広告と期待値
ドラックストアに入ると、
ず~っと、宣伝の音声が流れています。
その言い方が、あまりにオーバーなので
聞いてて、ちょっと笑ってしまう時があります。
「シミ、しわ!・・・怖いですね!
そうなる前に、【×○△‼】(←商品名)
おススメです‼」
とか、
「××△でお困りではありませんか?
その原因、実は○○○にあるのかもしれません!
そんなあなたに、【△△△‼】(←商品名)
明日の元気をサポートします!」
とか。
まずは、「困り」に訴えて、当事者意識を持たせ、
解決をするには、これだ!という方法です。
その方法や、商品が合えば、問題ないです。
でも、相性ってわからない。
この世の中は、広告であふれています。
かくいう私も、それに首を突っ込んでいます。
ググれば何でも分かる時代。
そう、Googleで検索すれば、出るわ出るわ情報の数々。
信ぴょう性はピンからキリで、
ググって、かえって頭がグールグルする。
何を信じるか?
やっぱり、自分の「なんとなく」の感覚なのではないでしょうか?
損得で考えると、「なんとなく」は揺れますが
少なくとも、「なんとなくイヤ」は分かりそう。
何となイヤなものを、
みんな(誰か)もそうやって(言って)いるから、で選ぶと
ハズれた場合の反動って、かなり大きい。
だれが何と言おうと、
合う合わないは、自分にしか分からない。
合う合わないって、100%の満足・不満足の話ではなく、
バランスの話です。
良いところも、残念なところもある。
それでもバランスよく折り合いがついている、そんな状態です。
その折り合いのバランスは、ふりこのよう。
払う対価(お金・期待)が大きければ、ふり幅も大きい。
タダでもらったものが期待外れでも、ふり幅は小さい。
高額になればなるほど、また、
困りに対する(広告のうたい文句への)期待が大きいほど、
そのふり幅は、予想を超えて大きくなる。
だから、高額なものほど【絶対的】な文言は、気を付けないといけない。
・・・と、思っています。
住宅産業は、クレーム産業と言われます。
払う対価が大きい分、少しの残念(マイナス)の積み重ねが
爆発的な怒りになることもある。
怒っているお客様をクレーマー呼ばわりすれば
自分は悪役にならずにすみますが
そういうことが増えてくると、「あそこは、薦めないよ」となる。
【怒っている人は、困っている人】
精神科医の水島広子氏の言葉です。
高すぎる対価を払って、失敗はしたくないし、されたくない。
お施主様は、不安でいっぱい。だから、ちょっとの残念が膨れやすい。
もちろん、建てる側だって
わざと困らせようとかしているわけではありません。
トラブルがないに越したことはない。お互いにです。
ただ、どこかその不安感を気にしていないと
いけないのかなと思っています。
【絶対】とは言えないけれど、
気に入ってもらえたら、うれしいな。
そんな広告で、いけたらいいな。
全然、マーケティングとかSEOとか
まるでなってない感じですが。
引き続き、2月も完成見学会を予定しています。
こちらは準備が整い次第、またお知らせいたします。
そんなに期待せず来てみて、
良くてビックリ!・・・が、理想的です。