ママくも【閲覧注意】蜘蛛の巣の画像あり。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


今日は、ママ友ならぬ、
ママくも(蜘蛛)のお話。

苦手な方は、ごめんなさい。
本体(?)の画像は出てきませんが、
蜘蛛の巣は出てきます。
見るのも嫌!っていう方は
パスしてくださいね。

気持ちの悪い系列の話ではないです。


12月くらいだったでしょうか。

物干し場の柱に、蜘蛛がいる。

おなかがパンパンで、
臨月?のようでした。

巣を張るにしても
獲物がかかりようもない位置なので
「産卵するんだな」くらいに思っていたのです。

蜘蛛の巣ではないけど

産卵が進むにつれ、
あれほどパンパンだったおなかもしぼんできて
ママ蜘蛛の体は
元のスレンダーな姿に。

そうこうしているうちに
だんだん寒さも厳しくなってきて
冷え込む日などは
ママ蜘蛛もヨロヨロしながら
卵が冬を越す準備をしているようでした。

毎朝、洗濯物を干す度に
その光景を見るものですから
だんだん、なんだか気になるようになってきました。

今日も生きている。
お?今日も頑張っている。

でも、さらにヨロヨロ。
というより、息も絶え絶え。

とうとう、動かなくなり
「あぁ、死んじゃったのかな~」
と思っていたのです。

ところが、次の日場所が少し変わっている。
動いている!
生きている!

もう、こうなると
なんだか身につまされてしまいます。

もう、死にかけているのに
まだわが子のために
精いっぱいのことをしようとしている。

ママ蜘蛛がこうするのは、
本能なのでしょう。
「母親はこうするべき」とか
考えてやっているわけではない。

「母親なんだから~すべき」は
どこか少し自分のためでもある。

生き物が本能的に子どもを守ろうとするのは
誰になんといわれようがやる。
理屈じゃない。

もう、ほとんど動けないような体力で
なお命を全うする姿に
同じ母親として
何とも言えない気持ちになりました。

数日後、
ママ蜘蛛は縮んでいました。

また、まだ生きているといけないので
放っておきましたが
やがて地面に落ちていました。

あぁ。
本当によくやったよね。
頑張ったよね。
本当に、本当に
お疲れさまでした。

同じようなもんだよね。
種類は違うけれど、

あなた(蜘蛛)も、私も。