掃除

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

例によって、追い出されるように年末を迎えております。

個人的には11月があっという間。

行きつけの美容師さんもそう言っていたので

お母さん業は、そうなのかもしれませんね。


2学期は、とにかく土日が潰れます。


体育祭や文化祭といった学校行事も土日祝。

兄弟が小中高とバラバラなら、

2週、3週連続で!ってこともあり。


野球など、スポーツをさせていれば

やっぱり土日は、試合三昧。


平日は平日で、

個人面談云々と所用も多くなる。

とかく10~11月は、忙しい。


仕事のお休みも、平日に回して、土日代わりに出る!

なんてことも多かったのではないでしょうか。


わざわざ言うほどでもないけれど

やらなきゃいけないことが多すぎる、お母さんたち。


本当に、本当に、今年もおつかれさまでした。


そんなお母さんたちに、追い打ちをかけるように

年末がやってくる。


そう、大掃除の季節がきたのです。


どうしてますか、大掃除。


わが家は、家族総出でやります。

「家事は女だけのものじゃない~!

家族はチームなんだから!」

と、かなり屁理屈をこねて

協力してもらいます。


じゃないと、無理。

終わらない・・・。


とにかく、ピンポイントでもスッキリして

年末年始を迎えます。


毎日こまめにやっていればいいのですが

なかなか。ね~。


せめて窓ふきと、換気扇の掃除云々。

普段さぼっている個所を

年末の気合いでやっています。


窓を拭いただけで、気分晴れやかになるから

不思議なものです。


掃除って汚れたからやるわけでは、きっとないんですよね。

普段汚かったところが、スッキリしたからこそ

思うことなんですが。


それこそ、「はらいたまえ、きよめたまえ」的な。


身も心も、スッキリするために

するものなんだなぁ。


良いことや、残念なこと、色々一年あったけれど

気分一新、「よっしゃ!来いや~!新年‼」

って気持ちになりますもんね。なんとなく。


とりあえず、窓だけ。

せめて、リビングだけ。

それだけでも、気持ち違います。


100点でなくて、大丈夫。

ちょっと気持ちが上がる↑ことが大切なのかもしれません。


あぁ、なんやかやと

今年も、もうすぐ終わる・・・。


2019年は、思わずラグビーに魅せられた年でした。

ノーサイドの精神しかり、戦う姿勢の美しさに

驚かされました。


日本各地で、来日した人たちにナントカ

「楽しんでもらおう、喜んでもらおう」

そういった取り組みをされていたことも素敵でした。


それに対して、とても敬意を払って

喜んでくれている来日客の姿も。


まったく何にもしていない私でも

胸が熱くなりました。


さて、いよいよ2020年がやってきます。

東京で2回目のオリンピックです。


みんなが、「誰かの笑顔を楽しみ」にする、

そんな一年になれば良いなと思います。


正月飾り


どうぞ、手を抜きつつ

晴れ晴れとした新年をお迎えください。


一年間お付き合いいただき

ありがとうございました。



良いお年を!

不完全なワケ

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!」

そういったのは、漫画『ワンピース』の主人公、ルフィ。



あまり詳しくない私でも知っている、

名シーンのひとつです。


ルフィの周りには、彼を支える仲間がいます。

仲間であって、とりまきではありません。

ちやほやしたり、妙な力関係もありません。


航海士がいたり、シェフがいたり、船大工がいるから、

ルフィは、苦手なことや興味がないことまで

なんでも、一人でやらずにすんでいます。


もし、ルフィがなんでも一人で完璧にこなせて、

寝ずに働いても、疲れないような人間だったら

仲間は、いらないのでしょうか。


きっとそうではないから、あの漫画は

多くの人を惹きつけるんだと思います。


例え、ナミが航海士として役に立たなくなっても、

サンジが料理ができなくなっても、

ルフィは変わらないと思います。


仲間たちも、ルフィの良いとことも、ダメなところもひっくるめて

損得じゃなく支えています。


私自身、会社員という肩書がなくなって、

もう20年が近づいています。


今思えば、色々煩わしいこともあるとはいえ、

会社って、仲間がいたんだなと思うのです。



苦手な経理も、事務も、営業も、

得意な人が、わたしの代わりにやってくれていました。


仲間と言っても、会社という組織は、

上下関係はあるものなのですが、

そういった組織から外れると、

あたりまえだと思っていたことが

全くあたりまえじゃなかったことに気づきます。


ルフィは、完璧じゃありません。

ダメなところもあります。

でも、それでも一緒についていきたくなる

魅力が彼にはある。

だれに対しても、フラットな目線であることも

その理由でしょう。


吉野弘さんの、「生命(いのち)は」という詩があります。

ざっくり説明すれば


「生命は自分だけで完結しないようにできている。
だから、他者が必要なんだ。」



という内容です。


この詩を読んだとき、ちょっとホッとしたのを覚えています。


そうか、何もかも、一人で頑張らなくても良いんだ。

完璧にできない自分を、もう責めなくても良いんだ。

私がダメなのは、ひとりぼっちで生きなくて良いからなんだ。


ダメな自分を受け入れて、

「手を貸してもらえますか?」と声をかけて

親切を素直にうけとって、「ありがとう」と感謝できる。

そのための、【不完全】なんだ。


だから、仲間(他者)がいる。

煩わしいこともあるけれど、他者がないと生きていけない。


ルフィじゃなくても、わたしも、声にだそう。


「わたしも助けてもらわねェと生きていけねェ自信が、たっぷりあるよ~!」

家はいずれ、ゴミになる

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


11/26、オーストラリアの山火事から救出されたコアラが

安楽死したというニュースが流れました。


動画には、燃え盛る炎の中、毛が焼け縮れ、

混乱したように、火の中へ向かおうとするコアラを

必死で救助する女性の姿がありました。


恐怖と、やけどのためか、叫び続けるコアラに

女性は、ペットボトルの水をかけ、自らの服を脱いで

体をくるんであげていました。


コアラが鳴く、という印象があまりなかったのもあって、

その叫び声は悲痛で、胸が押しつぶされそうになりました。


安楽死は、やっぱり残念ですが

どんなに偉そうなことを言っても

私にはそのコアラの痛みや苦しみを

引き受けてやることすらできません。

無責任なきれいごとは言えません。


今回のような山火事も、地球温暖化の影響といいます。


知識のない私がここで書けることってないのですが

ふと思い出したことがありました。


数年前、何かで見た「くさる家」の文字。


衝撃的なタイトルですが、

逆に考えてみれば「くさらない家」の方が、怖いんですよね。


「くさる家」は、言い換えれば

土に還る家です。

住む人がいなくなった後、家も土に還る。

くさらないと、当然残るのは

処理しきれないゴミの山。


いつまでも新築当時の美しい家を、

メンテナンスの理由から、ついつい理想としてしまうけど

大きな目で見た時に、そんな家は後々、

処理が大変なだけのゴミの山になってしまう。


【永遠】を望んでも、

私たちは、いつか死んでしまう。


土に還りやすい素材で、家を建てること。

外気温の影響をうけにくい工夫をすること。

省エネ・創エネできる工夫をすること。


これらは、お家を建てる時に

少しはできることかもしれません。


科学者ではないので断言できませんが

なんだかクーラーが普及しだして、夏が余計に暑くなった気がします。


一家に一台どころか、今は一部屋に一台です。


クーラーがここまで普及する以前は、

熱中症で何人も緊急搬送されたとか

ゲリラ豪雨とか言っていなかったように思うのです。


もちろん、クーラーだけのせいではなくて

問題は、あまりにも「完璧」な状態を

求めすぎるところにあるのかと。


クーラーの「完璧」に近い涼しさに慣れると、

ちょっとの暑さが、我慢できなくなる。

スイッチ一つで、もっと快適だからです。

そんな状態になれてしまうと、

「完璧な快適」を求めすぎて、

ちょっとの「不快」が問題視される。


人の知恵は偉大ですが、

人間がすることに完璧はありません。

だから、大きな目で見た時に

こっちは解決したけど、思わぬ別問題がおこることがあります。

気を付けないと、バランスがとれなくなるのです。


「完璧」を求めすぎない。

右に大きく振れれば、その反動は左に来る。

気を付けないと、必ずしっぺ返しが来る。

環境に限らず、どんな事にもです。


人間の「完璧」を求める欲のために

もう、コアラが泣き叫ぶことのないように。


私にもできることを、考えたいと思います。

ごもっともなんだけど

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


わたくしごとですが、只今

元野良猫ハチの、完全室内飼いにチャレンジしています。


元々野良さんで、外が大好き。

運動量もかなり多い、おっとりとは

お世辞にも言えないハチ(♀)


飼うきっかけ。詳しくは→こちら


外の世界を満喫するハチ


来た当時は

まだセキセイインコのQ太郎さんもいたので

家庭内別居状態。

好きな時に家に入ってきて

自由に出ていくパターンでした。


20~30年前、実家でも猫は飼っていましたが

今ほど完全室内飼いが

飼い主の義務のようには言われてなかったと思います。


田舎でもない政令指定都市で、しかも住宅街でしたが

当時飼っていたその猫も、元野良で

自由に出入りしていました。



突然、降ってわいたように感じる「当たり前」と「義務」に

正直戸惑うのですが、

時代的背景やヒトの価値観は色々なので

そうとも言っていられません。


元野良を1か月かけて、

なんとか完全室内飼いにした人の存在や

楽しく読んでいる漫画『うちの猫がまた変なことしてる』も

元々保護猫さんだったこともあり

とりあえず一か月試してみることにしたのです。


意外にも最初の一週間くらいはそんなに困りませんでした。

「お外に出たい」と鳴きはするのですが、あっさりめ。


さずがに2週間目になると、

どんなにいいお天気の日にも出してもらえない。

「これはヘンだ!」と思ったみたいで、

そこからが大変だったです。



脱出を試みて、網戸をよじ登るし(体重5㎏越え!)

戸の開け方は覚えるしで、窓も開けられない。

上下引違の窓に挟まれかけるし、目が離せませんでした。

それと昼夜を問わず、室内のモノを落としながら

「出せ!」と鳴くので、あまり眠れない。



猫を出しては、よそに迷惑をかける。

猫も、ケガや病気、ケンカのリスクが高まる。

たしかに、ごもっともです。

猫は完全室内飼いでも、上下の運動さえあれば問題ない。

ごもっとも。・・・でも、それってどんな猫でも??


タダシイことなのだろうし、

今の時代、猫を飼うには「当たり前」の義務なのかもしれない。


なのに、なにか残るモヤモヤ感。


「お前、出て行ったら人様に迷惑かけるかもしれんやん。

それに、外に行ったら怖い目に合うかもしれん。

病気になるかもしれん。

お前のためを思って言ってやりよるんや。わかるやろ?」


これ、同じこと私が言われたら家出するかもしれない。

ハチと全く同じです。

外の世界を知っているのものにとっては、

家の中が「全て」じゃないから。


猫も人も、その気質にもよるのかもしれません。

お家大好き、外にあまり興味ない。

おっとり、よく眠り、おとなしい。

そんな猫とはとてもいえない、ハチ。


私も、そしてハチも、家以上に

外の世界が好きで仕方がない。


土の感触、風が吹くこと、鳥が鳴くこと、

虫やカエルがいること。

ある日いきなり奪われて、

「お前のため」と言いながら人間の私でさえ

モヤモヤしている。


それでも、飼い主か?

それは猫じゃなくて、自分に甘いんだ。

そう言われるかもしれない。



たしかに、「ごもっとも」。

でも、どこかモヤモヤするこの気持ちは

忘れずにいたいと思います。


正論で、「こうすべき」は

時代とともにあっさり変わってしまうから。


だれか、うちの猫に言ってくれよ。

もう、外には出れないんだと。


だれか、うちの猫でも分かるように説明してくれよ。

お前が外に出ては迷惑なんだと。


だれか、うちの猫に諭してくれよ。

お前のためでもあるんだと。


そしてうちの猫よ、教えてくれよ。


あんたは飼い主より自由がいいのか。

それとも、自由を捨てて、私たちといたいのか。



モヤモヤはありますが、現状は変わらない。

私がとりあえず守るのはハチです。

彼女をもう、捨て猫にしない。

これだけです。


猫の自由を制限したら、

なんだか人間も不自由だ。

うっかり窓も開けられない。


猫は、人間に迷惑をかけている。

でも、言えないだけで

猫だって、人間にきっと迷惑はかけられてる。


いいや、人間ほど

他の生物に迷惑かけている動物もいないのでは。


フェアじゃないよな、と思います。


どこかの頭のいい人が、

フェアな仕組みを考えてくれたらいいのにな!


あ、それかお金持ちの誰か!

森を一つ買い取って

時間制のキャットラン(GPS、森の周囲囲い付き)を

作ってください‼


一時間200円くらいだと、なお嬉しい♪

見学者様?

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


・・・急に涼しくなってきましたね。


暑さと涼しさの差が

月初めと月末で

「こんなに激しかったけ?」と思う

近年の10月。


満開だったコスモスも

きっと今頃は、大団円を迎えていることでしょう。


さて、そのコスモスも真っ盛りの頃行われた

10/19,20の完成見学会。



先日、そのお家の完成写真の撮影に伺いました。



201910_もくせい工舎完成見学会・中津


プライバシー保護のため、遠景でわかりにくく加工してますが

玄関ドア横の、アイアン製のネームプレートが

とてもおしゃれなお家です。



玄関ドアをあけると


201910_nakatsu_玄関ホール


これまた、かわいい

ハチドリのステンドグラス!


201910_nakatsu_玄関ホール・建具のステンドグラス


実は、このステンドグラス。

本当にタイミングなんです。

たまたま在庫があった数種から選んでいただけるので

もう、ご縁みたいなもの。


こちらのお宅は、たまたまご縁があったのが

こちらのハチドリ!

実は、このデザイン今まで見たことがありません。

かなりの、レア。

ちょっと羨ましいような

良いデザインです。

【訂正とお詫び】
こちらのステンドグラスは、お施主様のお持ち込みでした。
大変失礼いたしました。(2019/11/14)



『ハチドリのひとしずく』って

有名な本がありますが

それを思い出される方もいらっしゃるかもしれませんね。


「私は、私にできることをしているだけ」

小さな体で、山火事の火を消したい。

自分にできることがあれば、何かしたい。

その姿は、やっぱり

チクチクする部分を残しながら

自分自身と重ねて、考えてしまいます。



おっと、ちょっと話がそれましたが

実は、撮影していると

思わぬ見学者様が。

201910_nakatsu_ie_liv.jpg


リビングから玄関方面に向かって

何か、ぴょ~ん、ひょ~んと飛び跳ねる

小さなお方。



201910_nakatsu_kaeru_2.jpg


ありゃ!これまた、ちっこいお客さんだ!


どれくらい小さいかというと、


201910_nakatsu_kaeru_1.jpg


これくらい。


丁重に、裏の草むらに

お連れしました。



こういう、楽しいビックリは

良いよなぁと思います。

ちょっと、ゆるみました。

あわわ・・・‼もう見ごろでは⁉

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


本当は、明日アップする予定でしたが

今日は、「連休」最終日。

このブログをたまたまご覧いただいて

もし間に合うなら、

ぜひお出かけしてほしい!と思い

一足早くお伝えすることにいたしました。


今週末、つまり10/19,20の土日、

中津市内・三光にて完成見学会が行われます。



そこで、ブログ書きと、撮影の下見もかねて

職人さんたちが現場入りしない早朝に、

新しいお家まで伺いました。



2019.10/19,20_完成見学会のもくせい工舎自然素材のお家。


パッと見、完成しているようですが

まだ畳なんかが入っていない様子。

完成までもう少し、といったところ。

でも、朝日を浴びて、凛としてそこに在るお家を見てると

なんだかこちらまで晴れ晴れとした気持ちになってきます。


10/19,20の見学会に関しては

詳しくは→こちらをご覧ください。



ところがです。現場に行ってビックリ!

たしか、広告には日田土って書いたのですが

・・・これ、甘木土?

すみません、手違いがあり

表記に誤りがありました。

申し訳ありません!大変失礼いたしました。

【訂正とお詫び】
こちらの壁は日田土で間違いありませんでした。
勘違いをしてしまい大変申し訳ありませんでした。(2019/11/14)



改めまして、壁の色味のお話。

もくせい工舎の外壁は

自然の土の色です。

左官をお願いしている

日田の原田左研さんの

自然素材へのこだわりでもあります。


選んでいただくことの多い

日田土は、白すぎず、さっぱりした色合い。

対して、甘木土は、ミルクたっぷりのチャイのよう。

柔らかく温かみのある色合いです。

かといって、甘ったるい感じではなく

とても上品で、雰囲気が良く洗練された感じです。


こちらも、ぜひ見学会で、実際にご覧頂ければと思います。


ところで、ついでに立ち寄った三光コスモス祭りの会場。

朝の早い時間なら、車も人も多くない。

今年は、昨日10/13~からの開催なので

コスモスが何分咲きか確かめようと思ったのです。


2~3分咲きがいいところかな?と思っていたのですが

・・・なんと、予想を裏切られた!



2019_三光コスモス祭り会場
(2019.10.14 7:30ごろ撮影)


今、まさに、その見ごろじゃん‼


朝7:30位でしたが、展望デッキに昇る人、

散歩をする人、ちらほら人影。

地元の方、かな?

皆さん、朝コスモスを楽しんでいらっしゃる。

日中、露店が並んで、にぎやかなコスモス祭りも良いですが

朝露きらきら光る、真新しい空気の中

コスモス散歩も、なかなか良いですよ。


車で5分ほどのイオン三光からシャトルバスも出ているようですので

今週末10/19,20も、見学会ついでに、良かったらお立ち寄りください。。


「連休最終だし、今日のお休み、どこ行こう?」

っていう方は、せっかくの秋晴れ。

よかったら、見ごろを迎えたコスモスを

一足早くお楽しみくださいね。



場所にもよりますが、旧三光村は

空が広く見える場所が多い。

大きな青空をバックに、ピンクや白、色とりどりのコスモス。



もう、カメラ片手に

行くしかない!・・・ですよね!


2019_三光コスモス祭り会場

大型家電と平面図

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


10月からの増税を前に

駆け込み商戦が激しくなっています。



広告で、「増税前の今のうちに!」をあおられると

アワアワしてしまいそうになりますが

増税前に買った方がいいものと、そうでないものを

詳しく書いたサイトもありますので

一応見てみた方が良さそうです。

ともかく、おちつけ。私。


とはいえ、わが家の冷蔵庫はちょっと考えねばならない。

自動製氷が、夏場になると

何の原因か、氷が数珠つなぎになって

固まって、製氷室の引き出しがが開かない!

なんてことになる。



それで、最近大型家電を気にしているのですが

・・・お家と大型家電って

うっかりすると、にっちもさっちもいかないのです。


特に洗濯機と冷蔵庫は、

建てる前と、建てた後

搬入経路や、設置場所にかなり気を使わないといけない。


特に、お家を建てる時って、

平面図を見せられても、素人である私たちは

部屋の間取りうんぬんの方が気になってしまう。


でも、今計画中の方なら間に合う‼


もし、良かったらその平面に

自分が気になっている大型家電を置くとどうなるのか?

その搬入は、どこからどうやってするのか?

は、かなり気にしておいた方が良いかもしれません。


新築した家に、新しい冷蔵庫を置いてみた時の事。

「(冷蔵庫)デカ!」・・・と言われたのですが、

その時は、チョイスを間違ってたのかと

思ったのです。もっと、奥行きとか

別にいい製品があったのかな~と。


でも、違った。

今回買い直しを考えて、知ったこと。

冷蔵庫がデカかったわけではなかったのです。

そのチョイスが非常識だったのではなかったのです。


実は冷蔵庫の奥行って、

4人家族なら、やっぱり奥行きは65㎝以上(70㎝前後がほとんど)。

一人暮らし用のものでも50㎝くらいはある。

奥行きが65㎝以下なら、横幅が80㎝近くと広くなる。


わが家はどう考えても

奥行きも幅も、70㎝を越えると厳しい。

今回小さめを買い直したところで、大きさ的には

今の間口の狭さを、改善!されることはないのです。

4人家族で、1人暮らし用を使えば

改善されます(笑)


だから、(建てる前に気づかなかった)反省?もふまえ

痛感したこと。


平面図の大型家電の設置場所が、

どんなタイプを選んでも

問題なく搬入設置できるか。


新築時も、その後10年経っても問題ないか?


そこは、実はよく考えないといけない。

(わが家は、もうやり直しきかないけど)


瑕疵担保!ってこういうときどうなのかしらん?

そう考えましたが、ちらっとみても

構造上のことや雨漏り関係みたいなんで

間取りや、大型家電搬入うんぬんまで

きっとナントカしてもらえない。


だから、今計画中の方は

後で泣かないために、

「・・・あれ?これって・・・(汗)」

と、ならないために

ぜひとも、10年後も困らない

大型家電と平面図の関係は

気にしておいてほしいのです。

お家の家電って、実はメーカー側は
10年単位で買い替える設定にしている。
だから、10年位のスパンで
また搬入経路と設置場所で考えなきゃいけない可能性が出てくる。



最終確認で、平面図にOK出した瞬間から、

もう、基本、誰も責任とってくれない。

のらりくらり躱されるか

逆ギレされることになりかねない。

「でも、OKだしたでしょ?」って。


だから、繰り返しますよ~。


お家を建てる時も、建てた後

大型家電と平面図の確認は必要です。


出された平面図に、もし冷蔵庫や洗濯機の大きさの図がなければ

実際に確認してほしいのです。

書き込んでみるのも、良いと思います。

搬入経路もそうで、どんな家電を買っても問題なさそうか

それも、確認した方が良いと思います。


特に戸建てにお住まいの方は

新築当初の外構と、後々塀なんかを設置した時

大型家電の搬入経路が違ってくることもあるので

お家の内と外は、かなり気にしないといけない。


お家を現金で何軒でも購入できる!

そんな方には、そんなこと何の問題もないでしょう。

でも、多くの方は

自分の命を担保に、何十年もかけて支払う

大きな買い物です。

反対にいえば、そんな大きな買い物を

気軽にやり直してくれることには

ほぼ期待できない。


お客様から感謝の声続々!・・・を

HPに大々的に載せる会社は多くても

その反対の声を

真摯に受け止められる度量って、

なかなか期待できない。

反対に「こんなに頑張って建てたのに」って

何の解決にもならないことを言われて

実際の目の前の問題は、さっぱり何も変わらない。

そんなことだって、あるんです。

だって何千万!だから。



だから、最終確認でOKを出すまで

この辺のことも、ぜひとも気にしておいて

損はないと思います。


大型家電と平面図は

建てる前も、建てたその後も

ご注意!を~

明日明後日、完成見学会

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


9/14,15の週末。

つまり明日明後日、完成見学会が行われるお家に

撮影に伺いました。


201909上毛町。完成見学会


場所は、上毛町。

見学会は、予約制となっておりますので、

詳しくは0120-327-892まで

お問い合わせください。


見学会前日でもあり
サイトのご予約フォームからでは、
お返事が間に合わないおそれがあります。



mini_re_201909上毛町。完成見学会


見学会の詳細は→こちら!


撮影していて、つくづく思ったのは

漆喰ならではの、素朴さです。

職人さんたちが手塗りすることで

壁のラインが手書きのような味わいなのです。


mini_re_201909上毛町。完成見学会。壁


わたしは、よくそれを手び練りの器に例えるのですが

例えば、

「割れない、軽い、安い」から

お家の食器が、全部メラミン食器だったら

ちょっと悲しくはありませんか?



美味しい料理屋さんに行って、

出された料理がメラミン食器に乗ってたら

味はともかく、ちょっと

なんだかな~、と思うかもしれない。


人の手仕事、っていうものは

その佇まいが、妙に空気を丸くする。

食器なら食器の、

壁なら壁の、

【機能】としての役割以外に

何かを足してくれる。

それは、雰囲気や空気感かもしれない。


見学会場で、そのフリーハンドのような

ラインを、ぜひお楽しみくださいね!


mini_re_201909上毛町。完成見学会


mini_re_201909上毛町。完成見学会


もくせい工舎の新築の家を撮影に伺うと

「は~、やっぱり

木が好きだ!」

と、そう実感します。

あの、清々しい空気、木の香り、

建具を通して伝わる

無垢の木の肌触り。


木が好きなご家族に、ぜひ来てほしい!


来月も、完成見学の予定があります。

連チャンでの見学も大歓迎♪

せっかくなので、この際

根掘り葉掘り、聞いてくださいね!


mini_re_201909上毛町。完成見学会


迷うなら、実際見に来て、聞いてみる!

ちょっとした一歩前進、です。

それで違ったら、違うな~でも

前進です。


お会いできるのを楽しみに、

見学会場でお待ちしています♪

学校に行きたくない

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


9月1日は、関東大震災が起こった日。防災の日です。


それと、夏休み明け近くになると、

9月1日は、別のことでも注目を集めます。


子どもの自殺率が最多になる、そんな日。


大分県内は、夏休みを前倒しする市町村が

18市町村中13と、大半で

9月1日とは、限らなくなっていますが。

ともかく、長い休みの明けた

2学期最初の日。


ちゃんとした知識や、見解なしに

ここで私が書けることってないのですが

この前、NHKの『逆転人生』

『不登校新聞』のことを知りました。



糸井重里さんの『ほぼ日』がらみで

番組のことを知って、見てみたのです。


現在『不登校新聞』編集長の石井さん。

中学受験の失敗、学校や先生への不信をきかっけに

不登校に。

ずっと、行かない「安堵感」より

学校に行けないことへの「罪悪感」に苦しみ続けてきたといいます。


その後フリースクールの存在を知り、

ボランティアとして不登校新聞に参加。

自分の憧れだった人たちに、インタビューすることで

色々な「言葉」に出会っていくことになります。


特に、わたしが個人的に響いたのは、このお二方。


「この先どうやって生きていけばいいか?」の問いに、糸井重里さん。



「楽しそうにしてれば、いいんだよ。」

学校に行かないという選択肢の中に、もっといいものが混じってる可能性がある。

「着実に地面を行く感じよりも、とんじゃったほうがいいんだ。

順番に階段のぼらなくても、とんじゃえ、とんじゃえ!」


新聞の特集で、不登校の子あてに、樹木希林さん。


「難があるから、育つのよ。」

「全身にガンができて、私自身、成熟した気がするの。

【有り難い】って、難が有るから、でしょう?

難が有ってこそ、人は育つんだから

あなたたちの不登校は、実は財産になるんじゃないの?」


私は、不登校ではありませんでした。

でも、学校がつらくて、息苦しくて

行ってはいたけど、半日持たず帰っていました。

親に色々言われるのが嫌で、

隣の区にあった高校から

3時間かけて、とぼとぼ歩いて時間をつぶしました。



何となく、「レールから外れた」感じを

大人になった今でも感じますし

「普通にうまいこと」いけなかった劣等感があります。



「ちゃんとしなさい」

「なんで普通にできんの?」

「あんたみたいに、そんなことイチイチ考えよったら、

世の中渡っていけん」



でも、ちゃんとするの「ちゃんと」ってなんだろ?

「普通」ってなんだろ?



「普通に」「ちゃんと」はしていませんが、

世の中渡っていけんと言われた私も、

アラフィフのおばちゃんになりました。


「有り難い」ことに、周りのみんなに助けられて。


大人が決めつけた通りになっていませんし、

そこまで言われるほど、ダメダメでもないような。


自分なりに、なんとか生きていますし、

ちょっとした「楽しみ」すらあります。


番組でもあっていましたが、

不登校の子は、「行かずに済む、しめしめ」なんて思っていない。

ずっと、ず~っと罪悪感と、出口の見えない閉塞感に苦しんでいる。

家族も苦しんでると言えますが、

「大好きな親をがっかりさせている」って、それ以上にずっと自分を責めている。



でも、【普通に、ちゃんと学校にいくこと】と、

【自分(と、その命)】を天秤にかけたとき

「ちゃんと」自分の命をとっているともいえる。

ちゃんと、最後の砦で「SOS」を出せている。



うまくいえませんが、

苦しむ不登校の子を救えるのは

同じように苦しんできた、大人だけだと思います。


順風満帆、「ちゃんと」できた人たちには

その苦しさは分からない。


だから、今苦しんでいることは

次の誰かを助ける力になるかもしれない。


石井さんは言います。

「色々な人に話を聞いて、みんな答えはバラバラでした。

だから、正しい答えなんてない。

正解なんてない、って気づいたんです。」


「学校というレールから外れた自分は、

もう、まともな人生を歩けないと思い込んでいた。

でも、そこから始まる人生もあったんです。」


うまくいえんけど、

どうか、どうか、死なないで。

好きなもののためならまだしも、

嫌いなもんのために、なんで死なないけんの?


世界には、まだ見たこともない

綺麗な景色が待っている。

悩んだり、苦しんだり、

うじうじ考えたり。

そんな君だから、

誰かが泣いているとほっとけないんだ。

「あいつは、弱いから泣いてる。

だから、ダメなんだ」って、絶対言わない。



人の憂いによりそえるから、優しいんだ。


悟りきって、人の気持ちに寄り添えないご立派な人より

思わず、一緒に泣けてる人間の方が

ちょっと私は好きだな、と思うのです。

「学校に行きたくない」続きを読む

必見! 構造見学会

大分・自然素材の家。もくせい工舎の相方


中津市内の、とあるところ。

なんとも穏やかなロケーションに惹かれて、

求めたその場所は、いわば

●●様ご家族の物語が描かれるキャンバスです。


2019082425_見学会場・土地


7月某日、地鎮祭。

天気予報は雨。 

総合的に都合を考えると、日程をずらせず 

的中しないよう祈るも、結構な雨の量でした。


地鎮祭

こんな時は「雨降って地固まる」という事で、無事終了^^

と、なると、上棟も雨?

そして、

8月3日に上棟しました。


ジンクスは外れ、お天気に恵まれました\(^o^)/


上棟

が、気温、35℃・・・  

職人さんたちの熱中症対策にかき氷を準備し(父ちゃんの仕事です)

一時間置きに休憩をして頂き、屋根仕舞いまで完了しました。


休日は祭日も関係なく日曜日のみでお仕事をされる職人さん。


お盆、お正月、GWだけは少し長いお休みを取られます。


そのお休みの前日に


お施主様が職人さんの慰労の為に現場にお越しくださり


「モコモコが入っていました」と嬉しそうに、ご連絡をくださいました。


あのモコモコ!  


とてもいい仕事をするモコモコ!


暑くてジメジメしている時にモコモコの力を体感いただけます。


中身をみる見学会でなければ、確認していただくことができません。



8/24,25の土日。

壁の中身まで見る、構造見学会。


夏の酷暑を、少しでも

電気代をかけずに、防ぎたい!

しかも、本物の木の家で!

そんな方には、気に入っていただけそうな

見学会です。


木陰のような、心地よいお家で待っています♪


見学会について、詳しくは→こちら!

台所事情

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


Q太郎さんの、お空組入りに伴い、

わが家のモフモフ勢力分布に変化が起きました。


仕事机でくつろぐハチ
↑生きてたら、ウチではありえないツーショット。


ハチさん、念願の南方面の部屋入り。


今までは、絶対入れてもらえなかったエリアに

入れるようになって、

好きな場所でくつろいでいます。

くつろぐハチ
↑写真撮ると、ときどき魂ぬけてます。カワイイとか、そんな形容詞じゃない感じです。
幽体離脱、直前か?



ここで、困ったのが台所。


LDK、なので当然行くのです。


いや、きれいに台所が整理整頓されていて

きちんと元野良ネコにも教え込む度量がある!

私が、そんな有能な飼い主なら良いのです。

教え込む間に、絶対なんかやらかすに違いない。私が。


これは~、なんとかせねばならない。


そこで、前々から

台所の目隠しが気になっていたこともあり、

ちょっと色々やってみました。

2019_k_moto.jpg

わが家の台所入り口は、漆喰のアーチになっているので

市販の、アコーディオンドアがつけれません。

そこで、ニ●リで買ってきた、処分品のパーティション。

4枚連なっていたので、一枚を外して

カウンター部分に。

考え中

サイズ的には、なんとかなりそうだけど

なんか、屋台船っぽい。

そこで、なかの障子を外して

なんちゃって、チェッカーガラスの建具風にしてみました。

2019_k_omote.jpg

本物のチェッカーガラスは、高価だし

パーティションの部材に取り付けるには、重すぎる。

だから、アクリル板に、ナ●コで買った目隠し用の

シールを張った、なんちゃって仕様です。

ステンドグラスだけは、どうしてもこだわりたかったので

Cr●●maで、作家さんに寸法を伝えて作ってもらいました。

2019_k_ura.jpg

地震で落ちないよう、涙ぐましい対策も。

結構、がっちり止まってます。

2019_k_ura_2.jpg

とりあえずは、

■ハチの侵入を防ぐ
■目隠し

の問題を、クリアーはしました。



でも、なんちゃって仕様なので

風が吹くと、べコべコいうのです。

やっぱり、本物のガラスではないので

アクリル板~~~、なのです。

シールに、空気入っちゃってるんです。



しかも、丁番をつけたので

持ち上げれば、下から開くのですが

・・・風通しが前より悪い。

引き戸になっていれば、良いんですが

そこまでやれるほどDIY慣れしてません。



つくづく、思ったのはLDKのことでした。


家族の顔が見れて、子どもたちにも目が行きやすくて♪

・・・というには、うちの子はあまりにも育ちすぎていました。

小さいころなら、確かにそうなのですが

建てたころは、下の子ですら小学校の低学年。

いつも高学年の上の子にひっついているので、

見てなくても大丈夫でした。



おかしなもので、図体がデカくなった家族が

の~~んびり、テレビ見たりゲームしたりしている中

ず~~~~~っと、家事ばかりしてると

なんか、もや~っとする。


私は、出来のいい、優しい

妻でも母でもありませんので

結構、イラつく!(笑)

これなら、なまじ見えない方が良かった(笑)



今思えば、実家も、前のアパートも

台所は独立できる形になっていて

それまでLDKの形に住んだことがなかったのです。

私の場合は、LDK一体型より

L/DKもしくは、LD/Kの方が性にあっていたかもしれない。



だから、もし今プランをお考えの方は

台所事情って、【自分なり】に

よくシミュレーションしてみた方が

良いかもしれません。

特に、「家族のため家事することが幸せ♪」

ってタイプでなくて

「うわ~、皿洗いは正直、テンション下がる」タイプは

これは男尊女卑では?

これは男女参画と言えるんか?

とか、ややこしいことを考えかねません。危険です(笑)

料理の匂い(特に焼き魚)

充満するのも、すこし予防できるかもしれない。


目隠し、あったほうが私は良いかも~

って方は、ちょっと台所事情の熟考必要かも、です。



うっかり、わが家みたいに

押しかけ女房ならぬ、押しかけ野良猫を

預かるハメに、ならんとも言えません。



やっぱり、ちゃんとした職人さんに

最初から、手仕事で作ってもらえば良かった。

DIY慣れしてないなら、なおさらです。



本物の自然素材でできた家なら、

やっぱりそれが建具だろうが、庭だろうが

同じように本物の自然素材でないと、

やっぱりしっくりこない。

なんちゃって仕様だから当たり前なんですが、

やっぱりとってつけたみたいで、残念な感じがします。


だから、

「予算のこともあるし、わがままかしら」

「こんなこと言って、嫌な顔されたら・・・」

なんて遠慮せずに、

お金出すのはこちらですし、

なんといっても、自分の大事な家ですから

遠慮したばっかりに

後悔しないよう、

しつこく考えてみてくださいね。


妙に遠慮したり、「ご納得いただく」形にさせられたことって

あとあと、あまり良い種になりません。
素人なので、言い返す術を知らなかっただけ。
黙って「そうなんですね~」としか言えないんです。
実は、腑に落ちてはおらず、もやもやしたままってことがある。
この小さなモヤモヤって、結構あとあと曲者なのです。


本当に信頼関係がある、という状態は

意見や気持ちの交換が、スムーズであることです。

一方が顔色をうかがって、気後れして

言葉を飲み込むのは

不信の種になる。


だから素人だからって遠慮せず

分かるまで、納得するまで、聞いて良いと思います。

それで煩がられるなら、

「お客さまのため」という言葉は、

広告用か、その時の気分次第なのもしれません。


ましてや、今色々見て悩んでいる状態なら

今のうち、とも言えます。

当たり前に提示されるLDKという間取りが

自分の性に合うか合わないか、

少し考えてみるのもアリかと思います。



あ、ついでに~。

撮影時に何軒かのお宅で見た

パントリーは、うらやましかったです。

pantry_201908.jpg

お米を、自宅や親せきが作っていて

30kg袋とかで家にある~って方は、

この猛暑なので、やっぱりパントリーあった方が

便利だと思います。

いいな~。

リビングその分狭くなっても、これは必要だったな~、私。



もくせい工舎の家って断熱性能いいから、

キッチンの横に

お米とか食品ストックとか置けるのは

安心だし、便利だな~と思います。

うらやましい点です。

いいな~。

感謝祭

大分・自然素材の家。もくせい工舎の相方


「いつか、OB様をお招きして、バーベキューとかしたいよね。」

と、父ちゃんずーっと言ってて、なかなか実現せずにいた

【感謝祭】。


えいっ!と思い立ったのが2015年。


そして、今回、

なんと! 5回目の開催となりました。


7月28日(日)、当日。


10:00に集合し、

三々五々Activityへ


お子様がいらっしゃるご家族の大人気はプール。
感謝祭


卓球・カラオケ・ラケットボール
感謝祭


大盛況だったのが、ものづくりの会場。

珊瑚砂と貝殻を使ったミラーに原田親方指導の泥だんご。


イスが足りない!


ものづくり


アクティビティの後は、食事会。


ご参加くださった方は、106名。

お手伝いくださった方々を含めると総勢116名。

もう、結婚式状態だぁ~


感謝祭


毎回のことですが、感激!


食事を楽しんで頂いている間に

   ・3才以上小3以下を対象に〇×ゲーム
   ・じゃんけん大会
   ・ビンゴゲーム


締めは和太鼓の演奏


感謝祭


楽しんで頂けたのでしたら嬉しいです\(^o^)/


沢山のお施主様ご家族に参加して頂けて感謝!!


休日を返上してサポートしてくださった、

ナイスのお二人・中村建材店のお二人・原田親方・LIXILのお二人

そして、杉田カメラマン


本当に本当にありがとうございました m(_ _)m


父ちゃんと二人では実行できなかったことです。


たくさんの方に支えられて〝もくせい工舎″は成り立っています。


支えてくださっているお施主様方、職人さん、業者さんに


          感謝!!  


       これからも、一生懸命頑張ります!

40g

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


私事ですが、セキセイインコのQ太郎さん(♀)が

今年の3月、ちょうど

桜のさく頃、お空組になりました。


(糸井重里さんの【ほぼ日】「ドコノコ」風に言うと。
↑毎日糸井さんが書く『今日のダーリン』や色々な企画が楽しい。
その中に、亡くなったペットをこう呼んでたのです。)



q_Q太郎さん、お空の向こうへ


ちょっと、この話を先にしとかないと

次回と話が続かないので

良かったらお付き合いください。


Q太郎は、容体が急変して

病院に運ぶ途中、大好きだった

上の子の手のひらの上で

息を引き取りました。


8歳くらいだったので、

人間でいうと60代くらい。

もっと、ずっと一緒にいられるものだと

思い込んでいたので、

やっぱりちょっと、早すぎる気がします。



小鳥や小動物など、捕食されやすい動物は

「ギリギリまで弱っているところを見せない」と言います。



今思えば、いつもの春先と違う点はあったかと思いますが、

それは「死」という結果を見たからであって

何事もなければ

いつもと違うことにすら気づかないままだったかもしれません。



40g。

セキセイインコにしては、ぽっちゃりなのですが

それでも、たかだか40g。

それでも、すごい存在感の40gでした。


在宅で仕事をしている私は、一日のほとんどを

Q太郎といっしょにいました。


「Q~」と呼べば

「ムカシムカシ、Qタロサン!」と答えてくれました。

一日に何回、家族に「かわいいね」と言われたか

わかりません。



Qに声をかけながら、

私たち家族は、どんなに救われていたのかも

わかりません。

優しく声をかけることが、何故こちらにも良い影響があるかは

以前の記事を良かったらどうぞ→こちら


「あまり悲しむと、成仏できんよ」

子どものころ言われたその言葉を、

ひねくれものの大人になった私は、

あまり信用してません。
(例えホントウのことでも、なにか腑に落ちないのです)

それは、どうしようもないことに悲しみ続けることへの

慰めや優しさであったかもしれないし、

泣かれることへのめんどくささだったのかもしれない。


いつまでも、過去をくよくよ後悔しても

たしかに何も変わらないのです。

でも、大切にしていた存在が

「会えなくなって、悲しい」という気持ちは

今、そう思うなら

素直に感じていいと思うのです。


誰かの決めた「こうするべき」「こうした方が美しい」に縛られて

自分の素直な「泣きたい」感情に蓋をしてしまうことが

長い目で見た時に、そんなに良いとは思えない。



泣きたいときは、泣けるなら、泣いて良い。


「こうするのべき」に縛られて

だんだん、本当の自分は

何をどう思って、どうしたいのか分からなくなるからです。


いなくなったことを、

会えなくなったことを、

こんなにも寂しく思う、Q太郎さんとの出会いは、

違う見方をすれば、

別れがこんなにもつらいほどの出会いでした。


ありがとうね、Q太郎さん。


たくさん可愛いセキセイインコはいるけど、

代わりはやっぱりいなくて、

「あの」Q太郎に会いたいのです。


また会いたい。

そんな出会いは、とても

しあわせな出会いだったと思います。

「40g」続きを読む

おもいがけず。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先月、日出町のお家が完成したとのことで

撮影に伺いました。



通りから一歩入った、

車が一台通るくらいの、細い路地。

眼下には、別府湾が広がります。

行ったことないけど、尾道ってこんなとこなのかしらん?

そんな、なんとものんびりとした雰囲気。



大分・自然素材の家。もくせい工舎日出町の家。海の風景
遠くに高崎山。アガパンサスの青い花がきれいです。


web_mini_re_大分・自然素材の家。もくせい工舎日出町の家。外観
お⁇片流れの屋根!


近くのお店に駐車場をお借りして、

撮影の小道具なんかを、えっちらおっちら運びまして、

お花を活ける準備をしてました。


web_mini_re_大分・自然素材の家。もくせい工舎日出町の家。花を飾る
今回は、とても綺麗なガクアジサイが手に入りました!へへへ~♩


そう、超・自己流ですが、毎回活けさせていただく。

だから、おもいがけず上手くいく時もあれば

どうにもこうにも、申しわけない時もあり。

うまくお花がまとまらなかった現場は、

正直、ちょっと胸がチクチクして帰ります。


おもいがけず、といえば

こちらの現場で、

お施主様から声をかけていただきました。


なんでも、このブログを

よく見てくださっている、とのことでした。



もうね~、・・・感激ですよ⁉


だって、私、たかだか黒子(くろこ。ほくろと読まないでくださいね)ですよ?


私のことも、仕事のことも、ほとんど誰も知らないのです。
(旦那の実家は、何度言っても「嫁は無職だ」と思い込んでますし)


「見えない仕事」は、よほどでない限り

基本、存在を気づいてもらえません。


自分の仕事を、喜んでいただけたのか。

それも、わからないことがほとんどです。


会社員時代は、頼まれたものを渡せば、

営業さんが「ありがとう!」と言ってくれました。


また、職種は違っても、「同じ会社の社員」として

一緒に働く【仲間】に数えてくれました。


今思えば、何気ないことなのですが

どんなに精神面で、支えてもらっていたのかと思うのです。


一緒に働く仲間として

「存在を認めてもらっている」

すぐに手の届く実感を、周りの人たちから

与えてもらっていたのだと思います。


フリーな仕事は、自由である反面、孤独でもあり

接客がない限りは、反応も(良くも悪くも)分からない。


だから、今回、おもいがけず声をかけていただいたことは

人知れず、物陰に隠れてたのに、

「ここに、居おったん⁉会いたかったよ!」と

笑顔で見つけてもらったような

そんな喜びでもあったのです。


割とニコニコ平静を装っていましたが、

本当はあの時、

泣きそうなほどうれしかったんです。


お施主様、本当にありがとうございました!


そうそう、こちらには

さらに私を、どこまでも癒してくれる存在が・・・。



くろちゃん
「なんなら、おなかをモフモフしても良いですよ」と、言ってくれました。


白黒のハチワレ猫の、くろちゃんです。


・・・・・・・ちょっと、これは親近感わきますよ。

だってウチのハチと、似た模様。



kurotyan_hati.jpg
くろちゃん(左)の方が、若い分、あどけない。顔も丸めでカワイイ。
わが家に来たばかりのハチさん(右)。バットマン仕様。目つきが鋭く、男前です(女の子だけど)
桜吹雪(肩の黒い部分)が、ハチの方が多めですね。



男の人に言い寄られることは皆無な私ですが

なぜか、猫さんにはわざわざ挨拶に来てもらえます。


・・・なんだろ?お魚の匂いでもするのかな??


くろちゃんにも会えたし、良かった~。


活ける花を切ってて、わが指まで切って

絆創膏までお世話になり、おまけに色々いただいて・・・。
しかも、運ぶのまで手伝ってもらって(汗)


おっちょこちょい傷

恐縮で、おもいがけず、とても幸せな時間でした。

ありがとうございました。


木の家のリビング


どうぞ木の家で、みなさんお幸せに♪

お元気で!
(くろちゃんたちもね!)



※ちょっと、この時の話と関連して書きたいこともあったのですが
長くなったので、いずれまた!

関連する記事は・・・こちら!

長期優良住宅、着々と

大分・自然素材の家。もくせい工舎の相方

こんにちは。ずぼらな相方です。(^^ゞ


前年も戦った『長期優良住宅』

認定作業が終わった後に発した言葉は「もう、せんよ!」


が…

やはり、お客様の有利になると思うと、手を出してしまった^^


長期優良住宅を着工するには

    グリーン化事務局(国土交通省)に申請書を提出する。
         ↓
    外皮計算や構造計算(建築士の仕事)を済ませる。
         ↓ 
    適合申請(評価機関の技術的検査)←これに一番時間がかかるヽ(`Д´)ノプンプン
         ↓
    行政の認定を受ける。
         ↓
       着工


1月末に申請書を提出し、計算を済ませ適合申請したのは4月3日、

認定が下りたのは5月末、認定に要した時間はほぼ2か月。はぁ~


本来だと完成していた筈。(;´д`)トホホ


今月初めに基礎着工し、お天気に恵まれ、ようやく、先週上棟しました。

上棟


そして、今週末は構造見学会をさせて頂きます。


家の中身がどんなになっているのか、

何を使っているのかを確認していただく見学会です。


食べ物や身に着ける物、そして、使う物の素材に拘る方は多いと思います。

では、建物の素材はどうなんでしょう。

素材 素材 素材
 

一日のうちで一番長く過ごす場所です。 素材、大事でしょう。

こちらも6月まで。旧平田郵便局

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


もくせい工舎も今月末の、6/29,30と

上毛町にて構造見学会を開催いたします。




特に関わりはないのですが

同じく今月末までイベントの行われる

旧平田郵便局【TEMPORARY】をご存知でしょうか?


旧平田郵便局・TEMPORARY


旧平田郵便局・TEMPORARY・イベント詳細


元々、建物を見るのが好きなので

ぜひ公開されているのなら見てみたい!

あわよくば、撮影などさせてもらいたい!

・・・と、もうギリギリですが伺った次第です。


201906_大正レトロな旧平田郵便局外観。正面。
大正レトロな旧平田郵便局外観。正面。


古い。古いけど、こじゃれている。

木造、しかも2階建て。


201906_旧平田郵便局外観
旧平田郵便局外観。
店舗へは、正面向かって右側の【OPEN】と書いた入り口から。



201906_旧平田郵便局入り口


もう、入り口から可愛くて

なんかワクワクしますね!



気軽に、遊びにきている私にしたら

ワクワクだけですが

この建物を「このままにしておくには、あまりにも惜しい!」

そう思った人たちが

こんな風にワクワク感じるように

知恵を絞ったり、掃除をしたり、

手を動かしてくれたおかげなんだよな~。

そう思いつつ、とはいえワクワクしつつ

中へ。


201906_旧平田郵便局内部


撃沈です。

なんだろう、この嫌味じゃない可愛らしさは。

真っ白すぎる内装は苦手な私ですが、

梁がいいのか?土間がいいのか?

裏庭へ大きく取られた開口部の開放感がいいのか?

居心地よい。


201906_旧平田郵便局内部
今回のイベントのために作家さんたちの手仕事が並ぶ。
子ども用の花びんの細工がかわいかった。
他、布もの、多肉植物、ガラス製品、アクセサリー、籠などなど



私はハエ取り草が気になって、何度も指を入れてみました。

すぐには、バクって閉じないのかな?

それともお腹いっぱいだったのか?

指を挟まれることはありませんでした(なぜかちょっと残念)


201906_旧平田郵便局外観


手づくりの籠も、本当にかわいくて

しかも安い!

欲しかったのですが、元来荷物がやたら多くなるタチなので無理。

では、インテリアに!とも思ったけど

入れるものが思いつかず・・・。

籠バックはあきらめました。

あ~、でも欲しかった。


201906_旧平田郵便局内部


また、この中がいいでしょ?

もう、好きな人には捩れるくらい素敵でしょ?

ここで、大正時代、誰かが誰かの手紙や荷物を

大切な誰かに送っていた。

そう思うだけで、なんかノスタルジックです。


201906_旧平田郵便局内部


もう、郵便局の旗やら、棚やら。

当時はなんともなしに使っていたであろう道具が

とても味わい深い。


この空間を反対側、

つまり本来の郵便局の正面玄関から見ると

こうなります。

201906_旧平田郵便局内部


大正時代、「これを東京に出た息子に送ってくれんかね?」

なんて、荷物を抱えた母親が来たのかもしれない。


201906_旧平田郵便局内部


すりガラスの文字が、もう!

素敵じゃないですか。

この公衆電話室を使った人は、まさか

その電話が、ハガキより小さいサイズになって

ほぼ一人一台持ってまわれる!

そんな時代が来ることなんて考えもしなかったかも。


201906_旧平田郵便局内部


古道具が、良く似合う。

さて、2階。


201906_旧平田郵便局内部


畳敷き・・・だったのでしょうか?

床の間らしきものもありました。

ちょっと、歩くとギシギシいいます。


201906_旧平田郵便局内部


201906_旧平田郵便局内部


古いガラスは、ちょっとぷっくりした味わいで

空気が少し入ってる部分などがあって

これもまた深みがある。

それを通してみた景色が、柔らかく感じます。


201906_旧平田郵便局内部


壁の中。

こういったのも、原田左研の親方なんかが見たら

色々わかるんだろうな~。

私は分からないので、

・・・はい!次へ!


201906_旧平田郵便局内部


階段は、今よりは急こう配ですが

踊り場もちゃんとあります。


201906_旧平田郵便局内部


ちょっと、どうやって入るのか分かりにくい

屋根裏。


201906_旧平田郵便局内部


梁とガラスが、良い雰囲気です。

足を踏み入れる勇気はなかったけれど・・・。


201906_旧平田郵便局内部


天井部分も、永家さんが見ると色々思うことがあるのかも。


201906_旧平田郵便局内部


201906_旧平田郵便局内部_カフェ


美味しいコーヒーや、紅茶、

お菓子が楽しめるカフェもあります(セルフ)


今なら、フランス語も習えます。(そのお話は、機会があれば書きたいと思います)

私も習ったのですが、ファビアン君が日本語が上手なのをいいことに

ガンガン方言交じりで、根掘り葉掘り聞いただけ。

散々教えてもらったのに、一番印象に残っているのが

ミニオンだという。
Mignon=かわいい。
・・・「バナナ~」の、黄色い彼ら?

すみません、ファビアン先生。



201906_旧平田郵便局中庭
中庭から見る旧平田郵便局


201906_旧平田郵便局中庭
かわいい多肉植物。木陰で気持ちよさそう。


ああ~、でも、今月末までのイベントなのです。

こうして書いている、今日までが晴天で

明日から県内は、ようやく遅い梅雨入りを迎えます。

こんなに爽やかな景色!とはいかないかも、ですが

6/29,30のもくせい工舎の構造見学会のついでに

ぐる~っと、耶馬渓まで!

・・・なんていかがでしょうか?


201906_旧平田郵便局中庭
あじさいも見ごろです。


おっと、これを最後にもう一回。


もくせい工舎の構造見学会もよろしくお願いいたします。

6/29,30。上毛町にて。

構造見学会、今月末に。

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

今月末、6/29.30の週末に

上毛町で構造見学会を開催します。



広告にも、ブログにも、何度も書きますが

構造見学会、・・・地味めです。

どんなに中身が大事と分かっていても、

どうせ見に行くなら、完成見学会の方がいい。

そう思われて「完成見学会の広告出てからでいいや~」

と、見送りたくなるのも分かります。



そう、「どうせ行くなら」。


ゆったり【ご予約制】は、確かに色々聞けるのです。

その一方で

「うっわ~、これ違ったわ~」っていう時に

こっそり逃げる!・・・ができない。



【しつこい営業しません。】

そう言われても、正直どこまでのさっぱり感かは分からない。

「その後、どうですか?」程度の電話でも、

私などは、かなりプレッシャーというか

正直うっとうしいので。


ネットで見る、広告で見る、のとは

やっぱり、【気軽度のレベル】が違うのだと思います。


「あ~、違ったな~」、と思えば閉じることができるし

自分が見たことも、相手には分からない。

かたや見学会は

顔も見られるし、住所、氏名だって

アンケートで聞かれることも多い。

どこの誰だか、分かってしまう。

そこか、よそで建てない限りは

ずっとDMも届く。今は、ちょっと

そっとしておいて欲しくても、です。



だから【ある程度の決心】がないと、見学会に行けない。

決心がつかないから、やっぱりネットの海をさまよう。

広告を比較、検討。比較、検討。比較、検討。

・・・・・・・・・・・・・。



でも、実は

「気軽にできるリサーチ」なんか

もう、あらかた

やりつくしたのではないですか?



その上で、もしモヤモヤしていることがある。

・・・とすれば、そのモヤモヤの中身は

【実際に見たり、作り手に会って、話してみないと分からない】部分

だからではないでしょうか?


もくせい工舎の見学会に来場した方が

みなさん即決しているわけではありません。

何年もたって、「もうどこかの工務店でたてたんだろうな~」位になって

再度ご連絡いただくこともあります。

だから、その点はご安心していただいて良いと思います。

「直ぐでなくても、良い」のです。



実際どんな家を建てているのか。

作り手はそんな人間なのか。

自分たちに支払っていけるのか。

他には、どんな人たちが建てているのか。

同じくらい収入の人たちは

ちゃんと日々、支払いしながら暮らしていけてるのか。


実際、気になっておられることの中心は

そういったことではないでしょうか?


正直、湯水のようにお金が使えるなら、

そんなに迷わないで済むはずです。

「こんな家を建てたい」という理想と

「ちゃんと、支払いをしながら

穏やかに暮らしていける」予算の【限度】があるから、悩むのです。


理想と予算のバランスが、うまく取れなければ

自由設計と言いながら、その限界を感じることがあるかもしれない。

同じ食べ放題でも、1,980円と5,980円では

選べるものが違う、そんな感覚です。

何もかもが、絵に描いたように理想どおりにはいかないかもしれない。



でも、これだけは確信して言えることがあります。


ただ、「木が好きな人」には、ぜひ見てほしい


そこは、間違いありません。


【自然素材の家】と言いながら、その定義はありません。

表面だけ、一部だけ、自然素材でも

そう広告に書けます。


その自然素材の家は、中身まで誠実なのか?


それを確かめるための、構造見学会なのです。


ウソかホントか、

ぜひ確かめに来てほしい!


ご予約お待ちしています。


縁起の良し悪しを

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


前回、小石原についての記事で

↓の置物のことを書かせていただきました。


2019_sp_坂本茂雄窯の鬼のおきもの


どうも、鬼?のようなのですが

パァアア~、って感じで

なんとも能天気な、満面の笑顔(笑)

見ていて、脱力というか

ゆるい笑いがこぼれるので

気に入って、我が家の一員になりました。

でも、せっかく「鬼」っぽいので

鬼瓦的働きなども、もしかして期待できるかと

いわゆる「鬼門」方面においてます。



実は、ウン年前おこなった

我が家での「構造見学会」に

ご近所の年配のご夫婦が、飛び入りで来場されたそうです。

さんざん見て回った挙句、最後に

「出入り口が縁起が悪い」

「そんなん嫌う人もおるんでな~」と一言、残して帰られたそう。



・・・んで、どうしたか。



ほっときました~(笑)


もともと、建てるときに

もくせい工舎から風水関係を気にするか?とは

アンケートで聞かれていたのです。

そりゃ、良いに越したことないけど

ガチガチにこだわって、不自由なのも困る。

予算にも「げんかい」がありますしね!

それほど、気にしない。・・・に決めたのです。



例え、どんなに完璧に風水や縁起にこだわって

結果、地位や名誉に恵まれて

大金持ちになったにしても

死人の出ない家はない。(お釈迦様の話ではないけど)

そう考えると、不幸ごとが一切ない家なんて

あり得ないことになります。



私は、ひねくれ者なので

上から目線で「絶対こうあるべきだ!
(そんなことも知らんのか?)」と、言われると

ど~も、くつがえしたくなる(笑)



もし、そんなに忌み嫌う家で

のんびり、幸せに暮らして死ねたら

「あれ?そうとも限らないぞ?」ってことになります。



黒猫が縁起が悪いからと、黒猫が貰い手が付かない。

でも、黒猫と一緒に暮らして、幸せな人もいます。



カラスを毎日見ても、上機嫌の人だっています。



嘘かホントかはともかく、

それを口にして、聞いた側がどんな気持ちになるか。

そのことの方がよっぽど大事なように思います。



茶柱が立った。

四つ葉のクローバーをみつけた。

きれいな虹をみた。



聞くだけで、こちらも元気がでるような

「縁起の良い」話ならともかく

呪いの毒ガスばかり口から吐きたくない。



変な話、幸か不幸か気にしてばかりの人に

幸せそうな人がいない。

そんな気がしませんか?



幸せかどうかなんて、気にするな。

笑ろとけ、笑ろとけ。

そんなの、

死ぬ間際にならんと、わからんばい。

2019_小石原・幸せそうな坂本窯の鬼

・・・って、この子も申しております。

意味などいらぬ

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


令和となってすぐのGW、旧友と小石原民陶祭に出かけました。

前回訪れたのは、2017年の豪雨で被災する直前のGWですから、

被災後はじめて、の訪問です。


某道の駅で待ち合わせ、

被害のひどかった朝倉の松末地区を通って

小石原へと向かいます。



高速道路を通るたび、その下に広がる朝倉の被災地の様子は見えましたが

実際通ったことはありませんでした。



新しく建て直されたお家、埋まったままのお家、車、

川の黒い土留め、重機、そして

砂、砂、砂。


旧友と、小石原へ向かう度、通っていた「いつもの」道。

被災時TVに出ていた、松末小学校。

何にも起こっていない時、

何にも思わず通っていた道を、

何も言えず、通り過ぎる。


語彙力のなさを棚に上げても、

言葉にすると、何か違うものになる。

胸の奥や、おなかの底を

ぎゅっと、つぶされる。

「いつもの」道でありながら、「違う」2年ぶりの道。



前回は、小石原中心部まで、大渋滞。

車、車、車、たまにバイクに追い越され、

車、車、車。

着いたら着いたで、

人、人、人!



いったい小石原村民の何倍いるのか、観光客!(他人のこと言えんけど)



でも、今回は、渋滞も、そうでもなかったのです。


やっぱり豪雨の影響、・・・なのかな~?


予想していた渋滞を難なくクリアし

いざ買い物‼・・・ですが、

そう食器ばかり買うわけにもいきません。

鼻息荒く、被災地支援!っていえるほど、

お役に立てないかも。



と、言いつつ戦利品はゲットしましたよ。

硬いはずの財布の紐を緩める、

そんな掘り出し物に出会えました。


2019_小石原民陶祭戦利品
針山、レンコンのブローチ、アロマオイル入れ(←名前よく分からず)


お裁縫、まったくしません。

子どものゼッケンつけるのも、半泣きです。

・・・でも、この針山は、かわいい~。

気分が上がる。

この、【気分が上がる。】っていうのが大事なのです。

役に立っても、気分が下がるものより、

何の役に立つか分からない、気分の上がるもの!


そう!

何の役に立つでなし、でもなんか気分上がる!

なんか、おもろい!



その基準で今回手に入れた、一番ワケが分からん、でも何だかカワイイもの↓

2019_sp_坂本茂雄窯の鬼のおきもの


鬼・・・?らしいけど、何だろ?この緊張感のなさ(笑)


ぱぁあぁあ~、って笑ってる。



不気味なんだか、かわいいんだか、

よくわからんけど、

見てるだけで、脱力。そして、つられて笑う(笑)



この、能天気な置物しかり、

財布の紐を硬くしていても、どうも私のツボをついてくる

窯元があるのです。



小石原民陶祭の中にありながら

異彩?をはなった空間。

【坂本茂雄窯】さん



出かけるたびに、なんかかんか買ってしまうのです。

しかも、思った値段の、半額そこそこ。



坂本茂雄窯の招き猫
以前、緩んだ紐から、わが家に来ることになった戦利品たち。


皿も、びっくりするほど安いものもある。


2019_坂本茂雄窯のどんぶり鉢
手前は、2年前買ったもの。どんぶり鉢。
なんと両方とも、400円!
他所だと、安くても800円はする!下手したら、1600円、2400円しそう。安っ!



2年前に買ったどんぶり鉢の、ぷっくりとした手触りが気に入って

もう一つ買うか!と思ったのですが

同じ物なし。

ある時に、買っとかないと

ずっと同じものがあるとは限らない。



置物も、お皿類も、びっくりするほど安いのですが

中には「あ、それ高いよ。お茶の道具やから。」(by:店主)というものも。



「なんだか良くわからんけど、楽しいもの」を見ていると

あるオジサンがお店の人に、問うていた。

「これっち、なんか意味とかあるんですか?」



あ~、言っちゃった、言っちゃった~。


みんな意味を頭のどこかで考えつつも、

なんとなく言葉にしなかった部分です。



フーテンの寅さんじゃないけど

「それを言っちゃ~、おしまいよ」です。


意味が加わったとたん、なんか面白みに欠ける。

「不思議なこと」が、味わいでもあるからです。


なんでもかんでも、

意味などいらぬ。


言葉にした途端、「違う」こと。


意味を加えた途端、「失う」こと。


そういったものって、あるよな~。

それは、頭でなく、口先でなく、

もっと心の奥とか、おなかの奥の方、

腑の部分の話だよな~と、思って

小石原を後にしました。



あまりたくさん買えないので

支援にはならないけど、

また来ますね。小石原!

平成

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

今日で、平成という時代が終わります。


平成最後の○○!

・・・と、よく聞きますが、

平成最後の、朝ご飯を食べ、

今日もまた、一日が始まります。



私は、昭和40年代の生まれなので

平成という時代のほとんどを

「大人」として過ごしてきました。


故小渕元首相(当時官房長官)が、【平成】と掲げたシーンは

記憶に新しい。

・・・といっても、もう30年も前になるんですね。


時代の呼び名が変わっても、

「昨日の続き」を生きてきた。

・・・に、すぎないのですが

一年の途中で、もう一度元旦が来るような

ちょっと、気持ちも新たになります。


きっと過去にも、年号が変わるたびに

「良い時代に」と、願われてきたんだろうな~。



平成に生まれたわが子たちは、

そのほとんどを

大人として「令和」を生きていきます。


令和という字に込められた思いの云々を問わず、

たまたま巡り合った「時代」や「社会」で

なんやかんやして、生きていかなきゃならない。



わたしたちは、「昨日の続き」を生きてきた。

昨日の続きが「今日」で

今日の続きが「明日」になる。

・・・当たり前だけど。


「一時代を築き上げる!」ことは無理でも、

せめて丁寧に「今日」を送ってみようかな。

丁寧で、温かな「今日」が続けば

丁寧で、温かな「時代」になりそうだ。



ちなみに、もくせい工舎の平成最後のお家の一軒を

ただいま施工事例にアップすべく準備中です。

平成最後の2棟、関連記事は→こちら!



丁寧で、温かな目線。

丁寧で、温かな仕事。

それは、丁寧で、温かな「何か」になりそうです。

(あいだ)の話

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

例えば、原田左研さんのトラックには、

品のいい字体のロゴと一緒に、

「壁をつくる人たち」というキャッチコピーが入っています。


201903_原田左研トラック。壁をつくる人たち。ロゴ


「壁をつくる。・・・というより、

壁と壁の【間(あいだ)】をつくっている」

と語っていたのは、その原田の親方。



そう、【間(あいだ)】。


【間(あいだ)】は、単体ではできません。

何かと何か。つまり、複数のものが必要になる。


そういえば、人間って、人の【間】です。


「人」って書いても、通じるのに

「人間」とも書く。


壁と壁の【間】にも、

人と人の【間】にも、

空気感というか、温度があるように思うのです。


親方は、なんとも居心地の良い【間】をつくるために

壁がどうあれば、その空気感に近づくかを試行錯誤している。


私たちも、人と人の【間】を

お互いに、居心地よくするために

どういう人であればいいのか、試行錯誤していくのかもしれない。


(あいだ)の空気感、温度感は

それをとりまくモノや人の、在り方だと思います。


ところで、先日、カメラ片手に

由布院へと、ぶらりと出かけました。

2019_sp_由布院の小川

ちょっと行かないと、色々なものが新しくできている。

嗅ぎ覚えのある、木の良い香りが漂ってきたので

ふと見ると、無垢の木をふんだんに使った建物が!


2019_sp_もくあみの杜


2019_sp_もくあみの杜


【もくあみの杜】という商業施設です。


2019_sp_看板


テナントの表記も、焼いた文字!

建物の傍を通るだけでも、木の香りが気持ち良い♪



気分よく、目的の地に行こうとしたものの

道に迷ってしまい、思わぬ路地裏へ。


2019_sp_路地裏の菜の花


ここドコ~?


・・・ところが、歩きながら道に迷うのは

ちょっと楽しい。

車で迷うと、行き止まりやら、一方通行やらで

焦るばかりですが、

歩きは、間違えれば

気軽に戻れます。

しまいには、迷ってるのにニヤニヤしてる。

「ここどこやねん!(笑)」って言いながら。


迷いつつ進んだ場所に、以前雑誌で見たことのあるカフェがあったのです。

ご紹介したいのに、写真無くてすみません。

遠慮してしまいました。


【カフェと雑貨 nayaさん】


ほうじ茶(ラテ)がすごく美味しかったのです!

カウンターから離れた席にいたのに

淹れてくれる途中から、ふんわり香ばしくて豊かな香り‼

あまりにおいしくて「売ってますか?」の問いに

「こちらには置いてませんが、杵築のとまやさんのお茶です。

由布院では、【山荘 無量塔】の売店で買えますよ」

とのこと。


2019_sp_猫
「売り切れ」の看板のかかるパン屋さんの店先で


ぶらぶらした帰りに、ちょっと寄ってみました。


2019_sp_yuhu_山荘むらた
暖炉用の薪すら美しい?


言わずと知れた高級旅館で

私には、宿泊はとても無理なのですが、

山荘 無量塔さんの建物や空気感、世界観が好きで

本当に時々!売店や喫茶室に行きます。


売店、といっても

【匠舗 蔵拙】という立派な建物に、名前。

私などは、もう↑を、どう読むのかも分からない(笑)


「建物、すごいですよね~」とスタッフの方に声をかけると

「秋田から古民家を移築しているんです。」とのこと。

壁も、味わい深かったので

「もしかして、原田左研さんですか?」と試しに聞いてみました。

「こちらの建物は、確か違ったはずですが

本館はそうですよ。

色々な業者さんが入りますけれど。」



ネームバリューでどうこう言いたくはないですが

・・・やっぱりすごくないですか?

あの、空気感、世界観をつくりげるのに携わった職人さんが

もくせい工舎のお家の壁をてがけてる!



今は、便利な時代になってるんですね。

なんと、GoogleMapで、本館内部の様子が垣間見れる!

・・・良かったら、その美意識、世界観を

チラッとご覧ください↓


本館内部


それはともかく!


壁と壁の【間(あいだ)】。

そこに住む、人と人の【間(あいだ)】。


その【間】の空気感を考えてから

家の在り方を考えてみる。

・・・というのも、きっとアリです。

桜咲く公園を望む2つのカタチ

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先日、3/23,24に見学会が開催されたお家と、

その奥のお家の2棟の写真撮影にお邪魔しました。



暖冬の影響か、今年は少しばかり早い桜の開花予想が出ていました。

さすがに、見学会開催時は

桜も硬いつぼみの方が多かったことと思います。



そんな桜咲く公園から見える小高い丘の上に

2軒のお家が兄弟のように並んでいます。


こちらは、見学会が開催されたお家。

201903_大分・自然素材の家。もくせい工舎_A様邸_外観


仮に、A様邸といたしましょう。


・・・と、ここで実は現場に行ってビックリなことが。

「・・・あれ?甘木???」


大分・自然素材の家。もくせい工舎_A様邸の甘木土の漆喰


そう、確か広告には「日田土」と、ご紹介したはず。

少々手違いがあり、表記に誤りがありました。

お施主様、並びに広告をご覧になって

「へ~、これが日田土か~」と見学いただいたお客様、

本当にすみません(T_T)


そんなこんなで、内心どきどき動揺しながら

撮影させていただいた次第です。


もくせい工舎のお家は、よく見る外壁パネルほど

「レンガ調‼」「木目調‼」「真っ黒‼」

・・・みたいな遠目に分かるような差はありません。

それは、「自然のものでできているから」です。


うまく伝わるか分かりませんが

手び練りの焼き物のウルトラマンと、

おもちゃ売り場でよく見る、塩ビの怪獣くらいの質感と個性の違い。



昨今のウルトラマンは派手になってきたらしいのですが

塩ビの怪獣の方が、個性がおおっぴらに違うし、

ギラギラしてます。

・・・あんな感じの違いに近い。


過去に自然素材の質感について書いた記事がありますので

塩ビ⁇怪獣⁇・・・と思ったら、良かったらご覧ください↓


過去のブログ記事『質感』


質感的には、怪獣ほどの違いはなくても

現場に行けば、お施主様の「大事にしている」雰囲気が分かります。


mini_re_大分・自然素材の家。もくせい工舎_B様邸_外観


こちらは、2棟目のお家。

仮にB様邸とします。


漆喰は、土で色味を付けていない白漆喰です。

質感的には、そんなに違いはないのですが

お施主様の選ばれている瓦やドア、

窓の仕様、照明器具などで

お施主様が暮らしたいと思った「家」の個性が出てきます。


mini_re_大分・自然素材の家。もくせい工舎_B様邸_外観_側面


もくせい工大分・自然素材の家。舎_B様邸_玄関ドアと照明外観


小物一つ、ドアの仕様一つ、

選んだもの、選ばなかったもの、

足したもの、引いたもの。

材料は、同じ無垢の木と漆喰なのですが

お施主様の考える「家」や「暮らし」が

そのお家の雰囲気になっていきます。


201903_AB_トイレの個性


トイレも、どちらがどちらのお家と言わなくても

・・・何となく分かりますよね?


天井の仕様も、個性が出ます。

mini_re_IMG_7527.jpg

B様邸のように、勾配天井はちょっと山小屋風というか

梁がワイルドな感じがします。

一方、


もくせい工大分・自然素材の家。A様邸リビング_フラットな天井


フラットな天井は、きりっとして

スッキリした印象をうけます。


本当に好み、です。


今回は、完成時期が

一週間くらいしか差がなかったことや

テイストの違いがはっきりしたお家だったので

撮影してても、とても楽しかったです。



A様、B様、木の家を選んでくださり

ありがとうございました。

そして、この度の完成、本当におめでとうございます。


ところで、撮影完了後、

近くの公園の桜を見に立ち寄りました。


201903_公園の桜


もうきっと、今頃は満開でしょうね。


201903_さくらアップ


淡い、優しいソメイヨシノ。


カワヅザクラ?


こちらは、カワヅザクラでしょうか?


広告の地図の目印にした木にも、なんと可愛い花が咲いていました。


目印の木


木の名前は、なんだろう?


mini_re_IMG_7801.jpg


ユキヤナギのような、可愛い白い花が咲いていました。


タンポポ


いよいよ春も本番♪

木の家で、またお会いしましょう!

ミツバチが支えている

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先日、知人に誘われて、ミツバチの映画を見ました。



『みつばちと地球と私~ひとつぶの命に秘められた 大きな環(わ)のおはなし~

という、タイトルです。



ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。


なにゆえ、ミツバチ?なのですが、

今、そのミツバチが激減している。


ミツバチが減って、何が困るの?


私たちが口にする食べ物の70%は

ミツバチの受粉のおかげ

・・・だとしたら、どうでしょう?


船橋康貴さんという、養蜂家の方が

映画の中で、実情と

私たちにできることを語っています。



映画に賛同云々もありますが、

Asumiさんの歌う、「あお」という主題歌が

とても優しく素敵だったので

内容と合わせ、ちょっとご紹介したくなったのです。



あ!

①の方は、ミツバチが巣にワラワラ集まっている映像がありますので

苦手な方は、歌のみの②をご覧ください。


※虫苦手さんは、パスしてください↓

【YouTube】SAVE THE BEES ミツバチ幸せ街づくり 船橋康貴さんの活動 Music by Asumi「あお」



※歌のみ↓

【YouTube】「あお」/Asumi 森のピクニックガーデン2016


歌が、とにかく良いのです。

ことばも、声も、メロディーも。

「癒される」って言葉はあまり好きではないのですが

素直な気持ちで耳を傾けられる気がします。


映画の中では、小さなミツバチが

自分たちのあずかり知らないところで

環境を支えてくれている事実がありました。

それは、

1.私たちの口にする食べ物の7割がミツバチの受粉によっての恵みであること
2.ミツバチの受粉によって森が育ち、その森によって海が育つこと

人間によって人工的に作られた杉山には生きものの気配がしない。
気配がしない。・・・というと言い過ぎでも、美味しい蜜や木の実がなければ、当然そこで暮らす虫や鳥は限定的になってしまう。
多種多様であることが、大事なのです。
お互いに色々あっても、多種多様であることが
結果的に、色々なバランスをとることになる。
多種多様な雑木があれば、ミツバチによって森が育つ。



もくせい工舎では、杉の無垢材を使ってお家を建てています。

森にも、ミツバチにも詳しくはない私ですが

昔、「どんどん杉を植えろ!」といって

杉山が増えたことは何となく知っています。

・・・よく考えたら、杉って花粉を飛ばすんですもんね。

ミツバチが一つ一つ受粉しているわけではない。

花粉症シーズンになって、ぶわっと花粉が飛散する様子が

テレビに映りますが

自分たちが簡単に考えたことで

自然のバランスが崩れ、

その増えすぎた杉の花粉で

今度は、花粉症で苦しむコトになっているとすれば

どうなんだろうな~と思います。


それは、草取りが面倒だからと

簡単に除草剤をまいてしまうことにもつながります。

「面倒な草むしりから解放!一般家庭の快適な生活環境を守る!」

・・・はずの、除草剤は

実は、地球環境のことまでは考えていません。


一般に気軽に売られている、よく耳にする除草剤にも

ネオニコチノイドという成分が入っています。


小さなミツバチにとっては、神経毒です。

これが撒かれた土地の花の蜜は

蜜に触れたミツバチだけでなく

それを口移しで渡された、別のハチにも害をなします。

神経が侵され、巣に戻ってこれない。

帰れないのです。


映画の中で、船橋さんが言っていた2つのこと。


1.農薬を使わない
2.ミツバチが好きな花や木を植える

たったこれだけです。



草取りが面倒だからと、コンクリで埋めてしまう前に、

簡単だからと、除草剤をまく前に、

ちょっとでいいんです。



ちょっとでいいから、

誰にほめられずとも、

人知れず支えてくれている、

小さな小さな命のことを思い出してほしいのです。



迷惑をかけたり、かけられたりは

おたがいさまで。

「かんたんに」「排除」し続ければ

思わぬしっぺ返しをくらうことになる。


取り返しのつかないことになる前に、

その、目の前の「カンタン」に

惑わされないようにしないといけないな~と思いました。


人間は、神サマじゃない。

だから、うっかり忘れないようにしたいと思います。


目の前のことのすべてが

「つながってる」ことを。

意のままに

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

育てたとおりに、子は育つ。

・・・なんて言います。


このブログをご覧の皆様の中には

きっと子育て中の方もいらっしゃるかと思います。



・・・ところで、

育てたとおりに、育ってますか??



かくいう私も、終盤に入ってきたとはいえ

まだまだ親業の真っ最中であります。


子育てをしていると、思うようにいかなかったり

ままならないことが多々あります。



学生のころや、親になる前は、

自分が努力さえすれば何とかなってきたようなことも

自分の頑張り云々の範囲を超えて

どうしようもないことにも遭遇します。



ちっとも、思うようにいっていないのに

「育てたように育つ」といわれても、

「予定外、想定外のことが山ほどあるんですが⁉」

と、言いたくもなります。



本に小さなころから親しむと、本好きになる!

・・・はずだったのに、うちの子は基本漫画しか読みません。

どんなに親が感動した本でも、

チラッと開いて、それで終わりです。



素朴な味で育てたら・・・なんていうけれど

保育園、幼稚園、家の外の世界で「他」に触れて

すっかりジャンクもOKになったりします。



育て方が悪いんじゃないの?とも言えますが、

親力のなさを踏まえても

時々思うことがあるのです。


こちらが満足いくような「応え」をしない。


それは、反対に言えば

「言いなりになっていない」ってことじゃないかと。


小さなころから本を読ませて、

本当に【心底】本が好きな子もいるでしょう。


小さなころから、素朴なものに触れさせて

【心底】素朴なご飯が好きな子もいるでしょう。



でも、問題は、【心底】そうは思っていないのに

なんとなく周りの反応を見て

そうしている。そうせざるを得なくなっている場合も

あるということです。


がっかりさせたくない。

怒らせたくない。

こうした方が、こう言った方が、喜ぶから。



相手の心情や、空気感を先回りして

【応え】を用意する。

子どもなのに、です。



へたしたら、大人になっても

親の顔色を、うかがい続けることだってあります。


怒られないよう。

嫌われないよう。

見捨てられないよう。

がっかりさせないよう。


でも、誰かの期待に応えないと

誰かの、社会の、役に立たないと

私たちは、好いてはもらえないんでしょうか?



生きていると、思うようにいかないことだらけ。


なのに、常に「上手く」いっていないと

見捨てられたり、嫌われたりする。

そんな大人を、社会を、

【心底】信頼できるでしょうか?



期待に添えなくても、思うように結果が出なくても

怒られたり、がっかりされるようなことはあっても、

そんなことで嫌われたり、

「あいつに比べて」と差別されたりしない。


子育てに限らず、思うようにいかないと

失望したり、自分の力のなさに落ち込むこともありますが

それは、「支配していない」からでもあると思うのです。



「親」から生まれはしたけど、「違う」。


「違う」ことは、きっと良いとか悪いとかじゃない。


異を唱えられない関係性なんて

どちらかが「言い負かしている」にすぎない。



親子でもそうだし

上司と部下もそうだし

うっかりしたら、プロとアマだってそうだ。



経験もないし、何も分かってないんだから。

子どもだから。

若輩者だから。

素人だから。


「お母さんの言うこと聞いてれば間違いないのよ」

「言うこと聞かないなら、後でどうなっても知らないよ?」

「素人はこれだから」



それは、見下ろしてないか?

意のままに、しようとしてないか?


「聴いて」「添える」余裕や度量があれば別ですが

そこまで懐の深い人は、中々いない。

だから、「言い負かす」方が手っ取り早い。


だから、うっかりすると

正論で押さえつけただけで、

そこに温かな信頼関係はなくなってしまう。


聞いてすらもらえなかった、とういう「不信」だけが残る。


思い通りにいっていないこと「も」、ある。

正直、もやもやした部分「も」ある。

・・・ことが、実は結果的に

バランスが取れているのかもしれない

・・・と、思うのです。



でも、考えようによっては

何でも言うことを聞いてくれる子どもなんて

不自然極まりないのです。

親が「右向け」と言ったら、

次の【指令】が下るまで「右」しか向かない。

犬じゃあるまいに!

それに親のいうことが全てなら、

何かあれば、全部親の責任です。

「お母さんの言うとおりにしたけど

間違ってるやん‼」

・・・ってことだって、当然ある。



だって、親だって全知全能の「神サマ」ではないんだから。



だから、言うこと聞かないということは、

子どもの失敗の何もかもを

親が責任取らんですむ!ということかもしれません。



「知らんわ~!

お母さんこういったのに、せんやったんやし。

決めたのアンタやろ~?」

って、ニヤニヤしてやる!


巣立った小雀の巣まで、エサを運んでやるような

親にはならん!

そもそも、(経済的にも)無理!

やけ、自分でなんとか頑張れるだけ

やっていけるだけ、

力つけてほしいな~と

親力のない私は思うのです。

最後の晩餐、終の棲家

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

昨年、義父が他界しました。

いきなり、お葬式の話ですが

家のことにも、無理やり(?)つなげていきますので

しばしお付き合いくださいね。



映画『おくりびと』ならぬ、納棺師の方が義父を丁寧に

棺に移して、さて思い出の品を入れる入れないの話になりました。



(病気で)お酒もたばこも我慢しちょったしな~」

「口寂しいもんやけ、アメんじょ~食べよったわ」

「・・・んじゃ、アメで良くね?」



・・・・???

・・・・いやいやいや!

我慢して、仕方なく「アメ」やったんなら

そこはタバコかお酒では???



私こと、ダメ嫁は少なからずそう思いましたが

大盛り上がりのオバちゃんたちを前に、当然発言権はなし。

薄ら笑いを浮かべるので、精一杯でありました。

・・・たぶん、義父もツッコんでるかもしれません。

「なんでアメちゃんやねん!」って。(←エセ・大阪弁)



話はちょっと飛びますが、わが家にはQ太郎という

セキセイインコ(♀)がいます。

Q太郎



親バカですが、たいそうな可愛いインコです。



しかし、獣医さんの「ぽっちゃり認定」をうけ
 
ただいま5g/日のエサで食事制限しています。

いつもいつも発情して、孵らぬ卵を産まないためにも

いつでもエサ食べ放題!いつでも産卵OK!でないようにしています。



その愛くるしさから、チョウ(鳥?)よ、花よと

まるでお姫さまのようなQ太郎ですが

そんなワケで、結構いつも・・・おなかが空いている。



エサを新しいのに変えてやるたびに、

がっつくQ太郎さんを見て、やっぱり思うのです。



これが、明日で最期とか、もし分かってたら

きっと、好きなだけ、好きなものを食べさせてやりたい‼

そう思うんだろうな~、と。



明日も、その先も、まだ生きている可能性の方が高いから

私たちは健康に気を付け、少しでも体に良いものを食べようとするし

食べさせようとするし

「健やかで」あろうとする。



自然素材住宅を建てる工務店のブログで、こんなこと言うのもなんですが

「じゃ、自分がいよいよ死ぬとき。

その最後の晩餐に、何が食べたいか?」といえば

私は、残念ながら自然食・健康食ではないのです。



オーガニックだから!とか、無農薬だから!とか、

糖質offだから!とか、そんな理由じゃなくて、

やっぱり、心から「ああ~!おいしい~!」

・・・というものが食べたい。



今わの際にあって、「ああ~!おいしい!」ならともかく、

あんまりお世辞にもおいしいとは言えない物は

体に良くても食べたくない。



やっぱり、豆乳とか梅酢とか甘酒とか酒粕とかを駆使して

ナントカ作った、なんちゃって「チーズケーキ風」のものより

断然、(中性脂肪うんぬんのリスクはあっても)本当の「チーズケーキ」!

・・・の方が正直、美味しいんだもんな~。



明日がどうなるかわかってるなら、

健康のことより、脳みそが美味しいと

本当に思う方をきっと選ぶ。



そう。美味しい!と思うのは、

脳みそが喜んでいる感覚なのだ。

きっと、なんかホルモンが出てるのだ。



・・・で、ようやく家の話であります。



家は、生き方。・・・って、私はよく広告に書くのですが

上記の話ではありませんが、

やっぱり、脳みそが喜ぶ家っていうのもあるんじゃないかと。



それも、きっと人によりけりなんでしょうが

私は、終の棲家が「木の家」って嬉しい。



理由は、やっぱり無垢の木に触れていることは

私の脳みそが喜ぶからです。



だから、私が今わの際に食べたいのは

ジャイアントコーンだし、

住んでいたいのは、木の家です。



私の脳みそが、それを「心地いい」と、喜ぶから。

ただならぬ

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


先日、見覚え・・・というか

一度見たら、私でも間違えようのない個性の方が

新聞に載っていました。

20190126_大分合同新聞。原田の親方記事
2019/1/26 大分合同新聞より


そう、もくせい工舎のお家の壁を手掛ける

原田左研の親方です。



新聞に載るのも何回目?ってくらいの

実は、そんじょそこらじゃない人なのです。
(・・・あ!良い載り方ですよ!もちろん‼)


一度、親方が手掛けた

もくせい工舎以外の作品も見て回って

いつかご紹介できたらな~と思います。
(・・・といって、出て回る)


とりあえずは、原田左研のサイトで色々な現場が確認できますので

良かったらご覧ください。
(ずっとバナーは貼ってますが、改めてご紹介です。)

【親方の仕事っぷりをサイトで見てみる】



新築住宅の現場紹介に、もくせい工舎のお家も載っています。



アーティスト性、なんて言葉は嫌いですが

親方の、美意識というか

材料など、自然なものの恩恵を大事に生かしながら

彫りこんだ(正確には塗り込んだ?)美しさや、意外性が垣間見えます。

ハッとするような、なのに懐かしいような、

なんとも言えない「間」をつくる職人さんです。
(つくるを「創る」と書くのがあまり好きでないので、あえてひらがなで。)



そんじょそこらじゃない、ただものでない。

・・・そう、人に思わせてしまう人たちって

きっと、考えてきたこととか

動かしてきた手の時間や、中身が

やっぱり、世間一般の「ふつう」とは違うんじゃないか。



「あんたは、なしね~?変わっちょんな~。

そんなことまで考えんでいいんやら~」
(私の、怪しいエセ&にわか大分弁は、目をつぶってくださいね。)



そう言われても、手間がかかっても、

考えずにはおれない、動かずにはおれない「何か」があって

「ふつう」の人じゃ諦めたり、考えもしないような領域まで

少しづつ、やってきたんじゃないだろうか。



だから、そんな「ちょっと変わった人」たちには

そんじょそこらじゃない、ただならぬ「何か」が

漂ってきているのかもしれない。



それをオーラとかなんとかいうのかもしれないけれど、

生まれ持ってじゃない、

生きてきた過程で少しづつ身に着けたことは

そんな軽いものじゃないのかもな~と思います。



とはいえ、

ただものでない人も、おなか痛くなったり、

インフルエンザにかかったりは「ふつう」にするんだけれど。

グラデーション

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん

あけましておめでとうございます。

・・・と、いうにはちょっと遅いですね。

2019年のもくせい工舎も、1/4~始動。


本年も、多忙のお二人に代わりまして

ちょこちょこ、乱文をお目にかけることになるかと思いますが

どうぞよろしくお願いいたします。


ところで、1/6放送された

NHKスペシャル『サグラダファミリア~天才ガウディの謎に挑む』を見ました。
詳しくは→こちら


ガウディが亡くなった後も、建設が続く

言わずと知れた、スペイン・マドリードの教会(世界遺産)です。


そこで芸術工房の監督をしているのが日本人彫刻家の外尾悦郎さん。


ダバダ~♩・・・の音楽でおなじみの

ネスカフェ、ゴールドブレンドの

「違いの分かる男」としてCMに出演されていたこともあります。
(…あれ?今、このCM流れてないんだっけ?)


番組では、その外尾さんを中心に

ガウディ没後100年の2026年に合わせるべく

ガウディの意志をつぐ人々が

残された言葉やわずかな資料から

サグラダファミリア建設に向き合っている姿が紹介されていました。


その番組の中で、外尾さんが取り組むのは

中央にそびえる【イエスの塔】の内部デザイン。


ガウディがわざわざ「イエスの塔」としたことに意味があると考えた外尾さん。

普通の教会はイエスの像や十字架から、神の子・イエスの存在を感じる。

けれども、ガウディが目指していたのは

イエスの塔の中に入って、その存在を感じられるような空間だったのでは?



そこから試行錯誤していく外尾さんの姿がありました。



新たに発見された資料から、ガウディが【イエスの塔】の構想中、

色の研究に没頭していた、

しかもグラデーションの実験をしていたことがわかります。

その場面が、とても印象的だったので

2019年の始まりに、ご紹介させていただきます。


もともと、自然界は天然のグラデーションで彩られている。

ガウディは、常に自然から学んでいた。

【イエスの塔】のテーマは「色彩」で間違いない。

ガウディがサグラダファミリアで何を表現しようとしてきたか

40年間探し続けてきたけれど、ついに見つけた。


「自然界には境目がないんですよね。

色々な色はあるけれど、境目はない。

ところが、人間が作るものにはすべて境目がある。

それをガウディは悲しく思ったのではないか。」



貧富の格差や、社会の分断が広がり、苦しみが続く人間の社会。



人間が作る、その境目をグラデーションのように乗り越えられたら・・・。



全財産を、サグラダファミリア建築のために寄付し

着の身着のまま、境目のない世界を祈り続けたガウディ。



「神は完成を急がない。
諸君、明日はもっといい仕事をしよう」



そのガウディの言葉を胸に、今日もサグラダファミリアは

建設されています。



・・・そう!

サグラダファミリア同様、

私たちにも「これで完成」なんてないはずだ。

だから、明日はもっと、

明日はもっと・・・「いい仕事」だ‼