ダチョウの卵で目玉焼き

大分自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん



ちょっと飛び石になりましたが、ダチョウの卵の続きでございます!


ダチョウとニワトリの卵


さて、いよいよ目玉焼き。

一緒に混ぜて焼くと、大きさの違いが分からないので

別々のフライパンにて調理します。

重さは、ニワトリの卵が60gくらい。

ダチョウは、1500gくらい。

・・・つまり、25倍ですね!



そうなると、フライパンに投入する際の

感触も全然違う。



ニワトリ、つるり。

ダチョウ、どぼ~っ。

ダチョウの方は28cmのフライパンを使いましたが、

それでも、底の面積だけじゃ足りず、

結構厚みがでました。

datyou_tamago_yaku1.jpg

ニワトリの卵は、5~10分もあれば火が通りましたが

・・・ダチョウはやっぱりそうはいかない。

不思議なのは、鼻ちょうちんならぬ

たまご提灯ができたこと。

datyou_tamago_yaku2.jpg

・・・なんか白身が風船みたいにふくらんできた。

しかも、箸で触っても、結構な弾力です。

???????

何だこれ?本当に白身⁇

不思議です。

結局、焼きあがったのは45分後。

・・・目玉焼き一つ焼くのに、小一時間ですよ⁉

どれだけ大きいんかい!って感じでしょ?



盛りつける大きなお皿が無かったので、天板に。

目玉焼き完成


もう、笑うほどデッカイです。

取り分けたら、断面がこちら! ↓

断面

市販のベイクドチーズケーキくらいの厚さ!・・・の目玉焼き。



肝心の、お味はですね~・・・。

まずからず、うまからず?



黄身は、美味しいです。

ニワトリのたまごのあっさり版ってとこでしょうか?



問題は、白身でして

食感が、寒天っぽいというか、こんにゃくっぽいというか。

まずいと言うほど、まずくもないのですが

・・・ずっと食べていたい味ではない、みたい・・・(個人差あり)



しかも、普通の卵25個分です。

4人家族で食べるにしても、一人6個強といったところ。

一日で食べるには、コレステロール関係がさすがに心配になってきます。



しかも、黄身はともかく、白身部分はかなり不人気。

とはいえ、捨てるのももったいない。



結局、目玉焼き→ピザ風→切り刻んでお好み焼き、にして

完食しました!



食べ盛りがいるのに、4日がかり・・・。



今思えば、あの「たまご提灯」の半端ない白身の弾力や

「スクランブルエッグがおススメ!」との注意書きの理由が

痛いほど、分かる。

なるほど、人が言うには、言うなりの理由があるってことでした。



おまけの「びっくり」は、卵の殻。

洗って、消毒して、ルームランプにでもと

調理後洗っていたところ、

・・・殻の内側に袋が・・・。

そ~っと破かないように取りだしたら、

風船のような、膜がずるりととれました。

ダチョウの卵の膜



「・・・なんか、スケキヨのマスクみたいなのが出てきたよ~」



白さといい、質感といい、

犬神家の一族にでてくる、あのスケキヨマスクみたいなものが

卵の中に!



いやはや、びっくりだらけ!


もう、何度もすることないだろうけれど、

楽しい最後の自由研究となりました。