ほんとのこと

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


皆さま、本はお好きですか?

新しくできたお家の撮影に行くと、隠れ家のような書庫があったり、
立派な本棚があったりと、

もくせい工舎の自然素材の家の本棚

もくせい工舎のOB様方の中にも、本がお好きな方なのかな?とお見受けすることがあります。


かくゆう私も、大人になって本好きになりました。

きっかけは、子育てに悩みまくっていたころ、
あるサイトに相談してみたのがきっかけでした。

自分なりに「悩み」を相談したつもりだったのですが、
「愚痴を言いたくなったらいつでもどうぞ」との返信。

・・・そうか。
自分ではどんなに悩んでいると思い込んでいても、
所詮、誰かにとっては愚痴でしかない。

それに、相談したからと言って、目が覚めるような答えが返ってくるとも限らない。

私が欲しい言葉は、きっと私の中にしかない。

そうすると、「答え」を自分で探さないといけない。

その糸口に選んだのが、本だったように思います。


本は文字ではない。

本は人じゃ。

開けば、触れることができる。ほかの人の考えに。
(中略)
その人の目で見た、世の中の
人生のあらゆることを教えてくれる。

生きるに迷うとるんは 自分一人じゃないことを。

・・・・これ、ずいぶん前の大河ドラマ『花燃ゆ』で、吉田寅次郎(松陰)が言っていたセリフです。


本なら、合わなければ閉じればいい。

本なら、通常では出会いようがない人の考えにも触れられます。

本なら、何度でも同じことを問い直せます。


そして、そういった悩みに対する糸口としてだけでなく、

本の中には、私が知らなかった、ユルい世界、

ささやかでも、愛しい世界を垣間見せてくれるものもありました。


実は、今度山香町の完成見学会にお越しいただいた方先行で、

もくせい工舎の土壁の家にて、かしきりCafeを計画しております。

20241117_24_イベント

その一角をお借りして、ことりのかあさんの【脳が煮えない貸本屋】を出そうともくろんでおります。

貸本屋といっても、ご自由に見てもらう形。もちろん、なんの料金も発生しません。

なかなか一般的に、たった一人のために、カフェを貸し切りなんて機会もないはず。

たまには、心置きなく、ボ~っとする時間をもってもらいたい。

しかも土壁の家という、場所で。

そのお供として、凝り固まった脳や考えを、ユルめてくれるような本を置いてみたいと思います。


イベントの詳細は→こちら!

自家焙煎の珈琲と、手づくりのお菓子とともに、
(・・・って、私が用意するんじゃないんだけれども。)

日頃の疲れを癒しにお越しください。

自然素材の家のもくせい工舎・土壁の家カフェにてお待ちしております

ロード・オブ・ザ・おんた Vol.2

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


前回の記事

小鹿田

短い足をグルグル高速回転させて、Googleさんの予想より早く着きました。

なんだか巨大IT企業に勝ったような気持ちになります。(小さくガッツポーズ)


さて、窯元めぐりを始めましょう。

小鹿田焼民陶祭地図
会場でいただいた地図。

皿山の入り口辺りから、出店なども出ていて、ウキウキします。

蕎麦屋さんの店先では、イワナを塩焼きにしていて、おいしそう。

小鹿田

ピザやビールまで楽しめる窯元もあります。

ちょうどお昼時とあって、あちこち大賑い。

小腹は空いていたものの、こんな時、ひとり旅は気楽です。

同伴者のお腹の空き具合を気にせず、「とりあえず、こっち!」ができます。

食事処が賑わっているということは、窯元がいくぶんか回りやすいかも。

目的のものを、見る方が先!と判断しました。

小鹿田
店先も、おしゃれ。黄色の色味がかわいい。

小鹿田
こちらでゲットした、お皿?それとも植木鉢の受け皿?各500円くらいだったと思います。

小鹿田
山香町の撮影でも、使用しました。

小鹿田
雨ざらしがもったいない焼物の背景に、蕎麦屋横の川を見る。

小鹿田の唐臼
ぎぃ~~~~~、ごとん。ザァ~~。ぎぃ~~~~~、ごとん。ザァ~~。
唐臼が何とも味わい深い音を立てています。・・・これは、小石原では見なかったような。

うろうろ見ていると、売り物の棚の下に隠れるようにあったのがこちら!

手洗い鉢、じゃないですか?小鹿田焼の!

小鹿田
多分、坂本元窯で見たんじゃないかと思います。違っていたら、すみません。

い、いくらだろう・・・。と値段を探しましたが、見当たらず・・・。

これ、今お家を検討中の方は、見て欲しい~。

手洗い鉢が小鹿田焼なんて、ゼイタクすぎる・・・。うらやましい。

小鹿田

さて、こちら。看板は【窯元柳瀬朝夫】となっておりますが、地図で言うところの【柳瀬裕之窯】。

その軒先に、

小鹿田

おぉぉぉ~、500円!これなら買えますよ!

似ているようで、1つ1つ違うのは、手づくりならでは。

手にのっけて、じっくり見て、しっくりくるものを選びます。

建物の中にも、そこそこのお値段のものから、手に届きやすいものまで。

中でも、これ!

小鹿田

このぽってりした形、絵本『ぐりとぐら』のカステラみたいな黄色!

しかも、1,000円!なんてこったい。買いますとも!

これ、山香の完成見学会で飾らせていただきました!

山香町見学会に使用の小鹿田焼
赤い花と、お似合いです。

小鹿田
こちらでゲットしたもの。たしか、(左から)300円、1,000円、500円、・・・右が一番思い出せない。450~600円くらいだったと思います。すみません。

こちらは、そのお隣、地図でいうところの【柳瀬元寿窯】。

小鹿田

店先のお地蔵様の足元に、看板が。

小鹿田

「お陰様で、5年ぶりに」の文字。

水害や、コロナで。
怖い思いや、やきもきする時期をなんとか過ごしての、5年。

ここの土地の人が書く、5年の文字は、なんだか感慨深い。

小鹿田
おしゃれな展示。窯元で、展示の仕方も異なり、おもしろいです。

小鹿田
柳瀬元寿窯から、共同窯を見る。

窯業の小鹿田地区、そのもっと奥の池ノ鶴地区には、
それぞれ陶器と、野菜などを天日干しするための広いスペースが
家の前に設けられていて、家屋はL字にそれを囲むようになっているそうです。

その、ツボと呼ばれるスペースに、こちらでもテントを張って
販売スペースを設けていたのですが、

・・・・ん?なんか、聞き覚えのある声がする。

「●×☆〇▲△・・・・」

小鹿田

・・・セキセイじゃないですか~!かわいい~!

2段ある鳥かごの上段に、セキセイインコが2羽。

片方の子がずっと何かしゃべっている。

ことりのかあさんと名乗るくらいなので、もうニヤニヤがとまらん。

しばらく、陶器そっちのけで鳥かごを見ていたので、
連れられてきた小学生たちも、何かいるのかとワイワイ寄ってくる。

こちら、カメもおりました。

小鹿田
ずいぶん、おしゃれな隠れ家をもらっております。

こちらもガン見していたので、退屈になった子ども達がワイワイ見に寄ってきました。

まだまだ、陶器のカメより、亀の方がおもしろいのかもしれません。

こちらでは、水玉模様のこぶりのお茶碗を買いました。

小鹿田
水玉とか、点々模様って本当に可愛い!こちら、たしか1,200円

小鹿田焼といっても、こうしてみていると、窯元ごとに雰囲気が違うから面白い。

THE 小鹿田焼!というスタンダードのものもあれば、
こちらの窯元さんは、ちょっとポップな感じがするとか、
エスニックな感じがするとか、

使う色の組み合わせや、模様の入れ方、形の具合で、似ているようで全く違う仕上がりになっています。

こうしてみると、亀もおもしろいけど、カメもなかなか楽しめる。

こんな世の中にあって、少しでも楽しいもの、美しいものに出会えるのは、しあわせです。

小鹿田
・・・ハワワワワ!なんてゼイタクなブロック塀!

さて、そろそろ山を下らねば。

山を登ってきて、飲まず食わずでウロウロしていたので、
さすがに何か飲みたい。

しかも、元気が出る感じの。

ちょうど、入り口付近に、天ケ瀬の方から来ている出店がありました。

【田代屋】さんで、お土産の和菓子を

田代屋さんの和菓子
やさしいお味。かりんとう饅頭を、長男が大絶賛しておりました。

そして【あまみらカフェ】さんで、自家製シロップのレモンスカッシュを買いました。

【あまみらカフェ】さんの自家製シロップのレモンスカッシュ。

・・・・はぁ~~~~~ぁ。生き返る。
こんなありがたいレモンスカッシュ飲んだことない。おいし~い。爽やか~。

天ケ瀬も先の水害で、大変な被害を受けた場所。

天ケ瀬の魅力と未来に出会う場所として、オープンしたという【あまみらカフェ】。

水害だけじゃなく、どんな自然災害にあっても、その土地に生きる人々にとっては
かけがえのない大事な場所であることは、小鹿田も、天ケ瀬も同じ。

そんな意志を感じるレモンスカッシュを片手に、元気をもらって、来た道を歩いて戻りましょう。


下ろうとすると、シャトルバスの乗り場。

もしかして、バスが来るのかと見ていると、係のおじさんに声を掛けられます。

「あいにく、今20分ほど遅れてるんですよ」

見ると、小鹿田に向かう上りの道は、まだ延々と混んでいます。

シャトルバスが昇ってこようとしても、時間通りにはいかないでしょう。

「乗りますか?」

「いや、ことといの里から歩いて来たんで、帰りも大丈夫でしょう。」

「結構、ありますよ」

「行ける気がするんで、歩きます。ありがとうございます。」

下るだけだし、レモンスカッシュで元気も出たし、上機嫌で歩いていると、
渋滞中の上りの車から、結構な確率で声をかけられます。
注:ナンパでは、まずない。・・・あ~!よく考えたら、下る車には、全く声を掛けられてない!
「大丈夫ですか?歩けますか?」とか!
このオバちゃん、登って来たんやったら歩けるやろう!と、全く心配されてなかったんだと思う。


「この先、もうすぐですか?」「この先、どうですか?」と。

「お連れさんがいて、小さい子もいるなら、ここまで来たら、あと少しですから!このまま進んだ方が、まだ良いと思います!」

自分が引き返した位置より、下の人で、お連れがいない場合を除いて、
あまり歩きをおすすめできないと思ったからでした。

歩いていると、道中、水害の爪痕を多く見かけます。

小鹿田
根っこがむきだしになった樹木

小鹿田
こういうのは、心がギュっと痛む。

実は、ことといの里まで行かない、ふもとの道は、通いなれた道。

若かりし頃、週末に何度も通った、大事な思い出のある道です。
注:色っぽい話じゃ全くないです。

わけあって、20年以上通れずにいましたが、見慣れた風景とかけ離れた現実がそこにありました。

紅葉も始まりかけた美しい景色を横目に、
時々、ギュ~っと後悔や、情けなさや、複雑な感情が入り混じります。

・・・お?もう、着いた。

ことといの里です。

・・・・・バスに全く抜かれなかったぞ?

そう、多分、あのまま待っていても、なかなか来なかったのだと思います。

歩いた方が早かったのかは、実のところ分かりません。

でも、歩かなければ見えないものは、たくさん見れた、小鹿田への道でした。

小鹿田