と(撮)りいそぎ!山香町!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


今週末の10/26・27。山香町で完成見学会が開催されます。

今回、撮影に伺ったので、どんな感じのお家か、ちょこっとご紹介!

本当は、明日書くはずですが、前倒しで、とりいそぎお知らせです。


実は、明日から、だんだんと下り坂の天気予報。

少しでも、晴れマークのついた今日を狙ったのですが、
あいにく業者さんたちが、わいのわいのと忙しそう・・・。

車もぎっちり停まっておりましたので、外観写真はまた別の日に。

内観だけですが、ご了承ください。

10/26・27。山香町自然素材の家の完成見学会
古ガラスがパッチワークのように美しい建具。照明器具も素敵です。

10/26・27。山香町自然素材の家の完成見学会
先日、小鹿田で仕入れた焼物も、ここぞとお役にたちました。焼物と、古ガラスと、漆喰、無垢の木。最強の組み合わせです。

10/26・27。山香町自然素材の家の完成見学会
木の清々しい香りのするリビング。

10/26・27。山香町自然素材の家の完成見学会
キッチンからシューズクローゼットへ抜ける建具が、クリアなガラス。いい味でてます。かわいい!

10/26・27。山香町自然素材の家の完成見学会
さて、このかわいい手作業はどこにあるでしょう?

おかげさまで、見学会の予約枠もあとわずか。

もし、「・・・やっぱりちょっと見てみたい・・・」って方は、
ぜひとも、ご予約ください。

こんな建て方の家もあるんだ~と、目からウロコの経験になると思います。

木の家でお待ちしております♪



RESERVA予約システムから予約する

※1‥‥外部サイトの予約システムに進みます。お困りの際は、お電話でもどうぞ。
※2‥‥予約システムには、広告バナーが表示されます。
無関係の広告バナー
※3‥‥ご予約後、予約サイトから自動で受付メールが届きます。
地図の詳細は、弊社から別途メールにてご連絡いたします。
※4‥‥予約サイトからの自動返信メールには、複数名でのご予約でも、予約人数が1名とシステム上表記されます。アンケート欄に記入いただく人数で受付いたしますのでご安心ください。


【翌日、外観写真撮れました!】

10/26・27。山香町自然素材の家の完成見学会

侍タイ、見ました。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


話題の、侍タイこと『侍タイムスリッパー』という映画を見てきました。

侍タイ・・・って書いといて、なんて読むのか、実は分からず。

サムライタイ?サムタイ?

読みやすさだと、サムタイなんでしょうか。

本当は、小鹿田焼のことを書くつもりで準備を進めていたのですが、

いつ公開が終わるか分からないので、映画のことを書こうと思います。

もしよろしければ、お付き合いください。


『侍タイムスリッパー』は、当初、1館からの公開だったにもかかわらず、

SNSや口コミで話題となり、全国区にまで上映が拡大されている、自主製作映画です。


主人公は、幕末の会津藩士・高坂(こうさか)新左衛門。

長州藩士を討てとの命を受け、仲間1人とともに、夜、京都の寺で相手を待ち伏せます。

雷鳴とどろく中、剣を交えたところで、落雷。

気が付けば、そこは現代。しかも、時代劇の撮影所。

色々なところで、騒ぎをおこしながら、ふと目にしたポスターで、

必死に守ろうとしてきた江戸幕府が終わり、
しかも140年も経っていることを知ります。

自暴自棄になりながらも、人々の優しさに助けられ、

侍としての自分の腕だけをたよりに、撮影所で【斬られ役】として生きていくことを決意します。


実は、インディーズ映画が、あまり得意ではない私。

同じく、口コミで大ヒットとなったカメ止めこと、『カメラを止めるな!』も

内容はおもしろかったものの、カメラの動きの激しさについていけず、
車酔いのような状態。

正直、1館から大ヒット!と聞いても、

「でも、インディーズなんよな~。また雑な感じやったら(←失礼...)、酔うかも・・・」と思っていたのでした。


でも、『ジョーカー2』も『八犬伝』も、そのうちAmazonプライムで見れるかもよ?

見るなら、(Amazonプライムで見放題かどうか分からない?)『侍タイムスリッパー』では?

そう意を決して、映画館に乗り込んだのでした。


それで、見てどうだったか。

いやはや、見て良かった!愉快痛快!

とてつもなく、気分スッキリ!

涙あり、笑いありとは書かれていたものの、

泣きはしなかったけど、胸にぐっとくるものあり。

オチは最高に面白く、ネタバレはできませんが、

「あんたもかい!」って笑って終わり!

こんなに気持ちよく、晴れ晴れと映画館を出るのも久しぶり!

そのうち、何かの配信サービスで見ようかと思っていたのですが、

映画館で見て大正解!

なぜなら、効果音と音楽の秀逸さ、迫力は、劇場だからこそ!のものだからです!


単なるタイムスリップものかと思いきや、本当に役者さんの演技が上手くて、

帰ってからも、じわじわ可笑しい。


タイムスリップしたての高坂が、撮影中の時代劇の現場に紛れ込んで、

お芝居中なのに勘違いして、「助太刀いたす」と日本刀を抜くシーン。

当然、監督に怒られて、刀を叩かれるのですが、

その時の表情の可笑しさ!

昼寝中に、いきなり座布団を取り上げられたネコみたいな顔!

「えぇ~・・・・」って感じの顔が、本当に上手なんです。

侍


白むすびを食べるシーン、ショートケーキを食べるシーン。

幕府が滅んだあと、ふつうの人が、ふつうにこんな美味しいものを食べれるのか!

と、「良い時代になった」と感極まる。


台本で、故郷の会津が、新政府軍に囲まれ、大砲を撃ち込まれ、

ほぼ女子供ばかりで城に立て籠もり、どうなったかを知るシーン。


それでも、ここで、この時代で生きていくしかなくて、

置かれた場所で、なんとか生きていこうとする姿勢。


いやはや、本当に、もう2,3回見ても良いくらい。


YouTubeかなにかで、おそらく何回目かの来館と思われるお客さんが、

「映画を見に行くというよりも、出てる人に会いに行く感覚」と言っていたのは、

まさしくドンピシャで、本当に出てくる人、出てくる人、

ひとりひとりが、愛しい感じ。


アカデミー賞をとった『ボヘミアンラプソディー』のような、

豪華絢爛なエンターテインメントとは別の、

一つ一つの細かい所作が美しくて、どこか懐かしい。

にっぽんの昔ながらの、痛快エンターテインメント。


高坂は、必死で守ろうとした幕府が滅んだ後の、

まんざらでもない世界をどう見たんだろうか。

今、未来と言う【結果】の方から【過去】の問題を見る分には、いくらでも言える。

先の分からない、その時代の【今】を生きる者にとっては、
無我夢中でやるしかなかったんだろうと思います。

結果的に正しかろうが、そうでなかろうが。


どの時代に生まれるか、どの場所に生まれるか、
選ぶことはできない。

ひとは、その時々で、自分にできることを精いっぱいやるしかない。


必死で守ろうとしたものが、守り切れなかったにしても、

その先の時代が、今よりずっと良いものになっているなら、
本望だと言えるのか。

それはやっぱり、当の本人でないと、分からないこと。


主人公が、元の世界に帰ることがなさそうな終わり方で、

このまま、【今】を生き続けていくのも好感が持てました。


あと、どれくらいの期間まで上映されるのか分かりませんが、

見に行くかどうか、迷われている方は、ぜひ映画館で見ることをお勧めします!

いや~、おもろかった。

何もできないから、できること

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


サンタフェ、と聞いて皆さま、何を思い出すでしょうか?

宮沢りえちゃん?
("ちゃん"付けしたくなるのは、私がオバちゃんだからか?
若いころから活躍されているので、少女のころの印象が強く、ちゃん付けの方がしっくり来てしまいます。)

彼女の有名な写真集で、その名を知ったサンタフェでしたが、

実は、建築がすごい場所だと知ったのは、もう最近のことでした。


試しに、【サンタフェ 建築】と検索して頂いたら、
それはそれは、土の色味のかわいい、建物の画像がたくさん出てきます。

中には、それを模した日本のハウスメーカーのものも出てきますが、
カタチや雰囲気だけ真似しても、

素材が違うと、まったく印象も違うから、見ていておもしろい。

そしてまた、この土の色に、空色が良く似合うこと!

快晴の青空はもちろん、空色のドアが、土の色味に本当によく似合う。

色の組み合わせの美しさも、色々なものを見ることで、とても参考になります。


さて、なんでこんな話をするかというと、

「今、家なんてとても、とても・・・」と思っている方にでも、できることがあるからです。


その一つが、お家の建築感度をあげること。

感性や、見る目を養う、肥やすということです。

良いものをいっぱい見て、自分が大金を払ってでも、本当に欲しい家とはどんなものか、

イメージを膨らませ、しっかりとした芯となる方向性を見つける。

そうすれば、提示されるがままに、なんとなくOKを出して、

何となく家を建てたけど、

あれ?自分が建てたかった家って、こんなんだっけ?とはなりにくい。
(理想があったところで、先立つものがなければ、「は?お金払えるならしてやるよ?」と言われるかもですが、
寄せる工夫は、できる。

また、それを少しでも叶えてあげれたら・・・と思ってくれそうなところを探しましょう。

色々な工務店を回れるのも、今のうちです。)


どんな博識な人間だって、自分の知っている範囲のことしか知らない。

それは素人だろうが玄人だろうが、違いはない。
(玄人だって、その人の知っている範囲しか知らないので。)

人間は、その知っている範囲のことでしか、やっぱり考えられない。


だとしたら、素人でも、色々なものを見て、知っておく範囲を広げれば、
より一層、自分が思うところの家に近づけます。

(良かれと思って、ではあっても)玄人の言いなりにならずにすみます。

(大人VS子ども、先生VS生徒、玄人VS素人、でもそうですが、

知識の少ない側は、反論の言葉がうまく見つからないだけで、

納得しているとか、腑に落ちているわけではないことは、多々あるからです。

相手が、微妙な表情なら、知ってる側は、汲んであげないと、後々確執となりかねないように思います。)

いざ具体的に話が決まって、流れ出してからでは、
知っている範囲の狭さで、家を決めないといけなくなる。

だから、具体的に何もできない今こそ、その時間に回すことができるのです。


試しに、【無垢の木の家】と検索して見てください。

同じ無垢の木の家と言っても、質感や雰囲気は違うことに気づくと思います。


試しに、【土の家】と検索して見てください。

世の中には、自由な発想で、こんなにもワクワクするような家があるのかと驚かれると思います。


以前、ブログで村山雄一氏設計のロバハウスのことを書きました。

その時に、施主である、ロバの音楽隊の松本雅隆さんが、

胎内のような、洞窟のようなというイメージを伝えて、できあがった
本当にすてきな空間です。

この、いかにも土っぽいというか、胎内のようなイメージに近いのが、もくせい工舎では

原田左研さんによる、甘木土の色味になると思います。

胎内のような家

くせもなく、無難で、色合わせもしやすい、白漆喰や日田土も良いのですが、

白漆喰

甘木土独特の、優しい雰囲気は

胎内のような家

やっぱり、かえがたい。

土の色と、空色が合うことを覚えていれば、

ドアや、家具など、大掛かりなものはムリでも、

カーテンや、クッションカバー、小さな小物で、
それを差し色として加えれば、

なかなか、よい空間になりそうだと想像がつきます。

胎内のような家

なにもかも、心配のいらなかったあの胎内に戻るのは無理でも、

疲れて帰ってきた家が、

家族の癒しとなりますように。

胎内のような家

何もできないと思う今のうちに、たくさん妄想してください。


いいですよ~、甘木土も!おススメ!

甘木土とサンタフェ
ハチさんのヘアヌード写真集です。ネコのヌードって、何??