いよいよ

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


以前、映画『国宝』についての記事を書きました。

人間国宝の万菊しかり、主人公の喜久雄しかり。

人間にして、国の宝となる人生は、
「歌舞伎がうまくなるなら、他は何もいらない」ただ一筋の生き方。

かたや、上方歌舞伎の名門に生まれ、将来を約束された御曹司・俊介。

しかし、実父である半次郎の代役には、部屋子である喜久雄が抜擢されます。

守ってくれるはずの血がありながら、役を奪われた挙句、その喜久雄の演技にショックをうける俊介。

映画を見ていて思ったのは、この俊介、なんだかお人よしなのです。

いきなり現れた喜久雄を受け入れ、おまけに奪われた役の出番を前に、
震えの止まらない、喜久雄を励まします。
「(お前には)芸があるやないか」と。

この気遣い、優しさが、俊介の良さでもあり、喜久雄との差でもあるように思います。

優しいという字は、人と憂。

憂い、心配をしている人に寄り添うことです。

自分「以外」の人間にも、気を配っている。

つまり、己の芸のこと「だけ」の喜久雄とは違うということです。


一流は、1つのことだけに。

二流は、二つを兼ねて。

三流は、あまたのことを広く浅く。

何かの超一流の人は、意外に他のことはポンコツかもしれない。
(中には、一流を二刀流なんて人もいるが)

一流、二流、二刀流で世の中が溢れたら、この世は成り立たない。

名もなき三流、多流の人たちが、どんなに世を支え、回しているか。

名もなき、ポンコツを代表して、私はそう思うのです。


さて、こちらは、その一流同士のおはなし会。

とうとう、明日となりました。

2025/10/26_もくせい工舎おはなし会
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場所は、もくせい工舎・土壁の家です。


そのことばかり、一筋にやってきたお二人。

それは、それは、ディープな話が聞けそうです。

普段考えたこともない、知らなかった、
壁の、空間の、木の、家の世界。

家に対するモノの見方が、違ってくるかと思います。

今からでも大歓迎!
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原田左研親方ともくせい工舎・自然素材の家のおしゃべり会


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