【施工事例】木の手触りに癒される、愛猫、愛犬とまったり暮らせる家

こんにちは、もくせい工舎です。

遠くに別府湾ののんびりとした景色を見渡せる高台に建つAさま邸。
日田産の土を使った外壁が、温かみのある雰囲気を醸し出しています。

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屋根はグレーのガルバリウム鋼板を採用。
いつか犬と一緒に暮らすことを考え、ウッドデッキは扉付きで快適に過ごせるようにしました。

こちらは、建具のステンドグラスと無垢の木に囲まれた玄関ホール。
三和土風の土間も、木の家に良く似合います。

Aさまの要望に合わせて、オーダーメードで棚位置をレイアウトしたシューズクローゼットも。建具にも、作り付けの棚も、ボンドなどの化学薬品を使っていません

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高い天井高と、吹き抜けの上部の窓から明るい光が降り注ぐリビング。
梁の効果で、ぐっと開放感が増しています。

猫ちゃんたちが楽しく過ごせるキャットウォークも無垢の木
お気に入りの場所でスヤスヤお昼寝したり、ゆったりとしたリビングで映画鑑賞したり。木の家でまったりと過ごす時間は、日々のストレスや疲れを癒してくれます

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ちょっとした書斎として多目的に使えるカウンタースペースには、一枚板を贅沢に使用。
不規則な木目の模様に心地の良い揺らぎを感じ、触れるたびに素直な木の手触りにホッとできます

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海の景色を愛でながら、猫ちゃん、ワンちゃんとゆったり快適に暮らせる木の家をご紹介しました。
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ご要望に応じて、OBさまのお宅の見学も承っております。
まずはお気軽にご連絡ください。

【隆美さんの家事術】お風呂のキレイを保つには「拭き取り」が肝!

こんにちは、もくせい工舎です。

お風呂は1日の疲れを癒す場所だからこそ、キレイな状態を維持していきたいですよね。毎日使う場所だからこそ、汚れやすく、浴槽や床など掃除をする箇所が多いので、お風呂掃除が苦手な方も多いと思います。

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相方の隆美さんにお風呂掃除のコツを聞いてみたところ、なんと毎日の浴槽のお掃除では、洗剤を使わないとのこと
そもそもお風呂用の洗剤は置いていないそうです。
浴槽のお掃除は、アクリルタワシでサッと掃除するだけで済ませるといいます。

「大掃除は必要ないの?」という疑問がわいてきますが、簡単なお風呂掃除で済んでいる理由は、毎日体を拭いたタオルで床や壁、ドアなどを拭き上げてからお風呂を出ているからだそうです。
「毎日は大変そう...」と感じるかもしれませんが、いつでもキレイなお風呂を維持できると思えば、メリットの方が多いのかもしれません。

毎日の拭き上げさえしっかりとやっていれば、「そろそろお風呂を大掃除しなくちゃ...」と憂鬱になることもないですね。

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仕上げに流すときは、お湯ではなく水を使うと、カビの発生が抑えられるそうです。

風呂掃除に洗剤は使わない隆美さんですが、稀に水垢や石鹸カスが気になったときは、セスキ炭酸ソーダやアルカリ電解水を使うとすっきり綺麗になるそうなので、ぜひ試してみてください。

卒業の日に

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先日、みやこ町のお家の撮影に伺いました。


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うまいタイミングで、庭に花があれば、それを持参します。この日は、一重のヤマブキとピンクユキヤナギをプラスできました。
桜が咲く前に咲きだす、寒い時期にありがたい花です。

飾るための花を活けていると、遠くから音楽が聞こえる。

ゆずの『栄光の架橋』でした。

「・・・卒業式かな?それとも練習かな?」

静かなので、風に乗って聞こえてきたのかもしれません。

お客様の中にも、この前卒業式だった!という方が
いらっしゃるかもしれませんね。

私事ですが、わが家の次男坊もこの度高校を卒業しました。

小さいころ、発達障害の疑いがあるかもしれないと言われた子でした。

重度ではないからと、特別な療育をうける機会もなく、

もっぱら私が気に入りの絵本を何百回と繰り返し読んで、
出てこなかった言葉を、少しづつ覚えてきました。

ただ、所作や言葉、人との距離感に
彼独特な感じがあるので、違和感があったのでしょうか。

小学校時代には、一時期いじめの対象にもなり、
おだやかではあるものの、なかなかこれといった友人もできず。

母親としては、「ひとりでいること」は全く恥ずかしいことでも何でもなく、

たまたま親が選んだ土地で、同じ世代だからって
気が合う合わんは別の話で

本当に気が合う人なんて
少なくて

だからそんな人に会えたら超ラッキーなんだから
大事にしたらいい。

ひとりでいても、堂々としてる方が
カッコいいんや!

ひとりの時は、ひとりでできることを楽しんだらいいし、
みんなの時は、みんなでできることを楽しんだらいい!

・・・とか何とか、彼が決して
自分をみじめだと決めつけないように
声かけをしてきました。


小さな子のお世話をするのが好きな子だったので、
6年生になると、1年生の教室にちょくちょく顔を出して、遊んでいたようです。

他の6年生は、同学年の友達と外で遊んでいるのに
ちょくちょく(呼ばれもしないのに)顔をだす次男に

1年生の担任の先生が
「○○君、いっつも来てくれるんですよね・・・」と、
ちょっと困惑したように言われたこともあります。

・・・うん。先生のおっしゃりたいこと、よくわかります。

そりゃ、・・・なんで?と言いたくなるでしょう。

彼は、そんな空気が読めない。

同じ学年の子と一緒に遊ばんと、友だちおらんのかって思われる・・・。

とか、まず考えない。

よっぽど嫌な顔をしない限り、1年生の担任の先生の
微妙な表情なんて、まず気づかない。


ところがです。

その彼が小学校を卒業する時。

割と小規模な学校なので、
在校生が向かい合って並んで、手でトンネルをつくり、
その中を、卒業する6年生が通り抜けていくという伝統があります。

トンネルの入り口側に、5年生から並んで、
出口には、1年生が並びます。

雨の日だったので、出口もちょうど1年生の教室前でした。

出口側で写真を撮るべく、待ち構えていると、
出てきながら、ニコニコ笑顔の息子。

息子が通ると、何人も、何人も、
1年生が彼に抱きついています。

「▲▲さん・・・。」

ふと声をかけられて、顔を上げると、
あの1年生の担任の先生です。

「本当に、子ども達が、あんなに○○君を慕ってて・・・
本当になんて言っていいか、感激して・・・
ありがとうございました・・・」

と、ボロボロ泣いておられたのでした。

・・・いやいやいや!こちらこそ、なのです。

なんだかビミョーな感じだったのを、変だとか何とか言わず、
先生が見守っていてくれたから、
最後の最後で、こんなプレゼントを頂いているんです。

ありがたいのは、本当にこちらの方でした。


その次男が、中学を卒業する時。

同級生で、支援学校に行くことになった子がいました。

次男も「なんでかわからん。勉強も普通にできよった。」と言うし、
どういう経緯だったのかよく分かりません。

色々複雑な事情もあるようでしたが、
「大人になったら働いて、きょうだいを呼び寄せて
一緒に暮らす」と言っていたようなので、

よほどしっかりした子です。

その子が、この春卒業に当たり、
卒業生を代表してあいさつしていたことが
新聞に掲載されていました。

「成長を続け、自分らしく生き抜く

幸せな大人になります。」

・・・◇◇くん。

そんなこと、大人でも考えつかないよ・・・。

そんな言葉、まず出てこないよ・・・。

目標達成とか、夢の実現とか、
社会の役にとか・・・。

誰でも言いがちなことを超えて、
なんて核心に迫った言葉だろう。

彼がこの3年間、仲間たちと過ごしてきて
何を思い、考えて来たかは分からない。

ただ、かかえる境遇がどうあれ、

その人らしく生き抜いて、しあわせだと感じられる大人になるということは

人が生きる上での、本質をついているんじゃないか。

いい大人になった私でも、彼ほどの視点で
これほどの的確な言葉で、

みんなの前で堂々と宣言できるだろうか。

支援学校に行くよう勧めた先生が、この言葉の意味がわかるだろうか。


「◇◇くん、本当に賢いのは君かもしれない。」

本当に脱帽でした。適わない。


色々な子が、

回り道をしてでも、色々な景色をみてきた子が、

何かと何かをつなぐ、かがやく架橋となりますように。

幸せに生き抜ける、そんな世界でありますように。


虹の架橋


みなさん、ご卒業、本当におめでとうございます。


建てた後にお金がかからない家

こんにちは、もくせい工舎です。

家の購入は、人生で最も大きな費用がかかります。
家を建ててからは、毎月の光熱費はもちろん、将来的には維持費やメンテナンス費用がかかってきます。

建てた後にかかる費用をランニングコストといいますが、建てる家によって、大きく変わってくるのです。

実は、無垢材や漆喰をつかった自然素材の家は、一般的な住宅に比べて、ランニングコストを抑えられるというメリットがあります

メンテナンスの中でも大きな費用がかかる外壁の張り替え(塗り替え)。
外壁の張り替えには、小さい家でも数百万円かかると言われています。

一方、漆喰の外壁はメンテナンスフリー
経年の変化はありますが、素材自体は劣化しません。調湿をはじめとする漆喰特有の効果のも永年に亘って維持されます。

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内装も無垢板や漆喰を使えば、同じくメンテナンスフリーとなります。
壁紙を張り替えたりする必要がないので、10年後、15年後のコストを大きく抑えることができます。

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さらには、年単位のメンテナンスだけでなく、日々のメンテナンスも手がかからないことも魅力です。
漆喰は調湿や消臭効果が高いので、トイレに消臭剤を置いたり、収納に除湿剤を置く必要もありません。

無垢床は、ワックス掛けは不要。日々のお手入れは掃除機や雑巾で乾拭きすればOK。
傷やへこみも自分でメンテナンスできます。

家を建てた後もできるだけ費用がかからない家を選べば、数十年後にメンテナンス費用に悩む心配もありません
住む家で人生をより豊かに、将来までの安心を手に入れられることを知っていただけるとうれしいです。

【ファミリークローゼット特集】要望に応じてオーダーメードで手作りのクローゼットをご提案します。

こんにちは、もくせい工舎です。

家族が使うものを一括管理できるファミリークローゼット。
各部屋にウォークインクローゼットを付けなくていいので、空間を広々と使うことができ、物の管理が断然ラクになります。

コンパクトな平屋の家では、ぜひ取り入れたい間取りです。

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もくせい工舎は自然素材にとことんこだわって家づくりをしてます。
ファミリークロゼットについても、壁や床、天井、建具は無垢のスギ材を使っています。

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こちらは、ハンガーラックをしつらえたファミリークローゼット。
お子さんの学用品やご主人の趣味のグッズ、奥さまのお洋服など、収納したいものに応じて棚の高さなどを決めていき、オーダーメードで手作りしています。

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無垢材は調湿機能が高く、自ら呼吸する性質を持っているので、季節の寝具なども安心して保管できます。
ほどんどの住まいでは窓を設けるので、通風も確保できます。

もくせい工舎では、コンパクトな平屋の家で快適に暮らせるアイデアをお客さまのご要望に応じて提案いたします。
ぜひあなたの理想を聞かせてください。

と(撮)りいそぎ!みやこ町!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


今週末、3/16・17開催のみやこ町での完成見学会。

その見学会場となるお家に、本日(!)撮影に伺いました。
(お施主様、ありがとうございます!)

だいたいいつも、見学会が近くなって撮影に伺うので、
もう明日!

ギリギリすぎて誰も気づかないのでは?と思うのですが、
たまたま見てるよ~って方がいらっしゃれば、と期待して。

もし良ければ、参考までにご覧いただければと思います。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場外観
小高い場所にあるみやこ町のお家。外観。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場外観
漆喰仕上げでスッキリした軒天。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場手洗い鉢
刷毛目がかわいくてニヤニヤが止まらん感じの手洗い鉢。・・・さて、どこにあるでしょう?

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場トイレ
木のトイレットペーパーホルダー!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場和室
見た途端、撮影用の本をたらふく持ってくればよかったと後悔!ごろ寝しながら本が読める、本好きにはたまらない和室!(・・・本を置くんじゃなかったらすみません。)

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場キッチン
ついててよかった、パントリー!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場お部屋
壁一面の木の机が、なんとも贅沢!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場リビング

お伝えしたいことはたくさんあるけれど、大急ぎにて、これくらいで・・・。

のどかな風景の、素敵なお家、ぜひ見に来てください!

ご予約はこちら!→みやこ町完成見学会
(ネット予約は、前日20時までの受付。他はお電話0120327892にてお問い合わせください。)

木の家でお待ちしています!

【おまけ】
そうそう、外観撮影中、なにやら垣根に赤い実が・・・。

ローズヒップ

・・・これ、ローズヒップかな?
もしかしたら、ノイバラがたくさん咲くのかもしれませんね!

春が楽しみなお家です♪

高断熱なのに床が冷たいのはなぜ?

こんにちは、もくせい工舎です。

春の陽気を感じる日があるものの、朝晩はまだ冷え込む日も多いですね。
人は、足が冷えると体感温度が上がらないため、どれだけ暖房で部屋を暖めても寒さを感じてしまいます

断熱性が高い家では、家全体が暖かいですが、それでも「床が冷たい」と感じる家も少なくないようです。

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その理由は、どんな床材を使っているかでわかります。
床材が、塗膜塗装がされている複合フローリングでは、無垢の床材と比べて冷たく感じる傾向があります。
これは、フローリングが硬くて熱伝導が高いため、触れたときに体温を奪われてしまうのです。


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一方、杉無垢材は、空気をたっぷりと含んでいることから、断熱性が高いため、体温が奪われにくいので、ヒヤッとすることがなく、ほんのりと温かく感じると思います。

杉の無垢材は、本物の木そのもの。
冬に裸足で快適に過ごせる心地よさを体感していただけると嬉しいです。

ブランド力に負けない、小さな工務店の底力


こんにちは、もくせい工舎です。

メーカーとしてのネームバリューや価格、担当者との相性など、家づくりのパートナーを選ぶ基準は、人によって様々だと思います。

もくせい工舎は、夫婦2人で営む小さな工務店ですから、大手ハウスメーカーのようなブランド力はありませんし、著名な建築家が設計しているわけでもありません。

それでも、私たちが大手メーカーに負けないと自負しているのが、「同じ価格でワンランク上の家を建てること」
ごくごく一般的な若い世代が自然素材の家を無理なく手に入れられるように、できうる限りの企業努力をしています。

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プラン作りは代表の永家が描きますし、住宅ローンの相談は相方の隆美さんが担当しています。
お金がかかる展示場やモデルハウスは持っておらず、営業社員もいません。
パンフレットは手製でつくるなど、いろいろなところでコストカットを図り、少しでも住宅の価格を抑えられるよう、知恵を絞っているのです。

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多くのハウスメーカーや工務店を回り、様々な提案を受けていく中で、建てたい家のビジョンが見えてくるでしょう。
私たちの見学会に参加していただければ、なぜ当社がワンランク上の家を建てれるのかをおわかりいただけると思っています。

子どもが走り回れる家に必要な間取り


こんにちは、もくせい工舎です。

無垢材や漆喰を使い、見えるところはもちろん、見えないところまで自然素材にこだわり、平屋の家をつくっている私たち。

家中をワンフロアのように見渡せる平屋の間取りは、家事をしながら子どもを見守ることができ、いつでも家族の気配を感じられる安心感があります。

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中でも、小さなお子さんがいるお母さまたちからは「子どもが家中を走り回ってイキイキするようになりました!」とのお声をいただきます。

実はコンパクトな平屋で子どもが走り回れる家にするには、設計の工夫があります。

1つ目は、4帖ほどのファミリークローゼットをしつらえることです。
各部屋にウォークインクローゼットや収納家具を備えなくて済むので、広々とした空間を確保できます。

2つ目は、廊下をつくらない間取りにすること。
LDKに各部屋が直接つながることで、家族が集まるリビングをより広くすることができます。開け閉めでスペースを取らないように引き戸にするのもポイントです。

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3つ目は、リビングにつながるウッドデッキをつくること。
子どもたちのプール遊びやバーベキューにリビングの延長として使えますし、視覚が広がる効果もあります。使い勝手を良くするなら、屋根付きにするのがおすすめです。

広く感じる&暮らしやすい間取りにするためのシンプルな工夫が詰まっているのが、もくせい工舎がつくる平屋の家なのです。

ペットと快適に暮らすなら自然素材の家

こんにちは、もくせい工舎です。

ワンちゃんや猫ちゃんも大切な家族の一員という考えから、室内でペットと暮らす方も増えてきています。
室内飼いで気になるのが、ペットの臭いや抜け毛ではないでしょうか。
人間にとっての衛生面だけでなく、ペットの体調や過ごし方に目を向けることも大切です。

実は、無垢材漆喰を使った自然素材の家は、ペットと快適に暮らせる要素がたくさんあります。

まずは、漆喰の消臭効果
自然素材の塗り壁には消臭効果が備わっているので、気になるペット臭いを吸収・分解してくれます。 
実際、代表・永家の自宅には、中型犬と猫を室内で飼っているのですが、ペットの臭いがすると言われたことがありません。
猫のトイレを見たお客さまから「本当にペットがいるんですか?」と聞かれたこともあるほどです。
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>もくせい工舎のたった1人(?)の営業、ムク嬢です!

次に、無垢材の調湿効果
無垢の床は調湿効果が高く、湿気が多い夏でもサラサラ。
そのため、床に落ちたペットの毛は掃除機をサッとかけるだけですっかりキレイになります。
足の裏にペットの毛が貼り付いてベタベタすることもありません。
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犬や猫などのペットを飼っていると、家の中にひっかき傷ができるのは避けられません。傷が付きにくいようにと硬い素材を選ぶと、ペットの体に負担をかけてしまうので、できれば柔軟性のある素材を選ぶといいでしょう。
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無垢材の中でもスギは柔らかく、ペットの足腰に優しいのが特徴
木目や節があるので、多少傷がついても目立ちにくいです。
杉は空気の層をたっぷりと含んでいるため温かみがあり冬でも冷たくならず、寒がりな猫ちゃんにとっても快適だといえるでしょう。

自然素材の家は、快適性や健康面に優れた効果を発揮します。
人間にとっても住みやすい家は、ペットにとっても住みやすいのです。

あのこのねどこ

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


秋くらいから、わが家の物干し場の屋根の下を
寝床にする猫がいました。

白黒のハチワレで、たぶんオス。

顔はパンパンに大きいのに、体はやせて、細長い。

しかも足が長いので、全体的に、にょろりとした印象。

何かに似ていると思ったら、

昔『ネバーエンディングストーリー』という映画に出ていた
ファルコンの、

にょろりとした猫

・・・顔が猫版。

鼻はズルズル、体も汚れきって
The 野良猫!といった感じの子。

人慣れもしておらず、はじめのうちは顔を見るだけで逃げていました。


ハチとゴマ
珍しくひっついている。

わが家には、元野良猫が2匹います。

2匹とも最初からフレンドリーで、
私の様な素人でも保護自体は簡単でした。

それでも、
後輩のゴマちゃんを家に入れた時、
先住のハチさんがかなりナーバスになったこと

わが家に来れば完全に外の自由はないこと
(もう外に出れないと分かって、暴れて大変だった・・・。)

色々な理由で・・・そうそう気軽に保護できない。

そこで、エサは与えないけれど、
寝床は冬の間、大目に見ることにしました。
(エサは、猫界のマザーテレサ?のようなご近所さんから
おこぼれをもらってるようでしたし、それに敷地内で凍死されても困る。
どのみちどこかで寝るのなら、
猫嫌いの人の敷地より、ウチの方がまだましかも~と判断した次第です。)

とはいえ、おらが村は市街地より冷え込みます。

冬場は、氷点下になることも珍しくありません。
(窓と窓枠が凍ります。)

さて、どうするか。

そこで思い出したのが、ウン十年前の記憶。

私が育った地域では、ホームレスが多くて

街中まで徒歩で行けるような
高速道路の下などに、その人たちの住まいがありました。

通学のバスの中から、
彼らの住まいに「お布団」があるのを見て、

「なるほど!とにかく、住居の基本は
温かい寝床なんだ」と実感したことがあります。

野良猫もきっと同じはず。

雨風がしのげる場所であるのはもちろん、とにかく、断熱。
そして、できたら加熱・保温です。

プチプチの梱包材を100均で買ってきて、段ボールに貼り、
外側は、ボロボロになったアルミシート付のショッピングバックで覆い

温かそうな布と、夜には使い捨てカイロを入れます。

そうこうするうちに、その猫も
怖いんだけど、どうも寝床を用意している人間だと認識してくれたのか

カイロを入れ替える間、
逃げはするものの、少し離れて
終るまで待っているようになりました。
(顔は、・・・寒いんやけ早く!と言いたげだったけれど。)

カイロを入れて、助かったのが
その猫の下痢が治ったこと。

片付けるのが大変だったので、これは思わぬメリットでした。
(よっぽど冷えていたんだろうと思います。)

朝、洗濯物を干しに出ると、
湯船に浸かるように

気持ちよさそうな顔をして

段ボールの縁にあごを載せているので

なんだかかわいい。

でも、今は姿を見ていません。

代わりに他のオス猫がうろつくようになったので、
喧嘩に負けたのかもしれません。

野良猫の世界は厳しい。

せめて寝床くらいと思ったけれど

猫好きな人ばかりじゃないので、
寝床を用意するのも、良い顔はされません。

・・・でもな~。

好きで(野良猫にしろ、ホームレスにしろ)こうなったわけじゃなかろうもん!
と、思うのです。

世渡りもぎりっぎり!の危なっかしい私などは、
明日は我が身だし、他人ごとではないのです。

輪廻転生という言葉があります。そのホントウは、私にはわかりません。

真相はともかく、
今厳しい目に遭っている人や命に
生前の悪行が・・・なんていうのも、なんだかなぁと思います。
(悪行までいかなくても、みんな気づかぬうちに色々やらかしてるはず。)

それでいうと、罰が当たった的な視線より

ホントウは、
「明日は我が身なんだから、無下にするな」ということじゃないか。

そう信じたい。

もう来なくなったあの猫が、
どこかで死んでしまったのか。

もしかして、可愛がってもらってるのか。

それは分からないけど、

いのちを無下にすることは

やっぱり嬉しくはない。

お金を払えば、ペットショップで可愛い犬や猫が買える。

あれを人間だったら・・・と想像して

見目可愛らしい人間の子どもが、

母親が恋しい年頃の小さな子どもが、

ショーケースに入って売られているようなところを想像して、

なんだか普段、意識しないことが怖くなる。

一番怖いのは、
自分に限ってってことかもしれない。

自分に悪い部分も、醜い部分もあると意識がある人より、

全くの善人のつもりでいる方が、なんだか始末に負えない。

薄ら汚れて、すっかり野良猫臭くなった
あの段ボールにカイロを入れる度、

どこで何しているんだか、と思います。