土に還る Vol.1 永遠の生きた証?

先日、テレビでタレントのご夫婦が

自分たちの【お墓】を用意するべく

便利な立地の都内や、郊外の景色の良い墓地を

行ったり来たりして色々探すような内容の番組が放送されていました。



チラッと見ただけなのですが

前から気になっていた【樹木葬】のことも紹介されていました。



人の死生観は様々。

お墓を軽んじたりするつもりはもちろんありません。

でも、私個人としては

自分が生きた【証】?を
・・・ 骨だけじゃ何も語れないんだけど・・・( ̄▽ ̄;)

一生朽ちることのない石の中に【永遠】にとっておくことが

なぜか自然じゃないことのように感じていました。

エジプトのピラミッドや、偉人のお墓のように

自分が生きた【証】としての【永遠】を必要とするほど

自分は、何もしていません。

自分の死んだ後、家族や友人といった

思い出のある人たちが、些細なことでも【憶えてくれている】。

その範囲で、もう十分ありがたいような気がしていたからです。



今、拙くはありますが、自然農法の真似事のようなことをしていて

持ち込まない。持ち出さない

といったことを、なるべくではありますがやっています。

畑に色々な肥料やなんかを持ち込まず

雑草など畑で出たものも、できる限り畑の土に還す。

目の敵にされる雑草も

切って野菜の株元において草マルチにすれば

土を高温や乾燥、霜などから守りつつ

やがて分解されて、土を豊かにします。



不自然なことをしなければ

自然は、うまい具合に廻ろうとしてくれる。

たった数年のにわか野良作業でも

実感できたことでした(・ω・)

役目を終えたブロッコリー。花は最後まで天を目指す。
役目を終えたように見えたブロッコリー。引き抜いた後も花は空を目指す。
最後まで生きて、いつのまにか土に還った。



だから、そんな自然の一部として自分を見たときに

【永遠に残そうとする】よりも

自然の一部に還りたいような気がしていました。



死んでいった人数は増えることはあっても減ることはありません。


日当たりの良い、いい景色の墓地。無茶して建てた立派なお墓。

その景色も、そのお金も

残された人たちが有意義に使って

自分は土に還りたい。個人的には、そう願うのです。

そうすれば、自分の死んだ後の【墓守】がいないなんて

そんな余分な心配もせずに済みます。
子供に「結婚はせんのか?」「子供はまだか?」って聞かずに済む( ̄▽ ̄;)



だから、自分が死んだら

(できたら、白モクレンとか (*^_^*)♪)の下に埋めてもらって、

花が咲いたら、【ついで】に思い出してもらうだけでいい。

いつか、その樹がその一生を終えて

また土に還ることになれば

それでおしまい。もう十分。

去りゆく人数は増え続け、減らないことを考えても

石ばかり建てるよりは、地球温暖化防止にもなりそうです ( ̄▽ ̄)



土に還る。

Natural



【永遠】ということと、【還る】っていうことで

色々考えさせられる今日この頃・・・ (・ω・)

【永遠】と家についても。



というわけで、つづく!・・・のでありますよ (・ω・)ノ♪

PageTop