香る理由

完成したお家の写真撮影に伺う時

一番にすることは、道の駅に寄り道することです(。-`ω-)☆



安くて新鮮な、その季節のお花を買うためです(・ω・)ノ♪


なぜに道の駅?

生花店のゴージャスであまり季節感のないお花よりは

道の駅のお花は、地元でその時期に咲くものが多く

素朴で、もくせい工舎のお家によりぴったりくる!・・・かな?( ̄▽ ̄)

・・・と思っているからです(*^_^*)

見学会場の生花

今回はトルコギキョウと、・・・う~ん、名前が分からないお花!(≧▽≦;)

無事に撮影が終わると、持ち帰って

わが家に飾ります(*^_^*)

だから見学会後は、妙に華やかになるわが家(・ω・)♪

久しぶりに花が活けられていると

パタパタと横を通っただけで、ふんわり花のいい香りがしてきて

なんとも良い気分になります(*´▽`*)



ところで、・・・お花の匂いって、その香りだけじゃなく

ひんやりとも違う、湿気でもない、

・・・ほのかな水分の存在を感じませんか?(。´・ω・)?

生花とプリザーブドフラワー
右がプリザーブドフラワー、左が生花です。写真じゃ分かりづらいかも(^-^;
個人的にはいずれ枯れても、断然、生花派(・ω・)ノ♪
プリザーブドフラワーって、・・・綺麗なミイラっぽい?、かな?( ̄▽ ̄;)

以前、プリザーブドフラワーを作った時に調べてみたら

「香る」というのは、非常に複雑な仕組みで

そもそも、香気成分が「気化」してようやく気づくもの。

プリザーブドフラワーは、その美しさを残すため

脱水処理をしているので、「気化」する水分がなく

・・・香りがしません( ̄▽ ̄;)



もくせい工舎の完成現場で一人、黙々と写真を撮っていると
年取ってきて、よく独り言言うんで、黙々じゃないかも?( ̄▽ ̄;)

その「気化」の気配を感じる(・ω・)

木の家の「木の香り」って、入った時が一番で

中にいるとそれほどプンプン匂ったりしないのですが(木にもよるかも)

空気が動くというか、密閉された感じがしない(。´・ω・)?

凛として、澄んでいて、緑が多い神社の境内にいるような

・・・あんな感じです(・ω・)



木が香るにも、気化の仕組みがいるハズなので

木の香気成分が、自由に気化できなければ

「木の香り」はしにくくなります。

あの独特の、凛とした空気感も感じにくくなる。

木が香る

表面に加工が施されるほど、気化ができなければ

せっかくの「香り」も「肌触り」も

目減りしてしまうような感じがします( ̄▽ ̄;)



「木を生かすには 自然を生かさねばならず・・・」

その言葉を遺したのは

法隆寺の鬼と謳われた宮大工・西岡 常一さんでした(・ω・)



今回撮影にお邪魔したお家も、いよいよ今週末見学会。

「気化」して「香る」空気感のお家。

お越しになったご家族に気に入っていただけたら幸いです・・・ね!(*^_^*)

『いのちの おはなし』

『いのちの おはなし』という絵本があります。

『いのちのおはなし』

聖路加国際病院の名誉院長で

『生き方上手』などの本で知られる

医師の日野春重明さんの絵本です。

1911年生まれ。御年104?105歳?
現役のお医者さんです。
夏目漱石や平塚らいてうらが活躍してた頃のお生まれ。・・・スゴイΣ(・ω・ノ)ノ!

小学校をまわりながら10歳前後の子供たちを中心に

「いのちの授業」を続けてこられました。

それを絵本にしたのがこちらです。

『いのちのおはなし』一部

「いのちはどこにあると思いますか?」の日野春さんの問いかけに

「心臓!」
「考えるから、頭!」
「からだぜんぶ!」

子供たちは口々に答えます。

みんなの意見にうなずきながら

日野春さんは言います。

「いのちは、きみたちのもっている時間だといえますよ。」


・・・時間?(。´・ω・)?


そんな風に考えたこともなかったので

ワタシにとっては、かなり目からウロコでしたΣ(・ω・ノ)ノ!


そのあとがきに

「いのち」である自分のつかえる時間のこと、

その「つかえる時間」である【「いのち」をどう使うか?】

それを決める「こころ」のこと。

そんな見えない「時間」や「こころ」ほど、大切にすべきだと語ります。


「生きて使える時間」=いのち。

どう使うか。

どう生きるか?


・・・・色々考えさせられます(´・ω・`)

戦火の最中にあって、そこに暮らす人々のことを

いのちを削る様に伝え続けて、

生きる時間を無理やり奪われた人。

生きて使える時間を、ほとんど報復ばかりに費やす人。

どちらが温かく優しいかなんて、小さな子供でも分かる。


温かさのない正義なんていらない。

いのちが「時間」だと、こんな結果でしりたくない。

他人ですら、やるせない思いでいっぱいになるのに

ご家族はどんなにかと思います。

いのちを削って伝え続けた「心温かな時間」は決して無駄じゃない。

そう信じたいです。

後藤健二さんと湯川遥菜さんのご冥福を心よりお祈りします。

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