もくせい工舎は、ZEHビルダーに認定登録されています。

こんにちは、もくせい工舎です。

ZEHとは、ゼロ・エネルギー・ハウスの略称。
住宅の断熱性と省エネ性能を向上させ、太陽光発電などによって、年間のエネルギー消費量を差し引きゼロ以下にした住まいのことをいいます。

1.jpg

建物自体の省エネ性能が高いだけでなく、快適で地球にもお財布にも優しいZEH住宅。2014年4月に閣議決定された「エネルギー基本計画」において、「2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」とする政策目標が制定されました。
そんなこれからの家づくりに必須ともいえるZEHを建てるプロとして、国から認定を受けているのが「ZEHビルダー」なのです。

ZEHビルダーとして、認定された工務店やハウスメーカーで家を建てると、各種補助金を受けることができます。
補助金の金額は、制度や年によって異なりますが、いずれのケースにおいても、100万円以上と決して少額ではありません。
そのため、費用面から考えても、ZEHビルダーを選ぶことは賢い選択といえるでしょう。

もくせい工舎は、ZEHビルダーとして認定されています。
自然素材にこだわった家づくりで、ZEH基準をクリアできるのは、標準仕様の断熱性能が高いからです。
莫大な費用の追加がなくても、太陽光発電の搭載でZEHの家を建てられます。

※太陽光発電搭載はLIXILの『建て得』を利用すれば実質0円で導入できます。
まずはお気軽にご相談ください。

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 4

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 1
美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 2
美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 3

続きでございます。

さて翌朝。早朝6時。
前日とは打って変わって
良く晴れそうな模様。

林の間を通って、清々しい空気の中
川沿いを降りていきます。

202304_芹川のこいのぼり
芹川に涼風に乗って、鯉のぼりが泳ぐ。

私は寝癖がひどく、頭頂部がいつもハート形になるので、
お湯に浸かるついでに、そちらも何とかしないといけません。

幸い誰にも会わず、まんまと(?)テイの湯に着きました。

後から来られた方とお湯に浸かりながら、談笑し、
大丸旅館を後にしました。
朝の光の中入るお湯に、すっかり清められた気分です。
(中原中也よりずっと、汚れちまってますしね。色々と。)

「また、このお湯に来れたらいいなぁ」

正直、とても名残惜しい。

名残惜しいは、良い出会い。人でも場所でも、きっと同じです。

大丸旅館の目の前には、茶房・川端家。

202304_川端家

B・B・C長湯と同じく大丸旅館グループなので
窓際の風景も、ちょこっと作品が覗いてオシャレです。

202304_川端家の窓辺

202304_竹田交通バス停
歴史ロマンを感じさせるバス停に、ポストの赤が映えています。

朝食は8:00か8:30。

時間になると部屋まで運んでもらえます。

202304_朝食
優しい味のお粥と、みそ玉の入ったお椀。以前は洋食と選べたようですが、パンの仕入れ先閉店等の諸事情で、現在は和食のみのようです。

「みそ玉が入っておりますので、良く溶かしてから召し上がってください。」

へ~、みそ玉。初めてです。

良く溶かしてって言われたのに
先に写真ばかり撮っていたものだから、
なかなか溶けず。

溶け残りは、お粥にのっけていただきました。

実はそんなにお粥は好んで食べない方なのですが、
なんだかとってもポクポクと柔らかい歯ざわりで
優しい味。

日頃こんな風に、一人膳でゆっくり食べるなんてことはありませんから
「ちゃんと食べた」感満載です。

満足満足。

チェックアウト時に
昨日ラムネ温泉に入りそびれたことを伝えると
100円で入れる券をもらえました。

「あの、チェックアウトしちゃったんですが
図書館って見れますか?」

そう、図書館に惹かれて来たのに
昨日は見れずじまい。
写真撮影の許可ももらって、入らせてもらえました。

202304_BBC長湯図書館外観

202304_BBC長湯図書館横トイレ
ベンガラ色の壁がおしゃれすぎるトイレ。トイレでも良いから、ここに住みたい(?)

202304_BBC長湯図書館外観
美術館でもあるかのように至る所に彫刻が。手書き風の「林の中の小さな図書館」が可愛い。

中は左手と右手に部屋があり、右は彫刻や山岳資料を飾ったギャラリー。

202304_BBC長湯図書館のギャラリー

こちらも、可愛いイラスト等見ごたえたっぷり。

そして、左側の図書館がこちら。

202304_BBC長湯図書館内

あ~。本当に晴れてて良かった!
神々しいくらいの美しい図書館!来てよかった‼

天井上まで山岳関係の本がぎっしり!

山は好きだけど、ヘタレなので登る根性のない私は、
手に取ったことがない未知の世界。

これ、一日一冊ずつ必死で読んでも、何年かかるかわからない。

202304_BBC長湯図書館内・山岳関係の本
うち13,000冊は、露天風呂番付を作成した、旅行作家の故・野口冬人さんの寄贈。写真も飾られていました。

本の世界に触れるたび、この世には
まだまだ知らないことがいっぱいで、

またその一つ一つに奥深い世界が広がっていて
途方にくれる嬉しさがあります。

すごいなあ~。

202304_BBC長湯図書館内
中央には綺麗な緑色のチェンバロ。故・松本公博氏製作。大分・山香町に移住し、工房を「カテリーナ古楽器研究所」と名付け、古楽器の製作と演奏の活動を行った・・・方らしい。全くもって無知で申し訳ないのですが、調べれば調べるほど、気になる方。
ヨーロッパ起源の古楽器を日本で作るんだから、まずは木の違いから研究したくて山香に来られたらしく・・・。ちょっと調べただけで、気になる情報いっぱい。また、じっくり調べてみます。はぁ~、近くにいながら、知らんことばっかり‼世界は狭くて、広い!

野口冬人さんにしても、チェンバロの松本公博さんにしても、
初めて触れた世界だったので
こうして記事を書きながら、改めて驚いています。

湯治でもと思って、長湯に来て、
B・B・Cに建物見たさで泊まりに来て、
全く知らなかった世界に触れ。

興奮冷めやらぬうちに、気づくと
ラムネ温泉について書くには
(さらにページが)長すぎる事態となりました。

202304_BBC長湯図書館テラス
あるとないとで雰囲気がまったく違う。さりげなくおかれた椅子。

山頭火なんか好きすぎて、もうここに隠居したい。
こんな老人ホームあったら速攻で住む!
わたしゃ、ここで余生を送るよ。(←ちびまる子なの?)

そう思いたくなるほど、魅力的だったB・B・C長湯。
また来ます!

そしてそして、
次回こそは、ラムネ温泉。

202304_BBC長湯から見上げる空
林の中の駐車場から見上げる空。

美建築をめぐる、おばちゃん旅もいよいよ大詰めです。

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 3

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 1
美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 2

続きでございます。

名湯「テイの湯」を満喫し、
涼風に吹かれながら上機嫌で部屋に戻った私。

長湯にはコンビニも少なそうだったので
道中の庄内町のスーパーとコンビニにて
お惣菜等を買い求め

それをおつまみにビールを飲もうと
息巻いていたのでした。

冷蔵庫からビールを取り出すと
キンッキンに冷えております。

もう居酒屋のジョッキなみ!

「お~、すごい冷えてる!」

さてさて嬉しい一口目。
美味しいに決まってるじゃないですか!

ところがですよ。

なんかいつもと様子が違うわけです。

飲み口から、少ししか出てこない。

・・・あれ?どした?

缶の冷たさは、いつもの比じゃありません。

キンキンに冷えてて美味しいはずのビールが
雪解けのようにしかでてこない。

泡は神泡とか、クリーミーとかいう形容ではなく、
ミゾレ状。

そう、キンキンを通り越して
ジャーベット化していたのでした。

のど越しを味わうとかのレベルではなく
じわじわ溶けてくるのを飲む感じ。

冷凍庫でなくても
まだ余力のあったキンキンの保冷材で
挟んだのがまずかった。

明らかに、冷やしすぎていたのです。

冷やし過ぎたるは、ビールにあらず。
こりゃ、ビールのかき氷である。
飲みにくいったらありゃしない。

「やれやれ、今日は色々とやらかす日だ。トホホ」

それでも
色々やらかしたにしろ、今日はお片付けしなくていい。
今日は何も心配せず、好きなだけ本を読んでいい。

ひとり旅をゆるしてくれて、
家族よ、ありがとう。

ところが
だいたい睡眠不足な上、(余分な右往左往もしたし)疲れてもう眠い。

結局、いつも通りの時間には就寝したのでした。


ひとり旅の良い点は、ツレに気を使わなくて良い所です。

夜中に目が覚めて
「そういえば、竹田は星も綺麗なんだよな・・・」

そう思ったら窓を開け、テラスに出ることも叶います。

「起こしちゃったら悪いな」と気を使わなくていい。



そういえば、仕事のお昼休みとかでも
ランチは一人の方が、脳が休めて良いと聞いたことがあります。

それは、どんなに気の合う人と一緒でも
脳は情報の処理に追われるからです。


脳を本当に休ませようと思うなら
ぼっちが一番。

しかも、ボ~っとしている時、
脳は思わぬいい仕事をするらしい。

ボ~っとしている時に働くネットワーク(デフォルト・モード・ネットワーク。DMN)があって


そのおかげで、感情や運動、記憶を束ねて
思わぬひらめきを生むのだとか。

つまり、ボ~っとしている時間に、
脳は点と点を結び、線にし、アイデアを生んでいる。


スマホを見れば広告ばかり。
ウソかホントかわからない
まことしやかな言葉の中にいると

情報ばかりで、体感や実感として何もないことに
気付きます。

誰かのレビュー(評価)は、私の実感とは別物なのに
誰かの言葉だけで、動かされそうな気持ちの悪さがあります。

考えても考えてもうまくいかない人ほど
実はちょっと一人になって
ボ~っとする時間は必要かもしれません。

実感としての、自分を取り戻すには
誰かの情報だけでなく、
実体験することが一番で、

旅はそういう意味で
強制的に【目線】を変えることにつながります。

あぁ、でも旅だけじゃないかもしれない。

実際に、体を動かして自分で判断することが大事なのは
見学会でも言えそうです。

誰かの評価で決めないで、実際に見て、
話して、動物的カンを働かせてみるのは大事かもしれない。

いきなり仕事っぽくなりましたが。

次回は、ラムネ温泉。
あの宮崎駿監督も一目置く、建築家さんの作品のお話です。