賢者の語録

先日、歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが

仏政府から、芸術文化勲章コマンドゥールを贈られました。

その受章報告会見で、

「肩書がついても等身大の自分が見えなくならないようにしたい」と

謙虚に語られました。


「人は肩書きがつくと変な事をしても「それは変です!」と注意してくれなくなる」

とも云われたそうです。


人間国宝になられた方でもなお、 謙虚さを忘れない姿は敬服します。

見習わなければなりません。


我々から見れば、何かを成し遂げ、極めたかのように思える人ほど

当のご本人はそうは思っていない。

現状に満足し傲慢になったり、地位に胡坐をかくことはない。

まだまだ道の途中であり、これから学ぶことも多い、と。


だからこその謙虚さであり、だからこその姿なのだと思います。

良くも悪くも、例えどんな状況の中にあっても

自分を見失うことなく、磨いてきた”賢者”だからこそ

その嘘のない言葉が、人の心を打つのだと思います。

PageTop