生きていく道の景色

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


前回、「あったらステキだけど、なくても困らないものを どう考えるか」という記事を書いて

ちょっと思い出したことがあったので、書き足したいと思います。

以前、NHKのプロフェッショナルという番組をよく見ていました。

独特のナレーションと、時折入る特徴的な、ひらめきのような効果音、
そしてスガシカオさんの歌う『Progress』という曲。

自分の知らない世界で、日々真摯に向き合う
その道のプロフェッショナルな人たちの
苦悩や喜びを垣間見れる、大変勉強になる番組です。

いつだったか、スガシカオさん自身が
その《プロフェッショナル》として登場した回があって
その時の言葉が、目からウロコだったのです。

誰かの心に言葉を残したい。

そう思いながらも叶わず、スガシカオさんには、
高校教師の道を諦めた過去があります。

高校教師として、誰かの心に言葉を残す道は途絶えましたが、

今はシンガーソングライターとして
生徒どころか、世界中の人たちに

心に残る言葉を残し続けています。

スガさんは、番組の中で

夢って、(パティシエとかパイロットとかの)職業の名前ではないんじゃないか。
それは、単なる職業の名前で、自分が生きていく道の名前じゃない。

どういう風に生きていくかってことが、本当の夢の正体じゃないか。

それを達成させるのが、人生なんだ。

といったことを話していました。
(↑ちょっと要約してます。詳しくは、『NHKプロフェッショナル 仕事の流儀 あと一歩だけ前に進もう|スガシカオ』でご覧ください。)
パティシエになって、お客さんを笑顔にしたい!なら、

人を笑顔にすることが本来の夢や生き方の道であり、

パティシエというのは、方法や手段のの一つであり、

もしそれが叶わなくても、他の方法で誰かを笑顔にする道を歩めばいい。

・・・と、いうことでしょうか。


一方で、そんな風に「将来何になりたいの?」と聞かれても
即答できない子どももいると思うのです。

はっきり言えない点は問題ないと、私は思います。

反対に、「なんでもいいから目標をいわないといけない」と
本心じゃないことを口にする方が、なんだか怖い。

心にもないことばかり口にしてると、
だんだん本当はどうしたいのか分からなくなるからです。

「学校の先生!」「トリマー!」「YouTuber!」
小中学校で即答できる内容なんて、
世界にあまたある職業の名前の一部に過ぎない。

たとえ、会社員だとしても、
私などは「え⁉そんな仕事があったとは!」なんて
50年以上生きて、未だに知らない仕事の内容も出てきます。

だから、答えられない子は
目標がないんじゃない。

大人だって、知っている範囲のことしか知らないんです。

「分からない」と正直に言える雰囲気が大切だし、
今は、色々なものを見ている段階とも言える。

目標に向かってまっしぐらも、すばらしい。
きっと最短距離で、すばやく目的地に着くでしょう。

ただ、その道しか知らないとも言える。

でも、あっちを見、こっちを見、
時には遠回りして色々見て来た子は

迷った分だけ、道を知ることになる。

ゆっくり歩いた分だけ、そこに咲いた小さな花に気付くこともある。

不器用でも、次に迷っている子に、
一般道以外の、「別の道」を教えられるのは

意外に、そんな子ども達なのかもしれません。
(私など、まだ迷います。老い先長くないのに・・・。迷うというか、もはや徘徊に近いかもしんない。)

歩く猫
わが(ケモノ?)道を行く。

スガシカオさん的な夢や、生きる道には

自分はこうして生きていきたいという芯のようなものがあります。

漫画家、小説家、パン屋、本屋、
色々なりたかった私ですが、

家を建てること、庭を作ること、
ウッドデッキがだめなら縁台でなんとかならんかとやってみること。

それのどれも共通するのは、
自分の頭にあるものをカタチにしたいという欲のように思います。

誰かが決めた枠や、入れ物や、押し付けられる当たり前を
自分なりに考え抜いて、居心地よく変えたくなる。

家を建てる理由は人それぞれですが、

スガシカオさん的捉え方をすれば、

それは方法や手段の一つで、

自分なりの居心地よい空間で生きていきたいという
生き方の形なのかもしれません。

理想通りに満足いくことは素敵ですが、

自分なりに工夫して、ことたりてきた世界観が、

こうありたいと右往左往してみたことが、

その人の《生きる道の景色》を作っていくのかもしれません。

さて、どんな景色が見たいですか

その、生きる道の景色の一部に、もくせい工舎のお家が加われば光栄です。

感覚としては、お気に入りの作家さんの器で
おにぎりとみそ汁を食べるような家です。

大事につくって、肩ひじ張らずに暮らす。

もし生き方に合うようでしたら、木の家に会いに来てください。

5月下旬、見学会も予定しています。

【施工事例】自然素材+ZEHでより快適なビルトインガレージがある家

こんにちは、もくせい工舎です。

宇佐市の閑静な場所に、シャッター付きのビルトイン仕様の平屋の紹介です。
日田土の温もりがある色合いにマッドブラウンの屋根瓦が落ち着いた印象です。

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木と漆喰の自然素材の家でZEH仕様、ビルトインガレージ付きと、自由設計ならではの住まいになりました。

玄関に一歩足を踏み入れると、爽やかな木の香りに包まれます。

ステンドグラスが映える手づくりの建具が、お家の印象を高めてくれます。
もちろん、オーダーメードのシューズクローク付きです。

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無垢の木をふんだんに使ったリビングは、ログハウスのような趣ある雰囲気
高い天井とロフトのおかげで、より広々と感じられます。
自然素材に包まれる素朴さの中で、障子に見立てた建具が凛とした表情を見せてくれています。

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ご主人様の大好きな無垢の木をふんだんに使用した効果で、まるで森林浴をしているかのような心地よさを感じられます。

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ご要望に応じて、OBさまのお宅の見学も承っております。
まずはお気軽にご連絡ください。

【お悩みQ&A】子育てや家事がラクになる家にしたい!

こんにちは、もくせい工舎です。

今回は、もくせい工舎のアンバサダーであるなつみさんに、子育て中の方から寄せられるお悩みに応えていただきました。

木の家でのありのまま暮らしを発信するなつみさんのInstagram(@kinoie.natsumi)も好評です。ぜひ、フォローや「いいね」をお願いします♪

Q:子どもが片付けが苦手でおもちゃが散らかります。
A:子どものおもちゃっていつの間にかどんどん増えますよね。
私もアパート時代から子どものおもちゃの片付けについては試行錯誤しています。
大人も子どもも、物が多すぎると片付けが大変になるので、子どもと相談して最近遊んでいないおもちゃは一旦段ボールに入れ、家族共用のクローゼットに収納するようにしています。
定期的に収納しているおもちゃと交換してあげると、新鮮さがあって子どももうれしいみたいです。

お部屋のおもちゃは、私自身が大雑把な性格なので、外からは中が見えないようなケースに入れて、なんとなくきれいに見えるようにしています。
また、ざっくりでいいので、おもちゃを分類してあげラベルを付けておくと、子どもも片付けしやすいみたいです。この方法になってから散らかったままになる事があまりなくなりました。

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Q:共働きで洗濯が負担になっています。
A:アパート時代は外に干すしか選択肢がなかったので、朝は出勤や保育園準備で時間がなく、やむなく夜に洗濯してベランダに干していました。

もくせい工舎の家に住み始めてからは、夫婦で家事の分担を決めていて、洗濯物は夜に夫が回しています。寝る前に一旦脱衣所に干してもらい、換気扇を回して就寝します。私は、朝その洗濯物を浴室に移動させ乾燥機能を使います。柔軟剤を使わないのでバサバサになるタオルは衣類乾燥機に入れてスイッチを押すだけなので、忙しい朝の時短になっています。気になる電気代も、日中の太陽光発電でまかなえるので、ありがたいですね。今の時期、花粉の心配もないのでとても快適です。

洗濯については、住まいの環境や太陽光などの機能で、快適性が大きく変化するところですね。

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子どものおもちゃの片付けは、今すぐにでも取り入れられるアイデアですし、電気代を抑えて室内干しする方法は、今後の家づくりで大いに参考になるのではないでしょうか。
なつみさん、ありがとうございました。

外観デザインの考え方について

こんにちは、もくせい工舎です。

今回紹介するのは、外観デザインの考え方についてです。
当社では、形はシンプルでありながら素材や色に温かみがあり、自然素材にこだわった外観をご提案しています。
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もくせい工舎の家の外壁は漆喰塗装が多いですが、腰板をしつらえたり、腰板を好みのカラーに塗装したりといったデザインも可能です。漆喰には、強度に影響が出ない程度で赤土などを混ぜて、淡い色を出すこともあります。

軒の出があるデザインで、屋根は、雨漏りのリスクが少ないことから、本を開いて立てたようなシンプルな形状の切妻屋根をご提案することが多いです。この切り妻屋根は、構造上空気の流れを遮らないため、換気能力に優れています。
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漆喰は見た目の美しさや存在感のある佇まいも魅力ですが、何といってもメンテナンスフリーという利点があります。もちろん、経年による変化は見られますが、風合いとして楽しめる趣があるのです。また、一般的なサイディングは、新築時から15年~20年で張り替えが必要といいますから、その差はかなり大きいです。

デザインはもとより、建てた後にお金がかからないのが一番良い外観といえるのではないでしょうか。

あったらステキだけど、なくても困らないものを どう考えるか

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


わが家を建てることになった時、最初に見せてもらったパースに
ウッドデッキがあって、

「おぉ~、うちでもウッドデッキなんて付けれるの⁉」
と驚いた記憶があります。

ウッドデッキがあれば、床がフラットなので
室内から見ても広々、贅沢に見えます。

外の風に当たれるのも素敵です。

「BBQとか、できるし」

・・・いや~、ウチせんかも。

洗濯ものも、景色が見えた方が良いので
デッキには、きっと干さない・・・かな~。

結局、わが家にはウッドデッキがありません。

子どもとの、転校の条件がロフトを作ることだったので
それを優先してあきらめたというか、

あとでどうにでもなる気もして、「まぁいいか!いらん!」としたのです。


その代わりどうしたか。

こうしました。↓
(あらかじめ断っておきますが、おしゃれな話ではないです。)

縁側

ウッドデッキならぬ縁側です。

縁側
草ボーボーですみません。

しかも、見てお分かりかと思いますが、すのことブロックでできています。
オシャレではないですが、ことたりてます。

ウッドデッキに求めるものが、

床のフラット感と、外の風にあたることだったので

縁側で十分だったのです。

ヒノキのすのこをホームセンターで買えたので
雨風にもわりと強い。

例え、ボロボロになったとしても、すのこを変えるだけの手軽さです。

もう、私のような不器用&めんどくさがりには
うってつけ。

少々ガタつきますが、野良仕事のあいまの休みにも、

コーヒーを淹れて、外で飲むという気分転換にも、

このちょっとのスペースでも、充分充分。

屋根と一体型ウッドデッキ
家の屋根の内側に同化したように設置したウッドデッキ。

ウッドデッキも、お施主様たちのお家に見られるような一体型ではなく、

わが家に付けるとしたら、完全な外付けになるので、メンテナンスも早め早めにしないといけない。

そんなマメな人間はわが家にいない。

親方邸外観・ウッドデッキ
原田左研の親方邸は、ウッドデッキと縁側の合体版。ご近所さんが"ばーちゃん"を訪ねて来ても、「ハ~イ」なんて気軽に出れます。

ウッドデッキより縁側がちょうどいいタイプだったのです。


そうそう、意外に良かったのがパーゴラでした。

パーゴラ
ずいぶん後々、付けてもらいました。雨に強いヒノキ製です。組み立てた後から、自分たちで色を塗ったので大変だった...。
もし設置されるときは、ぜひとも、先に塗ることをお勧めします。

本当は、長い軒先で、その下にテラスがあって・・・が理想だったのです。
(試しに【軒先が長い家】で検索してもらったら、「あ~、こんな感じのね!」と伝わるかと思います。)

残念ながら、そんなお金はない。
出せるとすれば、知恵?

知恵と言うか、どケチ根性というか。

充分ことたりるような、「その代わり」を見つければいい。

パーゴラができたことで、不思議と何もない時より
空間が広く感じます。

暑い時は、日よけも付けることができます。

日よけの役目をするはずの、モッコウバラはまだまだですが、
いずれ、緑の屋根になってくれることでしょう。

あったらステキにいくらでも使えるならともかく、
そうでなければ、創意工夫で自分なりのやり方をさぐるしかありません。

でも、その右往左往した感じや、自分なりの【ことたりる】感じを積み重ねて、

家は、そのご家族らしさが出てくるのではないかと思います。

手がかからない家や庭はラクですが、
思い入れも思い出も少なめです。

どっちが良いかは人それぞれですが、
理想通りにいかなくても

これはこれで、自分なりの家であり、空間なんだと
時折思います。

その人の周りの空間は、「その人」がつくっている。

唯一無二の
その人らしさ、でもあります。

【トイレ特集】自然素材を使った快適な空間をご提案します。

こんにちは、もくせい工舎です。

トイレは毎日使う場所だけに、快適な空間にしたいもの。
もくせい工舎では、トイレや洗面室といった水回りにも、木をふんだんに使用していますが、無垢材と漆喰の使い分けにはこだわりがあります。

トイレは狭い空間なので、掃除道具などがぶつかって壁を傷つけないように、床から1mほどの高さには腰板を施し、その上部に漆喰を使用しています。
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ご要望で壁全面を無垢材にすることもできます。杉板はアンモニアなどの悪臭成分を吸着することなどによる消臭効果があります。
また、漆喰は、多孔質でトイレの気になる臭いを吸い取り、強アルカリなので中和反応が起こると同時にカビも防いでくれます。

トイレは、標準仕様でLIXILのタンクレストイレ「サティス」や、パナソニックの「アラウーノ」からお選びいただけます。

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トイレはコンパクトな空間だからこそ、無垢材や漆喰をつかうことにより、木に囲まれるようなリラックス感を感じることができます。住宅設備の標準装備については、HPでもご紹介しています。
【厳選された標準装備】https://www.mokuseikosha.jp/20equipment/

自然素材の家と無垢材造作家具の良い関係

こんにちは、もくせい工舎です。

家を新築するときには、家具を一緒に選ぶ人も多いのかもしれません。
もくせい工舎の見学会や事務所にお越しになった時に設置しているテーブルやHPの「木あそび」、施工事例を見て、造作家具をご要望されるお客様もいらっしゃいます。

造作家具とは、大工さんが現場で手加工によりつくるものや、木工所で職人さんがつくる家具のことです。

もくせい工舎の家は、無垢材や漆喰といった自然素材でつくられていますから、ギラギラ、テカテカした既製品より、無垢材で造った家具との相性がいいです。
家具屋さんにも、木製家具はたくさんそろっていると思います。
しかし、見た目だけの無垢材であったり高額であったりサイズ感や質感、木目の柄を考慮すると、造作家具にするのがおすすめ。
空間の有効活用やインテリアの統一感にも一役買ってくれます。
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代表の永家は、ものづくりが好きですから、ご要望に応じてポストや木の時計を作ることもあります。HPでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
【木あそび】https://www.mokuseikosha.jp/53kiasobi/

懐かしくて可愛い、昭和レトロガラスの魅力


こんにちは、もくせい工舎です。

職人さんによる手作りでオリジナルデザインを提供している建具には、お客様が好まれるインテリアに応じて、昭和のガラスを使うことがあります。
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どこかレトロな昭和のガラス。
昭和の職人さんは粋な人が多かったのか、幾何学模様など斬新なデザインが魅力です。
もちろん、昭和の時代を生きた方には、懐かしさも感じるでしょう。
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もくせい工舎では、昔からのストックや古いお宅からリサイクルしたガラスを使っています。(建具屋さんのストックの中から使ってくださることも多いです。特別に指定をしなくても使ってくださいます。)
今では製造されていないガラスのため、柄を選ぶことはできませんが、「どこにもないデザインで味わい深い!」とお客さまからも好評です。

また、昭和ガラスではありませんが、片面がフラット、もう片面がモール状になった「モールガラス」もアンティークな雰囲気があって好まれる方が多いです。モールガラスは、製造販売されていますので、ご要望に応じてお選びいただけます。

職人さんのセンスが光る、昭和ガラスを使った木の建具。
施工事例でも紹介していますので、ぜひ見てみてください。
https://www.mokuseikosha.jp/25construction-result/

私たちが考える、「心から満足していただく」ということ

こんにちは、もくせい工舎です。

一般的に家を建てる際は、「〇〇(工務店)で家を建てることに決めました」というお客さまからのご依頼で、家づくりが本格的にスタートすると思います。

しかし、もくせい工舎の場合は、「うちで契約するか決めましたか?」とこちらからお尋ねしたり、「もくせい工舎に決めました!」とお客さまから意思表示されることが、ほぼありません。

これは、決して意識してやっていることではないんです。
私たちにとって、自然素材の家づくりを通じて、木の家で暮らす喜びをお客さまと共有するのが何よりの喜びです。
全ては「お客さまが心から満足できる家を建てるため」ですので、契約を急かしたり、自然素材が好きじゃない人に押し付けたりは一切いたしません。

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そのため、もくせい工舎では、土地探しや住宅ローン、どんな家を建てたいかなど、さまざまな課題をお客さまと一緒にクリアしていくうちに、自然と契約に至っているケースが多いです。
もちろん、その過程で当社の家づくりが合わないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
その場合も、全ては「お客さまが心から満足できる家を建てるため」という理由から、無理に引き止めたり、強引に契約を迫ったりは一切しません。
2-2.JPG心から満足していただくために、お客さまの気持ちを大切に家づくりを進めています。
今すぐに家を建てられるかわからなくても構いません。
木の家に興味がある方は、ぜひ、もくせい工舎の家を見に来てくださるとうれしいです。

もくせい工舎の家に消臭剤や芳香剤がない理由

こんにちは、もくせい工舎です。

玄関の靴やトイレの臭いが気になるからと、消臭剤や芳香剤で解決しようと考える方も多いと思います。

しかし、消臭剤や芳香剤は、匂いの成分が入っている化学物質です。
日々、化学物質を吸引し続けると、嗅覚が低下したり、敏感な方は頭痛などの症状を引き起こしたりしてしまいます。

「それでもやっぱり家の臭いが気になるから...」とやむを得ず、消臭剤や芳香剤を使っている方もいらっしゃるのでしょう。
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無垢材や漆喰にこだわった自然素材の家に住むと、消臭剤や芳香剤が必要なくなります。

それは、無垢材や漆喰が臭いを吸収、分解してくれるからです。

そして、不思議なことに木の香りは持続します。
住んでいると鼻が慣れるのかわかりにくいですが、代表・永家の自宅を訪れた人は、みな口をそろえて「木の香りがしますね」とおっしゃいます。
「もくせい工舎からの封書を開封すると木の香りがします」と言われることも多く、木が持つパワーに驚かされます。

実際、もくせい工舎のOBさまのお宅で消臭剤や芳香剤を見かけたことはありません。

消臭剤や芳香剤を買う必要がなくなりますし、臭いのストレスから解放されるので、生活していて楽になると思います。

ぜひ、もくせい工舎の家に見学に行く際は玄関で深呼吸をしてみてください。
木の香りや空気の清々しさを体感していただけると思います。

すだちを前に

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


春先から、わが家の庭に小鳥の声が目立つようになりました。

さえずり?

いえいえ、けたたましい警戒音というか、威嚇音。

「ジョジョジョジョジョジョジョッッ‼‼‼‼‼‼‼」

シジュウカラか、セキレイか?
茶色のくま取りの鳥もいる。

センダイムシクイかな~、
それにしては大きいような・・・。

その正体、後日判明することとなるのです。


ある日、ご近所のミケちゃん(♀)が
わが家の庭先を通って、
そのまま用を足しに、ウチの畑へ。(・・・って、家でしようよ。ミケちゃん。)

さかんに、その頭上を飛び交って、
(御用の最中の)ミケちゃんの頭に、蹴りを入れる小さな鳥。

ミケちゃんも、「なんや、なんや?」って感じで
そそくさと退散します。(・・・って、出たんなら埋めようよ。ミケちゃん。)

「子育て中は、気がずいぶん強いんやなぁ~。
それにしても、猫に蹴りまでいれるかしら・・・。」


そうこうするうちに、窓の外を見ていた夫が「ナニワイバラの所に、なんかおる」と言う。

「ん~?」

20240415_モフモフのヒナ

なんか、モッフモッフの鳥がいる。

夫:「スズメやろうか?」

20240415_モフモフのヒナ

ヒナなのに、スズメより大きい。

くちばしからしても、鷹っぽいというか
草食のソレじゃない。

「・・・モズの子どもかもしれん」

そう、ミケちゃんの頭に蹴りを入れていた強者の正体は
モズだったのです。

20240415_20240415_モズのヒナ
かわいい顔でエサをねだるの図?いや、この子自体が「ジョジョジョジョジョ!」と警戒音を出していたのでした。赤子でもモズは強し。

なんでも、モズは鳥の中でも巣作りの時期が
2月くらいからと早いらしく、

うまくいけば4月中旬には巣立つとのこと。

20240415_モズのヒナ

そうか、この子もそろそろ巣立ちの時期なのね~。

20240415_モズのヒナ

それにしても、かわいい顔です。

くちばしや胸の模様は猛禽類みたいだけど、
スズメ目(!)モズ科の極々身近な鳥です。


その、モズのヒナが隠れていたナニワイバラ。

昔住んでいたアパートの近くに、小さな雑貨屋さんがありまして
そこの屋根を覆っていた圧巻の風景が忘れられなくて

家を建ててしばらくして、庭に植えました。

時期になると、たくさんの目玉焼きみたいな花がびっしり咲いて、
それはそれは見事なのですが

20240415_ナニワイバラ
おしゃれ庭じゃなくてすみません。フォトジェニック感少な目です。

実はあまりお勧めできないバラ。

病害虫の心配もなく、ほったらかしでもよく育ちます。
もう、じゃんじゃん育つ。
・・・育ちすぎるのです。

そのくせトゲはかなり鋭く、血しぶき覚悟で剪定せねばなりません。

でも、この鋭すぎるトゲが外敵から身を守るのか。

小さな鳥などが、ここを拠り所にしているようです。

香りはそんなにない花なのですが、蜂たちがよく集まり、
なかなか蜜集めのお役に立っている模様。


元々は砂利敷きの敷地だったところに
少しづつ樹を植えて

落葉樹の落ち葉が層になり、

だんだん「なんちゃって森のような」庭になりました。
(マメじゃないので、草ぼーぼーワイルドガーデンというか、ほったらかしガーデンと言うか。)

20240415_森もどき
真ん中はシマトネリコ。・・・これも雑木の庭が好きなら、今思えば、ちょっと違う感じ。


コンクリートで固めれば手間もかかりませんが、

土と木がある風景は、モズや他の鳥、昆虫など

多種多様な出会いをもたらしてくれることがあります。

土があり、木がある風景は、
風の通り道にもなります。

手間ひまがかかることは、敬遠されがちな世の中で

土にふれ、木にふれることは、
人間にとって代えがたいこと。

人間だけがこの世に生きているわけじゃなく、

この世界の一部として生きていることを
再確認させてくれます。

そんな同じ生き物としての
モズの子の巣立ちも近い。

20240415_タンポポの綿毛
今か今かと風を待つ。

広い世界へ飛び出したくてウズウズしている様子は、

くたびれた中高年を、ハッとさせるほど
キラキラまばゆいのでした。

【リライトしました】持家か賃貸か

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


次号のメッセに、こんな広告を掲載していただく予定です。

20240405_もくせい工舎メッセ広告

今回は、持家か賃貸かについて
考えてみたいと思います。

あらかじめのお断りなのですが、
私は経済の専門家でもありませんし、

お金もうけというか、
あまりウハウハ・・・という経験はない。

絶対損はしない!ウハウハ、ガバガバ!
・・・な話はできませんが

一意見として、
そう考える人もおるのね~ってくらいで
以下、お付き合いください。


まずはじめに、私個人は、
お金というものを【万能引換券】だと思っています。

私が、自力でなんでもこなせるスーパーウーマンなら、
他人に任せる必要はありません。

自分で作ればいい。

残念ながら、そうではないので

得意な人、その道に詳しい人に任せて、

その技術と、知恵と、手間のお礼として
(物々交換じゃなんだから)
万能引換券である【お金】を渡します。

言い方を変えれば、自分の自給率が高ければ
引換券はあまりいらない。

自分自給率が低いほど、誰かに頼らなければならない。
その分、お礼の引換券(お金)の心配ばかり要るようになるということです。

自分自給率が低いと、少しでも損をしないように、
頭を使わなければなりません。

ところが、手元にあらかたのお金の余裕ができると、
今度は、時間や手間が惜しくなるようで。

コロナ禍で、マスクが不足した時が
いい例かもしれません。

「え?足りないの?
んじゃ、国家予算でバ~ン!って、作って配ればいいんじゃね?」

・・・と、お金持ちは考える。

お金持ちは、出すものがあるから、手間ひまの方が惜しくなる。

じゃんじゃん入ってくるので、じゃんじゃん使えばいいのです。

ところが、庶民は違う。
じゃんじゃん入る・・・って、ことはない。

そんな、モノもお金もない時どうするか。

だせるとしたら、知恵しかない。

ないならないで、あるもので工夫して
作ろうとする。

ハンカチなどで、代用マスクを作ったりする。
たくましいのです。

そういった創意工夫や手間ひまがおしくなると、
他人に頼む。ラクだから。

そうなると、常にお金!お金!お金!となる。
いくらあっても足りないのです。

もちろん、私もお金は好きです。

行きたいところや、読みたい本、
見たい映画、聞きたい音楽・・・。

それらは、物々交換じゃできません。

でも、そのお金を【自分なりに、どう使いたいのか】。

実は、それが一番大事じゃないかと思うのです、


私には、お気に入りの店がいくつもあります。

パン屋さんもありますし、コーヒー豆もここのでないと!という店もあります。

私には、そのお店の人たちほどの
腕前も、センスも、経験もないので、

お店がなくなってしまう方が困る。

わずかでも、私が買うことで、
その店を応援することになります。

そうやって、お金はぐるぐる回って、
モノやサービスを通しながら、
人と人の間をつないでいきます。

そのお金。

かりに手元にたくさん残ったとして、
いよいよこの世を去る時、どう思うんでしょうか。

子ども達に残す?寄付をする?

残すにしても、やっぱりお金は使いよう。

死んでしまってはできないことの、引き換えとして、
人に、社会に、循環していくものなのです。


持家か賃貸かの話に戻りますが、

ここでも、家に対する思い入れがあるかないか、
価値観の点で違いがあるように思います。

家は住めさえすればいい。寝に帰るだけ。

特に頓着しないならば、
賃貸でもいいかもしれない。
(家への思入れとコスパに関して、関連記事は、こちら↓)
コスパと、お買い得と、目線の違い。

持家が財産になると言っても、
【実家じまい】なんていう言葉もあるように、

子ども達がどう思うかは、こちらの都合通りにいきません。

家なんて特にこだわらなければ、
身軽さは、気軽さです。

・・・じゃ、自分ならどうだろうか。

残念ながら、私はかなり【場所】を大事にしたい。

どういう【空間】で生きるかは、代えがたいことでした。

賃貸に、同じような漆喰や無垢の木の物件が
山ほどあって、しかもお手軽な賃料なら

私でも、無理に家を建てようとは思わなかったでしょう。

幸か不幸か、そんな賃貸なんてないから、

木の家に、漆喰の家に、
住みたいと思ってしまった。

反対に、よくある賃貸物件と同じような作り方の家なら、
建てようとは思わなかったと思います。


イチかバチか、意を決して家を建てたたものの、
そんなに若くもなく、
お金もそんなに・・・だったので、

かなり年をとるまでローンがある。
(そりゃもう、気が遠くなるほど・・・。)

・・・じゃ、後悔するか。

もし、万が一、万が一のことがあって、
お金を払えなくなって、

家を売りに出すことになったとして、

それでも、私は
【住みたかった家に住んだ】ことになる。

もし、「お金が払えなくて、売ることになる」恐れから

あのまま、前のアパートに住んで

そこで命が終わる時、

そこに幾ばくかのお金が手元に残ったとして、

私は、どう思うんだろうか。

損はしなかった、だってお金残ってるもん・・・?
(結局、家買っても問題ないくらい残ったら、「・・・・。」ってならないんだろうか。
その間、賃貸料は出ていくんだし・・・。)

いやいや、絶対思う。
「私には、結局、あんな家なんて、無理やったんやな」って!

手元に幾ばくかのお金を残せても、

せっかく生きてきたのに、

本当に【経験したかったこと】を【しなかった】。

それを悔やむ可能性が、大いにある。

なぜなら、私にとって
人生の大きな悔いになるほど、

良い経験、良い場所、良い空間は大切だからです。

家なんてどうでもいい。
家より宝石。
家より、車。
家より、服。

価値観は人それぞれ。
違いに、良いも悪いもない。

そういう人にとっては、家は持家だろうが
賃貸だろうが、都合の良い方にすればいいわけです。

ただ、もしこれを読んでくださっている方が、

「う~ん、自分も家の質って大事かな~。死ぬときにガッカリするかもしんないな~」と思うのなら
持家は選択肢の一つと考えても良いのではないでしょうか。

とはいえ、建てれるかが問題なのよ?

・・・確かにそうなのです。

それでも、先ずは聞いてみることです。

私たちが完全無欠の完璧人間でないのは、
他者を必要とするためです。
(↑エラそうに言ってますが、元ネタは吉野弘さんの『生命は』という詩です。
関連記事は、こちら↓)
不完全なワケ

今の自分たちじゃ分からないことは、
他人の経験と知恵を借りましょう。

で、ないならないで何とか工夫できるのか

それを考えるのが、庶民の知恵であり、強みです。

せめて死ぬときに、

何やかんや、色々あったけど、
まぁ、おもしろかったな、いい経験したな。

そう思って私は死にたい。

ああなったらどうしよう。こうなったらどうしよう。

心配ばかりして、恐れるばかりで、

結局、なんにもできなかったなんて

私はイヤだ~!

やりたいことも我慢して、
必死になって集めたのに、

怖くて、結局使いきれなかった【引換券】眺めて死ぬなんて!


ちっとも参考にならないかもしれませんが、

ふ~ん・・・って感じで聞いてもらえたらと思います。


以上、中高年の主張でした!

【施工事例】木の手触りに癒される、愛猫、愛犬とまったり暮らせる家

こんにちは、もくせい工舎です。

遠くに別府湾ののんびりとした景色を見渡せる高台に建つAさま邸。
日田産の土を使った外壁が、温かみのある雰囲気を醸し出しています。

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屋根はグレーのガルバリウム鋼板を採用。
いつか犬と一緒に暮らすことを考え、ウッドデッキは扉付きで快適に過ごせるようにしました。

こちらは、建具のステンドグラスと無垢の木に囲まれた玄関ホール。
三和土風の土間も、木の家に良く似合います。

Aさまの要望に合わせて、オーダーメードで棚位置をレイアウトしたシューズクローゼットも。建具にも、作り付けの棚も、ボンドなどの化学薬品を使っていません

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高い天井高と、吹き抜けの上部の窓から明るい光が降り注ぐリビング。
梁の効果で、ぐっと開放感が増しています。

猫ちゃんたちが楽しく過ごせるキャットウォークも無垢の木
お気に入りの場所でスヤスヤお昼寝したり、ゆったりとしたリビングで映画鑑賞したり。木の家でまったりと過ごす時間は、日々のストレスや疲れを癒してくれます

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ちょっとした書斎として多目的に使えるカウンタースペースには、一枚板を贅沢に使用。
不規則な木目の模様に心地の良い揺らぎを感じ、触れるたびに素直な木の手触りにホッとできます

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海の景色を愛でながら、猫ちゃん、ワンちゃんとゆったり快適に暮らせる木の家をご紹介しました。
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ご要望に応じて、OBさまのお宅の見学も承っております。
まずはお気軽にご連絡ください。

【隆美さんの家事術】お風呂のキレイを保つには「拭き取り」が肝!

こんにちは、もくせい工舎です。

お風呂は1日の疲れを癒す場所だからこそ、キレイな状態を維持していきたいですよね。毎日使う場所だからこそ、汚れやすく、浴槽や床など掃除をする箇所が多いので、お風呂掃除が苦手な方も多いと思います。

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相方の隆美さんにお風呂掃除のコツを聞いてみたところ、なんと毎日の浴槽のお掃除では、洗剤を使わないとのこと
そもそもお風呂用の洗剤は置いていないそうです。
浴槽のお掃除は、アクリルタワシでサッと掃除するだけで済ませるといいます。

「大掃除は必要ないの?」という疑問がわいてきますが、簡単なお風呂掃除で済んでいる理由は、毎日体を拭いたタオルで床や壁、ドアなどを拭き上げてからお風呂を出ているからだそうです。
「毎日は大変そう...」と感じるかもしれませんが、いつでもキレイなお風呂を維持できると思えば、メリットの方が多いのかもしれません。

毎日の拭き上げさえしっかりとやっていれば、「そろそろお風呂を大掃除しなくちゃ...」と憂鬱になることもないですね。

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仕上げに流すときは、お湯ではなく水を使うと、カビの発生が抑えられるそうです。

風呂掃除に洗剤は使わない隆美さんですが、稀に水垢や石鹸カスが気になったときは、セスキ炭酸ソーダやアルカリ電解水を使うとすっきり綺麗になるそうなので、ぜひ試してみてください。

卒業の日に

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先日、みやこ町のお家の撮影に伺いました。


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うまいタイミングで、庭に花があれば、それを持参します。この日は、一重のヤマブキとピンクユキヤナギをプラスできました。
桜が咲く前に咲きだす、寒い時期にありがたい花です。

飾るための花を活けていると、遠くから音楽が聞こえる。

ゆずの『栄光の架橋』でした。

「・・・卒業式かな?それとも練習かな?」

静かなので、風に乗って聞こえてきたのかもしれません。

お客様の中にも、この前卒業式だった!という方が
いらっしゃるかもしれませんね。

私事ですが、わが家の次男坊もこの度高校を卒業しました。

小さいころ、発達障害の疑いがあるかもしれないと言われた子でした。

重度ではないからと、特別な療育をうける機会もなく、

もっぱら私が気に入りの絵本を何百回と繰り返し読んで、
出てこなかった言葉を、少しづつ覚えてきました。

ただ、所作や言葉、人との距離感に
彼独特な感じがあるので、違和感があったのでしょうか。

小学校時代には、一時期いじめの対象にもなり、
おだやかではあるものの、なかなかこれといった友人もできず。

母親としては、「ひとりでいること」は全く恥ずかしいことでも何でもなく、

たまたま親が選んだ土地で、同じ世代だからって
気が合う合わんは別の話で

本当に気が合う人なんて
少なくて

だからそんな人に会えたら超ラッキーなんだから
大事にしたらいい。

ひとりでいても、堂々としてる方が
カッコいいんや!

ひとりの時は、ひとりでできることを楽しんだらいいし、
みんなの時は、みんなでできることを楽しんだらいい!

・・・とか何とか、彼が決して
自分をみじめだと決めつけないように
声かけをしてきました。


小さな子のお世話をするのが好きな子だったので、
6年生になると、1年生の教室にちょくちょく顔を出して、遊んでいたようです。

他の6年生は、同学年の友達と外で遊んでいるのに
ちょくちょく(呼ばれもしないのに)顔をだす次男に

1年生の担任の先生が
「○○君、いっつも来てくれるんですよね・・・」と、
ちょっと困惑したように言われたこともあります。

・・・うん。先生のおっしゃりたいこと、よくわかります。

そりゃ、・・・なんで?と言いたくなるでしょう。

彼は、そんな空気が読めない。

同じ学年の子と一緒に遊ばんと、友だちおらんのかって思われる・・・。

とか、まず考えない。

よっぽど嫌な顔をしない限り、1年生の担任の先生の
微妙な表情なんて、まず気づかない。


ところがです。

その彼が小学校を卒業する時。

割と小規模な学校なので、
在校生が向かい合って並んで、手でトンネルをつくり、
その中を、卒業する6年生が通り抜けていくという伝統があります。

トンネルの入り口側に、5年生から並んで、
出口には、1年生が並びます。

雨の日だったので、出口もちょうど1年生の教室前でした。

出口側で写真を撮るべく、待ち構えていると、
出てきながら、ニコニコ笑顔の息子。

息子が通ると、何人も、何人も、
1年生が彼に抱きついています。

「▲▲さん・・・。」

ふと声をかけられて、顔を上げると、
あの1年生の担任の先生です。

「本当に、子ども達が、あんなに○○君を慕ってて・・・
本当になんて言っていいか、感激して・・・
ありがとうございました・・・」

と、ボロボロ泣いておられたのでした。

・・・いやいやいや!こちらこそ、なのです。

なんだかビミョーな感じだったのを、変だとか何とか言わず、
先生が見守っていてくれたから、
最後の最後で、こんなプレゼントを頂いているんです。

ありがたいのは、本当にこちらの方でした。


その次男が、中学を卒業する時。

同級生で、支援学校に行くことになった子がいました。

次男も「なんでかわからん。勉強も普通にできよった。」と言うし、
どういう経緯だったのかよく分かりません。

色々複雑な事情もあるようでしたが、
「大人になったら働いて、きょうだいを呼び寄せて
一緒に暮らす」と言っていたようなので、

よほどしっかりした子です。

その子が、この春卒業に当たり、
卒業生を代表してあいさつしていたことが
新聞に掲載されていました。

「成長を続け、自分らしく生き抜く

幸せな大人になります。」

・・・◇◇くん。

そんなこと、大人でも考えつかないよ・・・。

そんな言葉、まず出てこないよ・・・。

目標達成とか、夢の実現とか、
社会の役にとか・・・。

誰でも言いがちなことを超えて、
なんて核心に迫った言葉だろう。

彼がこの3年間、仲間たちと過ごしてきて
何を思い、考えて来たかは分からない。

ただ、かかえる境遇がどうあれ、

その人らしく生き抜いて、しあわせだと感じられる大人になるということは

人が生きる上での、本質をついているんじゃないか。

いい大人になった私でも、彼ほどの視点で
これほどの的確な言葉で、

みんなの前で堂々と宣言できるだろうか。

支援学校に行くよう勧めた先生が、この言葉の意味がわかるだろうか。


「◇◇くん、本当に賢いのは君かもしれない。」

本当に脱帽でした。適わない。


色々な子が、

回り道をしてでも、色々な景色をみてきた子が、

何かと何かをつなぐ、かがやく架橋となりますように。

幸せに生き抜ける、そんな世界でありますように。


虹の架橋


みなさん、ご卒業、本当におめでとうございます。


建てた後にお金がかからない家

こんにちは、もくせい工舎です。

家の購入は、人生で最も大きな費用がかかります。
家を建ててからは、毎月の光熱費はもちろん、将来的には維持費やメンテナンス費用がかかってきます。

建てた後にかかる費用をランニングコストといいますが、建てる家によって、大きく変わってくるのです。

実は、無垢材や漆喰をつかった自然素材の家は、一般的な住宅に比べて、ランニングコストを抑えられるというメリットがあります

メンテナンスの中でも大きな費用がかかる外壁の張り替え(塗り替え)。
外壁の張り替えには、小さい家でも数百万円かかると言われています。

一方、漆喰の外壁はメンテナンスフリー
経年の変化はありますが、素材自体は劣化しません。調湿をはじめとする漆喰特有の効果のも永年に亘って維持されます。

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内装も無垢板や漆喰を使えば、同じくメンテナンスフリーとなります。
壁紙を張り替えたりする必要がないので、10年後、15年後のコストを大きく抑えることができます。

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さらには、年単位のメンテナンスだけでなく、日々のメンテナンスも手がかからないことも魅力です。
漆喰は調湿や消臭効果が高いので、トイレに消臭剤を置いたり、収納に除湿剤を置く必要もありません。

無垢床は、ワックス掛けは不要。日々のお手入れは掃除機や雑巾で乾拭きすればOK。
傷やへこみも自分でメンテナンスできます。

家を建てた後もできるだけ費用がかからない家を選べば、数十年後にメンテナンス費用に悩む心配もありません
住む家で人生をより豊かに、将来までの安心を手に入れられることを知っていただけるとうれしいです。

【ファミリークローゼット特集】要望に応じてオーダーメードで手作りのクローゼットをご提案します。

こんにちは、もくせい工舎です。

家族が使うものを一括管理できるファミリークローゼット。
各部屋にウォークインクローゼットを付けなくていいので、空間を広々と使うことができ、物の管理が断然ラクになります。

コンパクトな平屋の家では、ぜひ取り入れたい間取りです。

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もくせい工舎は自然素材にとことんこだわって家づくりをしてます。
ファミリークロゼットについても、壁や床、天井、建具は無垢のスギ材を使っています。

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こちらは、ハンガーラックをしつらえたファミリークローゼット。
お子さんの学用品やご主人の趣味のグッズ、奥さまのお洋服など、収納したいものに応じて棚の高さなどを決めていき、オーダーメードで手作りしています。

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無垢材は調湿機能が高く、自ら呼吸する性質を持っているので、季節の寝具なども安心して保管できます。
ほどんどの住まいでは窓を設けるので、通風も確保できます。

もくせい工舎では、コンパクトな平屋の家で快適に暮らせるアイデアをお客さまのご要望に応じて提案いたします。
ぜひあなたの理想を聞かせてください。

と(撮)りいそぎ!みやこ町!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


今週末、3/16・17開催のみやこ町での完成見学会。

その見学会場となるお家に、本日(!)撮影に伺いました。
(お施主様、ありがとうございます!)

だいたいいつも、見学会が近くなって撮影に伺うので、
もう明日!

ギリギリすぎて誰も気づかないのでは?と思うのですが、
たまたま見てるよ~って方がいらっしゃれば、と期待して。

もし良ければ、参考までにご覧いただければと思います。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場外観
小高い場所にあるみやこ町のお家。外観。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場外観
漆喰仕上げでスッキリした軒天。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場手洗い鉢
刷毛目がかわいくてニヤニヤが止まらん感じの手洗い鉢。・・・さて、どこにあるでしょう?

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場トイレ
木のトイレットペーパーホルダー!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場和室
見た途端、撮影用の本をたらふく持ってくればよかったと後悔!ごろ寝しながら本が読める、本好きにはたまらない和室!(・・・本を置くんじゃなかったらすみません。)

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場キッチン
ついててよかった、パントリー!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場お部屋
壁一面の木の机が、なんとも贅沢!

大分・自然素材の家。もくせい工舎・みやこ町完成見学会会場リビング

お伝えしたいことはたくさんあるけれど、大急ぎにて、これくらいで・・・。

のどかな風景の、素敵なお家、ぜひ見に来てください!

ご予約はこちら!→みやこ町完成見学会
(ネット予約は、前日20時までの受付。他はお電話0120327892にてお問い合わせください。)

木の家でお待ちしています!

【おまけ】
そうそう、外観撮影中、なにやら垣根に赤い実が・・・。

ローズヒップ

・・・これ、ローズヒップかな?
もしかしたら、ノイバラがたくさん咲くのかもしれませんね!

春が楽しみなお家です♪

高断熱なのに床が冷たいのはなぜ?

こんにちは、もくせい工舎です。

春の陽気を感じる日があるものの、朝晩はまだ冷え込む日も多いですね。
人は、足が冷えると体感温度が上がらないため、どれだけ暖房で部屋を暖めても寒さを感じてしまいます

断熱性が高い家では、家全体が暖かいですが、それでも「床が冷たい」と感じる家も少なくないようです。

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その理由は、どんな床材を使っているかでわかります。
床材が、塗膜塗装がされている複合フローリングでは、無垢の床材と比べて冷たく感じる傾向があります。
これは、フローリングが硬くて熱伝導が高いため、触れたときに体温を奪われてしまうのです。


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一方、杉無垢材は、空気をたっぷりと含んでいることから、断熱性が高いため、体温が奪われにくいので、ヒヤッとすることがなく、ほんのりと温かく感じると思います。

杉の無垢材は、本物の木そのもの。
冬に裸足で快適に過ごせる心地よさを体感していただけると嬉しいです。

ブランド力に負けない、小さな工務店の底力


こんにちは、もくせい工舎です。

メーカーとしてのネームバリューや価格、担当者との相性など、家づくりのパートナーを選ぶ基準は、人によって様々だと思います。

もくせい工舎は、夫婦2人で営む小さな工務店ですから、大手ハウスメーカーのようなブランド力はありませんし、著名な建築家が設計しているわけでもありません。

それでも、私たちが大手メーカーに負けないと自負しているのが、「同じ価格でワンランク上の家を建てること」
ごくごく一般的な若い世代が自然素材の家を無理なく手に入れられるように、できうる限りの企業努力をしています。

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プラン作りは代表の永家が描きますし、住宅ローンの相談は相方の隆美さんが担当しています。
お金がかかる展示場やモデルハウスは持っておらず、営業社員もいません。
パンフレットは手製でつくるなど、いろいろなところでコストカットを図り、少しでも住宅の価格を抑えられるよう、知恵を絞っているのです。

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多くのハウスメーカーや工務店を回り、様々な提案を受けていく中で、建てたい家のビジョンが見えてくるでしょう。
私たちの見学会に参加していただければ、なぜ当社がワンランク上の家を建てれるのかをおわかりいただけると思っています。

子どもが走り回れる家に必要な間取り


こんにちは、もくせい工舎です。

無垢材や漆喰を使い、見えるところはもちろん、見えないところまで自然素材にこだわり、平屋の家をつくっている私たち。

家中をワンフロアのように見渡せる平屋の間取りは、家事をしながら子どもを見守ることができ、いつでも家族の気配を感じられる安心感があります。

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中でも、小さなお子さんがいるお母さまたちからは「子どもが家中を走り回ってイキイキするようになりました!」とのお声をいただきます。

実はコンパクトな平屋で子どもが走り回れる家にするには、設計の工夫があります。

1つ目は、4帖ほどのファミリークローゼットをしつらえることです。
各部屋にウォークインクローゼットや収納家具を備えなくて済むので、広々とした空間を確保できます。

2つ目は、廊下をつくらない間取りにすること。
LDKに各部屋が直接つながることで、家族が集まるリビングをより広くすることができます。開け閉めでスペースを取らないように引き戸にするのもポイントです。

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3つ目は、リビングにつながるウッドデッキをつくること。
子どもたちのプール遊びやバーベキューにリビングの延長として使えますし、視覚が広がる効果もあります。使い勝手を良くするなら、屋根付きにするのがおすすめです。

広く感じる&暮らしやすい間取りにするためのシンプルな工夫が詰まっているのが、もくせい工舎がつくる平屋の家なのです。

ペットと快適に暮らすなら自然素材の家

こんにちは、もくせい工舎です。

ワンちゃんや猫ちゃんも大切な家族の一員という考えから、室内でペットと暮らす方も増えてきています。
室内飼いで気になるのが、ペットの臭いや抜け毛ではないでしょうか。
人間にとっての衛生面だけでなく、ペットの体調や過ごし方に目を向けることも大切です。

実は、無垢材漆喰を使った自然素材の家は、ペットと快適に暮らせる要素がたくさんあります。

まずは、漆喰の消臭効果
自然素材の塗り壁には消臭効果が備わっているので、気になるペット臭いを吸収・分解してくれます。 
実際、代表・永家の自宅には、中型犬と猫を室内で飼っているのですが、ペットの臭いがすると言われたことがありません。
猫のトイレを見たお客さまから「本当にペットがいるんですか?」と聞かれたこともあるほどです。
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>もくせい工舎のたった1人(?)の営業、ムク嬢です!

次に、無垢材の調湿効果
無垢の床は調湿効果が高く、湿気が多い夏でもサラサラ。
そのため、床に落ちたペットの毛は掃除機をサッとかけるだけですっかりキレイになります。
足の裏にペットの毛が貼り付いてベタベタすることもありません。
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犬や猫などのペットを飼っていると、家の中にひっかき傷ができるのは避けられません。傷が付きにくいようにと硬い素材を選ぶと、ペットの体に負担をかけてしまうので、できれば柔軟性のある素材を選ぶといいでしょう。
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無垢材の中でもスギは柔らかく、ペットの足腰に優しいのが特徴
木目や節があるので、多少傷がついても目立ちにくいです。
杉は空気の層をたっぷりと含んでいるため温かみがあり冬でも冷たくならず、寒がりな猫ちゃんにとっても快適だといえるでしょう。

自然素材の家は、快適性や健康面に優れた効果を発揮します。
人間にとっても住みやすい家は、ペットにとっても住みやすいのです。

あのこのねどこ

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


秋くらいから、わが家の物干し場の屋根の下を
寝床にする猫がいました。

白黒のハチワレで、たぶんオス。

顔はパンパンに大きいのに、体はやせて、細長い。

しかも足が長いので、全体的に、にょろりとした印象。

何かに似ていると思ったら、

昔『ネバーエンディングストーリー』という映画に出ていた
ファルコンの、

にょろりとした猫

・・・顔が猫版。

鼻はズルズル、体も汚れきって
The 野良猫!といった感じの子。

人慣れもしておらず、はじめのうちは顔を見るだけで逃げていました。


ハチとゴマ
珍しくひっついている。

わが家には、元野良猫が2匹います。

2匹とも最初からフレンドリーで、
私の様な素人でも保護自体は簡単でした。

それでも、
後輩のゴマちゃんを家に入れた時、
先住のハチさんがかなりナーバスになったこと

わが家に来れば完全に外の自由はないこと
(もう外に出れないと分かって、暴れて大変だった・・・。)

色々な理由で・・・そうそう気軽に保護できない。

そこで、エサは与えないけれど、
寝床は冬の間、大目に見ることにしました。
(エサは、猫界のマザーテレサ?のようなご近所さんから
おこぼれをもらってるようでしたし、それに敷地内で凍死されても困る。
どのみちどこかで寝るのなら、
猫嫌いの人の敷地より、ウチの方がまだましかも~と判断した次第です。)

とはいえ、おらが村は市街地より冷え込みます。

冬場は、氷点下になることも珍しくありません。
(窓と窓枠が凍ります。)

さて、どうするか。

そこで思い出したのが、ウン十年前の記憶。

私が育った地域では、ホームレスが多くて

街中まで徒歩で行けるような
高速道路の下などに、その人たちの住まいがありました。

通学のバスの中から、
彼らの住まいに「お布団」があるのを見て、

「なるほど!とにかく、住居の基本は
温かい寝床なんだ」と実感したことがあります。

野良猫もきっと同じはず。

雨風がしのげる場所であるのはもちろん、とにかく、断熱。
そして、できたら加熱・保温です。

プチプチの梱包材を100均で買ってきて、段ボールに貼り、
外側は、ボロボロになったアルミシート付のショッピングバックで覆い

温かそうな布と、夜には使い捨てカイロを入れます。

そうこうするうちに、その猫も
怖いんだけど、どうも寝床を用意している人間だと認識してくれたのか

カイロを入れ替える間、
逃げはするものの、少し離れて
終るまで待っているようになりました。
(顔は、・・・寒いんやけ早く!と言いたげだったけれど。)

カイロを入れて、助かったのが
その猫の下痢が治ったこと。

片付けるのが大変だったので、これは思わぬメリットでした。
(よっぽど冷えていたんだろうと思います。)

朝、洗濯物を干しに出ると、
湯船に浸かるように

気持ちよさそうな顔をして

段ボールの縁にあごを載せているので

なんだかかわいい。

でも、今は姿を見ていません。

代わりに他のオス猫がうろつくようになったので、
喧嘩に負けたのかもしれません。

野良猫の世界は厳しい。

せめて寝床くらいと思ったけれど

猫好きな人ばかりじゃないので、
寝床を用意するのも、良い顔はされません。

・・・でもな~。

好きで(野良猫にしろ、ホームレスにしろ)こうなったわけじゃなかろうもん!
と、思うのです。

世渡りもぎりっぎり!の危なっかしい私などは、
明日は我が身だし、他人ごとではないのです。

輪廻転生という言葉があります。そのホントウは、私にはわかりません。

真相はともかく、
今厳しい目に遭っている人や命に
生前の悪行が・・・なんていうのも、なんだかなぁと思います。
(悪行までいかなくても、みんな気づかぬうちに色々やらかしてるはず。)

それでいうと、罰が当たった的な視線より

ホントウは、
「明日は我が身なんだから、無下にするな」ということじゃないか。

そう信じたい。

もう来なくなったあの猫が、
どこかで死んでしまったのか。

もしかして、可愛がってもらってるのか。

それは分からないけど、

いのちを無下にすることは

やっぱり嬉しくはない。

お金を払えば、ペットショップで可愛い犬や猫が買える。

あれを人間だったら・・・と想像して

見目可愛らしい人間の子どもが、

母親が恋しい年頃の小さな子どもが、

ショーケースに入って売られているようなところを想像して、

なんだか普段、意識しないことが怖くなる。

一番怖いのは、
自分に限ってってことかもしれない。

自分に悪い部分も、醜い部分もあると意識がある人より、

全くの善人のつもりでいる方が、なんだか始末に負えない。

薄ら汚れて、すっかり野良猫臭くなった
あの段ボールにカイロを入れる度、

どこで何しているんだか、と思います。


【施工事例】自然素材で表現する意匠が光る、記憶に残る平屋建て

こんにちは、もくせい工舎です。

美しい青空にパッと明るい赤い屋根が印象的な、可愛らしい平屋建て
本漆喰の外壁なので穏やかで落ち着いた雰囲気も兼ね備えています

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一歩足を踏み入れると、清々しい木の香りに包まれる住空間
手づくりの建具は、ニカワボンドという自然由来のものを使って、無垢材の手触りを残しつつ、機能性も重視しています。
昭和の古ガラスやステンドグラスをしつらえて個性を加えるのが、もくせい工舎のこだわりです。

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木製のコロンとした照明器具がほのぼのとした雰囲気を醸し出しているリビング。

キッチンは、無垢材でできている標準仕様『WOOD ONE』を採用しており、木の家にマッチしています。

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家じゅうどこを見ても、無垢の木がふんだんに使われた住空間。
トイレの漆喰壁には『松葉引き』という手法で、実際に松の葉で模様を描かれていたりと、細部にも自然素材ならではの意匠が光っています。

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自然素材の心地よさと意匠の品の良さを両立した素敵な木の家
ご要望に応じて、OBさまのお宅の見学も承っております。
まずはお気軽にご連絡ください。

うるう

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


本日は2月29日。つまり、2024年は、うるう年です。

「私、うるう年の生まれやけん、まだ4歳なん~」

そう言っていた同級生を、2月29日が来るたびに思い出します。


このうるう年。

実は、必ずしも4年に一度じゃないらしい。

条件があって
①西暦が4で割り切れること

ただし、例外があって

②①のうち、西暦が100で割り切れ、400で割り切れないものは平年とすること。

・・・・・・どういうこと?

例えば、2000年や、2400年はうるう年だけど
2100年や2300年は
4や100で割切れても、400で割り切れないので
うるう年ではなく、平年となります。

・・・となると、単純にうるう年生まれだから
4年ごとに何歳~ってわけでもないのかしら。

とは言え、例外のスパンが100年、400年なんだから
一生のうち例外に当たることは稀なのか。

たとえ2月29日生まれでも、
カレンダーにそもそもないから、
29日の表記がないかぎりは、「うるう年のはずなのに~」なんて実は意識しないのか。

うるう年生まれのあの同級生も、
もう半世紀以上生きて、いまさら何歳だったかなんて気にしてないかもしれない。
(そうして、まさかこうして遠く離れた場所で
イチイチ思い出している同級生がいるとも思わないだろう。)

そもそも、うるう年がなぜあるのでしょう。

それは一年がきっかり365日じゃなくて
365日と約1/4日だから。

つまり、そのままきっかり365日で計算すると、
4年経つと1日多くなる。

その調整として2月29日を入れている。

・・・でもなんで、2月?

ざっくり調べたところによると、
農作業が3月はじまりだったので、その年度末にあたる2月で調整となったみたいです。
(ざっくり、です。本当は奥が深くてよく勉強しないとワタシじゃ分からんです・・・。)

「うるう」を漢字で書くと、閏。

太陰暦を用いていた昔の中国で、
王様がその日は門から出ず、政務を行わなかったから。

・・・らしい。

これも「ふ~ん」とは思うものの、分かったような分からんような・・・。
(よく勉強しないとワタシじゃ分からんです・・・。)

とはいえ、地球の自転にムラがあるっていうのは
なんだか生き物っぽいというか、

地球って生きているんだな、と実感します。

そんなんきっかり、計算通り行くかい!って感じが、
妙な生き物っぽさというか、

地球自体が、自然なものなんだと実感するというか。

その地球に、今日も又どこかで
2月29日生まれの子が生まれている。

そして、同級生に話すんだ。

「私まだ、●歳なん~」って。

それを何年たっても、思い出す同級生がいるかもしれない。

2月29日が来るたびに、その子のことを、ふと思い出すに違いない。
(私の様な変わり者であれば、かな。)

それでも、どこかで誰かが思い出してくれているって
いいものです。

思い出す度に、うれしくなるような
こそばゆくなるような、

そんな出合いはいいものです。

そんな【うるう2月29日生まれ】の皆さん。
お誕生日おめでとうございます。

0のつく日に記事を書くと、2月に困ると今気が付きましたので
5のつく日に記事を書こうと思います。
こんな調子ですが、もしよければ、どうぞお付き合いくださいませ。

自然素材の家と子育てのいい関係

こんにちは、もくせい工舎です。

無垢のスギ材や漆喰などの本物の自然素材でつくる家での暮らし
子育て世代のOBさまとお話していると、自然素材の家が子どもの健やかな成長に良い影響をもたらしていると感じます。

日々の生活で目にするもの、触れるもの、香りなどの感覚は、子どもの感受性や経験値を育み、その後の成長も大きく左右すると思うのです。

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子育て世代のOBさまからは、よくこんなお話を伺います。

「アパートに住んでいたころに比べて家で過ごすことが多くなった。ウッドデッキでランチするだけでも良い気分になれるので、自宅で満足感を得られるんです!」
「以前は週末になると、『どこかに出かけなくちゃ』と当たり前のように外出していたけど、今は家が一番好きな場所。だから、外に癒しや安らぎを求めなくてよくなりました」etc...。

OBのMさまの娘さんはクリスマスプレゼントに「木の時計が欲しい!」と言ってきて、Mさま夫妻もすごく驚いたそうです。

Mさまは、
「一見すると関係ないように思えるかもしれませんが、大好きな木の家が自分たちの家になってから、お金の使い方も変わりました。
自分たちにとって本当に好きなものや、大切なものがはっきりするようになったというか...。
週末に目的もなくショッピングモールに出かけることもなくなりましたし、本当に気に入ったものがあれば、少し値段が高くても買うようになりましたね」とも話してくださいました。

無垢のスギ板や漆喰といった本物の素材にこだわった自然素材の家
どの年齢や世帯にも心地よい暮らしをもたらしてくれますが、子育て世代には特に自然の恩恵を受け取ってほしいと思っています。

住宅の価格の中身は?

こんにちは、もくせい工舎です。

私たちは「同じ予算で建てるならワンランク上の家を建てる」をコンセプトに、基礎や構造など完成すると見えなくなるところまで、強いこだわりを持って家づくりをしています。

そのこだわりとは、家づくりにかかる金額を極力シンプルにすること。
もくせい工舎の家づくりの金額は、建材と職人さんに支払う人件費です。

一方、大手メーカーなどでは、テレビCMや住宅展示場の建設費・維持費、営業職の人件費など、家づくりの原価とは関係ない販促費まで、家の価格に上乗せされています。

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私たちは、お客さまの負担を最大限に抑えるために、お金のかかる広告や展示場の展開はせず、同じ予算で建材や木材にこだわり、ワンランク上の家を提供できるように知恵と工夫を凝らしています。

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職人さんの人件費も、現場作業での無駄をなくすことで、コストダウンを図っています。これは「その地域で出される見積もりと同じ価格で、もっといい家を建てたい」という代表・永家の考えを、メーカーさん・協力業者さん・職人さん一同が賛同していただいたからこそできることなのです。

もくせい工舎は夫婦2人で営む小さな工務店ですから、私たちがつくる家にブランド力やネームバリューはありません。
しかしながら「同じ予算でワンランク上の家を建てる」ことには絶対的な自信を持っています。

【玄関特集】思わず深呼吸したくなる、清々しい玄関をご提案します。

こんにちは、もくせい工舎です。

"おうちの顔"ともいえる玄関。

家族が帰ってきたときやお客さまを迎えるとき、清々しい気持ちでお出迎えしたいですよね。

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もくせい工舎は自然素材にとことんこだわって家づくりをしています。

壁や床、天井は無垢のスギ板、内壁の一部は漆喰、建具も自然素材でつくられているので、玄関に一歩足を踏み入れると木の香りに包まれます。

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こちらは玄関にしつらえたシューズクローク

お客さまをお出迎えする玄関が靴や日用品でごちゃごちゃと散らかっては台無しです。

大容量のシューズクロークがあれば、玄関に散らかりやすいものも快適に収納できます。シューズクロークは、お客さまの要望に応じて棚やハンガーラックなどをオーダーメードで手作りしています。

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こちらは家族用と来客用で動線を分けた玄関で人気が高いタイプです。

アーチ型の入口で可愛らしい雰囲気に。

シューズクロークは扉を付けるよりもオープンにした方が行き来がしやすく、臭いがこもりにくいのでおすすめです。

毎日帰宅するたびに「いい家だなぁ」と幸せな気持ちになれる玄関を一緒につくっていきましょう。

満足は誰のもの

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


土と雑草のことが知りたくて買った
『自然栽培』という季刊誌に
『自分で治すという考え方』というコラムが載っていました。

バランス健康アドバイザーの工藤和也さんの記事で、

頑張りすぎて、
あれもダメ、これもダメ、と否定や排除ばかりするよりも、

頑なさをユルめて、
ありがたがって、しっかり噛んで食べるほうが

心身のバランスに良いのでは?

というような内容でした。

ご自身が、花粉症を治したくて、

ゴリゴリに食べるものに拘ってしまって
他人の食べているものにも口出しするようになり、

周囲に、BBQにも誘われなくなったことを書いておられたのは
爆笑してしまいました。

『自然栽培』という、こだわっていそうな季刊誌に
少し肩の力がユルむような記事で
とても印象に残ったのです。

さて、ここで本題です。


マーケティングは顧客からスタートする。

顧客の現実、欲求、価値からスタートする。

我々の製品やサービスにできることはこれである、ではなく、

顧客が価値ありとし、必要とし、
求めている満足はこれである、
と言えなければならない

ピーター・ドラッカー

広告を書いていると、ついついドラッカーいうところの、
【製品やサービスにできること】を伝えたくなる。

自然素材で家さえ建てれば、こんなメリットが!って言いたくなる。

無垢の木と漆喰の家の良さは分かっていても

自然素材で建てさえすれば
すべての問題が解決!
すべての病気が治る!みたいな書き方は
ちょっとアウトだと思うのです。

健康なものばかり食べていても
人間いつかは死ぬように

自然素材の家に暮らしても、
たまには風邪もひきます。

どんなに気を付けても
いつか死ぬ。

そんな死に方を選べない私たちが、唯一選べるとしたら生き方なので
時折、不安が暴走して、

頑なに偏ってしまうのでしょう。
・・・BBQに誘ってもらえないほどに。

それは、何を大事に生きていくかという
バランス配分の話になりそうです。

つまり、死に方より
大事にすべきは、生き方。

どういう状態の
心と体で生きてきたか、ってことじゃないでしょうか。


では、
顧客が価値ありとし、必要とし、
求めている満足はこれである、
と言えなければならない

ような家ってなんでしょう。

お客様には、
こんな風に暮らしたいというイメージがある。

それを叶えてくれそうな、家に会う。

いやいや、自分たちにはムリやろ~。

え?もしかしてできるのか??

その家が、建てている途中も、
住んでからも、

想像以上の満足度であったとき、

それは、きっと大切な誰かに勧めたくなる。

「不安やったけど、できたよ。
すごくいいよ」って。

「○○さんがこちらで建てていて、行ってみたら本当に良くて。
話を聞いても、おススメだと言われて・・・」


口コミレビューがあふれる今の時代にあって、

知らない誰かの「いいね!」より

知っている誰かの、お墨付きほど
信頼できるものは無い。

それは、
建ててくれたお施主様たちが

次建てることがあっても
【またもくせい工舎で】と思っていただけて叶うこと。

そういった方が多いほど、叶うこと。


顧客が建てたいのは

「工務店がこだわった」家ではなく

「自分たちがこだわった暮らし方」の家。

それが叶えば、家にはどこか
そのご家族らしさがでる。

その人となりや、個性がでる。

施工事例の一覧に、それを感じるかもポイントです。


「そうは言っても、今、何もできない」

そういった方ほど、できることがあります。


施工事例を、たくさん見てください。

実物をたくさん見てください。

そして、自分たちのこだわりを
少しでも叶えてくれそうな工務店を
見極める眼力をつけてください。


顧客のワタシが価値ありとし、
顧客のワタシが必要とし、
顧客のワタシが求めている満足

を満たした家を建てなくちゃ!

「誰かにこう言われた・・・」ってこともあるでしょう。

それでも譲れないことはあっていい!と思います。

お金出すのは、自分たちなんだから
顧客のワタシが満足しないといけません。

「なんも知らんけ、
アドバイスして、説得してやった」というのは相手の満足ですよ~。

大事なのは、例え経験が浅い人間の望みにも
「こうはムリやけど、こういうやり方は?」と代替案が提案できるかです。

間違っても、「は?そりゃ金だせるならやってやるよ」じゃ
ダメなやつです。

創意工夫できる、(色んな意味で)余裕があるかないか。それが大事です。


前述のコラムではないけれど、

ゆずれない部分の頑なと、
ユルめのバランス、

そして、ないならないで何とかする
【創意工夫】が大事です。

どうぞ、やれるだけやったという
【自分たちの満足】のいく家づくりを!


もくせい工舎で家を建てるのはどんな人?

こんにちは、もくせい工舎です。

心も体も健やかに、安心して、笑顔で暮らしていただけることを大前提に、子育て世代に手の届く、自然素材の家をつくり続けている私たち。

木と土にこだわり、見えない所まで自然素材を使って家を建てていることもあり、お客さまも自然が好きな方が多いです。

中には、お子さんが喘息やアトピーなどの症状を抱えていて、「安心して暮らせる家」として興味を持って来てくださる方もいらっしゃいます。

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相方の永家の家族も新建材を使った新築の家や店舗に行くと、具合が悪くなったり、アレルギー反応が出ていたので、同じように困っている方の辛さはよくわかります。

そして、過敏な方にも安心な家は、結局みんなにとって安心なので、決して特別な方のための家ではないと思っています。

もくせい工舎の見学会に来たお客さまからは、

「他社で『自然素材の家』と謳われてる家を見て感じた違和感が何なのかわかりました」

「どこを取っても自然素材を使っている家は初めて。トータルで矛盾を感じない家にやっと出会えました」などお声をいただきます。

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『自然素材の家』と表現されている家はたくさんありますが、実際には壁にクロスが使われていたり、床が"無垢材風"のフローリングだったりすることもあるようです。

「どんな素材を使っているか」は、インターネットなどで情報を得られますが、やはり実際にその家に身を置いてみたときの感覚が一番わかりやすいと思います。

ぜひ、もくせい工舎の見学会にお越しください。ご希望に応じてOBさま宅の見学会も行っています。

気になる土地があれば、建てられるかの判断や交渉までお任せください!

こんにちは、もくせい工舎です。

当社は、代表の永家と相方の隆美さんの2人で営む小さな工務店ですが、土地探しからお客さまの家づくりをお手伝いしています。

家づくりの土台となる重要な土地探し

お子さんの学区内など希望のエリアで、法規制や地盤、災害危険度などはもちろん、周辺環境までしっかりと調査し、長年の経験から得た土地勘で最適な土地をご提案します。

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ほとんどの人にとって初めての経験となる土地探し。

「契約や交渉が難しそう」「良い土地と悪い土地の見極め方がわからない」など不安がたくさんあると思います。

私たちも不動産会社とのつながりや独自のネットワークを使って土地を探していきますが、お客さまご自身で気になる土地がある場合は、まずはご相談ください。

土地の良し悪しや交渉は一般の方には判断が難しいことも多いので、ご自身で問い合わせるのではなく、私たちに丸投げしてくださって構いません。

ネットなどに公開されている土地の値段交渉なども私たちがお客さまに代わって行います。

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土地との出合いはタイミング

家を建てる気持ちが決まったら、すぐにでも情報取集を始めることをおすすめします。

すぐに理想の土地が見つかる場合もあれば、1年以上かかるケースもあります。

「このまま土地が見つからないんじゃ...」と考えはじめたときに突然、良い土地の情報が出てくることも珍しくありません。

条件が良い土地ほど早く売れてしまうので、ときに直感やスピード感も大切です。

私たちはお客さまが末永く安心して暮らしてただくために、誠心誠意心を尽くして土地探しをします。

土地に関するご相談や資金計画など、家づくりに関するどんなことでもご相談ください。

猛省トイレトレーニング

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


今だから笑い話になるのですが、長男が年少の頃
トイレトレーニング(大きい方)が、全くうまく進まず
本当~に悩んでいた時期がありました。

ここからは、排せつに関わるお話。

下ネタに思えて苦手な方は、パスをお願いします。
排せつも、自然なこと、当たり前のこととして、読める方は、どうぞお付き合いください。

小さなお子様のいらっしゃる方は、参考になる・・・?かなぁ?どうだろ。

「うんち行きたくなったら教えてね、いっしょにトイレに行こうね」

優しく声かけようが、何しようが
全くトイレでしない。

ちょくちょく兄弟で入院していたので、
大部屋になった時が一番困りました。

当然、病院のトイレでもしないので

ウンケづいた時はすでに遅し・・・。

大部屋全体に、相応の臭いが漂って
恥ずかしいやら、申し訳ないやら。

大柄な子で、実年齢より大きく見られもしたので
「あんなに大きいのに、トイレでできんのかよ!」
って思われていそうで

めちゃめちゃ肩身が狭い上、うまく「しつけ」すらできないのを
母親としてダメだと思えて
・・・ホント、つらかった~。

ところがですよ。

先日、読んだ本で衝撃の事実を知るのです。

本の名前は
『すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険』 著|山本 健人

外科のお医者さんが書いた本です。

その中に『とてつもない肛門の機能』という章があって
読んでいる最中に、何回も驚くことに。

直腸まで降りて来たモノを選んで、
固体は残したまま、気体だけ通す。

(・・・だいたい何が言いたいかイメージしていただけましたか?)

そう、あのオナラだけ出す、ということを
人工的にやろうとすれば、まず不可能なんだそうです。

そういえば、無意識にやってる。

固体だけ残して・・・なんてわざわざ考えてません。

・・・すごいな、肛門!

そしてさらに私を驚かせたのが、この機能。

ウンチを無意識にせき止めておき、好きな時に排出できるというもの。

降りて来たと同時にすぐに出てしまっては、どんなに困るか
想像はつく。

出物腫物ところ構わず、では困るのです。

それをコントロールするのが
肛門の出口付近にある二つの括約筋。

外肛門括約筋と内肛門括約筋です。

外肛門括約筋は随意筋。
自分の意志で動かせます。

お尻の穴を、キュッと自分ですぼめられるのは、
この外肛門括約筋の働きです。

内肛門括約筋は不随意筋。
自分の意志とは関係なく動くもの。

直腸に降りて来たものがいっぱいになると、
まずこの内肛門括約筋が緩む。

意識的に外肛門括約筋を締めていれば、
ある程度、我慢できる。

そして都合の良い時に、
意識的に緩めて、排せつする。

それが、【トイレまで我慢して行ける】ことになる。

・・・ところが、この機能。
乳幼児は未熟らしい。

・・・ちょっと待て。
え?・・・んじゃ、しつけどうこうじゃなくて

まだ未熟だから上手くいかんかっただけなん???

そう。
まず首が据わらなければ、寝返りもお座りもできないように

外肛門括約筋を自分の意志で動かせるようにならなければ、

トイレまで我慢する・・・ってことが
まずできない。

その外肛門括約筋を自分でコントロールできるようになるのも、

歩き出すのが早い子と遅い子がいるように
きっと個人差がある。

・・・何たること。

二十年近く前のワタシに教えてやりたい。

子どもがダメなわけでも、親がダメなわけでもない。

まだ上手くいかないだけなんだ、と。


ところが、今までできていた大人でも
反対のことが起こりうる。

それは病気や手術だったり、加齢だったり、
出産だったり。

何かをきっかけに、それまで出来ていたことが
上手くコントロールできなくなることがある。


それは、大部屋で味わった肩身の狭さなんか
比べ物にならない感情だろう。


本で書いてあった内容を、長男に話してみました。

「・・・ごめんなぁ~。悪かったよ。本当に。
未熟だから上手くいかんかっただけなのに、知らんで。

やけっち、またオムツでどうぞ!って言われても
嫌やろ?」

「・・・絶対イヤ!

・・・あぁ、それでも衰えれば
うまくいかないことが増えてくるに違いない。

そうすれば、オムツ内に排せつするそれを
本当は嫌だと思っているのかもしれない。

そうはいっても、大変なことは分かっていて、
いたしかたないとお互いに思っていても、

本当は、そうなのかもしれない。

自分の無知を、
自分の子育てを猛省しつつ、

いずれ、自分にも降りかかるかもしれないそれを

複雑な胸中で、締めくくるのです。

本の内容の詳しくは、書店で。とても面白いです。


夫婦2人の小さな工務店ですが、土地探しもお任せください!

こんにちは、もくせい工舎です。

当社は、代表の永家と相方の隆美さんの2人で営む小さな工務店ですが、土地探しからお客さまの家づくりをお手伝いしています。

家づくりの土台となる重要な土地探し。
お子さんの学区内など希望のエリアで、法規制や地盤、災害危険度などを調査し、長年の経験から得た土地勘で最適な土地をご提案します。

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対象となるのは、宇佐市や豊後高田市、中津市とその周辺エリア。
不動産会社を介するだけでなく、独自のコネクションを使って情報を集めたりと、土地探しの方法はもくせい工舎ならではのスタイルで行っています。
不動産会社を仲介せずに土地を手に入れることができれば、仲介手数料を節約できることもあります。

お客さまで見つけた土地についても、しっかり調査をして安心しておすすめできるかどうかを判断します。
いざ家を建てるとなり、費用が余計にかかってしまう土地ではないかなど、判断基準はたくさんあります。
それだけでなく、代表の永家が周辺を車で走ってみたり、実際に歩いてみたりして、土地の雰囲気を確認します。

土地探しをどこに依頼するかは、信頼できる相手かどうかが重要です。
土地が売れたら終わりではなく、この先何十年と住み続けることを考えて探してくれる人に依頼しましょう。

家のにおいは内装材で決まる!?

こんにちは、もくせい工舎です。

新築の家を訪れたとき、ツンとした薬品っぽい臭いを感じたことはないでしょうか? 
その正体は、新建材に使われている化学物質です。
そのため、『入居前の臭い』は、同じメーカーであれば同じ臭いがします。

化学物質に過敏な人は、化学物質が使われた空間にいると頭が痛くなったり、目がチカチカしたり、鼻がムズムズするといった症状が出るようです。

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もくせい工舎が建てる家も、キッチンや洗面といったメーカー製品には一部化学物質が使われていますが、壁や天井、建具などほぼ全ての内装材は、無垢のスギ材や漆喰を使っています。
壁内の断熱材も羊毛を使っているため、家全体が自然素材に包まれており、化学物質による刺激臭とは無縁です。また、羊毛の断熱材は化学物質を吸着して分解します。

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もくせい工舎がつくる家に一歩足を踏み入れると、木の爽やかな香りが広がります

そして、不思議なことに木のにおいは持続するのです。
代表永家の自宅は築37年目。
住んでいると感じにくいですが、初めて訪れた人はみなさん「木の香りがする」と口を揃えます。
「もくせい工舎からのダイレクトメールの封筒を開けたら木の香りがした」と言われるお客さまも多いのです。

ぜひ、もくせい工舎の家に見学に来られた際は、思い切り深呼吸してみてください
普通の家との違いが感覚的におわかりいただけると思います。

【お施主さまの声】「木の家に住み始めてから新しい幸せが増えています」

こんにちは、もくせい工舎です。

住まいが変われば、ライフスタイルが変わり、ひいては人生までをも変えることもあります。
昨年、自邸が完成したNさまに、暮らしや家族の変化を伺ってきました!

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―木の家に住み始めてから、旦那さまに変化があったそうですね!
Nさま:元々、夫は私と違って自然素材にこだわりがなく、かっこいいインテリアの家が好みでした。アパートに住んでいるときも「木の家じゃなくても良くない?」みたいな感じだったんです。

ところが、今の家に住み始めてからは、自発的に庭仕事をするようになったんです。
つい先日は、自ら花を買ってきて鉢植えに植えている姿を見たときはびっくり。
元々、土いじりをするようなタイプじゃなかったんですが、楽しそうに庭で作業をしている様子を見ると、夫にとって新しい楽しみができたんだなぁとうれしくなりました。

木の家は植物が似合うからか、子どもたちも外で花を摘んできてリビングに飾ってくれて。日常のちょっとしたことですが、すごく豊かな気持ちになれます。

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―休日の過ごし方は変わりましたか?
Nさま:以前は、休日はどこかに出かけるもの!という考えでしたが、今はあちこちに出かけなくても家が一番好きな場所
ウッドデッキでお茶したりするだけで満たされるので、普段の生活で幸せを感じることが増えました。
「もくせい工舎の家に住むと出不精になる」とOBさんが言っていた通りですね(笑)。

「アパートに住んでいたときと毎月ほぼ変わらない支出で、生活の質がこれほど上がったのは、もくせい工舎の家だからです」と話してくださったNさまの笑顔に暮らしの満足度が表れていました。

小心者と隣の芝

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


1月も終わりかけですが

皆さま、初詣には行かれましたか?

おみくじを引いてみた方もいらっしゃるかと思います。

わが家は、不思議なことに
私と長男は、中吉~末吉が多く

片や、夫と次男は
十中八九、大吉が出る。

「おれ、大吉ってほぼない・・・」
年始早々、ちょっと残念そうな長男。

ちょっとここで、仮説を考えてみました。


コップの中に水が半分入っている。

それを

「もう半分しかない」と考えるか
「まだ半分ある」と考えるか。

そういう例えを聞いたことがあるかと思います。

これでいくと、

前者の「半分しかない」と考えがちなのが
私と長男。

「まだ半分ある」と考えがちなのが
夫と次男です。

これ、大吉が出ても同じような反応が出る。

私と長男は、例え大吉が出ても、
「そうは言っても、良いことばかりではないだろう」
ととらえる。

大吉だ!わ~い!

と、素直に喜ばない。

何が言いたいかというと、
同じことが起こっても

そのまま素直に、「わ~い!幸せ~!」と受け取れるか

「たまたまラッキーなだけで、何かあるんでは?」と
捉えるか。

両者の間には、その差があるように思うのです。

「つまりだよ、例え大吉がでようが
宝くじに当たろうが、

神経が細かいと、別のリスクみたいなのをついつい
考えるやん?

やけ、カミサマが

「アンタどうせ大吉出しても
中吉程度にしか喜ばんやろ?

やけ、中吉。」

・・・って出しとるんやない?」



大吉にせよ、宝くじにせよ、
(家でも、ケッコンでも)何かを手に入れるにせよ、

同じ状況で、「しあわせ~」となるかは
人による。

生まれつきかもしれないし、
その人が生きてきた経験上の違いかもしれない。

先のコップの水の例えにしても、

まだまだ、次の水のストックがある場合と
ない場合では、「残り」に対する感じ方は違いそうです。


いずれにしても、私や長男のような小心者は
心配ばかりしていなくてはならず

「しあわせ~」と言えない分、損なような。


ところが、この小心者には役割がある。

小心という言葉には、

気が小さく臆病という意味の他に

細かいことまでよく気を配るというものがある。

気を配ると書いて、気配りで
心を配ると書いて、心配というのも
切ない話ですが

言い方を変えれば、小心者が得意とするのは
配慮とも言えそうです。


「デザインの仕事は、使い手に不便を感じさせないこと」

そういったのは、通信教育のWebデザインの先生ですが

設計寄りのデザインにしろ、何にしろ、

細かいことまで、「万が一」というネガティブを考えつくして
そして回避しようとしていく作業は

ものづくりの現場では必須と言えます。

芸術作品ではなく、そこに使い手がいる以上、

細かいことを気にしない性格だと
(作った本人が気にもしていなかった)何かしらの困りが出てくるからです。


細かいことを気にしない。
オッケー、オッケーの世界は幸せそうですが

細かいことを気にして、配慮して、
少しでも良くなるようにしてきた試行錯誤が

もっと良いモノづくりを支えてきたことは
明らかだと思います。


だから、どちらかというと
小心者の人間は

気疲ればかりで損なのかもしれない。

でも、細かい闇に気が付く人は
意外と
細かい光にも気づくのかもしれない。

細かい光
細かい光って、あまり金と名誉には関係ないことが多い・・・。

だから、(私を含め)小心者のみなさん。

何かを手に入れたくなって、隣の芝が青々眩しくて、

同じように芝を生やしさえすれ.ば・・・と思うかもしれない。

でも、色々気にしぃなあなたは、
きっと芝の管理や、その他もろもろが気になって

手に入れても、余計な心配もついてきたと感じるかもしれない。

思ってたのと違う、と思うかもしれない。

それでも、きっとそれでいいんです。

そうして、心配しつつ
先に進んできている。

そしていつか振り返って

歩いてきた道を見た時に、

なんやかやあったけど、私なりになんとか歩いて来たなぁ~。

そう思うことが、きっと小心者すぎる
私を、誰かを、支えてくれるのではないか。


半世紀ばかり生かしてもらって

中吉には、中吉なりの
何かがあるんだと

そう思うようになりました。


小心者よ、シヤワセは隣の芝にはない。
シヤワセは、自分の足元にある

20240130_アスファルト突き破ってスミレ
スミレは、【ど根性スミレ】とは言われないのね~。でも、どこか誇らしげだ。

きっと極々、ささやかなこと。

【施工事例】電力を自給自足でまかなう♪自然素材の"ゼロエネ"住宅

こんにちは、もくせい工舎です。

使うエネルギーと作るエネルギーの差が概ねゼロの"ゼロエネ"住宅が完成しました。
太陽光パネルはもちろん、屋根には瓦葺を使い、太陽からの熱をシャットアウトします。
もちろん自然素材の家です。
日田土を使った漆喰の外壁の温かみと高性能が両立する外観。
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玄関の建具にはステントグラスをあしらって個性を加えました。
無垢材で作ったリビング階段が美しいリビングは、柔らかな光が木の質感に馴染む、自然の優しさを感じる空間です。

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キッチンは、もくせい工舎の標準仕様『WOODONE』のシステムキッチン

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使い勝手が良いのはもちろん、無垢材を使ったキッチンなので自然素材の家にしっくりと馴染みます。カップボードはお客様の要望に応じて、収納棚吊戸棚をしつらえました。
家のどこを見ても、自然素材を使った清々しい住空間が広がります。
もちろん、ウォークインクローゼットも無垢材を使用
木本来の調湿効果で大切な衣類や寝具を清潔に保管することができます。

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木の家の心地よさや空気感は、実際に身を置いてみると実感できるもの。
ご要望に応じて、OBさまのお宅の見学も承っております。
まずはお気軽にご連絡ください。

【隆美さんの家計術】固定費(保険料)を見直してみませんか?

こんにちは、もくせい工舎です。

新築の家を購入するとき、一括で支払える人はほぼいませんので、住宅ローンを組むことになります。家族の理想を詰め込んだマイホームを建てるのは、とても幸せなことですが、家を買ったから「飲み会にいけなくなった」「旅行に行けなくなった」「趣味を諦めた」という状況では、笑顔で暮らすことはできません。

節約に大切なのは、我慢ではなく、ムダを削ること。
住宅ローンアドバイザーとして、お客さまの家計相談にも応じている代表永家の相方・隆美さんに家計の見直し術を教えてもらいました。

隆美さん曰く、ムダがないかどうか見直すべきは、食費などの変動費ではなく、固定費なのだとか。固定費といえば、携帯代などの通信費と保険料です。

今回お伝えしたいのは、生命保険料について。
万が一に備えて死亡保険を多めに掛けている方は、住宅購入を機会に見直されることをおすすめします。その理由は、住宅購入の際は同時に、団信(団体信用生命保険)に加入するからです。

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団信とは、住宅ローンを返済中に、死亡や高度障害など万が一のことがあった場合に、住宅ローンの借入残高をゼロにして、家族の住居を確保することができる保険です。

万が一の際に住宅ローンの費用を全てペイできることを考えると、死亡保険を極端に高額にしなくとも、残された家族が無事に暮らしていける場合もあります。

万が一の事態が起きなくとも、何らかの事情で働けなくなったり、失業したりしたときに、住宅ローンが重くのしかかってきます。
共働きではない場合はなおさらです。そんな不測の事態に備えるためには、可能な金額でいいので住宅ローンに所得補償を組み込むことをおすすめしています。
昨今の不安定な社会情勢を考えると、例え毎月2000円でも所得補償を掛けておけば、いざというときの足しになります

携帯料金などの通信費や生命保険料のムダを見直すことで、家族にとって本当に必要なことにお金を使うことができます。

もくせい工舎の住宅ローン相談では、ご要望に応じて家計の見直しのご相談も受け付けています。
隆美さんが主婦の目線に立ってお話をお伺いしますので、安心してご相談くださいね。

中の人 ②

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


以前、中の人という記事を書きました。

ご当地キャラの着ぐるみを被った経験をもとに
なぜか「ありたい自分」の話に。

今回は、その反対というか別バージョンにあたる
カオナシの話。

(あくまで、個人的な感想からの考えです。よければお付き合いください。)

かおなし_1

カオナシは、素性が分かりません。

名前や顔などの素性を知られず、
人に接しようとします。

話をしようにも、誰かを丸のみにし、
その声を借りねば話せません。

本当の弱い自分を隠したまま、

優位に立てば、歯止めが効かないほど横暴になります。

食べ物や、金、特別扱いをチラつかせ、
相手の気を引こうとします。

・・・・・・・・って、これ、やりがちかもしれない。

匿名で何かをすることや、

誰かの話を鵜呑みにして、そのまま他の誰かに話すことや、

普段はビクビクと自信がないくせに、
偏った正義感で誰かを責めることも、

誰かに何かを「してやった」と思うことも、

そんなつもりのあるなしに拘わらず、
思う節がありすぎる。

恐ろしいことに、知ってる誰かの中にも
そしてもちろん、私自身の中にも、
確実にカオナシはいるんじゃないか。

あの映画で、初めてカオナシを見た時、
誰かの、そして自分の、見たくない一部を露呈されたようで
とても居心地が悪かったのです。

匿名性ということで言えば、永家夫妻と違って
お客様に接することがない私は、
どこの誰だか分からない点で、カオナシです。

顔を知られた有名ライターでない限りは、
こういったブログにしろ、
何かのレビューを投稿するにしろ、
匿名なので、何を書いても
どこの誰かまでは分かりません。

第三者のフリをして、何かの目的で
良くも悪くも意見を書くことを
サクラと言いますが

例え、それらのいくつかが
同一人物の記述でも分からないのは、
匿名というカオナシだからです。
(意図の良し悪しに拘わらず、結局は記事自体の信用を失いかねない。
私は、そのほうが恐ろしいので、まずやらないです。)

カオナシは千に、言います。

「これ食うか、うまいぞ。
金をだそうか、千の他には出してやらないことにしたんだ」

何か「してやること」、「あなただけ特別に」。

自分といればいかにお得か、メリットがあるか。
しかも、あなただけ特別なんだということを

意図せずやっていることは往々にある。

それをコミュニケーションツールという人もいるけれど、

そもそも、何かのお得がなければ人は寄り付かないのか。

しかも、その特別なお得で成り立っている関係性は、
お得じゃなくなった途端、離れてしまうのではないか。


子どもが小さいころ、孫に対し、可愛さもあって
どうも財布のひもが緩い祖父母。

「何かもらえたりするから、好いてくれるわけじゃないよ。
もらえんでも、優しい人なら好いてくれるやろ。」

そうやんわり断ったのですが

「いいやん、やりたいんやけ」

悦ぶ顔が見たいって言い方もできますが、

・・・それじゃ、池の鯉と同じだよ。

エサ撒いて、近づいてきた~♪って。

エサがなくなったら、さようなら。

その人の本質を慕って、そばにいたいのとは違います。


着ぐるみの話も、カオナシの話も、
共通するのは、
中の人は、「自分の現状」を良しとしていないこと。
ありのままの、このままの素顔じゃ
不足としていること。

違うのは、自分に磨きをかけて人と関わりたいのか、

それとも、弱い本性を隠して、
メリットや特別感というツールで関わるのかの違いです。

着ぐるみのように「ありたい自分」に近づけば、
そして本質も「ありたい自分」に成長できれば、
それを慕って人が集まるのは、自然な流れです。

しかし、カオナシ的なやり方は
どこか歪に感じます。

どこの誰だか分からない
カオナシ的な役割の私にできることは、
自分のイチ意見に過ぎず、絶対ではないことを伝えること。

考え方の一つとして、あくまで聞いてもらうこと。

それでどう考えるかまで、こちらは操作できないのです。

だから、「中の人」として
自分なりの誠実を目指したいと思います。

カオナシになりがちな、反省をこめて。


【隆美さんの家計術】固定費(携帯代・スマホ代)を見直してみませんか?

こんにちは、もくせい工舎です。

新築の家を購入するとき、一括で支払える人はほぼいませんので、住宅ローンを組むことになります。家族の理想を詰め込んだマイホームを建てるのは、とても幸せなことですが、家を購入したから「飲み会にいけなくなった」「旅行に行けなくなった」「趣味を諦めた」という状況では、笑顔で暮らすことはできません。

節約に大切なのは、我慢ではなく、ムダを削ること
住宅ローンアドバイザーとして、お客さまの家計相談にも応じている代表永家の相方・隆美さんに家計の見直し術を教えてもらいました。

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ムダがないかどうか見直すときは、食費などの変動費ではなく、まずは固定費を見るのが大切です。固定費といえば、スマホ代・携帯代などの通信費保険料です。

まず、携帯は大手キャリアをお使いであれば、格安SIMに変更するだけで、数千円以上節約できる場合があり、夫婦2台分ともなるともっと大きな金額になります。しかし、格安SIMは、もくせい工舎の事務所があるような山の中ではつながりにくかったり、新規契約手続きを店頭でできないなどの注意点があります。

もくせい工舎のOBさまの中には、格安SIMに変えたことで月の携帯代が1000円ちょっとになった方も。通話やネットの使用頻度によっては、大きく携帯代を削減できる可能性があるので、一度検討してみられることをおすすめします。

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今の時代、収入を上げることはなかなか厳しいですが、家計のムダを見つけて固定費を削減すれば、月の支出額が下がり、結果的には収入が上がったことと同じになります。

家を建てる方も建てる予定がある方もない方も、ぜひ固定費を見直してみてください。

【キッチン特集】木の家に似合う、手作り感のあるキッチンをご提案します。

こんにちは、もくせい工舎です。

無垢材造作家具でつくるもくせい工舎のキッチンは、シンプルなデザインでも特別な存在感があります。木の温もりを感じるだけでなく、機能性にもこだわっているのが特徴です。

今回は、施工事例よりさまざまなキッチンを集めてみました。

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もくせい工舎の家は、無垢材や漆喰で家をつくるため、ギラギラ&テカテカしたキッチンは似合いません。そのため、標準仕様として、ニュージーランドで木を育てている会社『WOODONE』のキッチンを採用。無垢の木の上質な素材感でインテリアに馴染む佇まいです。年月を経ることに少しずつ味わいを増していく様子を楽しめます。

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こちらは、リビングの中心的な存在感を放つアイランドに見立てたキッチン。
腰壁を少し高めに造っているのでリビング側から手元が隠れるので、急な来客でも慌てなくて済みます。キッチンをぐるりと移動できる回遊性も魅力です。

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カップボード食器棚は、お客さまの要望に合わせてオーダーメードで手作りしています。サイズや棚の高さ、扉の有無などもお客さまとじっくり話しながら決めていきます。
カップボードの上部は、間取りに応じて窓にすることも可能
ディスプレイ棚を設えて、好きなインテリアやカップを飾るのも素敵ですよ。

料理の時間が楽しくなるキッチンを一緒につくっていきましょう。

【お施主さまの声】「いまでも毎日、木の香りに癒されています」

こんにちは、もくせい工舎です。

自然素材・無垢材で家を新築されたNさまに、建てる前から住んでみての居心地など、さまざまな感想をお聞きしてみました。アパート時代からの暮らしの変化やお子さまたちの様子など、Nさまの家づくりストーリーをご紹介します。

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(Nさま邸)

             
―アパートの暮らしと比べて一番変わったことは何ですか?
Nさま:アパートから引っ越して初めての冬を迎えたとき、窓に結露がしてないことにびっくりしました。アパートのときは、朝起きたらまずは結露の水滴を拭き上げることから1日の家事がスタートしていたので...。

そして、なんと言っても冬がめちゃくちゃ暖かいです!羊毛の断熱材って本当に高断熱で調湿性に優れているんだな、と改めて実感しました。

―住み始めてからも木の香りは持続していますか?
Nさま:家づくりを依頼するきっかけにもなったのは、初めてもくせい工舎の見学会に訪れたとき、屋外まで木の香りがあふれていて感動したからなんです。

実際に住み始めて、家の中で長く過ごしていると鼻が慣れてくるのか木の香りを感じることはありませんが、帰宅したときは毎日玄関で木の香りを感じます

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子どもたちも日頃から天然の香りに包まれているからか、鼻が効くようになった気がしていて。柔軟剤や香水などの匂いがすると敏感に気が付くようになりましたね。

―お子さんたちの様子は変わりましたか?
Nさん:アパート時代から比べると、もちろん戸建てなので足音とかを気にせずに遊ばせられるようになりました。平屋だと、子どもたちもいろんな場所で遊べるのが楽しいみたいで。ウッドデッキでおままごとしたりと、見守りやすくてすごく快適です。

―お子さんがいると床の傷などを気にされる方も多いのですが、Nさまはどうですか?
Nさん:無垢床なのでフローリングよりは傷が付きやすいですが、木の節目や模様があるので、思っていたほどは気になりません。漆喰壁は部分的な補修もできるので、子どもがいてもナーバスになることなく穏やかに暮らせています!

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大好きな我が家でのびのびと子育てをしているNさま。
住まいを建てたのは昨年ですが、今やイベントでもお手伝いしてくださったりと、もくせい工舎のファミリーのようにお付き合いさせていただいています。お客さまと木の家で暮らす歓びを共有できること、それが私たちの幸せなのです。

過信

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


あけましておめでとうございます。
本年も、もくせい工舎ともども
どうぞよろしくお願いいたします。

元日、16:06。
能登地方で、最大震度7の地震が発生しました。

大津波警報が発令されると、
NHKの女性アナウンサーが必死になって
「いますぐ高台に逃げること!」と伝えていました。

その声が本当に、必死で。
遠く離れた大分にいる身にも
ことの重大さが伝わってきて
テレビから目を話すことができませんでした。

北陸からはるか南にある九州ですら
こんなに寒い冬。

想像すると、心苦しくなります。

本当に怖い目に遭っていなければ、
分からないことがたくさんあり、

それを埋めようとしても、どんな言葉もあてはまらなくて
情けない。

「大丈夫か」と聞かれても、
本当に怖い思いをしている最中は、

この先も大丈夫かなんて
「こちらが聞きたいくらいだよ!」と言いたくなるでしょう。
それくらい、怖い。

上手く言えないけれど、
早く、ふつうの日常が戻りますように。

ふつうの日常のかけがえなさを
こういう時に思い知らされ、

私などは、性懲りもなく
また忘れるのです・・・。


もくせい工舎は工務店で、
この記事を読んでいただいている方の中には、

お家を建てることを検討されている方も多いかと思います。

今回のことで、ちょっと心配になることもあるかもしれません。

家の耐震性能のことは、永家代表に説明を任せるとして、

以下、ワタシの個人的なひとりごととして
ぼんやり聞いていただけたらと思います。


「この家って、地震、大丈夫でしょうか?」


そう質問して、間髪入れず「あ~、大丈夫ですよ」

そう返事をされたら、信じるのは半分くらいにすることを
お勧めします。

なぜなら、実際怖い思いをした人ほど、
【絶対の大丈夫】なんてありえないと知っているからです。

例え、根拠を示せたにせよ
それは【絶対】ではありません。

そして、誰かの言う「大丈夫」を信じて鵜呑みにしても、

何かあった後、その人は責任を取ってくれるわけではありません。

平屋だから、二階建てより危なくない?

津波が来たら逃げ場もありません。

液状化や地割れが起きたら
平屋だから、絶対大丈夫もないでしょう。

地震や水害に強い家とどんなに謳われても、
津波は水が来るだけではありません。

濁流となって、押し流された「モノ」が
流れてくるのです。

ぶつかれば、窓が割れることは当然あるでしょうし、

ましてや火が付いたものが流れてくれば、燃え移るのです。


理論上、「大丈夫」ということはいくらでもできる。

しかし、再度繰り返しますが
本当に怖い思いをした経験があれば

【絶対、大丈夫】はありえない。

そこを簡単に「大丈夫」と口にできる人は、

きっと何かあった後の責任だってとってくれません。


家を建てる地域の、過去の災害を知る。

地盤調査や改良を行う。

耐震性能の良い家に住む。

それらは、前準備であって
【絶対の大丈夫】ではない。

ただ、それらを軽く考えていたか否かは
いざという時の後悔の重さにかかわってくると思います。

用心は、お守りのようなもの。

一番大事なのは、誰かの言った「大丈夫」とお守りを
過信しすぎないこと。

いざとなったら、【大丈夫なはずの家】を置いて

「今すぐ逃げること!」

本当に大丈夫な家なら、避難後戻っても大丈夫なはずです。

誰かの言う「大丈夫」があなたを守ってくれるわけじゃない。

ワタシも
過信しすぎないで、臨機応変に行きたいと思います。

信じるのは簡単だ。
自分で考えずにすむからだ。

実はかなり暖かい、もくせい工舎がつくる木の家

こんにちは、もくせい工舎です。

いよいよ冬将軍がやってきて、毛糸の靴下や暖かいインナーが手放せない季節となりました。
無垢材や漆喰の家と聞くと、木の香り肌ざわりの良さは想像できるものの「冬は寒いんじゃないの?」という疑問をお持ちの方も少なくないと思います。

結論からお伝えすると、もくせい工舎がつくる木の家は、実はかなり暖かいです。
その理由は、自然素材にこだわりながらも、高断熱性能もしっかりと備えているからです。

その1つが、徹底した品質管理のもとで作られる羊毛断熱材サーモウール』。

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ふっくらとして心地よい手ざわりが特徴。壁だけでなく、天井まで隙間なく施工しており、密度が高い繊維の特性から断熱性能は非常に高いです。
ダウンコートを着ているかのように家をすっぽりと包み込んでいるため保温効果も高く、日中のエアコンの暖気で夜はエアコンなしで過ごされる方もいらっしゃいます。

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そして、断熱に欠かせない窓は、断熱性能が高いペアガラスで内側にLow-eを採用した複合サッシを使用。冬場の外部へ逃げる室内の熱を最小限にします。

重たい灯油を買いに走らなくても、エアコンをガンガンに効かせなくても家そのものがぬくぬくと暖かい。そんな安心感は、家族の冬時間をグッと豊かにしてくれますよ。