地盤改良工事(柱状改良)

家づくりを始める方が一番危惧しているのが地盤調査の結果です。


結果如何では予算が変わってきます。


家を建てる位置(四隅・中心点)に軟弱層があり

強度にばらつきがある場合に改良が必要と判断されます。

この柱状改良工法にはいくつか選択肢があり

今まで施工していたものは、

地中に直径60cm深さは軟弱層により変わりますが、

そこにコンクリートミルクを流しこむ工法です。

地中直径60cmの穴を掘るため、土がたくさん出ますので

その土を処分する費用が発生し、コンクリートが固まるまで時間が必要になります。

地盤改良


それで出会ったのが、環境パイル工法です。

この工法は天然木を利用します。


環境パイル工法

防腐防蟻処理をした直径12~18㎝の間伐材を

地中に無回転で圧入します。

ということは、残土が発生しないので、お財布にもやさしいのです^^

セメントや鉄を用いた改良を木材に置換することにより

一棟当たりのCO2を15t程度の削減が期待できます\(^o^)/


つまり、エコですね(^o^)


間伐材を使用することで、森を健全に育てることにつながります。


何ゆえ自然素材の家に拘るのか。

それは、環境に優しいからでもあるのです。


ということで、

今回は初の環境パイル工法による

地盤改良工事を施工しました。

環境パイル

木なのに耐久性は大丈夫なの?

と、思われると思いますが

地中は劣化条件である酸素が遮断されることにより

劣化しにくくなっているため、耐久性も優れているのです。


これで、安心!…ですね(^^)v

永遠の美しさ

【ブリザーブドフラワー】ってご存知ですか?

女性の方は、ご存知の方多いでしょうか?

特に母の日の特設コーナーなんかには、透明のケースに入って

生花と見紛うばかりのお花が、綺麗に飾られたりしますね。

ブリザーブドフラワー
↑ ・・・これぞブリザーブドフラワー!っていうものが自宅になかったので、これ違うかも( ̄▽ ̄;)?

【水をやらなくてもよい。枯れない】ブリザーブドフラワー。

半永久的に、今咲いたばかりのような

永遠の美しさを保ち続けてくれる花です。


先日、初めてそのアレンジメントに親子で挑戦しました。


ワタシ:「・・・・くんくん・・・(´-ω-`)」

せがれ:「・・・なんしよん?」

ワタシ:「・・・・花の匂いがせんよ」

せがれ:「・・・・は?(;・∀・)???」


あの会場で、花を嗅いでみたのはおそらく私くらいですが

なぜ匂わないのか?不思議に思いませんか?

で、ちょっと調べてみました(・ω・)ノ♪

コスモスとハチ

バラや、梅の香りっていうと「あ~、あんな香り」って思い出しますが

バラはバラの香り成分、梅は梅の香り成分っていってあるわけじゃないらしいです(・ω・)

花が【香る】仕組みっていうのはすごく複雑で

いろんな成分が混じって「バラの香り」だとか「梅の香り」だとか認識できる。

↑ 複雑に混じって、その【香り】を認識できるから、芳香剤の香りを嗅いでもピンとこないんでしょうね( ̄▽ ̄)

それも、その香気成分が【気化】しないと【香り】にならない。

気化する仕組みが、昼に強ければハチ。夜に強ければ蛾。

といったように、花粉を運ぶお目当てのパートナーによって

香りの強さの時間帯も変わるそうです。

【香る】のは、私たちを楽しませる以上に

本来は【種の存続】のためと、改めて実感します( ̄▽ ̄)


ブリザーブドフラワーは、その【永遠の美しさ】を保つため

脱水処理され、加工されています。

その加工の過程で、香りを失っているわけです。

小菊とブリザーブドフラワー

生花はいつか、枯れてしまいますが

生花に顔を近づけると、ふんわりとしたいい【香り】と

生きているものの気配?を感じます。
↑ これ、うまく言えないんですが・・・( ̄▽ ̄;)マイナスイオンかなんか出てんでしょうか?

お花屋さんかに行くと

「酸素が濃い~!(´▽`)」って感じるアレでしょうか?←アレってなんだろ?

【永遠の美しさ】と引きかえに【香り】を失う。

自然のことは、何かを選べば、何かを失う厳しさを感じます。


幸か不幸か

【永遠に残したいような美しさ】を持たずに生まれてきた私ですが

例え【永遠に残したい美しさ】があっても

防腐処理されるくらいなら、自然に枯らしてよ~!(T_T)

・・・って、ワタシはそう思っちゃうかな~( ̄▽ ̄;)


かわいいアレンジメントとなった花を見ながら

なぜか『人魚姫』や『エビータ』(エバ・ペロン)を思い出していました。