中の人 ②

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


以前、中の人という記事を書きました。

ご当地キャラの着ぐるみを被った経験をもとに
なぜか「ありたい自分」の話に。

今回は、その反対というか別バージョンにあたる
カオナシの話。

(あくまで、個人的な感想からの考えです。よければお付き合いください。)

かおなし_1

カオナシは、素性が分かりません。

名前や顔などの素性を知られず、
人に接しようとします。

話をしようにも、誰かを丸のみにし、
その声を借りねば話せません。

本当の弱い自分を隠したまま、

優位に立てば、歯止めが効かないほど横暴になります。

食べ物や、金、特別扱いをチラつかせ、
相手の気を引こうとします。

・・・・・・・・って、これ、やりがちかもしれない。

匿名で何かをすることや、

誰かの話を鵜呑みにして、そのまま他の誰かに話すことや、

普段はビクビクと自信がないくせに、
偏った正義感で誰かを責めることも、

誰かに何かを「してやった」と思うことも、

そんなつもりのあるなしに拘わらず、
思う節がありすぎる。

恐ろしいことに、知ってる誰かの中にも
そしてもちろん、私自身の中にも、
確実にカオナシはいるんじゃないか。

あの映画で、初めてカオナシを見た時、
誰かの、そして自分の、見たくない一部を露呈されたようで
とても居心地が悪かったのです。

匿名性ということで言えば、永家夫妻と違って
お客様に接することがない私は、
どこの誰だか分からない点で、カオナシです。

顔を知られた有名ライターでない限りは、
こういったブログにしろ、
何かのレビューを投稿するにしろ、
匿名なので、何を書いても
どこの誰かまでは分かりません。

第三者のフリをして、何かの目的で
良くも悪くも意見を書くことを
サクラと言いますが

例え、それらのいくつかが
同一人物の記述でも分からないのは、
匿名というカオナシだからです。
(意図の良し悪しに拘わらず、結局は記事自体の信用を失いかねない。
私は、そのほうが恐ろしいので、まずやらないです。)

カオナシは千に、言います。

「これ食うか、うまいぞ。
金をだそうか、千の他には出してやらないことにしたんだ」

何か「してやること」、「あなただけ特別に」。

自分といればいかにお得か、メリットがあるか。
しかも、あなただけ特別なんだということを

意図せずやっていることは往々にある。

それをコミュニケーションツールという人もいるけれど、

そもそも、何かのお得がなければ人は寄り付かないのか。

しかも、その特別なお得で成り立っている関係性は、
お得じゃなくなった途端、離れてしまうのではないか。


子どもが小さいころ、孫に対し、可愛さもあって
どうも財布のひもが緩い祖父母。

「何かもらえたりするから、好いてくれるわけじゃないよ。
もらえんでも、優しい人なら好いてくれるやろ。」

そうやんわり断ったのですが

「いいやん、やりたいんやけ」

悦ぶ顔が見たいって言い方もできますが、

・・・それじゃ、池の鯉と同じだよ。

エサ撒いて、近づいてきた~♪って。

エサがなくなったら、さようなら。

その人の本質を慕って、そばにいたいのとは違います。


着ぐるみの話も、カオナシの話も、
共通するのは、
中の人は、「自分の現状」を良しとしていないこと。
ありのままの、このままの素顔じゃ
不足としていること。

違うのは、自分に磨きをかけて人と関わりたいのか、

それとも、弱い本性を隠して、
メリットや特別感というツールで関わるのかの違いです。

着ぐるみのように「ありたい自分」に近づけば、
そして本質も「ありたい自分」に成長できれば、
それを慕って人が集まるのは、自然な流れです。

しかし、カオナシ的なやり方は
どこか歪に感じます。

どこの誰だか分からない
カオナシ的な役割の私にできることは、
自分のイチ意見に過ぎず、絶対ではないことを伝えること。

考え方の一つとして、あくまで聞いてもらうこと。

それでどう考えるかまで、こちらは操作できないのです。

だから、「中の人」として
自分なりの誠実を目指したいと思います。

カオナシになりがちな、反省をこめて。


【隆美さんの家計術】固定費(携帯代・スマホ代)を見直してみませんか?

こんにちは、もくせい工舎です。

新築の家を購入するとき、一括で支払える人はほぼいませんので、住宅ローンを組むことになります。家族の理想を詰め込んだマイホームを建てるのは、とても幸せなことですが、家を購入したから「飲み会にいけなくなった」「旅行に行けなくなった」「趣味を諦めた」という状況では、笑顔で暮らすことはできません。

節約に大切なのは、我慢ではなく、ムダを削ること
住宅ローンアドバイザーとして、お客さまの家計相談にも応じている代表永家の相方・隆美さんに家計の見直し術を教えてもらいました。

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ムダがないかどうか見直すときは、食費などの変動費ではなく、まずは固定費を見るのが大切です。固定費といえば、スマホ代・携帯代などの通信費保険料です。

まず、携帯は大手キャリアをお使いであれば、格安SIMに変更するだけで、数千円以上節約できる場合があり、夫婦2台分ともなるともっと大きな金額になります。しかし、格安SIMは、もくせい工舎の事務所があるような山の中ではつながりにくかったり、新規契約手続きを店頭でできないなどの注意点があります。

もくせい工舎のOBさまの中には、格安SIMに変えたことで月の携帯代が1000円ちょっとになった方も。通話やネットの使用頻度によっては、大きく携帯代を削減できる可能性があるので、一度検討してみられることをおすすめします。

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今の時代、収入を上げることはなかなか厳しいですが、家計のムダを見つけて固定費を削減すれば、月の支出額が下がり、結果的には収入が上がったことと同じになります。

家を建てる方も建てる予定がある方もない方も、ぜひ固定費を見直してみてください。

【キッチン特集】木の家に似合う、手作り感のあるキッチンをご提案します。

こんにちは、もくせい工舎です。

無垢材造作家具でつくるもくせい工舎のキッチンは、シンプルなデザインでも特別な存在感があります。木の温もりを感じるだけでなく、機能性にもこだわっているのが特徴です。

今回は、施工事例よりさまざまなキッチンを集めてみました。

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もくせい工舎の家は、無垢材や漆喰で家をつくるため、ギラギラ&テカテカしたキッチンは似合いません。そのため、標準仕様として、ニュージーランドで木を育てている会社『WOODONE』のキッチンを採用。無垢の木の上質な素材感でインテリアに馴染む佇まいです。年月を経ることに少しずつ味わいを増していく様子を楽しめます。

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こちらは、リビングの中心的な存在感を放つアイランドに見立てたキッチン。
腰壁を少し高めに造っているのでリビング側から手元が隠れるので、急な来客でも慌てなくて済みます。キッチンをぐるりと移動できる回遊性も魅力です。

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カップボード食器棚は、お客さまの要望に合わせてオーダーメードで手作りしています。サイズや棚の高さ、扉の有無などもお客さまとじっくり話しながら決めていきます。
カップボードの上部は、間取りに応じて窓にすることも可能
ディスプレイ棚を設えて、好きなインテリアやカップを飾るのも素敵ですよ。

料理の時間が楽しくなるキッチンを一緒につくっていきましょう。