進む Vol.2

続きで〜す(・ω・)ノ

以前、NHKのプロフェッショナルという番組に

ビル清掃をする新津 春子さんという女性が出ていました。

ワタシは、新津さんとほぼ同世代。

新津さんは、中国残留孤児だったお父さんと中国人のお母さんとの間に

中国の地で生まれました。

中国では「日本人!」とイジメにあい

日本に帰って来てからは、反対に「中国に帰れ!」といじめられ

自分は一体何者なのかを悩み続けていたようです。

日本語が上手くできない自分が

家族を支えていけるのは「掃除」の仕事しかないと

それ以来のお仕事だそうです(・ω・)



2013・2014年と2年連続「清潔な空港」世界一に選ばれた羽田空港。

その栄光を支えた、羽田空港一筋の清掃歴20年の彼女。

80種類もの洗剤を駆使し、他の清掃員が手に負えないようなあらゆる汚れを

昼夜を問わず、ていねいに落としていく。

その真摯でひたむきな姿に

ひどく心が揺さぶられた「清掃の職人さん」です(・ω・)
→ちょっと見てみる



彼女は言います。

「自分の仕事を職人の仕事ですって思ってるの。

清掃を超えた職人の仕事。

だからできないって悔しいじゃない?」


残念ながら、中学校の職業紹介の一覧に清掃員の文字はないかもしれない。

将来清掃員になって、人々が気持ちよく過ごせる日常を支えたい。

そう思う子も少ないかもしれない。

でも、思うのです。

職業紹介の一覧に載っていないような大多数の「仕事」。

小学生の憧れの職業上位に上がらない、大多数の「仕事」。

それをプロフェッショナルとして陰ひなたに支え続ける「誰か」がいる。



職業紹介の例に挙げられる一覧に心が動かされず

「将来何になりたいの?ちゃんと考えてるの?」

「今から将来を見据えて、よく考えて今からがんばらないと大変だぞ」

・・・そう言われても、正直ピンと来ない子だっている (・ω・;)

将来が、「見据えられない」自分は、もうダメなんじゃないか?

「ちゃんと」考えてないと、みんなから取り残されてしまうのかな?(。´・ω・;)?

でも、将来が「ちゃんと」見据えられないからと、そもそも

なぜ自分にまで、そんなに自信を無くさねばならないんだろう? (。´・ω・)?


実際にその通りになるかどうかなんて誰にも分からないのに

モヤモヤした不安だけを「未来」に持たねばならないんだろう?

「医療系に行きたい」

「教師になりたい」

そうハッキリ思っていて、その方向に向かうのも大事な「進み方」。

でも、エスパーや予知能力者じゃあるまいし

どんなに綿密に計画を練ったって

将来のことなんて誰にも分からない。

だからきっと「今は分からない」が、ダメなわけじゃない。

そんな「今はわからない」人たちが

新津さんのように、それぞれの行き付いた先で

それぞれの「仕事」として世の中を支えている。



・・・そう!プロフェッショナルとして!( `ー´)ノ☆

「プロフェッショナルとは?」の問いに新津さんは答えます。

「目標をもって日々努力し

どんな仕事でも、

心をこめてできる人だと思います。」



「どんな仕事でも」ってことがきっと大事なんだと思います(・ω・)



目立ち、誉となることばかりが「仕事」ではない。

どんな些細なことも、「思いやる気持ち」を通して行うのが

きっと心を込めた「仕事」になる。

だから、子どもたち。

今、「ちゃんと」決められない自分に、何も自信を失う必要はないんだよ(・ω・)ノ

「進む」さらに続きます〜(・ω・;)ノ