャスが過ぎる

もう一つ、

3.入った瞬間から、ガンガン空調が効いてて、
なぜかアロマディフューザーのような香りがする
(ドアが開いた途端、冷気の壁があるような。藤〇建設さん等は、ふんわり低い温度を感じる。)

こだわりの度合いはともかく、自然素材に力を入れている家は
人工的な「快適」の香りがしない。

木の匂いと、珪藻土や漆喰の土物の、
健やかな、自然な匂いがする。
落ち着くのです

最後はフラフラになりましたが
13社中、群を抜いて良かったのは、
私的には藤〇建設さん。

ヒノキの床、珪藻土、
何より羨ましかったのが作り付けのキッチン。

「LIXILとかも使いますよ~。」とのことでしたが、
モデルハウスなので当然、豪華仕様。

・・・何でやろ?さっきのゴージャスな家々見ても
ちっとも羨ましくなかったのに、
なんだこのキッチンの羨ましさは!

私、ここで料理したいよ?
(作るものは、ショボいけど。)

洗面台の名古屋タイルなんかも、良かった。
初めて知りました。

お風呂の壁が総ヒノキなのも、羨ましかった。

何より良かったのが、
【月日の経った家の写真展】。

実際に暮らす、お施主様のお家のその後を見れる。

時間が【家を熟成させる】のは、本物の自然素材だからです。

その暮らしぶりが、これまた自然体で、
あぁ、こんなライフスタイルいいなぁと思わせる企画でした。
(お施主様との信頼関係や、その後の経過が良くないと、
まず、できない企画だと思います。

また、一番驚いたのが、建売?かは不明ですが、
営業マンが常駐せず、OB客さんが応対するということ。

会社関係の人間がいると、OB様も、訪問客様も、
本当のところって、話がしにくいですよね。実際は・・・。
その点、すごいな~と。良く言われても悪く言われても、それはそれというのが。

そういうのを、本当の意味で【自信】っていうのだと思います。)

個人的に、珪藻土より漆喰の方が好きなこと、
そしてやっぱり、何もかも整っているので、
お高そうなこと。

外構から、パンフレットから、スタッフから、
申し分ない。

それだけを整えるための費用は、やっぱり家にかかるだろうと思うのです。
それでも、パンフ1冊とっても本当にセンスが良い。

自然素材なのに、ページをめくる度、
ここから違うお家!と
一軒一軒ハッキリ違いが分かるのは
施主の個性を大事にした結果だと言えます。

ただ、やっぱり高そうだなぁ~。

最後に○○7として、感想を言わせてもらえれば、

もくせい工舎ほど、中身にうるさい会社はなかったです。

そして、もくせい工舎ほど、木の香りがする家もなかったです。

もくせい工舎には、住宅展示場も、
そこに常駐するスタッフもありません。

もくせい工舎は、ローコストが売りの家ではありませんが、

その点で、良い家を、お得に手に入れられると思います。

どこのメーカーも、断熱材や防蟻剤、化学ボンドまで使わないなんて
そこまでうるさくなかった。

つまり、そこまでのことをやってる
ちっちゃな工務店だということです。

住宅展示場で、いつでも見れません。
愛想のよいイケメンの若手営業マンもおりません。

ちょこちょこ開催する見学会か、OB様邸ご案内で
ご覧いただけます。

良かったら、小さな工務店の
大きいこだわりっぷりを見に来てください。

色々見て、比較して、
お財布と相談して、本当に自分たちの家に必要なものは何か

じっくり考えてみることが大事だと思います。

色々見るって大事。勉強になりました。

他から刺激を受けることがなくなったら、
良くも悪くも何も変わらない。

どんなに自信があっても
人間だもの。
完璧なものなんてない。

「足りない部分は、きっと伸びしろなんだ~」と
住宅展示場で愛を叫ぶわけです。

私を含めた、この世界の何やかんやに。

6/24・25の!【かけこみPhoto】

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


今週末の6/24・25。見学会が開催される中津市のお家に撮影に伺いました。

まだ撮影を残したところもあり、
一部ですが、サクサクサクっとアップして
駆け込みにてお知らせします。

木と土の家ってどんな感じが
少しでも伝わると嬉しいです。

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。会場外観
お家の外観。この日は出入りが多く、正面からの撮影は断念。元々あった和風なお庭にもしっくり、良い感じです。
正面は、またいずれ施工実績にてご覧ください。

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。リビングを玄関付近から見る
玄関付近から見たリビング。お子さまたちの秘密基地、ロフトもあります。木がふんだん!清涼感のある空気です!

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。キッチン側から見たリビング
キッチンから見たリビング。

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。キッチンの奥には
ここで、私的にうらやましい空間が、このキッチン奥に。

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。家事スペース
ジャ~ン♪こちらは大人の?秘密基地!家事スペース!

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。家事スペース内側から
日々雑事に追われることの多いお母さんは、たまには一人になれるスペースって大事!・・・だと個人的に思うのですよ。いいなぁ~。羨ましい~。

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。ウッドデッキ
リビングの窓を開けてもらうと、ウッドデッキ。ここですね、よく見ていただきたい。
漆喰壁のエッジの感じ。

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。漆喰壁のエッジ
この、鏝の跡。人の手仕事の跡。そして、新建材でも、珪藻土でも、西洋モルタルでも出せないこの質感。
すごいマニアックですが、この絶妙な感じが出せるのは、本物の漆喰で、原田左研さんの仕事だからです。
土っぽいというか、洞穴っぽいというか・・・。あ~、この良さが伝わるだろうか~。(私のつたない技量で・・・)

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。埋没型?
これは、初めて見ました。埋没型?インターフォン。こちらも、漆喰が良い感じ。
ジブリっぽい、でこぼこ感といったら良いでしょうか。まっすぐじゃない。

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。脱衣場・洗濯スペース
こちらも、撮影しながら散々羨ましがってきたところ。脱衣場兼、洗濯スペースです。広~い!
圧迫感ゼロ!

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。ニッチ
こちらも、漆喰と無垢の木の雰囲気が伝わるとうれしい、ニッチです。
漆喰も、陶器も土からできているので、自然な花と映えて、素朴なのに上品です。
素材がよいと、素朴でも、安っぽくならず、温かみもでるので不思議です。

自然素材のもくせい工舎・無垢の木と漆喰の家の完成見学会6/24・25。会場外観
さて、このコはどこにいるでしょう?見学会場で見つけてくださいね♪

老眼と乱視がひどくなってきて、写したつもりで
ピントがずれていることが多くなった今日この頃・・・。

木が好きな方、
自然な家を建てたい方に
ピントがずれながらでも
ピンポイントに伝わるといいなぁ~。

・・・と、願っております。

良かったら、ぜひ見学会へお越しください。

木の家でお待ちしております。

明日・明後日の見学会の!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


明日・明後日の6/17,18に宇佐市にて行われる完成見学会

そのお家に本日撮影にお邪魔しました。

今からアップして、いったい間に合うのか?ですが、
これをご覧になった方はラッキーといえるかもです。

どうぞご縁がありますように。

のどかな風景広がる小高い丘の上。

こんな所に新しいカフェかな?と思うようなお家でした。

以下サクサクサクっ、と写真上げますね。

2023年6月17日・18日自然素材のもくせい工舎の家完成見学会・会場外観
小高い丘の上っていうのが、また良いですね。

2023年6月17日・18日自然素材のもくせい工舎の家完成見学会・会場外観
どこまでも青々した風景が広がります。

2023年6月17日・18日自然素材のもくせい工舎の家完成見学会・玄関ホール
玄関ホール

2023年6月17日・18日自然素材のもくせい工舎の家完成見学会・リビング
今回のお家はいつもより漆喰少なめ、無垢の木いっぱい。

2023年6月17日・18日自然素材のもくせい工舎の家完成見学会・ウッドデッキから外を眺める
ウッドデッキからの風景。アジサイも桜も見えます。・・・ここで夕暮れにビールなんて飲めたら最高じゃないですか~。


<おまけ>
これは、お施主様にしか見る機会ないかも?なのですが
下の桜の木の近くに、土管がありまして

そこに何故か、マユミの木が植わっておりました。

2023年6月17日・18日自然素材のもくせい工舎の家完成見学会・まゆみの木

かわいい実がついています。

re_IMG_1328.jpg

秋になると赤く色づいて、ますます可愛い木。

楽しみですね。

こちらの見学会はご予約制。

当日の諸連絡は、お電話にてご確認ください。

どうぞ素敵なご縁となりますように。

木の家でお会いしましょう。

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 5

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 1
美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 2
美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 3
美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 4

続きでございます。

チェックアウトしてしまったので
車で行きましたが、
実際は、お散歩でも行けるような距離に、ラムネ温泉はあります。

202304_ラムネ温泉外観

のどかな温泉街の川沿いを行けば
これに出くわすんですから、
知らなかったらビックリしそうです。

建築は、藤森照信氏。
そして可愛いキャラクターは、南伸坊氏。

南伸坊氏といえば、おにぎりのようなお顔立ちの
イラストレーター。(←どういう覚え方?)

実は、藤森照信氏をちゃんと存じ上げず。

後で色々調べているうちに、
藤森照信氏と、宮崎駿監督のつながりを知るのです。

建築家・藤森照信さんと、宮崎駿監督。
(↑氏が、言いづらいので"さん"と失礼して書きかえます。)


あれ?私何かで、その組み合わせを見たことがあるぞ?

それもそのはず、私が武雄図書館内のTSUTAYAで購入した
『ジブリの立体建造物展 図録<復刻版>』に対談記事が
きっちり載っていたのです。
(見てたのに忘れてる。インプットしただけだと埋もれる良い例。)

藤森照信さんと宮崎駿監督。
藤森照信さんと、長湯温泉。

情報として、ただの点だったところが、
すごい勢いで線になったような感覚!

ラムネ温泉に、どうしてそんな錚々たる顔ぶれが関係しているのかは
「ラムネ温泉」の公式サイトのストーリーをご覧ください。
(勝手にリンクを貼れないので、スミマセン。)

試しに「藤森照信 建築」で検索して頂ければ
どんな建物を建てられた方かお分かりいただけると思います。

空飛ぶ泥船(茅野市美術館・仮設の茶室)や、
草屋根が圧巻のラ コリーナ近江八幡(菓子製造販売・たねやグループ)
丘の芝が屋根まで続いているようなねむの木こども美術館(静岡県掛川市)

その他色々、「あ~、もう可愛い‼‼」

どれも木や土や、緑を感じさせる
素朴で、自然で、有機的で、楽しい建物ばかり。

藤森照信さんの建てる作品に
宮崎駿監督や、養老孟司先生(養老昆虫館)
心惹かれたのも頷ける話です。

そして、同じようにそれにツボッた(?)のが
何を隠そう元竹田市長(合併後の竹田市2~5代。2021年退任)の首藤勝次さん。

大丸旅館グループの5代目経営者でもある首藤さん。
(↑氏が、言いづらいので"さん"と失礼して。)

ある日、河原で炭酸泉を見つけたそう。
(そんな日本昔話のようなことがあるのかしら?と思ってしまいますが、
それこそが氏の座右の銘の【有由有縁】なんでしょうか。驚きです。)

炭酸泉は温度が高くなると、気泡が少なくなるようで
熱めのお湯が好まれる中、魅力を感じる人は地元でも少なかったのだとか。

ところが、首藤さん。
試しに無人で仮浴場をつくって、100円で解放したら
これが大人気。
(返す返すも、ホントに昔話みたいな展開。)

ちゃんとした建物をつくるべく、色々探していたら
知り合いの静岡県議会議員に教えられたのが
藤森照信さんの「浜松市秋野不矩美術館」。

すっかり気に入って、設計を依頼したのだとか。

藤森照信さんも、最初は「河原に温泉?僕がやるの?」と思っていたようですが
実際にご本人に会ってみると、観光カリスマ(←国土交通省選定)で、
長湯に象設計集団(!)に依頼して【御前湯】を建てていた経緯もあって
その温泉に対する熱意に動かされた等のいきさつがあったようです。
(これまでの話、『藤森照信 読本』etcからかいつまんで書いております。微妙な差異あればスミマセン。)

そうして、小さな温泉街にできた藤森建築がこちら!

202304_ラムネ温泉の待合美術館棟を見る
受付のある待合兼美術館棟。焼杉の黒と、漆喰の白が地味で派手な、忘れられない外観

202304_ラムネ温泉棟と家族湯棟
左奥に共同浴場棟と、真ん中に家族湯棟。オカメザサの植栽の通路を通っていく。

202304_ラムネ温泉の屋根の松の木
各棟のとんがり屋根には松の木!これもあると無いとで雰囲気が全く違う。遊び心がニョッキリ生え出ている。

202304_待合棟から共同浴場を見る
待合兼美術館から中庭、共同浴場を見る。夢の中にいるような不思議な光景。

202304_中庭の犬の像
やたらめったらカッコいい犬の像。ダンディー。

ここで猫好きの皆様に朗報です。

実はこのラムネ温泉。数匹の猫さんが住んでいる。

そのうちの一匹。
入り口付近で会ったのですが、知らん顔。
「観光客なんか、ぎょうさん来るのにイチイチ相手しとられんわ~」
そんな感じで、完全スルー。

あら、さみしい。

仕方ない。猫好きは、つれない猫さんには深追いしないのが礼儀です。

ところが、写真を撮っていると何か視線を感じる。

ありゃ。さっきのコ。

202304_あけてという猫

どうも、開けてくれと言っている。

開けると、クールにさっさと行ってしまいました。

202304_ラムネ温泉の猫藪の中を伺う
藪の中から物音が。捜査一課の猫さん、張り込みをすることに決めたようです。

共同浴場内は、さすがに撮影できなかったのですが、
脱衣場から浴場に入るのに、かなり低い入り口となっています。

藤森照信さんの本によると、配置とか外観はすんなり決まったのだとか。
ただ、内部がなかなか決まらない。参考にできるような空間体験がないという。

そこで参考になったのが首藤さんのこどもの頃の話。

なんでも、ラムネ温泉に入る時、
炭酸ガス中毒を防ぐため、ローソクをもって入ったらしい。
ローソクの火が消えると風呂から出るようにしていた。
その暗がりの中灯るローソクの灯りが懐かしい、と。

狭い空間、火、湯気=まさに茶室じゃん!

実際に入浴と茶事が一緒になったことは歴史的にもあったので、
イメージが固まったとのこと。

したがって、共同浴場は茶室のような低い入り口と、
中には小さな暖炉もある構造に。

たしかに、低い入り口には別世界に入り込むような心地がしました。

外界とは一線を画して、ひっそり隠れるような感じ。

実際に暖炉に火がくべられていたわけではありませんが、
(あぁ、あの小さな窪んだ空間はそのためのものだったか)と認識します。

内湯が42度、外湯が32度とのことですが、
気温の影響もあってか、内湯もぬるめな印象。
B・B・Cに泊まった際、その日のお風呂を、テイの湯に行くか、ラムネ温泉に行くか迷ったのですが
ラムネ温泉には体を洗うスペース等もないので、洗髪のことを考えればテイの湯で正解でした。

ちょっと外湯もいきなりは冷たそうだったので、サウナに。

ところが、入れども入れども、全く汗をかけない私。
持っていたロッカーのカギに触れると
「・・・ッアッチ!」

これはマズイ。汗はともかく、出ないと干物になっちゃう。

干からびかけた状態で、外湯へ。

はぁ~。気持ちがええ!

小さな銀色の泡が、後から後から体に着きます。

払っても払っても、ウロコのようにびっしり。

快晴の真っ青な空と、芝生に立つ、銀色のひまわりのオブジェ
ぷくぷくのラムネの湯。

爽快な心地よさ。

202304_家族湯棟

良い建物、良いお風呂でした!

せっかくなので、美術館棟も覘くことに。

大丸旅館は多くの文化人とつながりも深く、川端康成をはじめ
多くの交流を感じさせる資料がありました。

その一角に置かれた、段ボール。

202304_段ボール


近寄ってみると

202304_段ボールで昼寝
そんなとこ入ってたら、-18度でクロネコさんに運ばれかねんよ?

睡眠業務真っ最中のにゃんこさん。

温泉棟に比べ、人通りも少なく静かで快適。

あまり可愛くて、頭をなでると、ゴロゴロと喉を鳴らしてくれました。


竹田市の人口は2万人ほど。県北の中津市の4分の1くらいの人口です。

それでも、その人口に対して錚々たる建築家の作品が見られる点では
美建築密度がめちゃ高いとも言えます。
こちらは、首藤勝次さんのホームページにて、PDFで竹田と建築のことが詳しく書かれておりますので、興味のある方はご覧ください。

長湯だけでも、他にも

202304_クアパーク長湯外観

クアパーク長湯。設計は世界的建築家、坂茂さん。

東日本大震災の時、紙の筒と布で避難所のプライバシーを確保した話は有名です。

202304_クアパーク長湯外観

1Fが水着で入れるバーデゾーンと50mの歩行浴と温泉プール。
2Fに温泉、他にレストランや宿泊施設も備えた複合施設で

周りの自然に溶け込むように
木をふんだんに使って設計させています。

もう一つ。
私が長湯に関心を持ったのがここ。

202304_御前湯・玄関付近

御前湯です。

202304_御前湯・芹川沿い

こちらは象設計集団の作品。

今はなき、私の大好きだった由布院美術館の建物を設計をしたのも
象設計集団でした。

由布院美術館
象設計集団の由布院美術館。今は取り壊されて観ることができない。

由布院美術館に関しては、昔書いた記事がありますので、良かったら。
なんと、もう10年近く前の記事ですが・・・。

由布院美術館のことを書いた記事→「自由設計とかけて、焼肉バイキングと、とく?」
題名からは想像つきませんが、書いております↑


あ~。
とても、一泊二日じゃ見て回れなかった。(余計なロスもありましたし。)

今度はぜひとも長期滞在は無理でも、2,3泊して
住んだような気持ちで、じっくり色々見て回りたい。

こうして書いている間も、私はなんだか無性に長湯に帰りたいのです。

首藤勝次さんのホームページに
【有由有縁】という言葉がありました。

川端康成の言葉らしいのですが、
理由があって、今の縁があって、それを大事にしていく。

私から見れば、首藤さんが河原でラムネの湯を見つけて、
それが藤森照信さんの建築につながっていくのは

水底から、キラキラ光る水面に
キラキラ光る魚が泳いでいるのを見ているような。

まぶしくて、まぶしくて、
とても手が届かなくて、
憧れの夢のような世界。

そんな風に、熱量と想像力を持って
上下の差もなく
共感しあう仲間と
ワクワクしながら
ものづくりができる楽しさは
うらやましくて、キラキラ。

またいつか、そのキラキラに会いに
長湯に行きたいと思います。

点と点が、線になって何かにつながるように
私のワクワクが、次の何かにつながりますように。

おばちゃんの美建築をめぐる竹田ひとり旅。
今回はこれにて、おしまい。

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 4

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 1
美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 2
美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 3

続きでございます。

さて翌朝。早朝6時。
前日とは打って変わって
良く晴れそうな模様。

林の間を通って、清々しい空気の中
川沿いを降りていきます。

202304_芹川のこいのぼり
芹川に涼風に乗って、鯉のぼりが泳ぐ。

私は寝癖がひどく、頭頂部がいつもハート形になるので、
お湯に浸かるついでに、そちらも何とかしないといけません。

幸い誰にも会わず、まんまと(?)テイの湯に着きました。

後から来られた方とお湯に浸かりながら、談笑し、
大丸旅館を後にしました。
朝の光の中入るお湯に、すっかり清められた気分です。
(中原中也よりずっと、汚れちまってますしね。色々と。)

「また、このお湯に来れたらいいなぁ」

正直、とても名残惜しい。

名残惜しいは、良い出会い。人でも場所でも、きっと同じです。

大丸旅館の目の前には、茶房・川端家。

202304_川端家

B・B・C長湯と同じく大丸旅館グループなので
窓際の風景も、ちょこっと作品が覗いてオシャレです。

202304_川端家の窓辺

202304_竹田交通バス停
歴史ロマンを感じさせるバス停に、ポストの赤が映えています。

朝食は8:00か8:30。

時間になると部屋まで運んでもらえます。

202304_朝食
優しい味のお粥と、みそ玉の入ったお椀。以前は洋食と選べたようですが、パンの仕入れ先閉店等の諸事情で、現在は和食のみのようです。

「みそ玉が入っておりますので、良く溶かしてから召し上がってください。」

へ~、みそ玉。初めてです。

良く溶かしてって言われたのに
先に写真ばかり撮っていたものだから、
なかなか溶けず。

溶け残りは、お粥にのっけていただきました。

実はそんなにお粥は好んで食べない方なのですが、
なんだかとってもポクポクと柔らかい歯ざわりで
優しい味。

日頃こんな風に、一人膳でゆっくり食べるなんてことはありませんから
「ちゃんと食べた」感満載です。

満足満足。

チェックアウト時に
昨日ラムネ温泉に入りそびれたことを伝えると
100円で入れる券をもらえました。

「あの、チェックアウトしちゃったんですが
図書館って見れますか?」

そう、図書館に惹かれて来たのに
昨日は見れずじまい。
写真撮影の許可ももらって、入らせてもらえました。

202304_BBC長湯図書館外観

202304_BBC長湯図書館横トイレ
ベンガラ色の壁がおしゃれすぎるトイレ。トイレでも良いから、ここに住みたい(?)

202304_BBC長湯図書館外観
美術館でもあるかのように至る所に彫刻が。手書き風の「林の中の小さな図書館」が可愛い。

中は左手と右手に部屋があり、右は彫刻や山岳資料を飾ったギャラリー。

202304_BBC長湯図書館のギャラリー

こちらも、可愛いイラスト等見ごたえたっぷり。

そして、左側の図書館がこちら。

202304_BBC長湯図書館内

あ~。本当に晴れてて良かった!
神々しいくらいの美しい図書館!来てよかった‼

天井上まで山岳関係の本がぎっしり!

山は好きだけど、ヘタレなので登る根性のない私は、
手に取ったことがない未知の世界。

これ、一日一冊ずつ必死で読んでも、何年かかるかわからない。

202304_BBC長湯図書館内・山岳関係の本
うち13,000冊は、露天風呂番付を作成した、旅行作家の故・野口冬人さんの寄贈。写真も飾られていました。

本の世界に触れるたび、この世には
まだまだ知らないことがいっぱいで、

またその一つ一つに奥深い世界が広がっていて
途方にくれる嬉しさがあります。

すごいなあ~。

202304_BBC長湯図書館内
中央には綺麗な緑色のチェンバロ。故・松本公博氏製作。大分・山香町に移住し、工房を「カテリーナ古楽器研究所」と名付け、古楽器の製作と演奏の活動を行った・・・方らしい。全くもって無知で申し訳ないのですが、調べれば調べるほど、気になる方。
ヨーロッパ起源の古楽器を日本で作るんだから、まずは木の違いから研究したくて山香に来られたらしく・・・。ちょっと調べただけで、気になる情報いっぱい。また、じっくり調べてみます。はぁ~、近くにいながら、知らんことばっかり‼世界は狭くて、広い!

野口冬人さんにしても、チェンバロの松本公博さんにしても、
初めて触れた世界だったので
こうして記事を書きながら、改めて驚いています。

湯治でもと思って、長湯に来て、
B・B・Cに建物見たさで泊まりに来て、
全く知らなかった世界に触れ。

興奮冷めやらぬうちに、気づくと
ラムネ温泉について書くには
(さらにページが)長すぎる事態となりました。

202304_BBC長湯図書館テラス
あるとないとで雰囲気がまったく違う。さりげなくおかれた椅子。

山頭火なんか好きすぎて、もうここに隠居したい。
こんな老人ホームあったら速攻で住む!
わたしゃ、ここで余生を送るよ。(←ちびまる子なの?)

そう思いたくなるほど、魅力的だったB・B・C長湯。
また来ます!

そしてそして、
次回こそは、ラムネ温泉。

202304_BBC長湯から見上げる空
林の中の駐車場から見上げる空。

美建築をめぐる、おばちゃん旅もいよいよ大詰めです。

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 3

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 1
美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 2

続きでございます。

名湯「テイの湯」を満喫し、
涼風に吹かれながら上機嫌で部屋に戻った私。

長湯にはコンビニも少なそうだったので
道中の庄内町のスーパーとコンビニにて
お惣菜等を買い求め

それをおつまみにビールを飲もうと
息巻いていたのでした。

冷蔵庫からビールを取り出すと
キンッキンに冷えております。

もう居酒屋のジョッキなみ!

「お~、すごい冷えてる!」

さてさて嬉しい一口目。
美味しいに決まってるじゃないですか!

ところがですよ。

なんかいつもと様子が違うわけです。

飲み口から、少ししか出てこない。

・・・あれ?どした?

缶の冷たさは、いつもの比じゃありません。

キンキンに冷えてて美味しいはずのビールが
雪解けのようにしかでてこない。

泡は神泡とか、クリーミーとかいう形容ではなく、
ミゾレ状。

そう、キンキンを通り越して
ジャーベット化していたのでした。

のど越しを味わうとかのレベルではなく
じわじわ溶けてくるのを飲む感じ。

冷凍庫でなくても
まだ余力のあったキンキンの保冷材で
挟んだのがまずかった。

明らかに、冷やしすぎていたのです。

冷やし過ぎたるは、ビールにあらず。
こりゃ、ビールのかき氷である。
飲みにくいったらありゃしない。

「やれやれ、今日は色々とやらかす日だ。トホホ」

それでも
色々やらかしたにしろ、今日はお片付けしなくていい。
今日は何も心配せず、好きなだけ本を読んでいい。

ひとり旅をゆるしてくれて、
家族よ、ありがとう。

ところが
だいたい睡眠不足な上、(余分な右往左往もしたし)疲れてもう眠い。

結局、いつも通りの時間には就寝したのでした。


ひとり旅の良い点は、ツレに気を使わなくて良い所です。

夜中に目が覚めて
「そういえば、竹田は星も綺麗なんだよな・・・」

そう思ったら窓を開け、テラスに出ることも叶います。

「起こしちゃったら悪いな」と気を使わなくていい。



そういえば、仕事のお昼休みとかでも
ランチは一人の方が、脳が休めて良いと聞いたことがあります。

それは、どんなに気の合う人と一緒でも
脳は情報の処理に追われるからです。


脳を本当に休ませようと思うなら
ぼっちが一番。

しかも、ボ~っとしている時、
脳は思わぬいい仕事をするらしい。

ボ~っとしている時に働くネットワーク(デフォルト・モード・ネットワーク。DMN)があって


そのおかげで、感情や運動、記憶を束ねて
思わぬひらめきを生むのだとか。

つまり、ボ~っとしている時間に、
脳は点と点を結び、線にし、アイデアを生んでいる。


スマホを見れば広告ばかり。
ウソかホントかわからない
まことしやかな言葉の中にいると

情報ばかりで、体感や実感として何もないことに
気付きます。

誰かのレビュー(評価)は、私の実感とは別物なのに
誰かの言葉だけで、動かされそうな気持ちの悪さがあります。

考えても考えてもうまくいかない人ほど
実はちょっと一人になって
ボ~っとする時間は必要かもしれません。

実感としての、自分を取り戻すには
誰かの情報だけでなく、
実体験することが一番で、

旅はそういう意味で
強制的に【目線】を変えることにつながります。

あぁ、でも旅だけじゃないかもしれない。

実際に、体を動かして自分で判断することが大事なのは
見学会でも言えそうです。

誰かの評価で決めないで、実際に見て、
話して、動物的カンを働かせてみるのは大事かもしれない。

いきなり仕事っぽくなりましたが。

次回は、ラムネ温泉。
あの宮崎駿監督も一目置く、建築家さんの作品のお話です。


美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 2

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

前回の続きであります。
(いつもより、今回ちょっと早めに記事を上げます。)

はりきって、ひとり旅に出たものの
宿泊するための荷物一式を忘れた私。
(何やってんだか)

なんとか日暮れまでには宿に戻ることができました。

ゆっくりするために、あわてて戻る。

走ったメロスもズッコケそうな顛末です。

待ち受ける暴君も、親友セリヌンティウスもいませんから
ひとり寂しく、山頭火のカギを開けます。

というか、ワクワク。

202304_BBC長湯・山頭火外観

だって、これ、貸し切りなんすよ?(←うれしくて、言葉が乱れる)

漆喰とかの手しごと感が好きな方は、たまらんですよ?

202304_BBC長湯・山頭火外観の小窓

こんな味のある造作。でこぼこした感じに
自然の蔓(?)で茶室のよう。

もう、カメラ片手にニヤニヤがとまらん。

そのせいか、現場撮影のように
ついつい入る時言ってしまう。
「・・・失礼しま~す」

で、玄関こう!

202304_BBC長湯・山頭火・玄関


202304_BBC長湯・山頭火・玄関


202304_BBC長湯・山頭火・玄関の調度品
さりげなく飾られた調度品まで、なんともハイセンス。(価値は分からず。猫にナントカ、豚にナントカですので)


一番最初に借りたお手洗いだって、

202304_BBC長湯・山頭火・お手洗い
こんなに渋くておしゃれ。

202304_BBC長湯・山頭火・お手洗い

決して明るくはない壁の色合い。
それでも、暗いとかじゃなく
ただただ、とても落ち着く感じ。

ここかしこに絵や書が飾られているのも
私好みで、うれしい。

ニヤニヤしながらドアを開け、
いよいよお部屋です。

202304_BBC長湯・山頭火・室内

~~~~~~~~‼‼‼‼

素敵すぎる!

あの木の枝のアーチだって、どこから手に入れたんだろう。
よくあんな曲がり具合の、ちょうど良い木があったもんだと
驚いてしまう。(加工してるんですかね?)

202304_BBC長湯・山頭火・室内・和紙の魚拓調の飾り

ちょっとしたものが、こじゃれてます。

そして、この木の枝の中をくぐると・・・

202304_BBC長湯・山頭火・ミニ書斎

ミニ書斎~!

掘りごたつのように、足を、一段下におろして座ります。

目の前には、あの蔦の可愛い小窓。

ちょっと、こんな贅沢な部屋に
9000円いかないで泊まっていいんだろうか。

202304_BBC長湯・山頭火・ミニ書斎から室内を見る
ミニ書斎から室内を見る

202304_BBC長湯・山頭火・テラス

障子を開けると、テラスもあります。

ちょっと肌寒い日だったので、出て座ることはしなかったのですが
季節が良ければ、ぜひとも
挽きたてのコーヒーを飲みながら
本でも読みたい!

小鳥の声を聴きながら!

202304_BBC長湯・山頭火・テラスの窓のカギ

もう、窓のカギすら可愛い。

つるんとして、ぽってりして、
レトロで触り心地も良いのです。


そして部屋にはミニキッチンも。

202304_BBC長湯・山頭火・ミニキッチン

202304_BBC長湯・山頭火・ミニキッチン

今思えばですが、お茶を沸かすヤカンはあっても
鍋やプライパンはなかったのでした。

何でも置きっぱなしにせず
一番きれいな状態で
受付で貸してくれるのだそう。

私は今回料理までする気がなかったので、
これだけでも充分充分。

小ぎれいで、片付いてて
わが家の台所より居心地が良い。

また、木枠の小窓もとても可愛い。

いや~。満足満足。



おっと、そうだった。
買っておいたビールを冷やしておかねば。

冷蔵庫を開けると
・・・ありゃ、電源入ってない。

ダイヤル式の庫内のスイッチを
強にして、
クーラーボックスに入れてきた保冷剤で
ビールを挟んで、入れておきます。

右往左往していたにもかかわらず
幸い、ビールは冷えていたのですが
お風呂上がりのお楽しみに、しっかり冷やしておきましょう。
(ところが、これが後で仇となる)



前回書いた通り、この施設にはお風呂がありません。

系列の大丸旅館のテイの湯(無料)か、ラムネ温泉(500円のところを100円で)を利用することになります。

どちらも利用時間があったのですが、
うかつにも写真を撮るのを忘れました。

しかも、数字に弱い私。

すっごいアバウトですが
大丸旅館が13:00~21:00/翌5:00~8:00(やったかも?)
ラムネ温泉が10:00~営業終了の22:00???(やったかな?)

すみません。写真撮るのに夢中でちゃんとお知らせできず。



時間も時間だったので、近くのテイの湯に行くことに。
(ラムネ温泉は翌日も100円で入れる券がもらえます。チェックアウト時に申し出ましょう。)

18時台なので、もしかしたら
本館泊まりのお客人はご飯時かもしれない。
(夕食ナシはこの点、自由で気がラク)

空いてるといいなぁ~と言いながら
芹川沿いを下っていきます。

歩いて数分。

橋を渡るとすぐそこです。

「部屋のカギを見せたらいいですよ」と言われていたので
老舗旅館の立派な玄関先に気後れしながら
「こ~んに~ちは~」(←これじゃ錦鯉の長谷川さんだ)

ところが呼べども呼べども、皆さん忙しくて気がつかない。

やっと前を通りかかった和風美人の方(←多分女将さん)
「山頭火です!お風呂良いですか?」と聞くと

「どうぞどうぞ!」と満面の笑みを返していただきました。



その、テイの湯ですよ。

あの与謝野晶子も愛したという、名湯ですよ。

脱衣場には与謝野晶子だけでなく
「オリオン座と一緒にお風呂に・・・」(←文言ちゃんと覚えておらず。適当でスミマセン。)と檀ふみさんの直筆色紙が。

そのお風呂に・・・
なんと一人で入りました。

我ながらナイスタイミング。
貸し切り~!ひゃっほ~!

腰痛に冷え性、しもやけ持ちの私は
冬場になるとたまらず温泉に治療目的で行くのですが

こんなに入って漬かって(←正:「浸かって」)
気持ちが良いと思うお湯はなく。

お湯あたりが良いというか、温度もちょうど良く
なんとも心地が良い。

飲泉もできるので口に含むと
鉄の味。胃腸に良いそうです。

半露天風呂もあり、
芹川の流れと、ようやく雲が取れてきた
夕暮れの空を見ながら
名湯を満喫したのでした。



「正直、お風呂が部屋にないのは不便だけど
このお湯に何度も入れるのはいいなぁ~」

川沿いの涼しい風に吹かれて
散歩がてら、また来た道を部屋に戻りました。



次回は「過ぎたるは猶及ばざるが如し」はビールにも。

通常、月の中頃と終わりにアップしておりますが
ちょっとコンスタントに上げるかも?です。
(見学会も入りそうですし)

よかったら、おばちゃん珍道中に
またお付き合いください。

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 1

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


コンポストのことを書くつもりでしたが
(再び)またの機会に。

数回にわたり、竹田の旅のお話をします。

私は月の15,30日くらいに記事を書きますので
気が向いたらお付き合いください。

武雄ですっかり、ひとり旅の楽しさにはまってしまった私。
たけおさんぽ①
たけおさんぽ②
たけおさんぽ③

今回は、一度訪れてみたかった
竹田市直入町の長湯温泉に行ってみました。

何故に長湯?

元々は湯治で良い宿を検索していたのです。

そこでヒットしたのがB・B・C長湯さん。

202304_BBC長湯の図書館

図書館のある林の中の長期滞在もできる宿です。

建物良し、林の中という雰囲気よし、
しかも図書館つき。

中でも山頭火という建物に心惹かれて

202304_BBC長湯の山頭火

ぜひ見てみた~い!泊まって見た~い!

と、なったわけであります。

湯布院御三家・山荘無量塔の「楽」というお部屋に
いつか、いつか泊まってみたい!

そう思っていた私ですが
金額的にもなかなか気軽に手が出ない。

しかも、ひとりで・・・とはいかないかも?

ところが、B・B・C長湯さんの山頭火は
ひとり旅でもOK。

しかも、お値段は9000円いかないくらい。

施設にお風呂がない。(近くの大丸旅館とラムネ温泉が利用できる。)
夕食がない。(おかゆメインの体に優しい朝食はつく。)

それを除けば、美建築に一棟貸しで宿泊できる上、
お値段は一万円いかないという
なんともありがたい宿なのです。

これはカメラ片手に行くしかない。

とにかく、煮えた頭を休めたい。
とにかく、景色を変えたい。
とにかく、いつもと違うことをしたい!

そんな一心で、予約当日
直入入り(いりが、多いな!)したのであります。


まずは腹ごしらえ。

直入ダムを望むカフェ、ジプシースマイルさんに。
202304_nagayu_cafe_1.jpg

あいにくの曇天で、写真が暗い。

朝まで雨だったので
「濡れてませんかね?」と心配されながらも
無理を言って外でいただくことに。

202304_長湯カフェ。直入ダム風景

オフシーズンなので誰もいなかったのですが、
水上スポーツもできる直入ダム。

この日はカモがのんびりしておりました。

202304_南インドチキンカレー

南インドチキンカレーのセット(デザート付だ!)を頼み、

行ったこともない南インドに想いを馳せ、
ダムのほとりでカレーを満喫。

デザートのチーズケーキと
デカフェのコロンビアのコーヒーも美味しいこと!

これは、豆も買って帰ろう。

それで、宿で挽いて飲んでまったりしよう。

今回、そのつもりでお気に入りの
コーヒー豆とミルも持参したのでした。

お会計をすませ、コーヒー豆をゲットし

さて、車で宿まで行きますか。

チェックインを14時と早めにし、
ゆっくり町をぶらぶらするつもりだったのです。

(・・・さて、コーヒー豆をどこに入れよう。
クーラーボックスか、赤いボストンバックか・・・。)

ところがです。

その赤いボストンバッグが、車にない。

着替えやタオル、コーヒーミルを入れたはずの
赤いボストンバッグが
どこにもない。

「・・・あれ?・・・あれ?」

もう、さ~っと血の気が引きました。
漫画に出てくる縦線が顔に。

春休みで家にいた息子に電話をかけると

「うん。なんか畳の部屋にあるよ。
届けようか?自転車で!」

って、車で2時間かかったところを
自転車でかい?

「・・・気持ちだけいただくよ。
とりあえず、宿に行ってみて、また連絡するわ~」

とにかく、無いものは無いのです。

キャンセル代も、当日なので満額です。

取りに帰るしかない。トホホ・・・。



チェックインをすませ、受付の男性に事情を話し、
「大変だね~」と同情され。
もう苦笑い以外でない私。

とりあえず代金を払い、カギを預かることに。

憧れの山頭火で、トイレだけ先に借り、
今来た道を戻らねばなりません。

「あ~、もう。なんでこうなるかな~。」

どんなに「なんでなんで」と言っても
自分がやらかしたので仕方がありません。

陽がだんだん傾きかける中を
自宅へ。宿へ。

・・・あれ?私リラックスしに来たんやなかったっけ?

アドレナリン大放出。焦りまくりです。

心情としては走れメロスのそれです。

行かねばならない。んで、戻らねばならない。(原因はともかくね!)

美建築にゆっくり触れる間もなく、

次回に続く~!

広告の世の中だけど

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


コンポストのことを書くつもりでしたが
またの機会に。

先日見に行った、
大分県立美術館【イメージの力 河北秀也のiichiko design】のことを少し書きたいと思います。

慌てて書いている理由が
開催が3/29までだから。
つまり、明日で終わりなのです。
(だからといって、誰かが見に行くとも思えませんが一応)

昔から、ちょっと渋いCMが好きだった私。

「ニッセイのおばちゃん 自転車で~♪」のCMを
幼心に渋くてかっこいいと思っていました。

そんな幼少期から年寄り好みというか
渋い、郷愁を誘うようなCMが好きだった私に

強烈なインパクトを残したのが
いいちこのCMでした。

ビリーバンバンの優しい歌声、
異国の夢のような風景、
キャッチフレーズのセンスの良さ。

焼酎は飲まないのに、CMに酔いしれてしまう
以前から大好きな世界観でした。

展覧会は写真撮影可能だったのですが
ブログに載せて良いか確認しなかったので
今回は写真はなしでご勘弁ください。

取り上げたいポスターは
「いいちこ ポスター 広告の世の中だけど」で検索すれば
あ~、このことかと分かっていただけるかと思います。

展覧会の、わりと最初の方でお目見えするポスター。


「広告の世の中だけど
噂で飲まれる酒・・・・・・・」と
コピーが続きます。

1984年、最初に出されたものだとか。
今から39年前ですね。

その当時から「広告の世の中」で
紙やテレビ、ラジオといった媒体から

今はSNS中心に
いかにネット上で上位に上がるかの
「広告の世の中」だと思います。

私があのキャッチコピーに惹かれたのは、

本質は39年前も
そしてネット社会の今も
変わらないんじゃないかということです。

「広告の世の中」にあって
良さげなコピーが大量に溢れ
少々うんざりするのは私だけではないはずです。

今も昔も変わらない
ウソかホントか分からない「広告の世の中」で

噂で必要とされている商品がある。

それは、ステマまがいの口コミレビューとかではなく
実際に自分が手にして
実感として良いもの、

また買いたいと思うもの

それこそが良い商品の本質のような気がします。

そんなの理想だよといわれそうですが

「これ、なかなかいいんよ」といって勧められたものが
自分にピッタリだったときの嬉しさは
奇跡的ですらあるからです。

残念ながら、もくせい工舎の商品は家なので
焼酎のように気軽に試すことはできません。


一度買ってみるかというには
大きすぎる金額です。

もし計れるとすれば
もくせい工舎で建てた方が
人にも勧めるか

もしくはもう一度家を建てるとしても
同じようにもくせい工舎と思っていただけるか。

それだけかも知れません。

楽しく飲んで終わりの焼酎と違い、
家づくりは人対人でもあります。

よい家をつくる以上に
良い信頼関係なくしては

噂だけで広まることも難しい。

かといって、情報ばかりがあふれるこの世の中で
何をもって本質を見極めるか。

やはり、実際に自分で確かめる以外ないのかとも思います。

4/8,9の週末。
中津市にて構造見学会が開催されます。

実際に確かめる一つの機会かと思いますので
良かったらご家族でお越しください。

ネット広告の世の中だけど
(変なレビューじゃなく)口づてで選ばれる
もくせい工舎でありますように。

・・・と、願います。

広告の世の中だけど
「こんな家に住みたい」と思っていただければ、幸いです。

構造見学会について詳しくは→こちら♪

おやかたのやかた

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年明け最初の撮影に
先日伺いました。

向かったのは、日田の原田左研さん。
もくせい工舎のお家の壁を手がける職人さんの所です。

実は、今度のお施主様は
原田親方、その人なのでした。

あの原田の親方が、自分の手で手掛ける我が家。

きっとひっくり返るような大豪邸で、
どこかの料亭とか、高級旅館のような内装に違いない!

ついつい、勝手にすごい妄想をしてしまいます。

鼻息荒く、10年ぶりくらいに訪れる原田左研。

出迎えたのはこちら。

2023_原田の親方新築外観

・・・あれ?
サイズ的にはいつものもくせい工舎のお家の感じ。
(親方の感覚が至極全うだっただけで、原因は、私の勝手な妄想が暴走してたからです。失礼しました。)

でも、でも!
よ~く見ると、やっぱりちょっと違う!

それはそれは、細かく違うんです!
細かく、ひっそり美しいんです!

例えば軒天!

親方の家の軒天

・・・裏まで美しい。

あと、細かくはここ!

原田親方新築・柱の基礎
(・・・ここ、名称なんて言うんだろう(^-^;)

丸くて黒くて、ぽってりして可愛い。

美は細部に宿るといいますが
ちょっとした遊び心を見つけるのは楽しく嬉しい。

さて、そのお家の中身ですが

原田親方新築・玄関

わ~!なんだこれは~!すご~い!

圧巻の土の色味!

ひんやりとも違う、温かい清々しさ!
空気が綺麗なのがすぐ分かります。

この温かな色味の中にいると、
あなぐらに入ったかのような安心感があるから不思議です。

原田親方新築・玄関ホール

芸術的。

ステンドグラスの建具を開けるとリビング。

原田親方新築・リビング

稲わらを入れた漆喰が、本当に優しくいい感じ!

光と影の陰影や凹凸が、とても見ていて落ち着きます。

原田親方新築・リビングの建具

大窪建具さんも、力入ってます!

あの人は好いものをつくるだろうから、
それに合うものをつくりたい!

職人さん達の思いの
相乗効果なんでしょうか。すごく似合います。

原田親方新築・キッチン

見てください。キッチンの横の壁。
すごく渋くて、良い色です。

思わず親方に「良いな~ずるいな~」と言ってしまいました。

湯布院かどこかの高級旅館のフロントみたい。
味があって、品があって、なのに優しく温かい。

いいなぁ~。

あと、トイレも一味違う!

原田親方新築・トイレ

いつもなら、松葉引きの漆喰の下部は
腰板なのですが

原田親方新築・トイレ壁

可愛いタイルの下部は
ツルツルの漆喰。

原田左研のサイトに泥団子のことが載っているのですが
漆喰を磨くとテカテカ鏡のようにツルツルになるそうなんです。

「・・・これ、泥団子のつくり方ですか?」

「うん。もっとピカピカになるよ。」

すご~い!を通り越して
もう、羨ましい。

ピカピカにすればよかったと思ってしまう。

実は撮影中、親方のお友達もいらっしゃって
一緒に話を伺っていたのですが
その方も感心しきりでした。

やっぱりよく見る新建材の家とは違いますし、
さらに親方自身のお家なので、
もくせい工舎のお家を見慣れている私にとっても
新鮮で斬新なのでした。

そのお友達の方と話をしていて
「玄関に入っても、新築特有の臭い、しないですよね」
っていうと

「・・・本当だ‼」と改めてビックリされていました。

化学薬品臭くないのです。

いやはや、本当はもっとお見せしたいのですが
今回はここまで。

いずれ施工事例として、きちんとご報告いたします。

日田なので、特に見学会もなかったのですが
本当に圧巻の【土の家】。

原田親方新築・壁

親方のご家族への思いと、
職人魂を感じるお家でした。


ここ、しりませんでした

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


連日出かけたネタになってしまいますが、
万が一、万が一、「行ってみようかな?」という
物好きな(?)方が居られるかもしれませんので
本格的に寒くなる前に、書くことにします。

いつも気を使って、焼肉に行くときは
「たまには外で飲めば?」と
運転手を買って出てくれる長男。

その恩返しではないけれど
いつか暑くも寒くもなくなったら

「海に行って、真昼間からビールでも飲めば?」
と言っていたのです。

それを、先日の小春日和に実行したのでした。

国東の方で、日陰もある程度あって・・・
と探していたら

・・・うん?お尻岩?

・・・これは見に行かねばなりませんよ?

紅葉シーズンだというのに、
他にもこの時期ならではのお出かけスポットだってあっただろうに

もはや、お尻一択です。

「ちょっと、お尻岩なるものを見に行こう」

「はぁ??」

困惑する倅~ズ(セガレーズ)を連れて
向かった先は、国東。
「道の駅くにさき」からちょっと行った黒津崎海岸の辺りです。

海水浴場もあり、駐車場もあるので、
とりあえず唐揚げやビール等々を買い込んで
青空の下、海を見ながら昼食となりました。
(もちろん、ビールは長男だけ)

カシュッ。ぷは~!
「ハ~!ビールっち、一口目が旨いよね!」

念願叶い、嬉しそうで良かったです。

2022_11_osiriiwa_sea_2.jpg

山や畑ばかり見て暮らしていると、
たまに見る水平線に、驚きます。

地球っち、本当に丸いんやな!とか、
これをず~っと、ず~っと行くと、
アメリカとかどこかに行くんやな!とか。
(その前に着くのは、対岸の四国だけれど)

海を境に、どこかに繋がっていることや
地球儀でみるような、あの地球に住んでいるんだと
実感できて、改めて驚くのです。

海

お弁当の唐揚げを狙って、上空を旋回するトンビもいて
いつもと違う日常を満喫しました。
解放感とスリルの二本立てです。

美味しかったのか、長男が空けたビールは3本。

「・・・ふにゃふにゃする~」

「・・・大丈夫かい?海にだけは落ちんでよ」

半酔っ払いを連れて、海岸に降りていくと

見えてきたのはこれ!

お尻岩

ワハハハハハハハ!
お尻だ!本当にお尻だ!

まさしくお尻以外のなんでもない岩を見て
爆笑です。

お尻岩

こっちから見ても、お尻。

すごいなぁ~。これ、自然にできたんだよなぁ~。

お尻岩

セガレーズは二人とも175㎝近くあるので
どれだけ大きい岩かお分かりいただけると思います。

いやはや。

混雑をかいくぐって紅葉やテーマパークも良いですが、
あまりお金をかけずに
びっくりして楽しいものを見に行く。

そんな休日もなかなかです。

私が死んだ後、セガレーズにも
「なんか、お尻の形の岩を見せられたよね」
って笑ってもらえたら良いです。

お近くにお住まいの方も
そうでない方も、
なんでも魔除けと縁結びのご利益があるらしいので

ぜひ、寒すぎず暑すぎない時に
お尻岩まで。

なお、事前に干潮かどうかは要確認です。
(お尻だけに?)

ムコリッタ

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先般、映画を観に行きました。

荻上直子監督の『川っぺりムコリッタ』という作品です。

『かもめ食堂』や『彼らが本気で編むときは、』などが
有名な監督さん。

中でも私は『トイレット』という作品が大好きで、
その流れで『彼編む』、そして今回の『ムコリッタ』と
続いたのでした。

『トイレット』は【映画 トイレット】で検索すれば
まだ予告編を見ることができます。

バラバラな3兄弟(カナダ人)
もたいまさこさん扮する、無口な"ばーちゃん"(日本人)

言葉が通じないながらも、日々暮らす中で
伝わってくる、ばーちゃんの思い。

「ホントウの自分でおやんなさい」と
背中を押してもらえるような作品です。

荻上直子監督の作品は
それぞれ色々な「問題」を抱えながらも、
その問題がいっこうに片付いてないにも関わらず(!)
最後はちょっと笑えて、なぜか晴れ晴れする。

「まぁ、明日もがんばりますか」
そんな気持ちになる映画です。

努力と根性で
主人公が困難に立ち向かって
現状を何とかしていく!

そんな映画も魅力的ではあるのですが
気力も体力もなくなっている時は
美味しい白むすびのような話がしみじみくる。

現状打破やガンバリズムは
下手をすると
「だからお前も見習えよ!」
「だからお前はダメなんだよ!」
と、なりかねない。


誰とも係わらず生きていこうとしていた孤独な山田(松山ケンイチさん)
その山田の隣の部屋に住む、ちょっと図々しい島田(ムロツヨシさん)
おそろいのスーツで墓石を売り歩く溝口親子(父親役:吉岡秀隆さん)
色々ありそうなハイツムコリッタの大家の南(満島ひかりさん)

山田の楽しみの、風呂上がりの冷えた牛乳。
炊き立ての白いご飯。
島田のお手製のお漬物。
溝口親子のすき焼き。

劇中には
荻上直子監督作品ならではの
美味しそうな食べ物がたくさん出てきます。

それが「生きること」だとしたら
相対するように「死ぬこと」も出てくる。

相対する、というのは違うかもしれない。

繋がっている「生」と「死」
その曖昧な間(はざま)をムコリッタという仏教の時間の単位に当てはめてみたとのことです。
刹那(せつな)、多刹那(たせつな)、臘縛(ろうばく)、牟呼栗多(むこりった)。
ムコリッタは、一日を30で割ったもの。1/30日(にち)


元々は荻上直子監督がNHKで
行き場を失った遺骨についての番組を見たことがきっかけの一つだそうで
(劇中にも少しグロテスクなシーンがあります)
見終わった後、自分なりに少々考えてしまいました。
(モヤモヤと嫌な気分にならずにすんだのは映画の雰囲気のせいかもしれません。)

劇中にも川っぺりで暮らすホームレスが
大雨で流されてもニュースにもならないことが出てきます。

それで思い出すのが
『おじさんと河原猫』という太田康介さんの本。

こちらは多摩川の川っぺりの話。
多摩川の河川敷には、そこで暮らすホームレスの人たちを当てにしてか
捨て猫が多いそうで。

大雨の時、ホームレスの高野さんが
みんなが避難しているにも関わらず
猫が心配で川っぺりに戻って行方不明になっていることが
載っていました。

「住民登録」していない=「住民」ではない。
だからニュースにもならない。

勝手に猫を捨てていく無責任などこかの「住人」と
猫の命と、おじさんの命と。

上手く言えないですが
なんだか沸々と腹立たしいような気持ちになるのは
私だけでしょうか。

やれ成功だ。やれ勝者だ。
役に立つだ、立たないだ。
意味があるとか、ないだとか。

世間でいうところの華々しい世界のことが
声高に叫ばれる中で

だから、なんなのかと言いたくなる。

命のことを
分かりもしないで、知りもしないで。
(かくいう私も!)

文才がないからでもありますが、こういうことって
言葉で言えば言うほど
腹の底というか、腑というか、
どんどん何かの根底のような、根本のようなものから、
どんどん離れて行ってしまうような気がします。

ただただ、

ただ生きて、いつかそれが終わりを迎える。

その間の時間を、誰かの、何かの天秤にかけられて
良いだの悪いだのジャッジされる必要があるのか
私には分からないのです。

一人で食べたご飯が美味しい時も、
誰かと食べたご飯が美味しい時も、

分かってもらえず泣いた時も、
分かりようがないけれど、誰かと寄り添っていた時も、

その時、その時間、その積み重ねが
その人の人生と言えるのなら、

その良し悪しなんて、本人が人生のおしまいに
「どう思うか」でしかないような気もするのです。

ぜひとも、映画館で!と言いたいところですが
「そんな暇ない」?

それも、それぞれの時間であり、使い方。
それぞれの「大事」を生きている。

私は知りたいし、心を動かしていたい。

たけおさんぽ ③

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

武雄さんぽ、続きでございます。

念願の、森のような喫茶店【山閑人】を後にし
とりあえず、ホテルに戻って
近場をウロウロすることに。

当初の予定では
山閑人で早めにご飯を食べ、その帰りにビールを買い、
夜のんびり飲もうと決めていたので
あまり遅くならないうちに
戻りたかったのです。

部屋に戻り、ガイドブックを見てみると
有名な武雄温泉の楼門まで、それほど遠くなさそう。

散歩がてら見に行って、
ついでにビールも買ってきましょう。

西九州新幹線開業に伴い、今年の秋に
新幹線が乗り入れることになった武雄駅はピッカピカ。

人口およそ4.8万人と、中津市の半分強ほどですが
新幹線は乗り入れるわ、
世界的な建築美を兼ね備えた公立図書館はあるわ、
スタバは2ヶ所もあるわ・・・。

人口だけで判断するには、
なかなか侮れない、武雄市。

大きなデパートや、銀天街があるわけではありませんが
駅周辺はこじんまりとしながらも
やっぱり観光温泉地の風格です。

温泉宿が立ち並ぶ路地を歩いていくと、
見えた、あれだ!

楼門

「千と千尋の~」ではありませんが、
いきなりこれが出てくると、異世界に来たような不思議な感じがします。

楼門屋根

ここから先は、別世界。

八百万の神様が集う、お湯屋に違いない。

券売機で券を買っている、あの"おいちゃん"も
きっと人の姿をした、どこかしらの神さんに違いない。

楼門の屋根

・・・と、なんとなく入りにくい感じもして
外から見学することに。

楼門の翼屋

竜宮門から伸びる翼屋も、エキゾチックな趣。


設計は、唐津出身の辰野金吾氏。
あの、東京駅の設計者です。

(最近、グリコ森永の創業者も佐賀生まれと知り、ビックリしたばかりだったので
佐賀=業界でグイグイ活躍!のイメージができてしまいました。)

楼門

見事ですよね~。

天平式楼門と呼ばれ、なんと釘を一本も使っていないのだとか。

竜宮門なので、一部は漆喰。

もくせい工舎も漆喰を使うので、

もくせい工舎の漆喰の壁

ちょっと醸し出している雰囲気が似てますね。

モルタルだと、似たように作っても
何か違う気がします。
汚れ方も、古くなり方も違う。

素材の質感が、手ざわりにも
雰囲気にも影響するんだと思います。

素材の質が、空間の【佇まい】をつくる。
すごいなあ。


楼門で、お風呂にも入らず写真を撮りまくり
さて、どうしよう。

散々歩き回って、お腹もすきました。

焼き鳥屋と猫
(テイクアウトの宅配担当でしょうか?ぐっすり待機中のクロネコヤ●トさん。)

う~ん。おいしそうだけど
焼き鳥の匂いをプンプンさせて
ロビーとエレベーターを通過するのも
なんだかなぁ。

しばらくすると、雑貨屋さんのドアの前に
【デトックス薬膳カレー】の文字。

デトックス!

・・・そうとう毒も溜まってたんでしょうか。
吸い寄せられるように店内へ。

そこは、昔ながらの喫茶店+雑貨屋【中村屋】さん。

時間が時間だったので
「・・・あの、食事できます?」

「6:30から集まりがあって、ここを使うんですが
それでもよろしければ。」

うん。一時間くらいはある。

中に入って、薬膳カレーを注文しました。

店内には東南アジアの
エキゾチックな雑貨がいっぱい。

どこの国か分かりませんでしたが、
東南アジアの方の、写真もいっぱい、
壁一面に貼られていました。

(・・・何か支援している人なんだろうか?)

年配の優しそうな女性店主が
店の奥で手際よく、作ってくれている音がします。

ご近所さんか、顔見知りか
テーブルの、お客ではなさそうな女性と話しながら
あっという間に作ってくれました。


「辛かったら、これで調整してください」

そう差し出されたのは、クルミをバナナで和えたもの。

デトックス薬膳カレー

このカレーがですね。

本当においしい。

色々なところで薬膳カレー食べる私ですが、
一番好みだった。

スパイスがとがっていて、コクがないとか
辛いだけ、とかじゃなく

スパイスしっかり、
旨味しっかり、おいしいカレー!

ちょっと辛いので、混ぜたバナナとくるみが
これまた美味しい!

外から見ると、おしゃれエプロン並べた
昔ながらの喫茶店&雑貨屋さんなのですが、

意外に、といったら失礼ですが、
意外なほど美味しかった!


後で調べたら、店内に貼っていたのは
カンボジアの写真のようで。

一ノ瀬泰造さんという、武雄出身の写真家をご存じでしょうか。

私は名前は知らなかったのですが、
「地雷を踏んだらサヨウナラ」のフレーズだけは
聞き覚えがあって。

昭和22年生まれの報道写真家、戦場カメラマンで
昭和48年に、クメール共和国にて
残念ながら、遺体で発見されています。

S22年のお生まれとのことですから
私の母とほぼ同世代です。

その方の写真展が武雄であった時、
イベントとしてカンボジアカレーを
期間限定で出していて、とかまでは分かったのですが
お店と一ノ瀬泰造さんとの関係や、
貼っていたのが本当にカンボジアかは
はっきり分からず・・・・。

でも、店主の女性も
年齢的には母と同世代くらいだったので
何かご縁があったのかな、と妄想してます。

山閑人さん然り、
中村屋さん然り、

色々な物語がありそうで、
奥が深い。武雄。


「あ~、明日は息子を迎えに
佐賀市内に戻らんと!」

ドラモリでビールを買い込んで
見上げた武雄の
夏の夕暮れは

202206_takeo_sky.jpg

綺麗な青が広がっていました。

「ついで旅」とは言え、旅はいいなぁ。

縮こまってしまいがちな世界を
少し広げてもらえました。

(ちなみに、後日Googleからのお知らせで、この日は、4時間半歩いていたようで。
私のウォーキングの、9日分相当でした。どうりで筋肉痛・・・。)


たけおさんぽ ②

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

前回に引き続き、武雄珍道中のお話でございます。

武雄市立図書館で、
さんざん武雄市民をうらやましがって、ふと時間を見ると
チェックインの時間も、そろそろ。

ちょと行ってみたかった喫茶店が
少し離れたところにあったので
とりあえず先にチェックインして、

部屋を見たうえで出かけなおすことに。

ビジネスホテルなので、足りないものとか
あるかもしれませんしね。

暗くならないうちに写真も撮りたかったので、
早々に出かけることにしました。

皆さんは、カフェとかご飯屋さんを探すときに
どうやって探しますか?

私は、Google検索で
【カフェ 景色が良い 見晴らしが良い 居心地が良い】
などと入力して、レビューの真偽を吟味の上、出かけます。

味も大事なのですが、とにかく
景色が良いことや、居心地の良さは必須!

それが良ければ、味はまぁ、美味しければラッキーくらいなのです。

そのGoogle検索ならぬ、ことりの母さん検索にヒットしたのが
武雄市朝日町の【山閑人】さん!

どんな所かというと~

アプローチ
アプローチは、こんな感じ!

ちょっと近寄りますね↓

アプローチの花

緑のトンネル、小さな小道、かわいい花々、
手づくりの外灯!

これは、もう期待できますよ!

アプローチの木々の間を入ると
店舗までの階段までに
あるわ、あるわ、味わい深いもの(笑)

外灯

看板

店舗入り口付近

こんなに手づくりの可愛らしいものばかりに迎えられて。

嬉しい限りです♪

・・・と、ここまで書いておきながら
ふと気になった。

・・・どんな人なんだろう。

オーナーさんらしい年配の女性が
カウンターに時折現れていたのですが
主に店内にいたのは、きっとバイトの方。

こういう空間を、
看板から何から、味わい深く手づくりする雰囲気を、
行った当初は(うかれてて)そこまで考えもしなかったのです。

難しい時代になって、
お店の紹介になるからと何でも勝手にできませんので
詳しくは、【山閑人 ブログ】で検索して頂くと、
山閑人ママの記事が並びます。

きっと、時折現れたあの女性が、ママさんなんでしょう。

私も先ほど、ちらっと目を通した程度なので、
詳しくはそちらで見ていただくとして。

・・・う~ん。ブログも奥深いですよ。

なんでも、父さんが倒産して、廃材で
大きな岩の上に建てた「我が家」が前身なんだとか。

30周年記念の記事に、土を掘り出し、
廃材を運び・・・と写真が並ぶのですが

・・・なんでやろ、すごく羨ましいのです。

積み重ねてきたご苦労や、これまで試行錯誤しながら
やってこられたことを、
部外者の私が分かるはずもないのですが

この、濃密さというか
人生の濃さって、なんなんだろう。

誰かと一緒に何かを作り上げる、って
すごく奇跡的だと思うんです。

そういう【出会い】なくしては、成り立たないような。

【出会い】がないことを理由に、自分には無理だったと
言うこともできるのですが

それを成し遂げる、って努力とか根性以前に
もう頭で考える範囲を超えている感じがする。

とにかく、やるんだ。

なんだけど、それすらも
頭で考えていない。手が動く。足が動く。体が動く。
理屈じゃない感じ。

無我夢中って、こういうことじゃないか。

成し遂げねば、というのは
きっと「我」の話で
理屈抜きで動くとき、自分でもよく分からないけれど
夢中になってやったことって、
人智を超えているというか、奇跡的だと思うのです。

空間は、その人の周りに広がる景色は、
その人の意識が働いている。

そうだとすれば、山閑人という喫茶店の
雰囲気は、オーナー夫妻の
世界観の表れでもあるってことですよね。

それが、人々を魅了し、癒しているのって
本当にすごい!

それでまた、ブログの写真もとても良い!

写真って、上手い下手以上に
その人の「目線」が出ると思うんです。

その人が、何を見、何を気にしていたか。

写真の撮影者は
おそらく山閑人ママさんなんだと思うのですが、

木の洞に降り集まった桜の花びらや
桜の木の小さな新芽・・・。

お話しする機会もありませんでしたが、
目線がとても、優しいのです。

気が向いたら、ぜひ山閑人ママさんのブログも
ご覧ください。

もくせい工舎が気になる方は、
こんな雰囲気、お好きじゃないかな。
そうだといいなぁ~(*^^*)

階段から
ノウゼンカズラでしょうか?暑い夏に、パッと華やかで、きれい。
・・・それにしても、ここ、岩の上だったのねぇ~。

ちなみに、当てにしていた食事は
コロナの影響もあってお休み中とのこと。

美味しいお水で入れた、美味しいコーヒーと
ケーキは頂いたのですが

・・・困ったな、当てにしていた
ご飯がない。

せっかく武雄に来たんだから、
これぞ!ってものが、できたら、できたら食べたい!

次回、おばちゃん半一人旅。
孤独にグルメなるか?

続く

たけおさんぽ ①

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先般、子どもの部活動の送迎で佐賀入りすることになりました。

子どもは一泊二日。
さて親は。
翌日も連続で往復するのか、考えましたが
時間と燃料費うんぬん鑑み、
ついでに以前から一度行ってみたかった
武雄市図書館に行ってみることにしました。

つまり、ついでに半一人旅です。

おまけのついでにブログの記事にすれば
取材みたいなもの(?)。
つまりれっきとした仕事ってことになります(多分。)

いつもと違う、番外編。
今回は、武雄散歩にお付き合いくださいませ。

佐賀には佐賀サンライズパークという
色々な競技に対応した大型のスポーツ施設があり、
九州各県から多くの選手や関係者が集まります。

数日にわたる試合ともなると
周辺のホテルは満室御礼状態。

当然、選手ではない親の部屋など取れるわけなく、
「仕方ないな~」とニヤニヤしながら
武雄に宿泊したのです。

あ~、嬉しい。
嫌々ではなく、旅だなんて久しぶり。
前回宿泊したのなんて
PTAで宮崎に総動員された時くらいですから
行きたくて行くのは、十数年ぶり!

嬉しいに決まってる!

佐賀市内から武雄までは、下道で45分前後。

中津から行橋手前くらいまで、といった感じでしょうか。

カーナビがないので、Googleマップ頼みで
ようやく着いた武雄市立図書館!

武雄市立図書館

後ろに見える特徴的な山は、御船山。
これが見えると武雄~って感じがします。

武雄市立図書館は、図書館と蔦屋書店とスタバが併設された
いまや武雄の観光名所ともいえる場所。

公式ガイドブックによると
世界で最も美しい書店に選ばれた【代官山蔦屋書店】を手がけた
CCC(カルチャ・コンビニエンス・クラブ(株))と武雄市が
タッグを組んで2013年にリニューアルオープンしたとのこと。

ニュースで知って、「わぁ~、行ってみた~い」
そう思ってから、なんと9年近く(笑)

やっと念願かなったわけです。

内部は撮影できませんので
公式サイトやGoogleで見ていただくとして。

武雄市立図書館エントランス付近

何とか、外から撮影したこのディスプレイご覧になっても
どんなに洒落ているかお分かりいただけると思います。

司書さんの制服も、それはそれは、お洒落。
カフェの定員さんのように黒のベストにスラックス。
最初は、司書さんだと分からないほど
とてもスタイリッシュなのです。

しかも、建物は
これが本当に公共の、お役所のつくった
施設なのかと思うほどの建築美。

木の好きな方は、天井を見るだけでも
惚れ惚れするかと思います。

本を購入するスペースが
思ったほど広くはないのですが

料理本コーナーには、調理器具や調味料
赤ちゃんの絵本コーナーには、セレクトされた雑貨など

それはそれは、見てて楽しいのです。

販売コーナーと貸し出しコーナーに
ハッキリとした囲いがあるわけではないので
背表紙の図書館貸し出しのシールや、展示案内で
「おっと、ここは貸し出しなんやな」と気づく感じ。

販売コーナーも、我が地元の
明●書店のように、週刊誌や漫画、ベストセラーなど
「売れる」本満載!ではなく、かなりディープというか
珍しいものが、目につく場所に置いてある。

私は
『武雄市図書館公式ガイドブック』
『ジブリの立体建造物展図録 復刻版』
『樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

の3冊を購入しました。

どれも、本当に楽しい本。

特にジブリの建物のイラストなどは
もくせい工舎でお家を検討されている方などは
お好きなんじゃないかなぁ。

なんであんなラフに描いて
あんなに上手なんやろう。
スゴイな、宮崎駿!
・・・と思います。

ジブリに出てくる建物って、自然な感じですから。

自然素材の家が好きな方は、
きっと気に入ると思いますよ。楽しい!

さすがに借りては帰れませんし、
買った本を読みながら...の時間の余裕もなかったのですが

スタバ

ちゃんとスタバも満喫して
図書館を後にしました。

いいなぁ、武雄のみなさん。
こんなところで本が借りれるなんて。

結構長くなりそうなので
続きはまた次回!

次回につづく


こしかべ~

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


いつもなら15日と30日に(なるべく)ブログを更新するのですが、
今回は1日早く、明日に完成見学会を控えたお家のことをご紹介します。

なんだかんだと、ありがたいことに
見学会の続いているもくせい工舎。

木の家を気に入ってくださり、また
見学会等にもご協力いただき、お施主様本当にありがとうございます。

撮影にお邪魔した時は、外回りはこんな感じ。

無垢の木と漆喰のもくせい工舎の自然素材の家

まだ、ユンボが残ってました。連休中にでも、
土塊がなくなった状態を撮影に伺えたらと思います。

今回は、見学会前に取り急ぎ「こんな感じ!」っていうのを
ご紹介していきます。

無垢の木と漆喰のもくせい工舎の自然素材の家・玄関のニッチ

こちらは玄関のニッチ。今回は、ちょうどタイミングが重なったので
わが家の庭に咲きまくっていたナニワイバラに協力してもらいました。

2017_ナニワイバラ
ナニワイバラが満開の時は、
それはそれは息をのむほど美しく、

その後、暴れる枝を選定するときは
それはそれは息の根が止まるほど痛いという

「美しい薔薇にはトゲ」の極端な例と言えます。

うっかり植えると大変なんですが、やっぱり満開は良いんだなぁ、これが。

ニッチの下には、腰壁。
これは、今までも玄関でお目にかかることがありました。

こちらのお家は何と言っても、

天然木の無垢の木の腰壁・リビング

リビングにも、こしかべ~!

どちらかというと、床から天井まで漆喰を選ばれるOB様が多い中、
腰壁チョイスの方は少数派。

でも、こうしてみても、可愛い!ですよね。

昔の学校みたいな、ノスタルジックな感じがします。

天然木無垢の木のテレビボード

玄関ホールの扉を開けると、大工さんが作り付けてくれた
立派な無垢の木のテレビボードが。

ご要望に応じたオリジナルなんです。

それからこちらは、キッチンも可愛い。

天然木無垢の木の自然素材の家のキッチン

奥に見える引き戸のガラスが、何とも味わい深い。

そして必見は、IHクッキングヒーター周り。

タイル調の壁

自然素材の家のキッチン回り・タイル張り調

こんな可愛いタイル調のパネルがあるんですね~。

当たり前だけど、後になるほど
性能もデザインも良いのが出てくる・・・。
いいなぁ~。

もう一つ、おすすめはここ!

自然素材の木の家のロフト

ロフトで~す!

こちらのロフトのハシゴはがっちり固定型。

安心して登れます。

撮影する私としても、こちらの方がありがたい。

こちらのロフトの良い点は、
「異空間」として独立していることです。

わが家にもロフトがありますが、
ヒョイと覗けば、下はリビングです。

・・・これ、子どもが小さいうちは良かったんです。

でもな~、大きくなったらというか
私も読書が好きなので、
「うるさくない」「人の気配が気にならない」「ひとりになれる」
そんな空間って、やっぱり大事なんですよね。

息をつく場所っていうか、
頭を休める場所っていうか。

ちなみに、人の疲労の原因は
体力的なことよりも
脳みその疲れとの説もあり。

どんなに仲の良い人とのランチでも、
脳みそは疲れてしまうんだとか。

脳を休めて、リフレッシュしたければ、
「ビバ!一人飯!」らしいです。

大人も、子どもも、ちょっと一人になりたい時って
ありますよね~。

うん。こちらのお家のロフト。
そういった意味で
「あ~、こんな読書部屋ほしい。」
と、つぶやいてしまったのでした。

いいなぁ~。

こちらのお家、明日明後日見学会です!

もくせい工舎が建てる自然素材の木の家・完成見学会チラシ表面

もくせい工舎が建てる自然素材の木の家・完成見学会チラシ裏面


アップするのが遅くてすみません。
取り急ぎ、バタバタしたご紹介となってしまいましたが
木の家が好きな方、気になった方は、
お問合せを。

ご予約はこちら

見学会開催中はWebでのご予約ではなく、0120-327-892までお問合せください。
ただし、予約状況によっては当日はお断りする場合もあります。
どうぞご了承の上、早めのご予約をお願いいたします。



問合せ・ご相談


全然違う!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


本当は見学会前に少しご紹介できれば良かったのですが、
思っただけで、結局及ばず・・・。

遅ればせながら、先日の再生見学会のお家の
撮影時のことを書かせていただこうと思います。

その前に、何よりも!
お施主様のご厚意に心より感謝いたします。

展示場を設けない主義のもくせい工舎にとって
お施主様方のご協力はどれほどありがたいか!

本当にありがとうございました。


さて撮影は、見学会の前日にお邪魔しました。

まず撮影用の花を活けることから始めるわけですが
強風と不器用も手伝って、相変わらずモタモタと作業していたんです。

モタモタしていると、
どんどん下校途中の小学生が通りかかります。

そう、この日は宇佐市の小学校は終了式だったようで。

この近くの学校と言えば、駅館小学校。
親御さんの躾か、先生の努力の賜物なのか、
通る子、通る子、元気の良い挨拶をしてくれます。

知らん顔されるより、とても嬉しい。

嬉しいのに、私は気の利いた挨拶プラスワンがなかなか出てこない。

日頃、黙りこくってパソコンに向かってばかりで
たまに話すのは猫なので
こんな弊害が出たりします。

声をかけてくれたお子さん、怪しげなおばちゃんでごめんなさいね(T_T)

車を止めさせていただいたお家の方にも
「もう、本当に変わった!全然違う!」と声かけ頂きました。
(その節は、ありがとうございました。助かりました。)


全然違う!の言葉通り、どれくらい違うかというと・・・。

mini_2022032627_reform_before.jpg

このお家が、こう!↓

mini_2022032627_reform_after.jpg

わ~!全然違う!
っていうか、いつもの新築なんでは?と思っちゃう。

違う証拠が、ここ。

refo_kiso.jpg

通気口です。

もくせい工舎の新築の家はベタ基礎なので
これ自体がありません。
基礎と土台の間にスペーサーという
通気孔がぐるりとある仕様です。

だから、新築に見えても
れっきとしたリフォームってことになります(当たり前?)


翌日の会場準備のため、永家さんが設置していた
改修中のお家様子が分かるパネルが会場にありました。

2022_refo_before_pane.jpg

それによると、こんな感じのお家が
before_2.jpg
こうなって
before_1.jpg
こんな基礎が出てきたりして。
before_3.jpg
こういう昔の基礎って、毎回素人ながらもビックリします。

だって石に木を載せただけで、何十年も暮らしていたんですから。

中古住宅買って、自力で改修できる能力がない私には
できたところで、この基礎を何とかすることまで
きっと及ばないでしょう。

基礎のこと考えても、
桶は桶屋に任せるのが無難なように思えてきます。

自力でやれたら、カッコイイんですけれども。

天井明けたら、こんな梁が出てきて

before_5.jpg

・・・ってこれは、古民家好きにはたまらないですよ。

羨ましすぎます。いいなぁ~。
なかなか、こう本物の、歴史を刻んだ梁って
簡単には望めない気がします。

それを活かして自然素材でリフォームすると

202203_refo_hari.jpg
refo_IMG_9137.jpg
こんな感じ!

でこぼこした梁の捻った感じや、壁に埋められた感じが
本物の古民家感満載です。
味わいが違います。

いいな~、いいな~と言いながら
撮影していた次第です。

このお家の詳しくは、いずれまた施工実績にて
ご紹介させていただくかと思います。

お施主様、撮影にご協力いただきありがとうございました。

このことが、次の
木が好きな方や、自然な暮らしを本当に必要とするご家族に
新たなご縁として、つながっていけばいいなと思います。

最後に重ねてお礼申し上げます。

どうぞ、木の家で末永くお幸せに。
本当にありがとうございました。

なつかしさの裏側には

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先日、ある廃校にお邪魔しました。

待ち合わせた友人が、
「朝、廃校になった小学校の草刈りでね。
でも、すぐ終わった。
『いっつも手入れしよるけん、時間がかからんで終わるけどね~』
っち、近所の人たちと言いよったんよ~」
というので、

「廃校...。」

「うち、地区が自分たちで管理するけって
廃校になった後も、手入れしよるんよね~。
普通、市の業者かなんかが来るんやろうけど。

今、地区でサロン開いたり、資料展示したりしよるんよね~。」

個人的には、廃校って
どこぞの団体なんかがリノベーションして
うんたらかんたらというニュースばかり聞くので

「自分たちできちんと管理するから!」という地区の話は
とても意外だったのです。

廃校になって、第三者にわたった学校が
何だかすっかり"こじゃれ"てしまって、
地区とは一線を画す、別物になってしまうような
思い込みがあったのかもしれません。

よくよく考えたら、
廃校をリノベーションして、カフェとか、シェアオフィスとかは
「新店舗オープン!」と宣伝されるので、知っているだけかも。

地道に、地区が手入れしているという情報は
わざわざ、あまり報道されそうもありません。

なんとなく、その大事にされている学校を見に行ってみたくて
忙しい友人に付き合ってもらって
訪れてみた、というわけです。

場所は、中津市津民の河川プールのまだ上流。
長岩城跡の近くの、永岩小学校。
旧とつけたくなりますが、まだ使われてますものね。

210915_校庭から校舎を望む

小さな校庭に桜の木。
そして、こじんまりとした校舎がありました。

210915_nagaiwasyo_1.jpg

正面には、木製の手書きの表札。

210915_職員室前210915_ガラスの建具
古い木の建具が味わい深い、職員室前。

210915_保健室前のかわいいボード210915_長い土間付きの廊下
手づくりの可愛い掲示板のある保健室前。土間が平行する廊下をはじめて見た。

210915_体育館
小さめのかわいい体育館も。烏骨鶏とウサギの飼育小屋もあった。

まず案内してもらったのが、最後の在校生たちが作った
長岩城の模型。

なんでも、先生に
「賞をとったら、東京に呼ばれるけん、
東京ディズニーランド、いけるぞ!」
と、のせられて(?)放課後残ってまで
完成させた力作です。

山城の様子を分かりやすく伝えるために
等高線を参考に、山の起伏を表現したり。
特徴的な平べったい石積みを、忠実に再現したり。

崖が危険だからって、「落ちたら死ぬ」と書いてあったのには
笑いました。

「本当だ。落ちたら、そりゃ~死ぬかも(笑)」

その作業の様子や、学校行事の様子が
掲示されていて、友人から
地域あげての運動会の様子も聞きました。

「70、80のおばちゃんたちが、
もう、元気いいでな~」

地区の敬老会も、ここでやっていたとか。
写真には、何とも楽しそうな
笑顔が並びます。

あえてこの自然豊かな環境を気に入ってくれた
先生も少なくなかったようで、
校長先生入れて、4~5人の先生たちの
満面の笑みの集合写真もありました。

大型校では、あまり見ない類の教職員写真です。
(大型校も、満面の笑みで写ったって良さそうなのに。)

私の友人も、ご主人も、お子さんも、今は亡きおじいちゃんも
この学校の写真に楽しそうに写っていました。

ふと思ったのは、懐かしさには
必ず裏に、温かな思い出があるということです。

辛い記憶や、それにまつわる傷が癒えていないうちは
なかなか、その場所を懐かしく思い出すことなんてできないからです。

大きな桜の下、地区の人たちが
お弁当を広げ、楽しそうに笑う写真に
「自分たちが管理するけん」の
意味が分かったような気がしました。
(気がしただけ、かもしれないけれど。)

地区の絆って、無理強いして
できるものではないように思います。

嫌々参加っていう人もいるかもしれない。

かくいう私も、あまり地区の行事やPTAは好きではない。

ただ、少しずつ、
色々もやもやはあっても、少しずつ
顔なじみになる、
名前くらい知ってる人になる、
話をしたことがある人になる、
笑いあったことがある人になる、

そういった些細なことの積み重ねが
地域で生きるってことではないかと
この歳になって思うことです。

今いる場所が、いつか懐かしく思い出されるように、
色々あっても、どこか温かい記憶として残れば
良しとしたいところです。

地区もそうですが
子ども達にとって、我が家もそうかもしれない。

顔をあわせれば、嫌みや忠告しかででこない親がいる実家より
近所のおばあちゃんの方がよっぽど懐かしいなんてことだってある。

それってやっぱり、【居心地の良さ】ではないでしょうか。

居心地のよかった場所は、
きっと思い出しては
【懐かしい場所】になるのだと思います。

そんな居心地の良い
思い出の場所の一つが
わが家であれば、親冥利につきそうです。

そんな居心地の一助になりそうな木の家が
もうすぐお目見えします。

そうそう、宣伝なんです。
だって、自然素材の工務店もブログですもの。
ちゃんと、告知しとかないと(笑)

どうか、こちらもぜひ
良かったら、一度ご覧ください。
お待ちしております。

9/25・26 国東市完成見学会